ふたりの距離の概算
評判
ふたりの距離の概算の評価:
4.04/5点 レビュー 114件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全153件 101〜120 6/8ページ
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ふたりの距離の概算の評価:
4.04/5点 レビュー 114件。 B ランク
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氷菓その他は二重の表紙(旧版とアニメ版)に対してこれは表紙が一枚。
あらら一つだけ実写表紙かと思っていたら、裏がアニメに準じたイラストでした。(ということでひっくり返して統一感はそれなりにあります)
さてこの作品ですが、今回のアニメでやらない話ということもあり実は一番最初に読ませていただきましたが、推理物として非常によくできているのだと思います。
ホータローによる推理のための源泉が解決前にほぼ全部書かれていて読みなおすとほんと感心できます。
以下はネタばれを含みがち感想です。
結局この巻でも伊原さんの記述は少なめで、ホータローの周りで一番語られてないキャラになってるんじゃね?ってのが思うことであります。
もしかしたら今回一番凹んでるの伊原さんなのかなと思ったりもしましたが…
いずれにしても新入生登場。ニッて表現からは俺の頭に浮かぶものが必ず前歯一本抜けた笑顔になるということに気がつかせてもらったが、きちんと溶け込んでいるキャラでしたね。
あらすじを知ってから、つまり、なぜやめたのかを探る、原因がどうのって話である、を知りながら読みましたので、「これはきっとああだな」と先入観ありありで読んで行きました。(推理物でどう考えていたかを書き、どうだったか書くとヒントになるのでそれらはすべて伏せます)うん、序盤から確実にそういう風に読めました。
楽しめましたともさ。
あとは気になることは、このあとホータローは大丈夫だったのかってこと。
明らかにサボって圧倒的な遅さでゴールすることになるし、客観的に見て途中いろんな女の子に話しかけてる色男です。寄り道まで!後日談が楽しいのではないかと思います。
何度か読み返して緻密さを確認しましたが、それまでの巻の話に比べ妙に物悲しいのが難点といえば難点です。最後にどどーんと明らかにされるのではなく、遡って読んでもそう読めるのですから。
個人的にはこの後、この新入生は何食わぬ顔で結局は入部するようなキャラだと勝手に思ってはいますが、チタンダさんに対してこの新入生と同じ感想を持ちました。チタンダさんの最後のぼそっと言ったセリフは、どうなんでしょうね。
古典部シリーズに関しての全体の感想を書きますと、なんというか「国語力」ってな単語が浮かんできます。
推理・類推、日常のちょっと不思議に聞こえる見えるものに対する疑問。
それをまじめに考えるかどうか。普段通りすぎるような一件に対し、考えてみると意外な真相が見えてくるって言う感覚は結構重要だと思います。
あと、考えやすいのはあります。
例えばSFの世界で推理物は難しい。理屈がわからないから。同様に殺人事件がらみも正直縁遠いので無理に考えずに読む癖があるのですけど、このシリーズは謎が簡単であるということもあるのですが、妙に考えながら読めるのが面白かったです。まあそのものずばり当たっちゃうと興ざめするのは仕方ないでしょう。納得できないものもあるでしょう。証拠を全部使い切ったかが重要だとも思います。