(短編集)

螺旋階段のアリス

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評判

螺旋階段のアリスの評価:

4.19/5点 レビュー 21件。 C ランク

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平均点4.19pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全40件 21〜40 2/2ページ
No.20
(3pt)

穏やかな連作ミステリ

 加納朋子さんの作品はデビュー作の「ななつのこ」から、こういった連作短編小説の形で発表された作品に良作が多いように感じられる。
 「螺旋階段のアリス」は会社を辞め(正確には休職扱いだが)憧れの私立探偵になった中年のおじさんの元に、子猫を抱えたアリスならぬ安梨沙がやってきて二人でちょっとした(たまにちょっと大きめの)謎を解決していくお話。タイトルどおり「不思議の国のアリス」とその続編をモチーフにした台詞や設定が心地よいアクセントになっている。
 一方でアリスにこだわりすぎたかなぁという感じもして、個人的には「ななつのこ」「魔法飛行」の方が連作短編ミステリとしては好きです。まぁ、この辺りは好みが分かれるところだと思いますが……
 既に続編の「虹の家のアリス」が出版されているので近く読むつもり。
螺旋階段のアリス Amazon書評・レビュー: 螺旋階段のアリスより
4163196803
No.19
(3pt)

穏やかな連作ミステリ

 加納朋子さんの作品はデビュー作の「ななつのこ」から、こういった連作短編小説の形で発表された作品に良作が多いように感じられる。
 「螺旋階段のアリス」は会社を辞め(正確には休職扱いだが)憧れの私立探偵になった中年のおじさんの元に、子猫を抱えたアリスならぬ安梨沙がやってきて二人でちょっとした(たまにちょっと大きめの)謎を解決していくお話。タイトルどおり「不思議の国のアリス」とその続編をモチーフにした台詞や設定が心地よいアクセントになっている。
 一方でアリスにこだわりすぎたかなぁという感じもして、個人的には「ななつのこ」「魔法飛行」の方が連作短編ミステリとしては好きです。まぁ、この辺りは好みが分かれるところだと思いますが……
 既に続編の「虹の家のアリス」が出版されているので近く読むつもり。
螺旋階段のアリス 文春文庫 Amazon書評・レビュー: 螺旋階段のアリス 文春文庫より
4167673010
No.18
(4pt)

ほんわかミステリ

最初にであったのは『裏窓のアリス』でした。いろんな作家の作品を集めた短編集に収録されていたのを読んで興味を持ち、この作品を買ってみました。   開業したばかりで依頼人もなく、閑古鳥がなく部屋で居眠りをする主人公・仁木順平の前にある日突然現れた美少女。本当の年齢も、どんな生活をしているのかもよくわからないままに、彼の生活に入り込んできた市村安梨沙が探偵助手として通ってくる毎日が始まります。  こんな突拍子もない組み合わせにあまり違和感を感じないのが不思議。扱う事件は順平が夢に描いていた”ハードボイルド”とはほど遠く、”便利屋”と大差ないのでは?とげんなりしてしまうものばかり。 それでも結局彼一人の手には負えずに、安梨沙の推理でもって謎を解いていきます。  私が好きなのは『子供部屋のアリス』。人探しでもない、浮気調査でもない、頼まれたのは生後3週間の赤ちゃんの世話。そんなことベビーシッターに頼めばいいのに、と断りかける順平に、どうしてもこの子のことを人に知られてはいけないからとすがりつく依頼人の産婦人科医。なぜそうまでして、人に隠れて赤ちゃんの世話をしなくてはいけないのか・・・この二人が関わらなかったら結末はこうでなかったかな、と思うと、探偵助手とは言ってるけれど安梨沙の役割って大きいのです。 心温まる話から、ちょっと切ない話まで、読んだあとに心が軽くなるようなほんわかミステリです。
螺旋階段のアリス Amazon書評・レビュー: 螺旋階段のアリスより
4163196803
No.17
(4pt)

ほんわかミステリ

最初にであったのは『裏窓のアリス』でした。いろんな作家の作品を集めた短編集に収録されていたのを読んで興味を持ち、この作品を買ってみました。   開業したばかりで依頼人もなく、閑古鳥がなく部屋で居眠りをする主人公・仁木順平の前にある日突然現れた美少女。本当の年齢も、どんな生活をしているのかもよくわからないままに、彼の生活に入り込んできた市村安梨沙が探偵助手として通ってくる毎日が始まります。  こんな突拍子もない組み合わせにあまり違和感を感じないのが不思議。扱う事件は順平が夢に描いていた”ハードボイルド”とはほど遠く、”便利屋”と大差ないのでは?とげんなりしてしまうものばかり。 それでも結局彼一人の手には負えずに、安梨沙の推理でもって謎を解いていきます。  私が好きなのは『子供部屋のアリス』。人探しでもない、浮気調査でもない、頼まれたのは生後3週間の赤ちゃんの世話。そんなことベビーシッターに頼めばいいのに、と断りかける順平に、どうしてもこの子のことを人に知られてはいけないからとすがりつく依頼人の産婦人科医。なぜそうまでして、人に隠れて赤ちゃんの世話をしなくてはいけないのか・・・この二人が関わらなかったら結末はこうでなかったかな、と思うと、探偵助手とは言ってるけれど安梨沙の役割って大きいのです。 心温まる話から、ちょっと切ない話まで、読んだあとに心が軽くなるようなほんわかミステリです。
螺旋階段のアリス 文春文庫 Amazon書評・レビュー: 螺旋階段のアリス 文春文庫より
4167673010
No.16
(3pt)

温かみのある話

大きな事件はないけれど、どの物語にも味がある。日常のほんの些細な出来事が、人の運命に関わっている時もある。この中で一番好きはのは「最上階のアリス」。ここに出てくる夫婦のあり方が、ちょっと切ない。人を思いやる心が、時には悲しい結末を生むこともある。全体として、ふんわりとした感じの、温かみを感じる作品だった。
螺旋階段のアリス Amazon書評・レビュー: 螺旋階段のアリスより
4163196803
No.15
(3pt)

温かみのある話

大きな事件はないけれど、どの物語にも味がある。日常のほんの些細な出来事が、人の運命に関わっている時もある。この中で一番好きはのは「最上階のアリス」。ここに出てくる夫婦のあり方が、ちょっと切ない。人を思いやる心が、時には悲しい結末を生むこともある。全体として、ふんわりとした感じの、温かみを感じる作品だった。
螺旋階段のアリス 文春文庫 Amazon書評・レビュー: 螺旋階段のアリス 文春文庫より
4167673010
No.14
(4pt)

不思議の国のアリスが読みたい!

実は、続編の『虹の家のアリス』の方を先に読んでいたで、それぞれの謎の深みという点では、ちょっと軽いかなあという気がします。作りの面白さでも続編の方が上だった気がしますが、続編のほうがつまらないよりはいいことなので、よしとしましょう。早期退職して探偵業をはじめた主人公の中年男と美少女という組み合わせは、一見唐突な気もしますが、前置きをせずにいきなり読者の前にぽんと出されますので、違和感を感じている暇はありません。読み口の良い語りのままにどんどん物語が進んでいきます。物語を通して使用される「アリス」というモチーフのおかげで、何となく「いい組み合わせかも」と思わされてしまいます。なぜこの主人公が探偵という職業を選んだのかは最後までよくわかりません。突然脱サラしてラーメン屋を始めたくなるような気持ちと同じなのでしょうか?探偵としても夫としても決していけているとは言えない主人公ですが、心の中では文句を言いながらも決して態度に表すことのないその懐の深さが、案外探偵という「揉め事処理屋さん」の才能なのかもしれません。読後の感想は、タイトルどおりです。
螺旋階段のアリス Amazon書評・レビュー: 螺旋階段のアリスより
4163196803
No.13
(4pt)

不思議の国のアリスが読みたい!

実は、続編の『虹の家のアリス』の方を先に読んでいたで、それぞれの謎の深みという点では、ちょっと軽いかなあという気がします。作りの面白さでも続編の方が上だった気がしますが、続編のほうがつまらないよりはいいことなので、よしとしましょう。早期退職して探偵業をはじめた主人公の中年男と美少女という組み合わせは、一見唐突な気もしますが、前置きをせずにいきなり読者の前にぽんと出されますので、違和感を感じている暇はありません。読み口の良い語りのままにどんどん物語が進んでいきます。物語を通して使用される「アリス」というモチーフのおかげで、何となく「いい組み合わせかも」と思わされてしまいます。なぜこの主人公が探偵という職業を選んだのかは最後までよくわかりません。突然脱サラしてラーメン屋を始めたくなるような気持ちと同じなのでしょうか?探偵としても夫としても決していけているとは言えない主人公ですが、心の中では文句を言いながらも決して態度に表すことのないその懐の深さが、案外探偵という「揉め事処理屋さん」の才能なのかもしれません。読後の感想は、タイトルどおりです。
螺旋階段のアリス 文春文庫 Amazon書評・レビュー: 螺旋階段のアリス 文春文庫より
4167673010
No.12
(4pt)

心温まるミステリー連作短編集

こういうのを心温まるミステリー連作短編集というんでしょうね。一流会社を辞めて私立探偵を開業した男の事務所にやってきた安梨沙が取り組む珍事件の記録です。本作は“日常の謎”系で殺人が起こるわけでもありませんが、どれも佳作といっていい作品で、最後には安梨沙の正体と、男の妻のことも明らかになって、短編集としては美しい佇まいを整えて終わります。クリスマスに読んだのですが、期せずして適当だったようですね。
螺旋階段のアリス Amazon書評・レビュー: 螺旋階段のアリスより
4163196803
No.11
(4pt)

心温まるミステリー連作短編集

こういうのを心温まるミステリー連作短編集というんでしょうね。一流会社を辞めて私立探偵を開業した男の事務所にやってきた安梨沙が取り組む珍事件の記録です。本作は“日常の謎”系で殺人が起こるわけでもありませんが、どれも佳作といっていい作品で、最後には安梨沙の正体と、男の妻のことも明らかになって、短編集としては美しい佇まいを整えて終わります。クリスマスに読んだのですが、期せずして適当だったようですね。
螺旋階段のアリス 文春文庫 Amazon書評・レビュー: 螺旋階段のアリス 文春文庫より
4167673010
No.10
(5pt)

まずは紅茶を用意して

仁木は会社のリストラ策(転進退職者支援制度)に乗っかって、探偵事務所を「起業」した。事務所に現れたのは猫を抱いた美少女、安梨沙。人妻だという安梨沙はパートタイムで探偵助手をすると決めてしまった。上質のクラシックなワンピースを身に着けた世慣れしていない美少女と、彼女に所長と呼ばれる脂抜きした50歳の中年男性の組み合わせは素敵。(しかし、美少女は無垢すぎるし、おじさんは脂抜かれすぎである。)取り扱う謎は、どれも、世知辛い世の中を切り取った謎ばかりが7つ。どれもこれも現実的で悲しい真相があるから、童話のような設定とバランスが取れている。肩の力を抜いて、飲み物でも飲みながら(やはり紅茶だろうな)、1篇ずつ読みたい本だ。
螺旋階段のアリス Amazon書評・レビュー: 螺旋階段のアリスより
4163196803
No.9
(5pt)

まずは紅茶を用意して

仁木は会社のリストラ策(転進退職者支援制度)に乗っかって、探偵事務所を「起業」した。事務所に現れたのは猫を抱いた美少女、安梨沙。人妻だという安梨沙はパートタイムで探偵助手をすると決めてしまった。上質のクラシックなワンピースを身に着けた世慣れしていない美少女と、彼女に所長と呼ばれる脂抜きした50歳の中年男性の組み合わせは素敵。(しかし、美少女は無垢すぎるし、おじさんは脂抜かれすぎである。)取り扱う謎は、どれも、世知辛い世の中を切り取った謎ばかりが7つ。どれもこれも現実的で悲しい真相があるから、童話のような設定とバランスが取れている。肩の力を抜いて、飲み物でも飲みながら(やはり紅茶だろうな)、1篇ずつ読みたい本だ。
螺旋階段のアリス 文春文庫 Amazon書評・レビュー: 螺旋階段のアリス 文春文庫より
4167673010
No.8
(5pt)

柔らかすぎるほどの優しさ

加納朋子さんは、作品中の人物達が大好きなんだと思います。何故なら、本当に不幸になる人物って登場しないから。ミステリィというカテゴリに属しながら、どろどろとしたお話はありません。爽やかな一陣の風のように、すきっとした柔らかい文章。各編ごとがきらきらと輝いていて、綺麗に収束します。全編読了後、くぁ~っと唸ってしまうくらい、すごい気持ちよさを感じました。素敵な登場人物達が織りなす、柔らかくて美しい世界を、どうぞご堪能下さい。
螺旋階段のアリス Amazon書評・レビュー: 螺旋階段のアリスより
4163196803
No.7
(5pt)

柔らかすぎるほどの優しさ

加納朋子さんは、作品中の人物達が大好きなんだと思います。何故なら、本当に不幸になる人物って登場しないから。ミステリィというカテゴリに属しながら、どろどろとしたお話はありません。爽やかな一陣の風のように、すきっとした柔らかい文章。各編ごとがきらきらと輝いていて、綺麗に収束します。全編読了後、くぁ~っと唸ってしまうくらい、すごい気持ちよさを感じました。素敵な登場人物達が織りなす、柔らかくて美しい世界を、どうぞご堪能下さい。
螺旋階段のアリス 文春文庫 Amazon書評・レビュー: 螺旋階段のアリス 文春文庫より
4167673010
No.6
(4pt)

アリスシリーズ第1弾です。

子供の頃の夢ã‚'実現する為にï¼"0å¹'勤めた会社ã‚'辞め、探偵事務所ã‚'é-‹ã„た仁木順平、あるæ-¥ã€äº‹å‹™æ‰€ã§ã‚¦ãƒˆã‚¦ãƒˆã-ている時に、ãƒ"ルの非常口につながる螺æ-‹éšŽæ®µã‹ã‚‰ã²ã¨ã‚Šã®ç¾Žå°'女が白い猫とともに登ってきた。彼女は「探偵の助手になりたい」と言うのであった・・・加ç'ã•ã‚"å¾-意のæ-¥å¸¸ã®ã©ã"にでもありそうな事件ã‚'、サラッというæ-‡ä½"で読ませてくれます。ただ今回は、探偵事務所というシチュエーションの為に今までの作å"ã¨ã¯ã¡ã‚‡ã£ã¨é•った感じとなっている。å...¨ï¼-編からなるがほとã‚"どが夫婦é-"の問題ã‚'題材とã-ていて読è€...にそのありæ-¹ã‚'投ã'かã'てくれている感じがする。なã‚"と言っても、ï¼'人のアリスフリークであるå°'ã-シャイな仁木と機転の利く安梨沙のコントラストがとってもよく、最終編での妻é!ž å­ã®ç™»å 'も物語の謎ã‚'一æ°-に解決ã-てくれています。各編ともにルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」å†...でのストーリーã‚'å-り上ã'ていて、作å"å...¨ä½"ã‚'よりå'³ã‚ã„深いものとã-ている。個人的には「螺æ-‹éšŽæ®µã®ã‚¢ãƒªã‚¹ã€ã¨ã€Œæœ€ä¸ŠéšŽã®ã‚¢ãƒªã‚¹ã€ãŒå¥½ãã§ã™ã€‚安心ã-て読める作å"ã§ã™ã€‚読ã‚"だあと優ã-いæ°-持ちになれるï¼'冊と言えそうです。
螺旋階段のアリス Amazon書評・レビュー: 螺旋階段のアリスより
4163196803
No.5
(4pt)

アリスシリーズ第1弾です。

子供の頃の夢ã‚'実現する為にï¼"0å¹'勤めた会社ã‚'辞め、探偵事務所ã‚'é-‹ã„た仁木順平、あるæ-¥ã€äº‹å‹™æ‰€ã§ã‚¦ãƒˆã‚¦ãƒˆã-ている時に、ãƒ"ルの非常口につながる螺æ-‹éšŽæ®µã‹ã‚‰ã²ã¨ã‚Šã®ç¾Žå°'女が白い猫とともに登ってきた。彼女は「探偵の助手になりたい」と言うのであった・・・加ç'ã•ã‚"å¾-意のæ-¥å¸¸ã®ã©ã"にでもありそうな事件ã‚'、サラッというæ-‡ä½"で読ませてくれます。ただ今回は、探偵事務所というシチュエーションの為に今までの作å"ã¨ã¯ã¡ã‚‡ã£ã¨é•った感じとなっている。å...¨ï¼-編からなるがほとã‚"どが夫婦é-"の問題ã‚'題材とã-ていて読è€...にそのありæ-¹ã‚'投ã'かã'てくれている感じがする。なã‚"と言っても、ï¼'人のアリスフリークであるå°'ã-シャイな仁木と機転の利く安梨沙のコントラストがとってもよく、最終編での妻é!ž å­ã®ç™»å 'も物語の謎ã‚'一æ°-に解決ã-てくれています。各編ともにルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」å†...でのストーリーã‚'å-り上ã'ていて、作å"å...¨ä½"ã‚'よりå'³ã‚ã„深いものとã-ている。個人的には「螺æ-‹éšŽæ®µã®ã‚¢ãƒªã‚¹ã€ã¨ã€Œæœ€ä¸ŠéšŽã®ã‚¢ãƒªã‚¹ã€ãŒå¥½ãã§ã™ã€‚安心ã-て読める作å"ã§ã™ã€‚読ã‚"だあと優ã-いæ°-持ちになれるï¼'冊と言えそうです。
螺旋階段のアリス 文春文庫 Amazon書評・レビュー: 螺旋階段のアリス 文春文庫より
4167673010
No.4
(5pt)

とても優しい雰囲気のミステリです。

主人公の仁木順平は、仕事をやめて私立探偵になり、事務所を構えたばかりの所。チラシを配って3日目、事務所の前に市村安梨紗という美少女が現れ、「パートならできるから探偵の助手にして欲しい」と、半ば強引に助手に納まってしまう……という話です。 主人公の安梨紗は「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」が大好きらしく、 飼い猫の名前もダイナ、会話の中にも「アリス」の事が語られたりして楽しいです。これも、日常の謎っていうか、殺人の起こらないミステリです。全体的にほのぼのしてて、切ないお話もあるんですけど、文章が凄く優しい感じで、柔らかい雰囲気のお話でした。事務所所長の仁木さんも優しくていい人だし。ミステリなのに和めるっていう、貴重な本です。 
螺旋階段のアリス Amazon書評・レビュー: 螺旋階段のアリスより
4163196803
No.3
(5pt)

とても優しい雰囲気のミステリです。

主人公の仁木順平は、仕事をやめて私立探偵になり、事務所を構えたばかりの所。チラシを配って3日目、事務所の前に市村安梨紗という美少女が現れ、「パートならできるから探偵の助手にして欲しい」と、半ば強引に助手に納まってしまう……という話です。 主人公の安梨紗は「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」が大好きらしく、 飼い猫の名前もダイナ、会話の中にも「アリス」の事が語られたりして楽しいです。これも、日常の謎っていうか、殺人の起こらないミステリです。全体的にほのぼのしてて、切ないお話もあるんですけど、文章が凄く優しい感じで、柔らかい雰囲気のお話でした。事務所所長の仁木さんも優しくていい人だし。ミステリなのに和めるっていう、貴重な本です。 
螺旋階段のアリス 文春文庫 Amazon書評・レビュー: 螺旋階段のアリス 文春文庫より
4167673010
No.2
(4pt)

日常の中のアリス

 「ななつのこ」「魔法飛行」に代表する普段の著者の作風からは、若干変わった趣向の作品であると私は感じました。 「不思議の国のアリス」を連想させる、謎と聡明に満ちた女性の存在が読者に最大の謎を与えつつも、彼女によって解かれる小さな物語達によって本筋が形作られてる―この手の作者本来の構成は健在で安心させられます。ただ、ミステリーとしての若干の弱さと、主人公及び周辺人物のキャラクターの心情をもう少し掘り下げて欲しかったと思いました。 それでも、作者の温かさは充分に伝わる話ですね。
螺旋階段のアリス Amazon書評・レビュー: 螺旋階段のアリスより
4163196803
No.1
(4pt)

日常の中のアリス

 「ななつのこ」「魔法飛行」に代表する普段の著者の作風からは、若干変わった趣向の作品であると私は感じました。 「不思議の国のアリス」を連想させる、謎と聡明に満ちた女性の存在が読者に最大の謎を与えつつも、彼女によって解かれる小さな物語達によって本筋が形作られてる―この手の作者本来の構成は健在で安心させられます。ただ、ミステリーとしての若干の弱さと、主人公及び周辺人物のキャラクターの心情をもう少し掘り下げて欲しかったと思いました。 それでも、作者の温かさは充分に伝わる話ですね。
螺旋階段のアリス 文春文庫 Amazon書評・レビュー: 螺旋階段のアリス 文春文庫より
4167673010