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永遠の0
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永遠の0の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1513件 1241~1260 63/76ページ
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第二次大戦に限らずSFなども含めて、普段から戦記物語系の本はほとんど読まないんですが、友人の「感動した」との感想により手に取った本作。 現代を生きる青年が、戦時を生きた祖父のことを元戦友たちの話を聞きながら、なぜ祖父は特攻したのかを明らかにしていくというストーリーなので、戦闘機や戦艦はもちろん海外地名や当時の政治情勢などし小難しい単語がたくさん出てくるんだろうなあ、楽しめるかなあ、大丈夫かなあと心配しつつ読み始めました。 慣れない戦記モノとあって最初はまごついたんですが、元戦友の証言が2人目に入った辺りから小難しい単語も気にならなくなり、すいすい読み進めることができました。 その一助となったのが、零戦による戦闘描写の面白さ。急旋回や宙返りを駆使して広い空を駆けまわる戦闘機の姿が目の前に浮かんできて、ある種少年マンガを読むような手に汗握る感覚を覚えました。もちろん物語の本線は人間ドラマであり、勝った負けたでやったね! という話ではないんですが、こういう部分をお座なりにされるといかにリアリティがあろうと読むのがしんどくなっていたと思うので、その点において作者のエンタメ小説家としての力量は確かであると言えます。 もちろん、本線である「生きて帰りたい」と言っていた祖父が十死零生の特攻に至るまでのドラマも、大きな「なぜ?」を読者に抱えさせて最後に驚きの真実を提示するというミステリ風の構成になっており、十分に読ませてくれます。 ややもすると政治色に染まりそうな第二次大戦を題材に、よくもここまで面白い小説に仕上げたな、というのが読後の正直な感想です。 | ||||
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生まれて初めてパプアニューギニアへの行き方を調べた。 ラバウル、ガダルカナル・・・そこで散っていった何十万という日本人に 手を併せずにはいられなくなる。 主要参考文献だけでもかなりの数である。 その事からも分かるように、話の内容はかなり詳細に書かれている。 旧日本軍の作戦にまで詳細に及んでいる。 この本に出会えて本当に良かった。 百田尚樹氏、ありがとう。 | ||||
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この本は中国の友人から薦められた。 いろいろなゴタゴタがあるけれども、 そんなものは関係ないんだよと。 それだけで泣きそうだったが、 読んだら涙が止まらなかった。 平和に読書が出来る時代に感謝。 | ||||
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太平洋戦争を見つめ直すことで当時から今にわたる日本の問題点を浮き彫りにさせている。 日本人は「臆病」なために痛い目にあってきた事が何度もあると思う。「臆病」さは甘えた環境で育つことによって身についてしまうと思う。皆が正しいと思う事を勇気をもって主張し合い行動に移すようになれば。互いに磨かれて日本はもっといい国になると思う。 非常に考えさせられた。 | ||||
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戦争の過酷さをまざまざと感じさせられた。 天皇を神格化し、それの為ならば命を捨てることも厭わないという考えが一般的な時代。 しかし、その考えを否定する人間もいた。 彼らにとっては戦争は地獄以外の何物でもない。 作者の悲痛な叫びが聞こえてきそうな一冊。 | ||||
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読書世界の入り口として、是非!!…本作品は読みやすい小説で、戦争体験の話を通じて色々と考えさせられました。 戦時中の日本を知る事は、現代人にとって非常に有意義だと思います。 普段読書をしない人・戦争の話に興味なかった人も、 この作品を読んだ事を機に読書が好きになったり、戦争について調べたりするようになる事、請け合いです。…最後に、小説としての出来ですが、他のレビュアーの方々が仰る通りです。題材も手法も真新しい物ではありませんが、完成度は高いです。 | ||||
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難しい文章ではないのでとても読みやすく、半分くらいからは一気に読んで しまえました。 久蔵さんには生きてて欲しかった。 感動と言うよりも、悲しい悔しい涙が止まりませんでした。 もちろん、読み切った後は感動もしましたが、でもやっぱり複雑でした。 たくさんの人に読んで欲しい本です。 | ||||
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この本を読んで、飛行機隊の皆さんの話、特攻隊の皆さんの話、第2次世界大戦の話に初めて身近に接し、感動で涙無しでは読めませんでした。通勤途中で読んでいて、涙が出てくるので、読み休む事何度・・・ こんな素晴らしい日本人がいた事、戦後の教育の中で、私たちの為に死んでいった方々に十分に感謝することも無く、振り返ることもなく、忘れてしまっていたことを、心から申し訳なく思います。この人たちは、自分たちが残した未来が今のような世の中であることをどう思うでしょうか?自己中心的な人々、腐敗しきった政治、素晴らしい日本人は、どこへ行ったのでしょうか? 低い評価をつけている方々がどうして低い評価なのか、読んでみました。 どうも、史実を十分に伝えてないとか、自伝のCopy & Pasteに近い程写してしるだけじゃないか、とか、語りの内容が現実の語りとして不自然、説明し過ぎる、とか、それぞれ納得いきます。 確かに、戦争体験の部分を除くと、プロットとしては弱いかもしれません。 でも、この本の素晴らしさは、今までこの分野に足を踏み入れなかった、この史実を知りえなかった人たちに、広く、知らしめた、ということではないでしょうか? 参考文献や、低評価の方々の絶賛されている本を次は読みたいと思いましたし、慰霊祭にもちゃんと敬意を示そう、靖国神社へも行こう、と思いましたもの。 それだけの影響力を駆使できるということは素晴らしい事です。 一部の人だけが読んでいる専門書的書籍の内容を、一般大衆に知らしめたのは素晴らしい事です。 この本がもっともっと読まれることで、日本人が少しでも、良くなれれば、と思います。 | ||||
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今まで少なからず太平洋戦争に係わる書物を読んでまいりましたが、 本書はそのいずれとも異なる異色のフィクションでありながら、ドキュメンタリーのような切り口でストーリーが展開されます。 そのため長編ではありますが、とても読みやすい内容ですので、戦争ものが苦手な方にこそぜひお薦めしたいです。 私の祖父も同じく太平洋戦争で特攻隊として出撃し、負傷しながらも奇跡的に生還し終戦を迎えました。 その祖父の影響もあってか、宮部久蔵の戦争を生き抜き、生きて妻子のもとへ帰る事に執念を燃やし続けた生き様に深く感動するとともに、 特攻隊としての最期の姿に言葉にできない感動を覚えました。 そして、普段の生活では考える事のない、生きるという事実について改めてみつめ直すきっかけを頂きました。 かつて日本人が持ち合わせていた、はかなくも美しい姿が本書にはあると思います。 戦争を知らない私たちの世代を含め、すべての方にぜひお薦めしたい一冊です。 | ||||
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文句無しに良書です。 これを読まずして「本読み」を語れないと思います。 騙されたと思って皆さん読んでください。 必ず数箇所涙します。 | ||||
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読んでまず思ったのは、小林よしのりの『戦争論』の影響をかなり受けているな、ということです。 あれは3冊160万部売れたので影響を受けた人は多いと思います。読み比べてみてください。 発想・構成ともにすばらしく、「これ、ラストどうするんだろう?」と思いながら読みすすめま したが、ちょっと驚かされましたね。 少し残念なのはリアリティに欠ける部分が結構あったことです。 新聞記者の高山が「戦前の過ちを検証し、戦争と軍隊を否定したのです。そして人々の誤った愛国心 を正しました。平和のために」と言っていますが、これはたぶん朝日新聞ですね(笑)。 こういうジャーナリストは「特攻隊員は一種のテロリストだったのです」などとは言わないです。 彼らが言うことは「検閲があったので特攻隊員は本音が書けなかったはずだ→特攻隊員の遺書は 嘘だ→本当は死にたくなくてしょうがなかったはずだ→軍部はなんてひどいんだ」みたいなことです。 また、元特攻要員の武田が「我々の中には天皇陛下のために命を捧げたいと思っているものなど 一人もいなかった」と言ってますが、これも違和感を覚えますね。 洗脳と言ってしまえばそれまでですが、「天皇陛下のために」というのは当時徹底されていた思想です。 天皇は今も昔も日本の象徴ですから、当時としてはそれほどおかしな思想ではないと思いますが。 私の祖父は赤紙で無理矢理召集され、今は「軍国主義にだまされていた」と言っている人間ですが、 赤紙が来たときの気持ちを聞くと「天皇陛下のために死ぬしかない」と答えました。 「バンザイ突撃」という言葉はアメリカから輸入された言葉で、日本兵が「天皇陛下万歳」と叫び ながら突撃したことを意味しているわけですが、人は死の直前にまったく信じていない言葉を叫びませんよ。 まだまだ書きたいことはあるのですが、長くなりすぎるのでのでやめときます。 | ||||
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真珠湾攻撃から70年たちました。 「正義」を前面に押し出してくるオバマ大統領の真珠湾での演説を見て違和感を覚えました。 なるほど確かに旧日本軍のやり方・思想は悪だ。正義ではないです。 アメリカにも。死んでいった旧日本軍兵士にとっても「悪」です。 この本を読んでもらえれば「鬼畜日本」といわれた理由も理解できるし、 その作戦内容の酷さ・稚拙さも分かると思います。 互いに相容れぬ正義をぶつけた。それを話し合いで相互理解することで回避出来なかった。 それが戦争です。 この本を手に取った方は、 「なんて悲しい話なんだろう」「旧日本軍総司令部は酷いな」といった感想で終わらないで欲しいです。 なぜ戦争は起きたのか?を考えて欲しいです(私も勉強中ですが・・・)。 すいません。全然レビューになってないですね・・・・・。(^^;) 最後に・・・。 戦争のない日本で育った私。 この平和を日本国民全員が享受できるのは、なぜなのか?ということを 真剣に考えさせられ、且つ、これまでの人生を振り返ってみた時、 戦争でなくなった方に本当に申し訳ないなと感じました。 そして、こんな感情抱いた自分に驚きました。 | ||||
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零戦と零戦パイロットが世界でいかに強く勇敢だったかということが ドラマティックに描かれています。 日本人として生きていく為に先人達がどういう思いで戦死されていったかを 感じる為に絶対読んだほうが良いです。 是非映画化して欲しいです。 | ||||
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戦争ものは苦手で、この本も買ってすぐには読み始ませんでした。 現代部分の描写は主人公の孫がニートだったり金髪の少年が出てきたり「わかりやすい今時の若者」を描けばいいという感じがしたり、戦争を体験したお年寄り達があまりに詳細な話を語るのも違和感がありました。が、それを差し引いても余りある面白さ、読み応えだと思います。 読み進めるうちに宮部の人物像に惹かれていきます。同時に、結末がわかっているだけに最後まで読むのが辛い。宮部の最期、短いエピローグですが悲しく切ない。あれだけ生に執着した人が死を選ぶのが戦争なのか。 ただし宮部が死ななくても他の誰かが死ぬ。そんな状況がフィクションではなかったという事を知らされた気がします。 ぜひ読んでみてほしい本です。 | ||||
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戦争について言及する知識も薄いのではずかしながら この小説で戦争の現実の一端を知った。 その程度の認識でも 十分読書を楽しめる作品。 天才パイロットであり 完璧なリーダーであり 臆病者である主人公の生きざまはさることながら 戦友の話から浮かぶ 周囲の人間模様に泣かされた。 レビューが賛否両論であると同様 人に対する認識も同じなんだと感じ 自分に置き換え 自分は人にどんな記憶を残してきただろうか?と 呆然とした数日を過ごしてしまった。 まさに男子に読んでもらいたいと感じた作品でした。 | ||||
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深く心に残りました。 ページが終わりに近づいていくのが、もったいないと思うくらいの作品です。 | ||||
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戦争物のような悲しい物語はなるべく敬遠していましたが、皆さんの評価があまりにも高いので、購入しました。結論から言うととても感動しました。文中にジャーナリズムや官僚批判があるので、これからも文部省推薦やマスコミに取り上げられることはないでしょうし、低評価の方が言われるように、作品的にはプロの作家たちから見れば「文学」的価値は高いとは言えず,文学賞も受賞されないかもしれませんが、その読者を飽きさせないストーリーの面白さは特筆すべきものがあります。この作品に述べられていることは多少小説的脚色がされているとは思いますが、概ね事実でしょう。戦争の悲劇を再認識させられました。中高校生に読んでほしい本です。 | ||||
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今年(2011年)93歳で亡くなった母が、私の小さいころよく話をして聞かせてくれました。当時、奄美地区で唯一の飛行場を持つ喜界島は、B29の爆撃やグラマンの砲火を殊更激しく受けたようです。特に飛行場は、集中砲火を浴びて2度とそれが離着陸できないくらいに破壊されたそうです。それでも、その都度、島の人たちも一緒になって手伝い、夜の間に見事復旧した飛行場には、また、0戦など戦闘機が離着陸するのだそうです。母は「女子支援隊」のような組織に入っていて、“飛行機乗り”たちを近くで見ることも多かったと言います。母の話では、喜界島からの特攻隊が実在していた様に聞いています。喜界空港の滑走路の傍には、いまだに花を咲かせている“特攻花”がまるで、当時のことを忘れないで、と言わんばかりに目に入ってきます。“飛行機乗り”は大学生が多かったようで、「あたらさよ」(島の方言で“もったいない”)とよく言っていました。特攻隊として飛び立つときは、首に巻いたとりどりのマフラーをなびかせて、格好よく散るために旅立っていったということです。この本を読み進むうちに、突然“喜界島”の文字がとても印象的に映り込んできました。今は横浜にいる私は、島には年に何回か帰るのですが、空港に降り立つ際には強く思い出されることになるでしょう。 | ||||
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友人と妻のススメで購入しました ほとんど小説など読んだことが無く、届いたときに本がブアツイので読めるかなと不安になりましたが、最初ちょっと我慢して読み進めると、あー続きどうなるのと通勤時間など歩きながら読んでしまったくらいはまりました。後半は少し強引な展開もありましたが、そうだったのかぁとよく考えられているなと関心します。あと、歴史に興味が無かったのですが、これを呼んでいろいろ調べたくなり、いろんなワードをググリました。もっと日本の歴史教育は、こういう本を使って歴史が面白いと感じさせるようにすればいいのにと感じました。 | ||||
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第二次世界大戦の真珠湾攻撃から終戦までを、海軍とゼロ戦の戦いを中心に、最後は特攻隊に所属した主人公、宮部久蔵の転戦をとおして描かれます。当時、世界最強であったゼロ戦の能力や航空兵の高い戦闘能力、詳細な戦いの解析など、戦闘記ものの好きな人には、こうした面からもお勧めです。物語は、生前の宮部を知る何人かの元軍人の会話で進められますが、戦争経験者でなければ知りえないような話が含まれており、著者の高い取材能力がわかります。宮部のモデルは、おそらく数人の人物の集積であると推察されますが、カミカゼ特攻隊で死んでいった最終章にいたる宮部のモデルは、戦艦ミズーリに突入して損傷を与えた実在の人物と思われます。ハワイの真珠湾では、戦艦ミズーリが現在展示されていますが、特攻機による損傷は現在も確認可能で、この一機の特攻機による展示は、ミズーリの展示のハイライトになっています。特攻隊員の素性、特攻後のミズーリの乗船員がとった人道的な行動、ミズーリが沖縄に与えた甚大な被害がパネル展示で見られ、人によって、様々なメッセージをうけとることができると思われます。この小説に感動された方で、ミズーリの展示に接すれば、それは宮部と実際に対面できて、その生きたメッセージを受け取れる機会であるといえます。 | ||||
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