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永遠の0
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永遠の0の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1513件 461~480 24/76ページ
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脚色があるのでしょうが、私のような戦争を知らない世代では「極端な軍国主義の戦前」が刷り込まれていると思います。 少しでもこういう作品で軍国主義の中で違和感を感じていた人が居るということ実感できるはずです。 戦争は反対ですが、もう少し「なぜ起こった戦争だったのか?」に照準を合わせた作品が少しでも出てくればいいと思っています。 少し日本の意地を学んだような気がします。 | ||||
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久しぶりにイッキ読みする本に出会いました。「この章が終わったら寝よう」と思っても、ついつい読み続けてしまう。そういう作品です。おかげで寝不足だ。ふわ〜 ぼくも小説を書いているので、その筆者の作品に対する真摯さのほどは、文章を読めばわかります。その立場で申し上げると、百田さんは、資料・文献をかなり綿密に取材調査しているようです。ひょっとしたら、戦争体験者へも。ネタバレは控えますが、よほど親密にならないと聞けないようなエピソードが、いくつもありました。凡百の「戦争は起こしてはならない」といった平板かつ空疎な啓発本ではないし、何よりエンターテイメントとして成立している点がすばらしい(もちろん詳細は書けません ぜひお読みください)。それゆえに資料としては厳しいけれども、教科書としてなら、かなりの良書です。ちなみに、この作品は数字(データ)も正確でした。防衛省や外務省に行って資料を見る機会のない方には、特にオススメです。 ただ一ケ。残念ながら、小説としては落第点です。ぼくの20年前のレベルでした。ぼく自身も注意されたことですが、小説というのは描写(表現)をするものであって、説明ではいけません。説明なら、小説でなくても(小説家でなくても)できるからです。昔語りのシーンは、これでいいんですけどね。現代のシーンが、ちゃんと小説になっていたら、もっとボロボロ泣けたと思います。非常に残念。☆一個マイナスだあ。 その意味では、映画の方が上でした(当方、映画館で号泣は初体験)。しかしながら映画の方は、絶対見せなきゃいけない箇所がいくつかハショられていましたので、一長一短ですね。この原作と映画、両方見ることをオススメします。 | ||||
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知らなかったこと、知ろうとしなかったことが、じっくり書いてある。絶対に読むべし。読んで、あの頃の「どんな日本になっているんでしょうね」の、今を本気で語るべし。 | ||||
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マスコミ等で、この本が戦争礼賛していると言っている人は読解力無さすぎ。ただ、右翼化に利用され易い要素はあると思う。宮部の死に様が、反戦の象徴以外に何があるというのか。 戦争を知らない世代、特に、戦争を知らない親御さんに育てられた世代には、非常に簡潔に分かりやすく書かれた反戦の書であると思う。広く読まれることを願う。 | ||||
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永遠の0 生々しい表現に何度も本を閉じようとしましたが、勇気を出して読むことで深い感動を得ました。 『海賊と呼ばれた男』同様、作者の素晴らしい表現に強く惹かれました。 全国民の老若男女に是非読んでいただきたい。 | ||||
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戦争を体験した人間、戦争の話しを聴いた人間、だんだん、戦争を映画等、脚色されたものでしか感じられなくなってしまっている現在に戦争を意識させた小説。戦争を美化されているとか、昨年に引き続いて話題が絶えない。 | ||||
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深い読後感をもって読了しました。主人公である宮部久蔵の生と死(あるいは輪廻転生)の物語であると同時にその後の家族たちの物語でもあり、更には太平洋戦史や組織論までに及ぶ射程を有する一書。頭の中が何かいまだにボーっとしています。あの戦争でお亡くなりになり傷ついたた全ての方々(一部責任者を除く)に、思いを馳せているところです。 「あの頃、私たち搭乗員は非日常の世界を生きていました。そこはすでに条理の世界ではありませんでした。死と隣り合わせの世界というか生の中に死が半分混じり合った世界で生きていたのです。死を怖れる感覚では生きていけない世界なのです」(88頁)。 「八時間も飛べる飛行機は素晴らしいものだと思う。しかしそこにはそれを操る搭乗員のことが考えられていない」(242頁)。 「山本長官は将棋がたいそう好きらしいが、碁は知らんらしいな。もし碁を知っていたら、今度の戦争も、違った戦い方になったと思うな。・・・ 将棋は敵の大将の首を討ち取れば終わりだ。・・・ 碁は国の取り合いだ」(275〜6頁) 「B17の搭乗員の戦死者は五千人を超えているのです。この数は実は神風特攻隊の戦死者四千人を上回るものです」(413頁) 「我々が特攻で狙ったのは無辜の民が生活するビルではない。爆撃機や戦闘機を積んだ航空母艦だ」(423頁)。 「伊藤提督と三千余人の乗員たちは沖縄のために殉死したのだ。神風特攻隊も同じだ」(488頁) 「俺の命は彼らの犠牲の上にある ・・・ 彼らが死ぬことで、俺は生き延びている」(522頁) 「あの時、宮部さんは絶望的状況の中に、助かるかもしれない一本の蜘蛛の糸が目の前に垂れているのを見つけたのです」(558頁)。 なお、一点、372頁に「川辺中将」とあるのは「河辺中将」の誤りでは。また、評者には、主人公の名前は幕末に自刃した尊王攘夷の志士肥後熊本藩士宮部鼎蔵と『七人の侍』も久蔵を合体させたもののようにみえました。それにしても、何故爆弾は不発だったのか?戦争のむなしさを表現しようとしたのでしょうか? それにしても、げに吐き気を覚えるのは、無能無策で状況判断もできずに軍略そして作戦に失敗した将官たちです。彼らこそ範を示すべく真っ先に特攻に行くべきだったでしょう。 | ||||
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すごいベストセラー。映画もヒット。百田さんは安部政権に接近。 田母神氏を応援。 この作家の全ての作品を読み、映画を見、レビューを読んで深く考え込んでしまった。 自分自身は、読後号泣した。映画は監督が嫌いなので、CGは素晴らしかったが小説以下。 感動も何もなし。そして作者の思想と行動の現実。 「つらいことは現実で十分。小説とは読者を感動させること。夢を与えること」というのが氏の姿勢。 参考文献は全部読んでいた。 右よりの作家が書いたから面白いのであって、左よりの作家が書いたら面白くもなんとも無い。 何故自分はあんなにも感動したのだろう? 自分自身の心の中に、太平洋戦争で亡くなった日本人・在日の人・アイヌの人・そして沖縄の人に 対してものすごい申し訳ない思いがある。 彼らがどれだけ生きたかったか、苦しんだか、どんな思いで時代を生きたのか。 そしてどんな国になってほしくて自分の命をささげ散っていたのか。 今生きるこの国と国民と自分自身は、戦争で亡くなった人に胸を張って報告できるか。 それを思うと胸が迫ってきて涙が出て止まらなくなってしまう。 そういう自分自身がいて、平和ぼけでも戦争よりはどんなにいいかを強く思うのだ。 だがただ平和だけで、彼らにとても報告できないこの国のありよう、 自分自身のありように、恥を知れとつぶやく。 主人公が死を選択したのは、年端も行かない特攻隊員の若者を、 自分自身が生き延びることで死地に赴かせることになる現実に耐えられなくなったからだと思う。 だから、最後の最後に戦友に妻と子供を託して、自分は死へと赴いたのだと思う。 資料からの引用ばかりとか、構成やご都合主義を批判する方がいるが、 それはこの作品にとって、どうでもいいことだと思う。 重要なことは、僕たち日本人は太平洋戦争のすべてを知る義務があり、 考える義務が有り、忘れることは許されないのだということだと思う。 そして指導者・マスコミ・天皇・国民の戦争責任と、 アジアへの侵略戦争の事実を真摯に受け止め、 きちんと事実と向かい合い、考え、行動することが必要だと思う。 特攻隊や軍人にもこんな日本人がいて、こんなふうに生きていたであろうことに思いを寄せ、 彼が託した家族を、同じ時代に生きた日本人が自分を省みることなく精一杯守り、 戦友が託した約束を命がけで守ったということもあったであろう歴史に思いを寄せることが大切なんじゃないかと思う。 太平洋戦争と、特攻という忘れることは許されない事実を単なる背景にすることなく、 その歴史に翻弄されながらも矜持を忘れず、約束を守り、精一杯生きることを選んだ日本人と、 精一杯死ぬことを、選択し、生き残る人に自分の思いと家族を託して散っていた日本人の物語である。 僕たちはこの物語を自分自身のこととして受け止め、生きていく必要がある。 そして亡くなっていった膨大な人々へ、笑われないように軽蔑されないように、 この日本という国を創っていく義務と責任ががあるのだと思う。 | ||||
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作家の力作で、読み出したら読者をなかなか離さない。 ストーリーの展開も緻密で時間を忘れてしまいそうだ。 | ||||
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映画を観る前に~ と購入してみたのですが、映画とは別に本だけでも楽しめる作品だと思います。 あの時代のことをよく知らず、祖母に聞いた空襲や防空壕への避難ぐらいしか聞いたことはなかったのですが、 この本は最前線の戦闘機での奮闘ぶりがよくわかる1冊でした。 読んでいて思ったのは、机上論だけで指揮する立場の方々の立てた無謀な作戦の数々を もっと的確に指摘できる人がいなかったのか!ということ。 現場を知り尽くした指揮官が上に立っていたなら、状況はもっと変わっていたのではないか。 現在の政府組織も全く当時と変わらぬ状況ではないだろうか…と、 あまりにも人や戦闘機などを軽々しく扱い過ぎていることに対してとても腹が立ちました。 実際に家族を亡くされた方だったら、悔しくて読み進めることができないかも…と思いました。 フィクションとはいえ、史実に基づいている部分が多いようですし、臨場感たっぷりでした。 難しい言葉や表現がたくさんあり、無知な私は辞書を片手に何度も初めて聞く言葉を調べながら読みました。 今後を担う若者たちにこそ、ぜひとも読んで頂きたい1冊です。 | ||||
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この小説が映画化されると知り、その前に原作を読んでおこうと思い立ち、飛びつきました。最初は大したことないなあという印象でしたが、どんどん小説の中に引きづり込まれていきました。1年ちょっと前に知覧特攻平和祈念館を訪れたて以来、特攻で亡くなられた英霊の方々にはその勇気と高い志に敬意を表するばかりです。靖国参拝も結構ですが、日本人は皆、知覧に出向き、いま何をなすべきか、どう生きてゆくべきか、謙虚に自己反省すべきではないかと思います。特に今の国会議員の方々は靖国ではなく、平和祈念館に行って欲しいですね。そしたらもっと良い政治が出来るのではないでしょうか。政治に興味ない若者もこの小説を読み、自分の生き方を見直して欲しいと思います。映画化された作品はまだ見ていませんが、原作を超えた秀作になっていることを期待します。 | ||||
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いろいろ評価のわかれる作品です。 作者がタカ派的な思想の持ち主で、特攻をを美化して書いているつもりでも、 読み手によって受け取り方は、様々だと思います。 特攻はかっこいいという人から、軍国主義を美化していると思う人。 私はこれは反戦小説として読みました。 無能な政治家や、軍指導部の無責任が、罪もない市井の人々を苦しめ、 小さな紙切れ1枚で、若者を戦地に向かわせ、家族をめちゃめちゃにしてしまった。 2度とこのような悲劇を起こしてはいけない。絶対に戦争は避けなければならないと。 そのためには、平和憲法は守らなければいけないと作者は言いたかったのではないでしょうか。 | ||||
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特攻隊員として亡くなった祖父、宮部久蔵の当時の姿を探るべく、孫の健太郎が日本中を訪ねまわる。 物語は、インタビュー形式で展開していく。幾人かの話を聞くうちに、宮部久蔵の真の姿が浮かび上がる。 無知な読者たる私のような者への配慮であろうか、話は度々宮部久蔵から離れ当時の日本海軍の仕組み、歴史に埋もれた大戦の真実を掘り返しながら進む。それらを、いささかわざとらしいと感じたのは私だけではありますまい。ただ、それほど大きなマイナス要素にはなりませんでした。 物語は上質なミステリーが如く、ちりばめた伏線も綺麗に回収する。 後半は、終始眉根を寄せながら読むことになり、エピローグでは涙と鼻水で顔面崩壊確実。決して、オシャレなカフェなどで読んではなりません。「ならん!」と、強くここに記すものであります。 ☆5つと高く評価した作品ですが、もう読みたくはありません。 強いられる死。希望を譲り渡す葛藤。それを受けた者の葛藤。 読んでいて、ただただ辛い。 いつか私もその地へ赴き、特攻隊員の想いを感じてこようと思います。 | ||||
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戦争を美化したものは多いが、これは心底頷かされ戦争の悲劇を2度と起こしてはいけないと警告しています。若い世代の方は必読です。 | ||||
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戦争を知らない世代だが、 どうしてあんな無茶なことを日本はやったのか? どうして考える優秀な人々を葬ったのか? ずっと疑問でした。 父母に聞いても そんなもんだと思っていた。 疑問を持つような余地は無かったという。 日本は無謀さを隠して戦争は悲惨に終わった。 指導者が裁判にかけられるのもいたしかたないと思う。 それをお国の為に死んだ人を悼むと称して また戦争の種をまいている政治家の靖国参拝は そうして死んだ人、死に追いやった原因は何かを 考えていない。 この作品は資料が丹念にたどられているところを評価する 特攻だけで無く、南方で餓死・戦死をとげた人々は 兵隊を消耗品のように考えていた当時の為政者による。 本当は宮部久蔵のような人はいなかったと思うが それでも、そんな中それでもいたのではないか いたはずだという願いにも似た小説だ。 最後の戦死したシーンだけが今一つの描写で この評価とした。でも、丹念な調査と考証に敬意を表したいと思う。 誠実な作家だと思う。 | ||||
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宮部久蔵に影響を受けた人たちの生き方がすばらしかったです!! | ||||
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私は右でも左でもありませんが,この本は色々な意味で考えさせられる内容だと思います。「宮部」を通じて描かれる主題についてはブレることがありませんが,決して単一的なモノの見方をしているのではなく,様々な立場(時代,年齢,性別)の登場人物を通じて,いろいろな意見を提示してくれます。 テーマは軽くないですし,戦時の様子については説明や表現の仕方を間違えるとすごく偏りのあるものに読めますが,この本は,そのバランスも良く考えられていると思います。良書だと思います。 もちろん感動する内容なのですが,単純なそれではなく,複雑な感情を含む「感動」を得ることができました。 | ||||
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映画のCMを見て「永遠の0」を知った。レビューを見ていると、あまり良くない評価も多くあったが、実際 読んでみると非常に読み応えのある作品であった。歳のせいか涙腺が弱くなっているとはいえ、初めて小説を読んで泣いた。戦時中の詳細な記述もさることながら、後半の推理小説の「ドンデン返し」のような展開は予想外であった。明治維新の動乱やこの小説の太平洋戦争などで、若くして命を失った数多くの人々の犠牲の上に、今の日本が成り立っているのだと痛切に感じた。「特攻」に代表される、当時の「戦争」という異常な時代の中で生きていた人々の心情は、今の平和な日本で暮らす私には到底知ることはできない。ぜひ今の若い人たちにに読んでもらいたい至極の一冊であると思う。 | ||||
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本のレビューを書くなんて人生初ですが、この本に関してはどうしても書きたくなってしまいました。 ・・・こんなに一冊の本の中で何ヶ所も泣いたのは久しぶりです。そもそも泣いたのも!正直言って私は相当、合理的で現実的な性格です。お涙頂戴は大嫌いです。 それなのに。。 私がこの本でこんなに泣いたのは、私が思うに、この本の内容もまた合理的イコールフェア、だからじゃないかと。私が強く涙したのは、文庫本404pの若き岡部青年と高橋青年の別れのシーンと、そして、498p・景浦が宮部さんの飛行機から引き離されながら絶叫する、「日本は負けろ!」のシーンです。なんかおかしいですね、、笑 私は今25歳ですが。この本を読んでようやくと言うか、先の戦争の詳細が分かった気がしました。日本がゼロ戦を駆りとても強かったことを知りました。上層部の腐敗や、そして、その中で正しき人もいたこと。愛する家族を守るため特攻に命を捧げた人々。。 この本に関していろいろ批判もあるかと思いますが、百田さんは左も右も無くただあの戦争の「人々」を、フェアに、書かれたのではないでしょうか?そうすることによってこそ、今のこの戦争を知らない日本の若者に、ダイレクトに届くと知っていて。 長文になりすぎて自分でもびっくりですが笑、、最後に、白血病に倒れた母も、私も。自分らしく思い切り人生を楽しんで、生きました。生きています。そうなんだ! | ||||
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現代、何気ない日常の中に大東亜戦争当時では考えられない幸せがあることを再認識した。 今は亡き、大正生まれの祖父に感謝!! | ||||
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