告白

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告白の評価:

3.64/5点 レビュー 935件。 A ランク

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平均点3.64pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,006件 221〜240 12/51ページ
No.786
(4pt)

一級の構成力

オススメポイント
・2009年本屋大賞
・巧みな構成

語り手が章ごとに入れかわる作品。芥川龍之介『藪の中』を彷彿させるが、『藪の中』と違って、話が矛盾せず、少しずつ犯罪の全体像がわかる仕掛けになっている。改行が少ない第1章が大変だが、その後は混乱がほぐれていく心地よさを感じるに違いない。ぜひ第1章を読み終えてほしい。ピースがそろう章末に思わず「アッ」と声が出るはずだ。

構成は一級だが、心理描写が少し気になる。犯罪者の「告白」にあたる第4章と第5章はわかりにくい。犯罪心理がズレており、一流のミステリではあっても、一流の文学になり切れていないむずがゆさを感じたがいかがだろうか?

ともあれミステリの醍醐味を十分味わえる本作は小説を読む楽しさを多くの人に伝えてくれるだろう。衝撃的なラストをめぐってアリかナシか考えてみるのもいいかもしれない。
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1) Amazon書評・レビュー: 告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)より
457551344X
No.785
(4pt)

一級の構成力

オススメポイント
・2009年本屋大賞
・巧みな構成

語り手が章ごとに入れかわる作品。芥川龍之介『藪の中』を彷彿させるが、『藪の中』と違って、話が矛盾せず、少しずつ犯罪の全体像がわかる仕掛けになっている。改行が少ない第1章が大変だが、その後は混乱がほぐれていく心地よさを感じるに違いない。ぜひ第1章を読み終えてほしい。ピースがそろう章末に思わず「アッ」と声が出るはずだ。

構成は一級だが、心理描写が少し気になる。犯罪者の「告白」にあたる第4章と第5章はわかりにくい。犯罪心理がズレており、一流のミステリではあっても、一流の文学になり切れていないむずがゆさを感じたがいかがだろうか?

ともあれミステリの醍醐味を十分味わえる本作は小説を読む楽しさを多くの人に伝えてくれるだろう。衝撃的なラストをめぐってアリかナシか考えてみるのもいいかもしれない。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4575236284
No.784
(5pt)

群像劇を上手く使っている

第6回本屋大賞受賞作品。

『白ゆき姫殺人事件』を読んで面白くなかったので湊かなえ作品は敬遠していたが、『告白』は本当にお勧めだと言われて読んでみた。
結果。
本当に同一著者が書いたのかと疑いたくなるくらいこちらは完成度が高く、面白かった。
語り手が章ごとに変わっていく群像劇方式で、同じ期間の出来事を視点を変えて語っていく。語り手が変わるためにそれまで見えてこなかった真実が明らかになる。
面白いのは事件の顛末そのものよりも、それぞれの語り手が何をどう捉えていたか、という点にある。ある語り手から見えていた世界は、視点を変えると実は全くの誤解と憶測で成り立っていたということが判明したり、登場人物に対する評価も語り手ごとに微妙に違っていたり……。これは現実世界では当たり前のことだが、小説世界では当たり前ではない。洞察力の鋭いキャラクタ(しばしば探偵役)の想像は、知る由もない他人の心理も含めてほとんど外れておらず、そこでは語り手の語りは真実であるとされることが多いからだ。しかしこの小説では、頭の良いキャラクターであっても神視点を手に入れていない。どの語りも「真実」ではない。そこが面白い。
語り手が変わる方式の小説では、語り口調だけが変わって思考パターンや論理構成は語り手ごとにさほど変化がない、ということがよく起こる。そういう小説を読んでいると、キャラクターよりも先に作者が透けて見えて上手く物語世界に没入できないのだが、この小説は違う。それぞれの語り手は完全に別々の人格を持つ人物で、非常なリアルさを感じた。

さてさて。肝心の物語の内容。
この物語における被害者と加害者には共通している悲劇の根がある。「母子関係」である。
修哉、直樹は発露の仕方こそ違うもののマザコンで、のり口先生は娘の愛美ちゃんを奪われたことで復讐鬼と化した。母子関係には悲劇を起こしかねない独特の絆がある、ということだろう。
個人的におっと思ったのは直樹と母の関係の描写で、直樹以外皆が彼を母親に全面的に甘えるストレートなマザコンだと思っていたのに、直樹の中では母親に対して劣等感からくる引け目を感じていて全幅の信頼を置いて完全に寄りかかる存在ではなかった、というところだ。馬鹿で脳内お花畑であるように見える奴でも、複雑な心を抱えているかもしれない。それが思春期。
個人的に恐いなと思ったのは修哉より直樹。劣等感こじらせすぎて、この事件が起こらなかったとしてもいつか何かやらかしそうなくらい危うく見えた。
対して修哉は母に甘えたいざかりの幼児が、理屈をこねる頭脳だけ大人になってしまったんだな、という印象。最初に感じる程狂気じみてもいないし、テンプレの少年Aでもないし。辛辣な言葉で書いてはいるけれど、暖かい家庭に幸福を見出す人並みの感性もあるし、周りの人間にも割と好感をもったりする。人の心を持たない冷血動物、という感じがしない。こういうサイコパス少年系を扱った物語にしては斬新ともいえる設定かもしれない。

総じて物凄く面白かったのだが、勧めてくれた人が「何作か読んだけど湊かなえは『告白』を超えられない」と言うので、他作品を読むかどうかは悩みどころ。
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1) Amazon書評・レビュー: 告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)より
457551344X
No.783
(5pt)

群像劇を上手く使っている

第6回本屋大賞受賞作品。

『白ゆき姫殺人事件』を読んで面白くなかったので湊かなえ作品は敬遠していたが、『告白』は本当にお勧めだと言われて読んでみた。
結果。
本当に同一著者が書いたのかと疑いたくなるくらいこちらは完成度が高く、面白かった。
語り手が章ごとに変わっていく群像劇方式で、同じ期間の出来事を視点を変えて語っていく。語り手が変わるためにそれまで見えてこなかった真実が明らかになる。
面白いのは事件の顛末そのものよりも、それぞれの語り手が何をどう捉えていたか、という点にある。ある語り手から見えていた世界は、視点を変えると実は全くの誤解と憶測で成り立っていたということが判明したり、登場人物に対する評価も語り手ごとに微妙に違っていたり……。これは現実世界では当たり前のことだが、小説世界では当たり前ではない。洞察力の鋭いキャラクタ(しばしば探偵役)の想像は、知る由もない他人の心理も含めてほとんど外れておらず、そこでは語り手の語りは真実であるとされることが多いからだ。しかしこの小説では、頭の良いキャラクターであっても神視点を手に入れていない。どの語りも「真実」ではない。そこが面白い。
語り手が変わる方式の小説では、語り口調だけが変わって思考パターンや論理構成は語り手ごとにさほど変化がない、ということがよく起こる。そういう小説を読んでいると、キャラクターよりも先に作者が透けて見えて上手く物語世界に没入できないのだが、この小説は違う。それぞれの語り手は完全に別々の人格を持つ人物で、非常なリアルさを感じた。

さてさて。肝心の物語の内容。
この物語における被害者と加害者には共通している悲劇の根がある。「母子関係」である。
修哉、直樹は発露の仕方こそ違うもののマザコンで、のり口先生は娘の愛美ちゃんを奪われたことで復讐鬼と化した。母子関係には悲劇を起こしかねない独特の絆がある、ということだろう。
個人的におっと思ったのは直樹と母の関係の描写で、直樹以外皆が彼を母親に全面的に甘えるストレートなマザコンだと思っていたのに、直樹の中では母親に対して劣等感からくる引け目を感じていて全幅の信頼を置いて完全に寄りかかる存在ではなかった、というところだ。馬鹿で脳内お花畑であるように見える奴でも、複雑な心を抱えているかもしれない。それが思春期。
個人的に恐いなと思ったのは修哉より直樹。劣等感こじらせすぎて、この事件が起こらなかったとしてもいつか何かやらかしそうなくらい危うく見えた。
対して修哉は母に甘えたいざかりの幼児が、理屈をこねる頭脳だけ大人になってしまったんだな、という印象。最初に感じる程狂気じみてもいないし、テンプレの少年Aでもないし。辛辣な言葉で書いてはいるけれど、暖かい家庭に幸福を見出す人並みの感性もあるし、周りの人間にも割と好感をもったりする。人の心を持たない冷血動物、という感じがしない。こういうサイコパス少年系を扱った物語にしては斬新ともいえる設定かもしれない。

総じて物凄く面白かったのだが、勧めてくれた人が「何作か読んだけど湊かなえは『告白』を超えられない」と言うので、他作品を読むかどうかは悩みどころ。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4575236284
No.782
(4pt)

大人への警告!?

一つの出来事も、置かれた状況で、こんなにも見方が変わるのだなと思った。
読み終えて強く感じたのは、大人がしっかりしていないと、犠牲になるのは子供なんだと言う事。はっと我に返って身につまされた気がした。
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1) Amazon書評・レビュー: 告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)より
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No.781
(4pt)

大人への警告!?

一つの出来事も、置かれた状況で、こんなにも見方が変わるのだなと思った。
読み終えて強く感じたのは、大人がしっかりしていないと、犠牲になるのは子供なんだと言う事。はっと我に返って身につまされた気がした。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4575236284
No.780
(4pt)

面白い!

我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。選考委員全員を唸らせた新人離れした圧倒的な筆力と、伏線が鏤められた緻密な構成力は、デビュー作とは思えぬ完成度である。
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1) Amazon書評・レビュー: 告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)より
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No.779
(4pt)

面白い!

我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。選考委員全員を唸らせた新人離れした圧倒的な筆力と、伏線が鏤められた緻密な構成力は、デビュー作とは思えぬ完成度である。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4575236284
No.778
(5pt)

絶対に読んでほしい作品

一度読みましたが、また読みたくなり購入しました。湊かなえの最高傑作だと思います。
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1) Amazon書評・レビュー: 告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)より
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No.777
(5pt)

絶対に読んでほしい作品

一度読みましたが、また読みたくなり購入しました。湊かなえの最高傑作だと思います。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4575236284
No.776
(4pt)

怒涛の展開。世の中、いろんな人の想いの掛け違いでできている

2010年に、文庫化され、映画化されてすぐに買って積読。本棚の裏にいましたが、引っ越しを機に発掘。「リバース」がドラマ化され、港かなえの名前を見て、うちにもあったなと、その気になったら一気読み。 一章ごとに話者が変わる六章構成。各章、そういうことになるの!?っていう展開が待っていて、怒涛の展開。 みんなそれぞれ押しとどまって、そんなことしなけれりゃよかったのにと思うけど。結局は人生ボタンの掛け違いの連続。 7年間も読まずに放置していたことを後悔しました。
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1) Amazon書評・レビュー: 告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)より
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No.775
(4pt)

怒涛の展開。世の中、いろんな人の想いの掛け違いでできている

2010年に、文庫化され、映画化されてすぐに買って積読。本棚の裏にいましたが、引っ越しを機に発掘。「リバース」がドラマ化され、港かなえの名前を見て、うちにもあったなと、その気になったら一気読み。 一章ごとに話者が変わる六章構成。各章、そういうことになるの!?っていう展開が待っていて、怒涛の展開。 みんなそれぞれ押しとどまって、そんなことしなけれりゃよかったのにと思うけど。結局は人生ボタンの掛け違いの連続。 7年間も読まずに放置していたことを後悔しました。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4575236284
No.774
(5pt)

刺されたような衝撃を受ける傑作

色々な意味で衝撃的な一冊です。

イヤミスの最高峰。ずっと眉間に皺を寄せながら読んでいたような気がします。

でも面白くて読む手が止まらない傑作。
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1) Amazon書評・レビュー: 告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)より
457551344X
No.773
(5pt)

刺されたような衝撃を受ける傑作

色々な意味で衝撃的な一冊です。

イヤミスの最高峰。ずっと眉間に皺を寄せながら読んでいたような気がします。

でも面白くて読む手が止まらない傑作。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4575236284
No.772
(5pt)

良質のサスペンス神作

幼い娘を校内で亡くした中学校女性教師が、退職前のホームルームで生徒たちに告白する。
「娘が亡くなったのは事故ではなく、このクラスの生徒に殺されたのです」と。
以降、章毎に語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と変わり、事件の全貌が明らかにされていく中、衝撃的なラストへーー。
第6回本屋大賞を受賞したサスペンスの名作。

以上、そんな作品です。
個人的には凄く面白かったし、大切な人が殺された遺族にとっては痛快なラストでした。

復讐はダメ、死刑も世界的に廃止となっていて良くないと描く作品は多いものの、遺族の無念さへ真っ向から向き合えた作品は少なく、今作はこういう形でも遺族の無念さへ響くであろうと、個人的には思えた作品です。

同じようなテーマ&同じような手法で書かれた同作者の『贖罪』も同様に名作で、
殺人という犯罪に関わってしまった闇と、そこに強引でも明快なピリオドを打つような、
怖さと面白さが見事に両立していました。
良質のサスペンス神作品として、オススメの2作です!
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1) Amazon書評・レビュー: 告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)より
457551344X
No.771
(5pt)

良質のサスペンス神作

幼い娘を校内で亡くした中学校女性教師が、退職前のホームルームで生徒たちに告白する。
「娘が亡くなったのは事故ではなく、このクラスの生徒に殺されたのです」と。
以降、章毎に語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と変わり、事件の全貌が明らかにされていく中、衝撃的なラストへーー。
第6回本屋大賞を受賞したサスペンスの名作。

以上、そんな作品です。
個人的には凄く面白かったし、大切な人が殺された遺族にとっては痛快なラストでした。

復讐はダメ、死刑も世界的に廃止となっていて良くないと描く作品は多いものの、遺族の無念さへ真っ向から向き合えた作品は少なく、今作はこういう形でも遺族の無念さへ響くであろうと、個人的には思えた作品です。

同じようなテーマ&同じような手法で書かれた同作者の『贖罪』も同様に名作で、
殺人という犯罪に関わってしまった闇と、そこに強引でも明快なピリオドを打つような、
怖さと面白さが見事に両立していました。
良質のサスペンス神作品として、オススメの2作です!
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4575236284
No.770
(5pt)

何度も読み返してしまう

映像化された際に、興味があり
原作を読みました。
映画もそうですが、登場人物たちの魅力的な部分もそうですが、
何より展開が面白すぎます。
読んでは損しないあたりのものですね。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4575236284
No.769
(5pt)

何度も読み返してしまう

映像化された際に、興味があり
原作を読みました。
映画もそうですが、登場人物たちの魅力的な部分もそうですが、
何より展開が面白すぎます。
読んでは損しないあたりのものですね。
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1) Amazon書評・レビュー: 告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)より
457551344X
No.768
(5pt)

語り口調

語り口調で始まる小説を初めて読み
とても斬新かつ新鮮で引き込まれるように読み終えました。
素晴らしいと思います。
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1) Amazon書評・レビュー: 告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)より
457551344X
No.767
(5pt)

語り口調

語り口調で始まる小説を初めて読み
とても斬新かつ新鮮で引き込まれるように読み終えました。
素晴らしいと思います。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4575236284