テロリストのパラソル

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テロリストのパラソルの評価:

3.94/5点 レビュー 177件。 B ランク

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平均点3.94pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全312件 261〜280 14/16ページ
No.52
(5pt)

藤原伊織の最高傑作

 新宿の公園で起こった、テロ。当然、疑われる人物。何の脈略もないけど、「食べてみたいと思うホットドック」・・・読んでいない人には何の噺家と思うかも知れないけれど、まずは、こんな調子で、この壮大な物語は始まる。
 ネタバレになってはならないので、割愛するが、外国のテロリズムや拷問の恐ろしさとか、良くぞここまで書いたというのが、率直な感想である。
 わずかに救いになる男女の場面〜普通、この種の小説では、将来の映画化を目的とした濡れ場の設定になってるが、そうではない〜が、最期までキーポイントとなっている。
 テンポの速い小説で、一気に読んでしまうので、翌朝仕事がある場合は、一晩我慢した方がいい。
テロリストのパラソル Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソルより
4062077973
No.51
(5pt)

藤原伊織の最高傑作

 新宿の公園で起こった、テロ。当然、疑われる人物。何の脈略もないけど、「食べてみたいと思うホットドック」・・・読んでいない人には何の噺家と思うかも知れないけれど、まずは、こんな調子で、この壮大な物語は始まる。
 ネタバレになってはならないので、割愛するが、外国のテロリズムや拷問の恐ろしさとか、良くぞここまで書いたというのが、率直な感想である。
 わずかに救いになる男女の場面〜普通、この種の小説では、将来の映画化を目的とした濡れ場の設定になってるが、そうではない〜が、最期までキーポイントとなっている。
 テンポの速い小説で、一気に読んでしまうので、翌朝仕事がある場合は、一晩我慢した方がいい。
テロリストのパラソル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソル (講談社文庫)より
4062638177
No.50
(5pt)

絶対にお薦め出来る作品

96年度版このミス6位
1995年文春ミステリーベスト10 1位
週刊文春二十世紀傑作ミステリーベスト10 19位
第41回江戸川乱歩賞
第114回直木賞受賞
この作品を読まずに、日本のハードボイルドを語ることはできないであろう傑作。
作品のテンポ、主人公や登場人物の造型、そしてmysteryの要素等、発表から10年以上たっても色あせることのない作品である。作者の他の作品にもいえることだが、特に会話文の使い方がうまく、全編を通じ、よく練り込まれたストーリーに緊迫感を与えており、読書をあきさせない。
絶対にお薦め出来る作品である。
テロリストのパラソル Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソルより
4062077973
No.49
(5pt)

絶対にお薦め出来る作品

96年度版このミス6位
1995年文春ミステリーベスト10 1位
週刊文春二十世紀傑作ミステリーベスト10 19位
第41回江戸川乱歩賞
第114回直木賞受賞
この作品を読まずに、日本のハードボイルドを語ることはできないであろう傑作。
作品のテンポ、主人公や登場人物の造型、そしてmysteryの要素等、発表から10年以上たっても色あせることのない作品である。作者の他の作品にもいえることだが、特に会話文の使い方がうまく、全編を通じ、よく練り込まれたストーリーに緊迫感を与えており、読書をあきさせない。
絶対にお薦め出来る作品である。
テロリストのパラソル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソル (講談社文庫)より
4062638177
No.48
(5pt)

まっとうな人生を送ってきた者達への鎮魂歌

独特のリズム。
すぐに気がつくのは一文の短さ。
それが「私」のクールで言い訳をしない、時としてつきはなしたような冷めた生き様を演出するのに花を添える。
「私」の正体いや名前すらも50ページを越したところで始めて明かされるのだが、それすら何の違和感もなく受け取ることができる。
「ケチなインテリ」である「私」と「スマートでキレるヤクザ「浅井」の会話のかっこよさときたら。
意を解することができる、筋の通った者同士の会話というのは
こうまで余計なものがなくこうまで透き通っているものなのか。
説明調の記述が一切ないにもかかわらず、登場人物や背景がスムーズに理解できるのには、驚かされる。
上手な人の文章というものはこうも見事なものなのかと。
もちろんストーリイもまたかっこいいのだけれどせつなく
組織というものに属さない者達がまっとうに生きることがいかにシビアであるかを、日本の中でも最高の組織の一つに属していた作者がここまで書けてしまうのにもまた驚愕。
間の悪い人は必ずいる。
運が悪いといってもいい。
そしてたいがいはその不幸は誠実で正直な人の元へ訪れる。
それでもその生き方しかできないのがそういった人たち。
それが世というもの。
飲めないのにウイスキーが飲みたくなる
好きでもないのにホットドッグが無性に食べたくなる
男がかっこよく生きるということはこうも難しくこうもかっこいいことなのか。
テロリストのパラソル Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソルより
4062077973
No.47
(5pt)

まっとうな人生を送ってきた者達への鎮魂歌

独特のリズム。
すぐに気がつくのは一文の短さ。
それが「私」のクールで言い訳をしない、時としてつきはなしたような冷めた生き様を演出するのに花を添える。
「私」の正体いや名前すらも50ページを越したところで始めて明かされるのだが、それすら何の違和感もなく受け取ることができる。
「ケチなインテリ」である「私」と「スマートでキレるヤクザ「浅井」の会話のかっこよさときたら。
意を解することができる、筋の通った者同士の会話というのは
こうまで余計なものがなくこうまで透き通っているものなのか。
説明調の記述が一切ないにもかかわらず、登場人物や背景がスムーズに理解できるのには、驚かされる。
上手な人の文章というものはこうも見事なものなのかと。
もちろんストーリイもまたかっこいいのだけれどせつなく
組織というものに属さない者達がまっとうに生きることがいかにシビアであるかを、日本の中でも最高の組織の一つに属していた作者がここまで書けてしまうのにもまた驚愕。
間の悪い人は必ずいる。
運が悪いといってもいい。
そしてたいがいはその不幸は誠実で正直な人の元へ訪れる。
それでもその生き方しかできないのがそういった人たち。
それが世というもの。
飲めないのにウイスキーが飲みたくなる
好きでもないのにホットドッグが無性に食べたくなる
男がかっこよく生きるということはこうも難しくこうもかっこいいことなのか。
テロリストのパラソル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソル (講談社文庫)より
4062638177
No.46
(5pt)

そうか。あんたがそういうんなら、そうなんだろう。

 アルコール中毒のバーテン島村は、中央公園で死者50人以上の大きな爆発にまきこまれる。 自身は無事だったが、爆発で、大学生時代の友達と恋人が死亡したことを知る。 犯人は?そして目的は?友人達が巻き込まれた理由は? ヤクザの浅井、恋人の娘塔子、などの協力で謎を追いかける。 主人公が、あまり暴力的な気持ちをもっていない人物なので、展開が速くて事件が次々起きるのに、どこか静かな雰囲気の小説です。 登場人物が全員とても頭の回転が早い人ばかりで、特殊です。 とても面白くて、長い小説なのに中だるみもまったくなく楽しみました。
テロリストのパラソル Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソルより
4062077973
No.45
(5pt)

そうか。あんたがそういうんなら、そうなんだろう。

 アルコール中毒のバーテン島村は、中央公園で死者50人以上の大きな爆発にまきこまれる。 自身は無事だったが、爆発で、大学生時代の友達と恋人が死亡したことを知る。 犯人は?そして目的は?友人達が巻き込まれた理由は? ヤクザの浅井、恋人の娘塔子、などの協力で謎を追いかける。 主人公が、あまり暴力的な気持ちをもっていない人物なので、展開が速くて事件が次々起きるのに、どこか静かな雰囲気の小説です。 登場人物が全員とても頭の回転が早い人ばかりで、特殊です。 とても面白くて、長い小説なのに中だるみもまったくなく楽しみました。
テロリストのパラソル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソル (講談社文庫)より
4062638177
No.44
(4pt)

冒頭が秀逸!

~ 乱歩賞&直木賞W受賞の名作。スピード感もあり、あっという間に読めるおすすめの一冊。 島村は、20年以上もアル中となり、過去を隠し暮らしていた。その日も、いつもの晴れの日のように、公園で昼寝しながらウイスキーの口開けを楽しみ、手の震えが止まってから働くという、いつもと同じ一日となるはずだった。しかしその平穏は、1発の爆弾によっ~~て崩された。 爆弾で動き出したのは、隠していた20年前の過去。学生運動・全共闘時代のあの日のことだった… かつての仲間、死んでしまった恋人、そしてその娘や怪しげなヤクザたち。流れるように展開する物語は読みやすく楽しめる。文は職人技で素晴らしく、特に冒頭は美しい。さすがは乱歩賞&直木賞受賞作。 ただ、ミステリーとしてのテ~~クニック、あるいは文学としての思索は、やや薄い印象。少なくともあの時代を描いた作品なら、もっと「哲学」が欲しかった。~
テロリストのパラソル Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソルより
4062077973
No.43
(4pt)

冒頭が秀逸!

~ 乱歩賞&直木賞W受賞の名作。スピード感もあり、あっという間に読めるおすすめの一冊。 島村は、20年以上もアル中となり、過去を隠し暮らしていた。その日も、いつもの晴れの日のように、公園で昼寝しながらウイスキーの口開けを楽しみ、手の震えが止まってから働くという、いつもと同じ一日となるはずだった。しかしその平穏は、1発の爆弾によっ~~て崩された。 爆弾で動き出したのは、隠していた20年前の過去。学生運動・全共闘時代のあの日のことだった… かつての仲間、死んでしまった恋人、そしてその娘や怪しげなヤクザたち。流れるように展開する物語は読みやすく楽しめる。文は職人技で素晴らしく、特に冒頭は美しい。さすがは乱歩賞&直木賞受賞作。 ただ、ミステリーとしてのテ~~クニック、あるいは文学としての思索は、やや薄い印象。少なくともあの時代を描いた作品なら、もっと「哲学」が欲しかった。~
テロリストのパラソル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソル (講談社文庫)より
4062638177
No.42
(4pt)

W受賞作

 江戸川乱歩賞と芥川賞の両方を受賞した史上初の作品。 映像化もされたそうですが…私は見ておりません。ただこの作品「狙って」作った作品らしく(講談社の「IN ポケット」中のインタビューにあり)、派手なカーチェイスが入っているのはそのせいらしいです。映像化したときに派手だし迫力があるだろう…と。 さてこの話ですが、冒頭のつかみが物凄くうまい。 中年のアル中バーテンが、土曜の昼間に新宿中央公園で酒を飲んで寝ていたとき、噴水広場で爆発が起こる。数十人の犠牲者を出したその事件に、彼は22年前の事件を思い出す。 やがて彼の前に浅井と名乗る奇妙なやくざや、かつて共に学生運動をし、3ヶ月間だけ共に暮らした女の娘が現れる。そして現場に残してきてしまった酒瓶から、彼の指紋が検出され、彼は指名手配されてしまう…。 冒頭からラストまで一気に読ませてしまう筆圧の高さ。 そして緻密に計算された伏線と、登場人物たちの過去。 面白いです。読んでいてわくわくします。 私は「シドニィ・シェルダン」は読んだことがありませんが、まさに怒涛のジェットコースター小説の感覚。  この方、昼は会社員(たしか電通の社員だったっけ)、夜は執筆活動をなさっているとか。 さすがW受賞するだけのことはある逸品ですので、ぜひご一読あれ。   
テロリストのパラソル Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソルより
4062077973
No.41
(4pt)

W受賞作

 江戸川乱歩賞と芥川賞の両方を受賞した史上初の作品。 映像化もされたそうですが…私は見ておりません。ただこの作品「狙って」作った作品らしく(講談社の「IN ポケット」中のインタビューにあり)、派手なカーチェイスが入っているのはそのせいらしいです。映像化したときに派手だし迫力があるだろう…と。 さてこの話ですが、冒頭のつかみが物凄くうまい。 中年のアル中バーテンが、土曜の昼間に新宿中央公園で酒を飲んで寝ていたとき、噴水広場で爆発が起こる。数十人の犠牲者を出したその事件に、彼は22年前の事件を思い出す。 やがて彼の前に浅井と名乗る奇妙なやくざや、かつて共に学生運動をし、3ヶ月間だけ共に暮らした女の娘が現れる。そして現場に残してきてしまった酒瓶から、彼の指紋が検出され、彼は指名手配されてしまう…。 冒頭からラストまで一気に読ませてしまう筆圧の高さ。 そして緻密に計算された伏線と、登場人物たちの過去。 面白いです。読んでいてわくわくします。 私は「シドニィ・シェルダン」は読んだことがありませんが、まさに怒涛のジェットコースター小説の感覚。  この方、昼は会社員(たしか電通の社員だったっけ)、夜は執筆活動をなさっているとか。 さすがW受賞するだけのことはある逸品ですので、ぜひご一読あれ。   
テロリストのパラソル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソル (講談社文庫)より
4062638177
No.40
(5pt)

やるじゃん、おっさん

アル中の男が公園にねそべっている。少女が近づき、少し仲良くなる。男親が心配してやってくる。男は弁解する。「二人で世の中の真理について話していたんです」冒頭のこの場面を読んでわたしは誰にも聞こえない声で『ビンゴ』とつぶやいた。初めて読む小説家で、最初から魅了してくれる小説にであえる可能性というのは、喫茶店でたまたま隣り合わせになった女性と付き合いに至る可能性よりは大きくはない。期待通り、アル中の男はアル中のまま、ノーテンキに、粘り強く、男の魅力を振りまきながら、新宿中央公園爆破事件の犯人を追い詰める。途中の展開に少し無理があるのではないかと心配したが、最後は見事に着地した。まさかこれがミステリー小説第一作目だとは。主人公と同じく著者は東大卒の中年のおじさんである。冒頭、宗教勧誘らしき若者が主人公の中年と一言二言交じわしたあと、肯いて言う。「やるじゃん、おっさん」
テロリストのパラソル Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソルより
4062077973
No.39
(5pt)

やるじゃん、おっさん

アル中の男が公園にねそべっている。少女が近づき、少し仲良くなる。男親が心配してやってくる。男は弁解する。「二人で世の中の真理について話していたんです」冒頭のこの場面を読んでわたしは誰にも聞こえない声で『ビンゴ』とつぶやいた。初めて読む小説家で、最初から魅了してくれる小説にであえる可能性というのは、喫茶店でたまたま隣り合わせになった女性と付き合いに至る可能性よりは大きくはない。期待通り、アル中の男はアル中のまま、ノーテンキに、粘り強く、男の魅力を振りまきながら、新宿中央公園爆破事件の犯人を追い詰める。途中の展開に少し無理があるのではないかと心配したが、最後は見事に着地した。まさかこれがミステリー小説第一作目だとは。主人公と同じく著者は東大卒の中年のおじさんである。冒頭、宗教勧誘らしき若者が主人公の中年と一言二言交じわしたあと、肯いて言う。「やるじゃん、おっさん」
テロリストのパラソル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソル (講談社文庫)より
4062638177
No.38
(5pt)

素晴らしい

私はこの本を5回は読んでいる。何度読んでも、感銘がこみ上げてくる。派手さはないけれど、主人公とヤクザの友情、亡くなった女性への愛情など、男の生き様を見せてくれます。セリフも抜群に良い。ミステリーファンならば絶対に避けては通れない。必ず読むべし。
テロリストのパラソル Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソルより
4062077973
No.37
(5pt)

素晴らしい

私はこの本を5回は読んでいる。何度読んでも、感銘がこみ上げてくる。派手さはないけれど、主人公とヤクザの友情、亡くなった女性への愛情など、男の生き様を見せてくれます。セリフも抜群に良い。ミステリーファンならば絶対に避けては通れない。必ず読むべし。
テロリストのパラソル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソル (講談社文庫)より
4062638177
No.36
(4pt)

ダンディ

 内容はいかにも乱歩賞!なもの。それにしても人物描写のうまいこと。よもやアル中の半ホームレス中年をここまで輝かせる筆力は圧巻。 素直に面白いな、と思える作品だった。
テロリストのパラソル Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソルより
4062077973
No.35
(4pt)

ダンディ

 内容はいかにも乱歩賞!なもの。それにしても人物描写のうまいこと。よもやアル中の半ホームレス中年をここまで輝かせる筆力は圧巻。 素直に面白いな、と思える作品だった。
テロリストのパラソル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソル (講談社文庫)より
4062638177
No.34
(4pt)

最後はゴタゴタするが

先日、同じ著者の『ひまわりの祝祭』を先に読んだのだが、確かにこちらの方が遥かに面白い。他人と隔離していきる主人公であるとか、主人公を取り巻くヤクザであるとか似ているパターンは多い。が、それらの魅力は段違いにある。会話がどうこう、というのは置いても主人公でありアル中のバーテン・島村、元警官のインテリヤクザ・浅井、ホームレスのタツやハカセ、かつての仲間の娘・塔子・・・それぞれのキャラクターが立っており、早いテンポでストーリーが進みつつも魅力が十分に伝わってきた。この作品に限らず、乱歩賞の持つ欠点なのだと思うが、ラストがちょっとゴタゴタしてしまったのは残念。それでも、十分に楽しめるものだったことは確かだ。
テロリストのパラソル Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソルより
4062077973
No.33
(4pt)

最後はゴタゴタするが

先日、同じ著者の『ひまわりの祝祭』を先に読んだのだが、確かにこちらの方が遥かに面白い。他人と隔離していきる主人公であるとか、主人公を取り巻くヤクザであるとか似ているパターンは多い。が、それらの魅力は段違いにある。会話がどうこう、というのは置いても主人公でありアル中のバーテン・島村、元警官のインテリヤクザ・浅井、ホームレスのタツやハカセ、かつての仲間の娘・塔子・・・それぞれのキャラクターが立っており、早いテンポでストーリーが進みつつも魅力が十分に伝わってきた。この作品に限らず、乱歩賞の持つ欠点なのだと思うが、ラストがちょっとゴタゴタしてしまったのは残念。それでも、十分に楽しめるものだったことは確かだ。
テロリストのパラソル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソル (講談社文庫)より
4062638177