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Twelve Y. O.
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Twelve Y. O.の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 1~20 1/3ページ
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読書録「Twelve Y.O.」3 著者 福井晴敏 出版 講談社文庫 p308より引用 “ 攻撃開始から、三十分弱。トゥエルブが 証明して見せたのは、利便性を追求してウワ バミのようにデジタル化技術を取り込み、そ れがなければなにもできない体質に染まって しまった現代軍事力の本末転倒と、有言実行 を貫いた自らの愚直だった。” 電子戦を駆使するテロリストと、彼の引き 起こす事件が巻き起こす陰謀と、それに関わ る人々を描いた長編サスペンス。 江戸川乱歩省受賞作。 世界最大と言われる艦隊戦力が、母港から 一斉に離脱していく。その事態を引き起こし たのは、たった一組の男女だった…。 上記の引用は、テロリスト・トゥエルブが 仕掛けた電子戦の結末を描いたシーンでの一 節。特殊な技術や能力が無くても、誰でも同 じように使える便利さは、ほんの少しの異常 で使えなくなるもののようです。最後に物を 言うのは、体一つで何が出来るかということ になるのかもしれませんね。 軍事や政治に明るい人が読むと、もっと面 白く評価も高くなるのではないでしょうか。 専門用語や知識も多く使って書かれているよ うなので、蘊蓄好きにはたまらないかもしれ ません。 ーーーーー | ||||
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ありがとうございます。欲しかった小説でした。小説の方も満足する状態でした。またご利用の際は宜しくお願い致します。 | ||||
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米軍が沖縄を手放すとか、自民党が自主的に議席を譲渡したり、トランプが全財産寄付して手放すのと同じくらいありえない設定。 無理がありすぎて一気に白けた。 小説を書くならもうちょっと米軍の戦略を理解して勉強してから書いてほしい あと自衛隊が「海兵旅団」なんて作るわけない。絶対に「兵」なんていう言葉は使わない。いくらなんでも設定として「兵」旅団を自衛隊が作るのは名前がおかしすぎる。 内容はまあまあ | ||||
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日米間に繰り広げられる謀略戦を描いた冒険小説。本作品は、背景として沖縄から米軍が撤退したという設定だ。 米国を恐れさせたアポトーシスIIウィルス、《キメラ》計画、『BB文書』、『GUSOHの門』と謎のワードが頻出する本作品。実行者トゥエルブの計画、それを阻止せんとする「ダイス」、複雑に絡み合う米国の思惑と、途轍もなくハードな内容である。 読み進める度に、少しずつ明らかとなていく真相に快感すら覚えてしまった。本作品は、読了時に全てのワードの謎が明らかになる。特に『BB文書』は、最初から要チェック! | ||||
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国防に対する作者の主張を、登場人物が代弁者となって喋っている。 作中、それぞれの登場人物が堅苦しく色んなことを話しますが、根底は全員同じだと感じました。 書き振りについては修飾文が長くて文章もコテコテです。飲み屋で60歳のおじさんから世間話や武勇伝を聞かされて時間を奪われてる気分になりました。 でも父親は好きだと言っていたので、男性向きなところもあるのかもしれません。 | ||||
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流れるような綺麗な文章が好きなあたしには、この方の文章はすきになれません。いきなり飛ぶし、え?ここでこの始まり方する??って感じ… まだ途中だけど、なかなか読み進める気になれない… | ||||
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今読むとかなり滅茶苦茶で驚くが、読んでいる間には違和感はあれどそう感じさせない不思議な説得力。 いくら何でもなどんでん返しもあったが、おもしろかった。 描写が驚く程くどいので、人を選ぶとは思う。 それから中古で初版を読んだらラストシーンで脱字と思われる物が。 井島胸ではないと思う。古本屋に初版が100円で無数に並んでいる理由はこれか。 | ||||
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普段、馴染みのない自衛隊の内情を知らしめてくれる内容はSFながら面白かった。 ただ、状況と場面にもう少し違う場面があれば完璧だった。 | ||||
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好きな作家なのでこの後の著書は読んでた。 さすが福井晴敏。 スケールが大きい。 | ||||
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売れっ子作家の福井氏の記念すべき江戸川乱歩賞受賞作だが、文庫版の解説に書かれているように、前年の応募作の方が数段本作より出来が良かったが、受賞を逃したので、今回も逃してしまうと福井氏が創作活動をやめてしまうのではとの危惧からどうもお情けで受賞した・・・というふうに読み取れてしまう。実際、参考文献の引用の多さや国防論、安保論などのストーリーとは関係ない箇所で異様に力んだ記述が続く。作者が力を入れて書いているのは分かるが、それが話の面白さに残念ながら殆ど結びついていない。類型的な感情移入できない登場人物に、リアルな安保情勢を下敷きにしているのにいきなりウルマという美少女のサイボーグのように強い人間兵器が登場するなどリアルな舞台設定と漫画チックな設定が水と油だ。どう読んでも次のページをめくるのがもどかしいほどのワクワク感は殆どなく、終盤の沖縄の基地を舞台にしたタイムリミットサスペンスも殆ど盛り上がらない。情報量が異様に多い割りには読後殆ど印象に残らなかった。江戸川乱歩賞受賞作としては数年前の受賞作のテロリストのパラソルとかと比較するとかなり落ちる。 | ||||
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福井氏の作品はどれをとっても金太郎飴のように同じ印象を与えます。 物語の骨子はパトレイバーの映画版2作、主人公は王立宇宙軍をおじさんにしてみた、ヒロインはエヴァンゲリオンから借りてきた印象。でも、それを現代日本に置き換えることでとんでもない緊張感を生み出している点がすごい。 で、本作も上述のような印象があることには違いがないんですよね。 でもまあ、おじさんの浪花節が嫌いではないので読んでしまったわけです。 おもしろいっちゃ、おもしろいんですが、もうちょっと登場人物にバリエーションが欲しいところですよね | ||||
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小説としてはいささか拍子抜けでした。 特にラストになって少女のはずのウルマが・・・ これはないだろ、と苦笑してしまった。 ですがこの作者の文章はとにかく味があって惹きつけられます。 少々練られすぎていて読後はお腹いっぱいになってしまいました。 | ||||
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登場人物たちが突っ走るキャラクターの場合、傍観者を用意して、 「主人公はこれからどうするつもりか」「なぜそういう行動が必要なのか」などの 状況を説明する必要があるのですが、それがないので、ちょっとわかりにくいです。 説明なしに登場人物たちが行動しまくるのみ。 読んでいる人間は、主人公たちがいま何をしているのかがわからないまま読まなければなりません。 これではついていけない。 また、いろいろ詳しかったり思い入れが多いのはわかりますが、 肉付けが多すぎて「骨」になる部分がわかりにくいです。 読む側としては「はいはい。もうわかったから」と思いながら、読み飛ばす癖がついてきてしまう。 力みすぎて切れ味が悪い、とでも言えばいいか。 通常、エンタメ小説というものは終盤になるにつれ読むのが止まらなくなるものですが、 ちょっと終盤で読むのが面倒になってしまいました。 しかも戦闘シーンの途中なのに。 何かが過剰で、何かが不足しているのだと思います。 | ||||
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「それまで無言だった理沙が、『いただきます』と大人たちの気まずさを無視する声を出して、つられるように全員がコップを傾け、箸を取った。そうして元左翼活動家とその妻、秘密工作員とダメ自衛官が囲む夕食は、密やかに始まった。」 この設定が上手いのではないと思います。表現の粋なのだと思います。 | ||||
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「それまで無言だった理沙が、『いただきます』と大人たちの気まずさを無視する声を出して、つられるように全員がコップを傾け、箸を取った。そうして元左翼活動家とその妻、秘密工作員とダメ自衛官が囲む夕食は、密やかに始まった。」この設定が上手いのではないと思います。表現の粋なのだと思います。 | ||||
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軍事スリラーかと思って買うと裏切られます。 途中の展開が間延びして最後のオチもいまひとつ。動機も説得力に欠けるし、作者はドンデン返しのつもりかもしれないが、最後の場面でも小説の面白さは感じなかった。 セリフも臭いし、久しぶりにハズレを引いた感が否めません。 | ||||
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文庫版の解説で大沢在昌が書いているように、正直言って、前作「川の深さは」の方が感情移入できたし、泣けた。設定もあまりに話が大きすぎて、あまり現実感はなく、どうしても「作り話」という意識から抜け出ることが出来なかった。個人的には、「川の深さは」と「6ステイン」こそが福井晴敏の真骨頂だと思っているので、ややこの作品は誇張が行き過ぎて失敗したのでは・・という気もする。 ただ、この作品が江戸川乱歩賞を受賞した経緯については、大沢の解説を読んで納得できた。大沢の気持ちは一読者としても共通の思いだからだ。 唯一、この作品を救っているのは護とウルマという「戦闘のために作られた人形」たちが、心を持ち、涙を流す場面だろう。それぞれの父親や母親に見立てた人達への思いは熱く胸を打つものがあった。 いずれにしても、「川の深さは」とこの作品が、「亡国のイージス」という大作に繋がるのだから、読んで損は絶対にない。 | ||||
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福井節!炸裂!です。 お馴染みの人物設定。お馴染みの展開。お馴染みのテーマ…。 少々、強引な話運びには、付いて行けませんでした…。 ファンの方、ゴメンナサイ! | ||||
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「亡国のイージス」を先に読み、その後に乱歩賞受賞作の本書、あるいは「川の深さは」を読んだ。デビューから生粋の福井ファン、と言うのを除いて、多くの人が辿ったであろう順番である。 防衛庁の秘密機関・ダイスの内部抗争を舞台とし、アポクリファ、辺野古デストラクション、グソーが出てくるなど、「川の深さ」はから始まり、「亡国のイージス」へと繋がる仕掛けが面白い。結果的にダイス3部作と言われるが、作者はこれを書いた時点で「亡国のイージス」を構想していたのだろうか? 辺野古基地への攻撃など、「軍事アクションもの」としても素晴らしい。 底辺を流れる親子のストーリーも良い味付けとなっている。 「亡国のイージス」、「終戦のローレライ」と比べると完成度は低いが、パワーに溢れ、一気に読ませる。福井作品を読む上で欠かせない作品。 | ||||
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大仰な設定にリアリティを持たせ、アクションを盛り込み、エンタテイメントの中にも強く啓蒙する内容を、と頑張って書いてる感触は伝わる。 だけどページが少ないせいもあってか、人物が作者の都合でだけで動いてて魅力に乏しく、ストーリー展開に説得力が無い。みんな、説明文をしゃべりすぎだし。 都合よくてきぱきと展開して、予定調和的にラストを向かえ、なんか「ジャンプ」の10週打ち切り作品みたい、と思った。 それに、(「亡国のイージス」「川の深さは」と読んだのは三作だけだけど)みーんな同じ話の焼直しとしか思えない。(一番最初に読んだからか、枚数使ってより描ききろうとしてるからか、「亡国のイージス」が一番読める話になってると思う) あと!主語の前に長い修飾文の付く文章が多すぎる。もっと推敲してほしい。 | ||||
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