Twelve Y. O.

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評判

Twelve Y. O.の評価:

3.50/5点 レビュー 58件。 C ランク

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平均点3.50pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全69件 21〜40 2/4ページ
No.49
(4pt)

練られた文章が素晴らしいのだけれど

小説としてはいささか拍子抜けでした。
特にラストになって少女のはずのウルマが・・・
これはないだろ、と苦笑してしまった。
ですがこの作者の文章はとにかく味があって惹きつけられます。
少々練られすぎていて読後はお腹いっぱいになってしまいました。

Twelve Y.O. (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Twelve Y.O. (講談社文庫)より
4062731665
No.48
(3pt)

力みすぎて切れ味が悪い、とでも言えばいいか。

登場人物たちが突っ走るキャラクターの場合、傍観者を用意して、
「主人公はこれからどうするつもりか」「なぜそういう行動が必要なのか」などの
状況を説明する必要があるのですが、それがないので、ちょっとわかりにくいです。
説明なしに登場人物たちが行動しまくるのみ。
読んでいる人間は、主人公たちがいま何をしているのかがわからないまま読まなければなりません。
これではついていけない。

また、いろいろ詳しかったり思い入れが多いのはわかりますが、
肉付けが多すぎて「骨」になる部分がわかりにくいです。
読む側としては「はいはい。もうわかったから」と思いながら、読み飛ばす癖がついてきてしまう。
力みすぎて切れ味が悪い、とでも言えばいいか。

通常、エンタメ小説というものは終盤になるにつれ読むのが止まらなくなるものですが、
ちょっと終盤で読むのが面倒になってしまいました。
しかも戦闘シーンの途中なのに。

何かが過剰で、何かが不足しているのだと思います。

Twelve Y.O. (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Twelve Y.O. (講談社文庫)より
4062731665
No.47
(5pt)

夕食

「それまで無言だった理沙が、『いただきます』と大人たちの気まずさを無視する声を出して、つられるように全員がコップを傾け、箸を取った。そうして元左翼活動家とその妻、秘密工作員とダメ自衛官が囲む夕食は、密やかに始まった。」

この設定が上手いのではないと思います。表現の粋なのだと思います。
Twelve Y.O. (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Twelve Y.O. (講談社文庫)より
4062731665
No.46
(5pt)

夕食

「それまで無言だった理沙が、『いただきます』と大人たちの気まずさを無視する声を出して、つられるように全員がコップを傾け、箸を取った。そうして元左翼活動家とその妻、秘密工作員とダメ自衛官が囲む夕食は、密やかに始まった。」

この設定が上手いのではないと思います。表現の粋なのだと思います。
Twelve Y.O. Amazon書評・レビュー: Twelve Y.O.より
4062093685
No.45
(1pt)

何コレ?

軍事スリラーかと思って買うと裏切られます。

途中の展開が間延びして最後のオチもいまひとつ。動機も説得力に欠けるし、作者はドンデン返しのつもりかもしれないが、最後の場面でも小説の面白さは感じなかった。
セリフも臭いし、久しぶりにハズレを引いた感が否めません。
Twelve Y.O. (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Twelve Y.O. (講談社文庫)より
4062731665
No.44
(4pt)

人形の涙

文庫版の解説で大沢在昌が書いているように、正直言って、前作「川の深さは」の方が感情移入できたし、泣けた。設定もあまりに話が大きすぎて、あまり現実感はなく、どうしても「作り話」という意識から抜け出ることが出来なかった。個人的には、「川の深さは」と「6ステイン」こそが福井晴敏の真骨頂だと思っているので、ややこの作品は誇張が行き過ぎて失敗したのでは・・という気もする。

ただ、この作品が江戸川乱歩賞を受賞した経緯については、大沢の解説を読んで納得できた。大沢の気持ちは一読者としても共通の思いだからだ。

唯一、この作品を救っているのは護とウルマという「戦闘のために作られた人形」たちが、心を持ち、涙を流す場面だろう。それぞれの父親や母親に見立てた人達への思いは熱く胸を打つものがあった。

いずれにしても、「川の深さは」とこの作品が、「亡国のイージス」という大作に繋がるのだから、読んで損は絶対にない。
Twelve Y.O. (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Twelve Y.O. (講談社文庫)より
4062731665
No.43
(1pt)

ファンの方、ゴメンナサイ!

福井節!炸裂!です。

お馴染みの人物設定。お馴染みの展開。お馴染みのテーマ…。
少々、強引な話運びには、付いて行けませんでした…。
ファンの方、ゴメンナサイ!
Twelve Y.O. (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Twelve Y.O. (講談社文庫)より
4062731665
No.42
(3pt)

未完時代の福井作品

「亡国のイージス」を先に読み、その後に乱歩賞受賞作の本書、あるいは「川の深さは」を読んだ。デビューから生粋の福井ファン、と言うのを除いて、多くの人が辿ったであろう順番である。

防衛庁の秘密機関・ダイスの内部抗争を舞台とし、アポクリファ、辺野古デストラクション、グソーが出てくるなど、「川の深さ」はから始まり、「亡国のイージス」へと繋がる仕掛けが面白い。結果的にダイス3部作と言われるが、作者はこれを書いた時点で「亡国のイージス」を構想していたのだろうか?

辺野古基地への攻撃など、「軍事アクションもの」としても素晴らしい。
底辺を流れる親子のストーリーも良い味付けとなっている。

「亡国のイージス」、「終戦のローレライ」と比べると完成度は低いが、パワーに溢れ、一気に読ませる。福井作品を読む上で欠かせない作品。

Twelve Y.O. (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Twelve Y.O. (講談社文庫)より
4062731665
No.41
(2pt)

話の都合だけで動くキャラはいかんよ!

大仰な設定にリアリティを持たせ、アクションを盛り込み、エンタテイメントの中にも強く啓蒙する内容を、と頑張って書いてる感触は伝わる。
だけどページが少ないせいもあってか、人物が作者の都合でだけで動いてて魅力に乏しく、ストーリー展開に説得力が無い。みんな、説明文をしゃべりすぎだし。
都合よくてきぱきと展開して、予定調和的にラストを向かえ、なんか「ジャンプ」の10週打ち切り作品みたい、と思った。

それに、(「亡国のイージス」「川の深さは」と読んだのは三作だけだけど)みーんな同じ話の焼直しとしか思えない。(一番最初に読んだからか、枚数使ってより描ききろうとしてるからか、「亡国のイージス」が一番読める話になってると思う)

あと!主語の前に長い修飾文の付く文章が多すぎる。もっと推敲してほしい。
Twelve Y.O. Amazon書評・レビュー: Twelve Y.O.より
4062093685
No.40
(2pt)

期待外れだった。

少し前に話題になった「亡国のイージス」の作者、福井晴敏のデビュー作。
個人的には「亡国のイージス」の作者だからという事より、江戸川乱歩賞の受賞作というところからこの小説に対する期待を抱いていた。
今まで読んできた江戸川乱歩賞受賞作はどれも秀作ばかりだったので。

読破してからの感想は、「些か期待外れ」だった。
途中で読むのをやめさせるような退屈さは無く、一応最後まで読ませはするのだが、「面白かった」、「感動した」等の読後感を得られない。
何とも中途半端な小説である。

その第一の要因は「作者の政治的主張が前面に出過ぎている」という所にあるのではないだろうか。
作者が自分の小説に何らかの主張を込めることは良くあることであり別にそこがマイナス評価にすぐ繋がる訳ではない。
しかし、その主張はあくまで「小説という形」をとる以上「小説の中で表現されるストーリーの中」で自然に、さりげなく語られなければならない(と、自分は思っている)。
だが、この小説はあまりにも作者の主張が前面に出すぎている為、作中の登場人物はただ「作者の主張のままに動いている」という印象を受け、全く登場人物が「生きていない」。
登場人物が生き生きしていないというのは作者の人物描写の下手さ(特にヒロインのウルマの魅力が上手く書けていないのが痛い)から来ているところもあるのだが。

なかなか上手く書けているアクションや軍事関連の描写にも上記の欠点を補うほどの魅力は無い。
Twelve Y.O. (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Twelve Y.O. (講談社文庫)より
4062731665
No.39
(4pt)

「川の深さは」とはまた違ったハードアクション的福井小説

「おもしろい」たしかに、おもしかった。後半部分での戦闘シーン、アパッチとの死闘、そして黒幕との戦い。「川の深さは」の静かなドラマ的感はあまりなく、本作はハードアクション的な雰囲気を醸し出している。それによってエンターテインメント性(つまり娯楽性)も高くなっており、ハリウッドアクション映画のようだ。だが・・・

だが。

しかし。

「川の深さは」で重要な意味を持っていた「メッセージ性」が少ない。娯楽性をあまり重視しなければ、もっと現実感のある小説に仕上がっていたと思う。作品ひとつひとつにメッセージがあるのが福井小説の本来の姿であると思う。

内容はよかった。 現実味に欠けているのが残念。
Twelve Y.O. (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Twelve Y.O. (講談社文庫)より
4062731665
No.38
(3pt)

話を大きく広げすぎた

話を大きく広げすぎた。
その分、前年の乱歩賞候補作「川の深さは」より小説としての感動は少ない。
登場人物も多すぎる。
乱歩賞のページ数の制約だろうが、一人一人の書き込みが浅い。
「ウルマ」、「キメラ」、「BB文書」、「GUSOH」等小道具ばかり出てくる割には、
現実感のない少女戦闘員とか、存在感の希薄な、傍観者のような主人公と
なってしまった。
中途半端な作品になってしまったのは残念。
Twelve Y.O. (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Twelve Y.O. (講談社文庫)より
4062731665
No.37
(2pt)

模範的

な非常に優等生然とした作品ですね・・・SFもしくはファンタジーとして。描写が非常にビジュアル的というかぁ映像的というか。アニメ臭を
感じてしまいます。中途半端に現実をリンクさせたような感じではなく。完璧に別の世界感を作りあげた上で書けばそはそれで読めたと思いますよ・・・
Twelve Y.O. (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Twelve Y.O. (講談社文庫)より
4062731665
No.36
(4pt)

上手すぎる!

2005年は福井晴敏原作の映画が3本公開されましたが、原点ともいえる作品がこの「Twelve Y.O.」日本という平和に慣れきってしまっている国に対して憂いをもつ兵士たち。国と国の戦争よりも、もっと暗い戦争。狭間に産み落とされた人間。BB文書の秘密。たった一人の人間の手によって2つの国が右往左往するさまは滑稽そのものである。しかしその決して本性を現さない顔にはなんともいえぬ恐怖も覚えるから不思議だ。
Twelve Y.O. (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Twelve Y.O. (講談社文庫)より
4062731665
No.35
(5pt)

ギャップがたまりません!!

第44回江戸川乱歩賞受賞作品 本当にもう、ヤバイくらいおもしろかったです。 しかも、ただおもしろいだけではなく、読書中に「現代の日本とは…」「人の命とは…」「人生とは…」「愛とは…」等々、様々なことを考えさせられました。 そして、軍事的な専門用語がずらりと並んでいるにもかかわらず、ものすごく人間くさいドラマが展開されるというギャップがもうたまりません。 因みに、本作は福井晴敏の形式的デビュー作です。実質的デビュー作『川の深さは』と本作には内容的にリンクがあるので、先ず『川の深さは』を読んでから本作を読んだ方がより楽しめると思います。 さらに、映画の「ローレライ」や「亡国のイージス」で福井晴敏氏のことを知った方も、是非『川の深さは』と本作を読んでみてください。 強烈にお勧めします。 ソレデハ…
Twelve Y.O. (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Twelve Y.O. (講談社文庫)より
4062731665
No.34
(3pt)

「川」⇒「Twelve」⇒「亡国」は連作です。

福井作品を「亡国のイージス」⇒「終戦のローレライ」⇒「川の深さは」⇒「Twelve Y.O.」の順で読み、「川」⇒「Twelve」⇒「亡国」がシリーズ物ということに「Twelve」を読んでいる途中で気がつきました。
「川」が「Twelve」の続きというのは「Twelve」のあとがきに書いてあったので「Twelve」を読む前に気がついたのですが、「Twelve」が「亡国」につながっていることはどこにも出てなかったのでこれから読む人は注意が必要でしょう。
※出版社はもっと気を使ってほしいものです。
続けて4作も似たような設定の作品を読むとさすがに食指ぎみとなりますが、タイトルとなっている「Twelve Y.O.」にこめられた作者のメッセージは重く、福井ワールドを語るには江戸川乱歩賞受賞作のこの作品は必読です。
Twelve Y.O. (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Twelve Y.O. (講談社文庫)より
4062731665
No.33
(2pt)

福井氏独特の作法が空回り

結局のところ、人ってのは、絵に描いたようなヒーロー、ヒロインによって紡がれる、白々しいまでの単純なストーリーを欲していると思う。けど、実際にそれを見せ付けられると、「そんなことあるかよ!」と、素直になれず背を向けてしまう。
(素直に”世界の中心で愛をさけぶ”に感動できる人もいるけど、大抵の人は素直になれず「けっ! バカバカしい!」となってしまう)  福井晴敏は、壮大なかつ緻密な世界観、大胆かつ繊細なプロットで、キャラクターたちのチープな愛憎劇包み込み、人が本来読みたい物語を照れずに読ませることを手法としている。
 これは、すなわち福井氏が敬愛するガンダムの方法論であり、映画ローレライのパンフレットの中で氏が、「僕は、恥じることなくガンダムをやりたい」と語った部分だと思う。  しかしながら、この手法は世界観の壮大さと、キャラクターのチープさの微妙なバランスの上に成り立っており、このバランスを読み違えると、途端に物語が冷め、白々しく感じてしまう。
 ガンダムの作者、富野由悠季氏も、ガンダム、イデオン以降、この失敗を幾度となく繰り返している。  大作「終戦のローレライ」、またこの作品の前作にあたる「川の深さは」では、このバランスが上手く取れているように感じたが、この作品においては、それが失敗しているように感じる。
 特に物語のキーとなるウルマ、トゥエルブキャラクター設定があまりにチープ、空疎であり、終盤に近づくにつれ「ついていけない」と、感じさせられた。
 あるいは、公募作品ということで制限された作品の長さが、福井氏の構想通りの物語を許さなかったのかもしれないが、非常に惜しい作品になってしまった、というのが素直な印象だ。
Twelve Y.O. (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Twelve Y.O. (講談社文庫)より
4062731665
No.32
(4pt)

もう一つの「亡国のイージス」?

「亡国のイージス」を読んでとても面白かった!!ので同じ作家の作品ということでTwelve YOを読みました。
テーマも人物のプロットもよく似ています。仙石曹長と平、如月と里沙・・・など同じキャラのように思えます。ストーリーは全く違うのに、2つの作品がだぶって見えます。
ということで、「亡国のイージス」を楽しめた人は楽しめると思います。この二つの作品の持つ雰囲気、テンポの良いストーリー展開大好きです。「沈黙の戦艦」を観て、「沈黙の要塞」も観たくなって、観てみたら面白かった! そんな感じです。
Twelve Y.O. (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Twelve Y.O. (講談社文庫)より
4062731665
No.31
(3pt)

生きろ!

圧倒的迫力で、読む者を惹きつける。だが、この作品の根底に流れるのは、人間の心の奥にひっそりと存在していた悲しみだった。「12」こと東馬修一。父を愛することも、父に愛されることも知らずに育った彼の求めたもの、それは親子の絆ではなかったのだろうか。国家の思惑に翻弄された一人の男の憐れさ。「BB文書」の正体が明らかになった時、その思いはいっそう強まった。「死ぬな!生きろ!」かつて東馬に命を救われた平が、東馬に言われた言葉だった。平はそれと同じことを若い二人、護と理沙に叫ぶ。平の思いが、この二人に届くことを願った。
Twelve Y.O. (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Twelve Y.O. (講談社文庫)より
4062731665
No.30
(5pt)

続きが読みたくなります。

読み出すと面白く、あっという間に読みました。
設定がとても深く最後に謎が解けるとすっきりします。
これを読んでから『亡国のイージス』を読むと、そこに至るまでが良く分かります。
ただ、終わり方が個人的には少し不満が残りました。
Twelve Y.O. (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: Twelve Y.O. (講談社文庫)より
4062731665