蝦夷地別件

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評判

蝦夷地別件の評価:

4.23/5点 レビュー 31件。 A ランク

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平均点4.23pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全55件 41〜55 3/3ページ
No.15
(3pt)

前半は100点しかし最後は30点・・・

さすがに船戸与一、最初から中盤まではあまりの面白さに止まりません。

かなりの長編ですが、キャラクターメイクと構成の素晴らしには脱帽です。最高です!

しかし、どうしてこの人はいつもラストが現実離れするのでしょうか、わかりません。

もったいないの一言です。滅茶苦茶にしてます。それがこの作者の限界でしょうか。

前半の面白さががラストまでもてば、この作品は必ずなんらかの賞を受賞していたでしょうに、ホントもったいないです。

船戸ハードボイルドの最高傑作は、やはり「山猫の夏」。

これを越える作品を作るのはやはり難しい、ということでしょうか。
蝦夷地別件〈上〉 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: 蝦夷地別件〈上〉 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027380
No.14
(5pt)

おもろい

おもろい! の一言につきます。船戸与一は「猛き箱舟」が最高だと思っていたが、それ以上におもしろい。(上)のプロローグ、そして本文を読んだ後、 エピローグ(下巻に掲載)、イイ。物語の最後は作者のいつもどおりの終わり方で、それはいまひとつだが、でもおもしろい。
蝦夷地別件〈上〉 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: 蝦夷地別件〈上〉 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027380
No.13
(5pt)

おもろい

おもろい! の一言につきます。船戸与一は「猛き箱舟」が最高だと思っていたが、それ以上におもしろい。(上)のプロローグ、そして本文を読んだ後、 エピローグ(下巻に掲載)、イイ。物語の最後は作者のいつもどおりの終わり方で、それはいまひとつだが、でもおもしろい。
蝦夷地別件〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 蝦夷地別件〈上〉 (新潮文庫)より
4101343136
No.12
(5pt)

船戸、恐るべし。

実はまだ下巻を読んでいる最中ですが、この本はもう圧巻です。今年は、船戸氏の本を一気に15冊ぐらい読んでますが、「猛き箱船」を頂点にやや食傷気味になっていました。ところが、この本は当たりでしたね。たまたま私は、10歳まで北海道を転々とし、最後にいたのが釧路。遠足で厚岸へ行き、厚岸湾を高台から見下ろしたこともあるので、200年以上前にあの場所で、こんなすごいことが起きていたのか、と思うと感慨もひとしおです。船戸さんの文章もドライブ感があり、あっという間に読めます。北方謙三さんといい、ハードボイルド系の人は、時代物も上手いですね。下巻の残りを読むのが楽しみです。
蝦夷地別件〈上〉 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: 蝦夷地別件〈上〉 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027380
No.11
(5pt)

船戸、恐るべし。

実はまだ下巻を読んでいる最中ですが、この本はもう圧巻です。今年は、船戸氏の本を一気に15冊ぐらい読んでますが、「猛き箱船」を頂点にやや食傷気味になっていました。ところが、この本は当たりでしたね。たまたま私は、10歳まで北海道を転々とし、最後にいたのが釧路。遠足で厚岸へ行き、厚岸湾を高台から見下ろしたこともあるので、200年以上前にあの場所で、こんなすごいことが起きていたのか、と思うと感慨もひとしおです。船戸さんの文章もドライブ感があり、あっという間に読めます。北方謙三さんといい、ハードボイルド系の人は、時代物も上手いですね。下巻の残りを読むのが楽しみです。
蝦夷地別件〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 蝦夷地別件〈上〉 (新潮文庫)より
4101343136
No.10
(4pt)

中盤は快調

この小説の中では、蝦夷地にまだ階級社会は生まれてなかったということになっているらしい。指導者は常に評定で決まり、戦争を起こすかどうかも長人たちの評定で決まっていく。住居は竪穴式らしく思えるが、その描写は無い。既に明らかになっていることのみを誠実に再現しようとする作者の態度が伺える。
中巻まで読み終えて、やはりこの「乱」はあまりにも無謀であった、といわざるをえない。しかしアイヌは自らの誇りにかけて立ち上がる。民族を守る闘いに(現代でも)我々は口をはさめない。さらに言えば過去に民族をじゅうりんした我々の祖先を我々は恥じなければならない。
物語は封建社会の支配者である幕府の思惑と、革命が進みつつある西欧の思惑を背景にもちながら進んでいく。世界的な視点でこの「乱」を船戸は描いている。それは正しい。
蝦夷地別件〈中〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 蝦夷地別件〈中〉 (新潮文庫)より
4101343144
No.9
(3pt)

最終章はいただけない

上巻を読むのに一週間かかった。しかし中を読むのに二日、下に至ってては半日しかからなかった。理由は簡単だ。この小説は面白い。しかし途中から言いたいことはほぼ予想がつくようになった。だから飛ばし読みをする段落が増えたからである。後三分の一ぐらいは削るべきであったろう。最終章はいただけない。作者の気持ちは良く分かる。アイヌのその後の運命を考えるとああいう終わり方にしたい気持ちも良く分かる。しかしせっかくつくってきたキャラを壊すようなことは良くない。あの思慮深いツキノエが、ハルフナリが、あそこまで無気力になるだろうか。物語に決着をつけるために作者が物語を「作為的」に作ったのだ、もちろん小説だから物語は作るのだか、「自然でない」と私は思うのである。 ただ、この物語には一度も登場しないが、この物語を規定している人物を配置するというのはなかなか面白い趣向である。老中松平定信の「日本国」論。もっとも彼の構想はさながら現代日本の官僚の作文のように思えて仕方ないのは私だけだろうか。
蝦夷地別件〈下〉 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: 蝦夷地別件〈下〉 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027399
No.8
(3pt)

最終章はいただけない

上巻を読むのに一週間かかった。しかし中を読むのに二日、下に至ってては半日しかからなかった。理由は簡単だ。この小説は面白い。しかし途中から言いたいことはほぼ予想がつくようになった。だから飛ばし読みをする段落が増えたからである。後三分の一ぐらいは削るべきであったろう。最終章はいただけない。作者の気持ちは良く分かる。アイヌのその後の運命を考えるとああいう終わり方にしたい気持ちも良く分かる。しかしせっかくつくってきたキャラを壊すようなことは良くない。あの思慮深いツキノエが、ハルフナリが、あそこまで無気力になるだろうか。物語に決着をつけるために作者が物語を「作為的」に作ったのだ、もちろん小説だから物語は作るのだか、「自然でない」と私は思うのである。 ただ、この物語には一度も登場しないが、この物語を規定している人物を配置するというのはなかなか面白い趣向である。老中松平定信の「日本国」論。もっとも彼の構想はさながら現代日本の官僚の作文のように思えて仕方ないのは私だけだろうか。
蝦夷地別件〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 蝦夷地別件〈下〉 (新潮文庫)より
4101343152
No.7
(4pt)

なし崩し的な侵略あるいはアイヌの英雄譚

昔倭人と呼ばれた人々は、約五百年かけて西日本を統一し、その後約六~七百年かけて北海道と沖縄をのぞく「日本」という国を造った、という言い方も出きるかもしれない。それを「侵略」といっていいものかどうか。島国という事が幸いしたのかもしれないが、西洋と比べて大きな軍事力と軍事力の衝突は起こらず、大きな軍事力に少数民族(この言い方が正しいかどうかも自信がないが)が侵食されるという形で起こった。不公平貿易と差別政策、そして少数民族の日本民族への同化現象(その反対はほとんど起こらない)、これらは現代まで引き継がれた中央の「やり方」である。「なし崩し的な侵略」といってもいいのかもしれない。18C末、蝦夷地は「日本」に飲み込まれる最終段階に達していた。炎が消えるときの最後の煌(きらめ)き。私は今からその最後の物語を読もうとしている。一人の偏骨日本人が語ったアイヌの英雄譚として。
蝦夷地別件〈上〉 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: 蝦夷地別件〈上〉 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027380
No.6
(4pt)

なし崩し的な侵略あるいはアイヌの英雄譚

昔倭人と呼ばれた人々は、約五百年かけて西日本を統一し、その後約六~七百年かけて北海道と沖縄をのぞく「日本」という国を造った、という言い方も出きるかもしれない。それを「侵略」といっていいものかどうか。島国という事が幸いしたのかもしれないが、西洋と比べて大きな軍事力と軍事力の衝突は起こらず、大きな軍事力に少数民族(この言い方が正しいかどうかも自信がないが)が侵食されるという形で起こった。不公平貿易と差別政策、そして少数民族の日本民族への同化現象(その反対はほとんど起こらない)、これらは現代まで引き継がれた中央の「やり方」である。「なし崩し的な侵略」といってもいいのかもしれない。18C末、蝦夷地は「日本」に飲み込まれる最終段階に達していた。炎が消えるときの最後の煌(きらめ)き。私は今からその最後の物語を読もうとしている。一人の偏骨日本人が語ったアイヌの英雄譚として。
蝦夷地別件〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 蝦夷地別件〈上〉 (新潮文庫)より
4101343136
No.5
(5pt)

200年前、蝦夷地は熱く燃えた

北方領土は日本の土地ではない。ロシアの土地でもない。アイヌの土地だった。 この本を読むとそれがよく分かる。 世界の被差別民族の歴史をたどる船戸文学がアイヌの蜂起に目を転じた。 後世に名を残すことのない人間の魂を、追い詰められ行き場のない人間の心を、冷たく描き切る。混沌としているようで、実は単純な現代日本の政治、社会を照らし合わせながら読むと面白い。
蝦夷地別件〈上〉 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: 蝦夷地別件〈上〉 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027380
No.4
(5pt)

200年前、蝦夷地は熱く燃えた

北方領土は日本の土地ではない。ロシアの土地でもない。アイヌの土地だった。 この本を読むとそれがよく分かる。 世界の被差別民族の歴史をたどる船戸文学がアイヌの蜂起に目を転じた。 後世に名を残すことのない人間の魂を、追い詰められ行き場のない人間の心を、冷たく描き切る。混沌としているようで、実は単純な現代日本の政治、社会を照らし合わせながら読むと面白い。
蝦夷地別件〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 蝦夷地別件〈上〉 (新潮文庫)より
4101343136
No.3
(1pt)

菱の実と鮭

アイヌ、当時の北海道のことをよく調べて、大河小説をめざしたのだと思うけど、長すぎる。  一番不満なのは、アイヌの食事として朝昼晩「菱の実と鮭を煮たもの」しか出てこないこと。それ以外のメニューを著者は調べられなかったのだろう。
蝦夷地別件〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 蝦夷地別件〈上〉 (新潮文庫)より
4101343136
No.2
(1pt)

菱の実と鮭

アイヌ、当時の北海道のことをよく調べて、大河小説をめざしたのだと思うけど、長すぎる。  一番不満なのは、アイヌの食事として朝昼晩「菱の実と鮭を煮たもの」しか出てこないこと。それ以外のメニューを著者は調べられなかったのだろう。
蝦夷地別件〈上〉 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: 蝦夷地別件〈上〉 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027380
No.1
(4pt)

忘れてはならない日本の歴史

江戸時代末期の、アイヌ民族を支配しようとする日本人とアイヌ民族との対立が見事に描写されており、過去に民族紛争が日本でもあったという事実を目の前に突きつけられる、そんな作品です。北の僻地で展開される、民族の誇りを取り戻そうと血気盛んになるアイヌの物語に、幕府やロシアが絡んできたりとスケールの大きな、それでいてとても悲しい内容でした。魅力的な登場人物が多く、どんどん惹きつけられました。残念なのは、少々エンディングが物足りなく感じたことです。
蝦夷地別件〈下〉 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: 蝦夷地別件〈下〉 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027399