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無貌伝 双児の子ら
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無貌伝 双児の子らの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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怪奇色の強いミステリー小説です。 謎多き怪異「ヒトデナシ」は、よく考えれば「何でもありでズルい」とも思うのですが、いかにも「怪奇!」という感じで、懐かしいケレン味を感じます。 敵の「無貌」も、ヒトでなく怪異であることが最初から示されていますが、「怪人」感が素晴らしい。不気味なだけではなく、異形としての存在感をしっかり持っています。 トリックの半分ほどは、難易度が低い割に引っ張りすぎのような……とも思いましたが、とにかく世界観と雰囲気がクセになる作品でした。文章が読みやすいのも、ジュブナイル的な演出効果があって良いと思います。 江戸川乱歩や横溝正史のお好きな方にお勧めしてみたい作品です。 | ||||
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こうした異世界感を取り入れ、 尚且つ現実世界も並行して書かれて 謎解きも入ってるーとなると欲張りすぎ。 大体が面白くない作品の中、この本は本当に良かった。 素直に面白かった、と人に勧められる本です。 「ヒトデナシ」の設定も凝ってるし、 主要人物たちもそれぞれに魅力があるので 「この人が犯人だな」と検討がついても 本の面白さは変わらない。 ミステリーのトリックって出しつくされてる感があります。 もう驚いたり唸ったりするような本って無いと思うんですよね。 だから「トリックありき」というより こうして魅力的な人物たちが登場する本が面白い、と 最近思うようになりました。 頑張っていっぱい世に作品を出して欲しいです。 | ||||
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こうした異世界感を取り入れ、 尚且つ現実世界も並行して書かれて 謎解きも入ってるーとなると欲張りすぎ。 大体が面白くない作品の中、この本は本当に良かった。 素直に面白かった、と人に勧められる本です。 「ヒトデナシ」の設定も凝ってるし、 主要人物たちもそれぞれに魅力があるので 「この人が犯人だな」と検討がついても 本の面白さは変わらない。 ミステリーのトリックって出しつくされてる感があります。 もう驚いたり唸ったりするような本って無いと思うんですよね。 だから「トリックありき」というより こうして魅力的な人物たちが登場する本が面白い、と 最近思うようになりました。 頑張っていっぱい世に作品を出して欲しいです。 | ||||
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秀逸なミステリーは、意図的な捨て駒的伏線めいたものがあるが、 この本ではほとんどの伏線がオチにつながっているので、 予定調和な感が否めない。 また、文章も個性がなく、ありきたりな言い回しや、 稚拙なところが所々に見受けられた。 さらに言えば、続編や、秋津の過去話や、 あわよくば三探偵のスピンオフを出すことを、 念頭において構成しているに違いなく、 ちょっとあざといなぁという気もする。 ただ、物語の舞台装置はうまくできているし、魅力的。 どちらかと言えば、コミックやアニメなどの原作として、 メディアミックス展開したほうがよさそう。 | ||||
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秀逸なミステリーは、意図的な捨て駒的伏線めいたものがあるが、 この本ではほとんどの伏線がオチにつながっているので、 予定調和な感が否めない。 また、文章も個性がなく、ありきたりな言い回しや、 稚拙なところが所々に見受けられた。 さらに言えば、続編や、秋津の過去話や、 あわよくば三探偵のスピンオフを出すことを、 念頭において構成しているに違いなく、 ちょっとあざといなぁという気もする。 ただ、物語の舞台装置はうまくできているし、魅力的。 どちらかと言えば、コミックやアニメなどの原作として、 メディアミックス展開したほうがよさそう。 | ||||
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第40回メフィスト賞受賞作。 怪盗X面相を連想させる敵、それを宿敵とする名探偵、そして向こう見ずでやんちゃな助手の少年というなんともステレオタイプの設定じゃないかと思いきや、とんでもなかった!!ww 怪盗は人間じゃないし、名探偵はかつての名声はどこへやらのヘタれになってしまってるし、少年に至っては先生である探偵に銃を突きつける始末ww 舞台も大正時代を髣髴とさせるものの完全な異世界です。 ファンタジー小説では現実世界のイレギュラーが当たり前になりがちですが、でも筋が通って納得できるというのはきっと世界観がしっかりしており、事件の裏にあるのは人間臭さ以外の何物でもないからかもしれません。また、単なる推理ものだけではなく、人の温かさや寂しさなどを含ませる表現も多く、きっと人が好きな作者さんなのだろうなぁと思いました。 今回は探偵先生の影が若干薄い気がしますが・・・今後の活躍に期待!ということでww 読み終わった後の純粋に続きが楽しみになる、そんな作品だと思いマス♪ | ||||
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第40回メフィスト賞受賞作。 怪盗X面相を連想させる敵、それを宿敵とする名探偵、そして向こう見ずでやんちゃな助手の少年というなんともステレオタイプの設定じゃないかと思いきや、とんでもなかった!!ww 怪盗は人間じゃないし、名探偵はかつての名声はどこへやらのヘタれになってしまってるし、少年に至っては先生である探偵に銃を突きつける始末ww 舞台も大正時代を髣髴とさせるものの完全な異世界です。 ファンタジー小説では現実世界のイレギュラーが当たり前になりがちですが、でも筋が通って納得できるというのはきっと世界観がしっかりしており、事件の裏にあるのは人間臭さ以外の何物でもないからかもしれません。 また、単なる推理ものだけではなく、人の温かさや寂しさなどを含ませる表現も多く、きっと人が好きな作者さんなのだろうなぁと思いました。 今回は探偵先生の影が若干薄い気がしますが・・・今後の活躍に期待!ということでww 読み終わった後の純粋に続きが楽しみになる、そんな作品だと思いマス♪ | ||||
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「ヒトデナシ」と呼ばれる怪異が跋扈する世界が舞台。 伝奇的な設定ではありますが、ミステリ部分に関しては至って直球勝負。イロモノの多いメフィスト賞受賞作の中では、かなりの正統派に属するかと思います。 前半はやや退屈さも感じましたが、主人公のキャラクターが定まってきてからは一気に面白くなりました。表紙の硬派なイラストも好感が持てます。 シリーズとしても続くようですし、純粋に次回作が楽しみな作品です。 | ||||
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面白い! 世界設定は昭和初期に似た日本。 三探偵の一人、『顔』を奪われた名探偵・秋津と、親に捨てられ一人で生きてきた望少年。 よく見慣れた名探偵と助手と言うキャスティングながら、型に嵌っておらず新鮮だった。 『ヒトデナシ』と呼ばれる怪異、『ヒトデナシ』である『無貌」が盗む『顔』。 全ての設定が謎に絡んで、計算尽くされた感じがまた読んでいて気持ちがいい。 文体は癖がなく読みやすい。それでいて、『ヒトデナシ』に関する幻想的な描写は秀逸で不気味かつ不思議で背徳的で癖になる。 早くも次回作が待ち遠しい。 | ||||
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面白い! 世界設定は昭和初期に似た日本。 三探偵の一人、『顔』を奪われた名探偵・秋津と、親に捨てられ一人で生きてきた望少年。 よく見慣れた名探偵と助手と言うキャスティングながら、型に嵌っておらず新鮮だった。 『ヒトデナシ』と呼ばれる怪異、『ヒトデナシ』である『無貌」が盗む『顔』。 全ての設定が謎に絡んで、計算尽くされた感じがまた読んでいて気持ちがいい。 文体は癖がなく読みやすい。それでいて、『ヒトデナシ』に関する幻想的な描写は秀逸で不気味かつ不思議で背徳的で癖になる。 早くも次回作が待ち遠しい。 | ||||
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