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LOVE
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LOVEの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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作者によれば、この作品は「巨大な短篇」ということらしいが、普通に読めば、東京(の 五反田周辺)と猫を主題にした連作短篇であり、映画で言えばグランドホテル方式を 取った作品ということになるだろうか。 個々のエピソードはそれなりに捻ってあって、まあまあ面白いと感じる瞬間もあったが、 読み進むにつれて、どうやら個々の物語とその登場人物たちは、単に一回限りのもの として使い捨てにされるだけで、最初のほうに出てきた人物がのちに再登場するとか、 この話が全体としてどこかに収斂するといったことはないらしいと気づき、その時点で やたらと饒舌な語り口が鼻につき出して、途端に飽きてしまった(首都高2号線とか 418号線とか、さすがに何度も出し過ぎである)。 個々のエピソードの収束のつけ方にしても、とりあえず何かしら事件を起こせば一丁 上がりみたいな姿勢がやや安易で、それを何とか文体の力で引っ張っているような 作品に思えるが、ほぼ10年前の作品ということもあり、今読むとジュブナイルやヤング アダルトといった単語を連想してしまう語り口が、空回り気味に思える部分もあった。 構成らしい構成はなく、この程度の水準の作品であれば、いくらでも筆の赴くままに 書き飛ばせるよという、作者の力量自慢をされているようでもあったが、せめてこの 半分の長さにして、『4444』のように構成にもひと工夫あれば、これより数段ましな 作品になったはずなのにと惜しまれる。 | ||||
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僕は文体がダメでした。センテンスがブツブツと切られていて、読んでいて何度も目線が止まります。リズム良く読める人もいると思いますが、僕は逆に読んでいて苛々してしまいますね…(「ベルカ〜」はまだ読んでいられたのですが…)ストーリーや全体の雰囲気だけなら好みなので残念です。 | ||||
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わけが分からずかつ退屈な小説である。若者が何人か出てきて、わーってやって、あ、そう、というような小説で、なんでこれが三島賞をとるのか理解不能。古川は娯楽小説作家なのだから、どうしても賞をやりたいなら山本賞をやれば良かったのである。さもなくば、散文詩と見なして詩の舞台で評価すればよいのである。 三島賞というのは、かつては車谷長吉や佐伯一麦を発掘していたが、このところおかしな受賞作が続いている気がする(小野とか鹿島田とか小林とか)。 | ||||
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