■スポンサードリンク


LOVE



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
LOVE

LOVEの評価: 3.60/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

フランクな文体の群像紹介小説

文体は誰かが誰かを誰かに紹介や説明をしているような感じで、まるで作者本人からかくかくしかじかこれこれこうでさ〜。とファミレスでお茶でもしながら話を聞いているようなとてもフランクな印象を受けました。こんな小説は初めてです。

説明として、東京の街中の細かな住所や場所等が作中で所狭しと出てきましたが、私は東京には全く疎くて意味不明でした。東京の方だったなら「ああ〜あそこね〜」となってより小説の中の世界に身を投じることが出来たのではないかなと思いました。そういった意味では東京の方にはおすすめな一冊と言えるのではないでしょうか。

こんな小説は初めてと前文で書きましたが、兎に角東京に住む人々の断片が集約されていてそれが微妙に絡み合って一つの街として表現している様に思えました。作者が述べているように【巨大な短編】です。そう、その通りと思いました。短編集の様でそれとは違って、一つの長編かと言えばそうではない。正に巨大な短編と言う表現そのもの。今までに無かったような不思議な小説です。だから賞を受賞できたのでしょう。そんな小説でも一貫して登場するのは猫です。猫にも人と同じように様々な群像があるのだなと、擬人化して感じました。

なおこの作品は
【第19回(2006年)三島由紀夫賞】受賞作。
LOVEAmazon書評・レビュー:LOVEより
4396632533

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!