ハルモニア

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評判

ハルモニアの評価:

3.94/5点 レビュー 31件。 B ランク

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平均点3.94pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全66件 41〜60 3/4ページ
No.26
(5pt)

豊饒な表現力、深奥の神秘

ハルモニア。
それはまるで世界をすべる黄金率にも似た調べ。
神聖で崇高な侵しがたい神の旋律。
凡庸なチェリスト東野は音楽療法のスタッフとして通った高原の精神医療施設で、凄まじい才能を数奇な運命を秘めた一人の浅羽由希と出会う。
東野は彼女の秘めたる才能を引き出そうと悪戦苦闘の個人レッスンを開始するが……

超感覚ホラー。
サスペンス。
人間ドラマ。
この小説を飾る言葉はあまたあれど、一番しっくりくるのはやっぱり音楽小説だろう。
そう言うととかく高尚なものを思い浮かべがちだが、登場人物の苦悩や懊悩、葛藤が非常に生々しくリアルに迫ってくるせいで、どっぷりのめりこんでしまう。
血肉が通った饒舌でありながら流麗な描写は、とくに演奏シーンでその本領を発揮し、光の渦を巻いて読者をめくるめく翻弄する。
二十年間音楽に人生と情熱を注ぎ続けたチェリストでありながら、凡庸な秀才の域をでぬ東野は、重い障害を持ちながらけっして自分が叶いえぬ「天才」由希に激しい羨望と劣等感を抱く。
が。由希は紛れもなく音楽の天才でありながら、同時にコミュニケーション不全で、東野とも殆ど交流が成り立たない。
困惑する東野だが、一対一のレッスンを辛抱強く続けるうち、言葉よりも多弁な音楽を通して二人は次第に互いへの信頼を深めていく。

凄い、とにかく凄い。
音楽という神にして悪魔に魅入られ破滅した男女の物語にもとれるのですが、由希を背負って砂浜を歩く東野の姿には、「ハルモニア」を聞いた者だけが得る至福を感じられ、二人にとってどうするのが一番よかったのか、これでよかったのか、なにが幸せでなにがふしあわせだったのかわからなくなります……。

天才と凡才。
聖と俗。
虚構と真実。

さまざまに反発し対立する要素が絡み合って重層的な構造を生み出す物語の結末は、ぜひあなたの目で確かめて下さい。

願わくば砂浜を行く二人の耳に、今もハルモニアが聞こえんことを。
ハルモニア Amazon書評・レビュー: ハルモニアより
4838708386
No.25
(5pt)

豊饒な表現力、深奥の神秘

ハルモニア。
それはまるで世界をすべる黄金率にも似た調べ。
神聖で崇高な侵しがたい神の旋律。
凡庸なチェリスト東野は音楽療法のスタッフとして通った高原の精神医療施設で、凄まじい才能を数奇な運命を秘めた一人の浅羽由希と出会う。
東野は彼女の秘めたる才能を引き出そうと悪戦苦闘の個人レッスンを開始するが……

超感覚ホラー。
サスペンス。
人間ドラマ。
この小説を飾る言葉はあまたあれど、一番しっくりくるのはやっぱり音楽小説だろう。
そう言うととかく高尚なものを思い浮かべがちだが、登場人物の苦悩や懊悩、葛藤が非常に生々しくリアルに迫ってくるせいで、どっぷりのめりこんでしまう。
血肉が通った饒舌でありながら流麗な描写は、とくに演奏シーンでその本領を発揮し、光の渦を巻いて読者をめくるめく翻弄する。
二十年間音楽に人生と情熱を注ぎ続けたチェリストでありながら、凡庸な秀才の域をでぬ東野は、重い障害を持ちながらけっして自分が叶いえぬ「天才」由希に激しい羨望と劣等感を抱く。
が。由希は紛れもなく音楽の天才でありながら、同時にコミュニケーション不全で、東野とも殆ど交流が成り立たない。
困惑する東野だが、一対一のレッスンを辛抱強く続けるうち、言葉よりも多弁な音楽を通して二人は次第に互いへの信頼を深めていく。

凄い、とにかく凄い。
音楽という神にして悪魔に魅入られ破滅した男女の物語にもとれるのですが、由希を背負って砂浜を歩く東野の姿には、「ハルモニア」を聞いた者だけが得る至福を感じられ、二人にとってどうするのが一番よかったのか、これでよかったのか、なにが幸せでなにがふしあわせだったのかわからなくなります……。

天才と凡才。
聖と俗。
虚構と真実。

さまざまに反発し対立する要素が絡み合って重層的な構造を生み出す物語の結末は、ぜひあなたの目で確かめて下さい。

願わくば砂浜を行く二人の耳に、今もハルモニアが聞こえんことを。
ハルモニア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ハルモニア (文春文庫)より
416760504X
No.24
(4pt)

もっと醜くてよい

私も音楽家なので、読んでいて正直辛いなという箇所がありました。いろんな意味で。
ただ文中で東野自身の心理描写としてかかれていますが、
「一応は音楽で身をたてているが、演奏だけを生業にするまでではない。それでも演奏家でありたいと思う」
このような演奏家が果たして、天才的な素質を持つ人間を前にしたら・・・
この小節のようにはいかないと思います。
その才能は、「天才」と2文字におさめれるものではなく、東野を圧倒し己の限界をさまざまと見せ付けるもの。
果たして「なんとか育てたい」と思うのか否か、ですね。これを否定してしまうとお話がはじまりませんが。
実際に音楽の世界で生きてみると、天才と呼ばれさらに活躍しているのは1%にも満たないと思います。しかし多くの人間が神様から半端な才能を贈られ、それゆえ苦しみ、それゆえ時に喜び演奏しています。しかし多くの天才は音楽をすることに幸せを見出せているのかと問われたらどうでしょうか。本人にしかわからないでしょうが、自覚できるほどの才能ではない才能を持って演奏している人たちは、音楽に選ばれているのです。そこに本人に意思があるか否かは神ぞ知るです。
才能で測れるほどの才能は才能ではない
と言います。が自覚できる才能の持ち主には選択権が与えられ、苦しみますが喜びもあるのです。その喜びは何者にもかえがたくしかし苦しみは恐怖です。
この作品はとても綺麗です。生々しい描写さえ卑猥で美しい。だけれど「生」が感じられない。東野が「一流になれない二流の苦しみ」を超えて、チェロを教えるということに何かを見出したならそれは「愛」以外何物でもありません。
本作品はラブストーリーだと思います。
音楽に関しては、篠田さんは実際とてもお好きなのでしょうし、ちゃんと取材されたのだなとうかがいしれます。プロの仕事だと感心いたしました。
でも曲の解説や技巧的な問題があまりに精密に描写されていてかえって「蛇足」の感も。
読者層を絞って書かれた作品というわけでもないでしょうし、もしご本人の感性なのだとしたら、演奏されないのが惜しいですね。
今後も音楽家についてかかれることがあったら、もっと醜く書いていただきたいものです。
ハルモニア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ハルモニア (文春文庫)より
416760504X
No.23
(4pt)

もっと醜くてよい

私も音楽家なので、読んでいて正直辛いなという箇所がありました。いろんな意味で。
ただ文中で東野自身の心理描写としてかかれていますが、
「一応は音楽で身をたてているが、演奏だけを生業にするまでではない。それでも演奏家でありたいと思う」
このような演奏家が果たして、天才的な素質を持つ人間を前にしたら・・・
この小節のようにはいかないと思います。
その才能は、「天才」と2文字におさめれるものではなく、東野を圧倒し己の限界をさまざまと見せ付けるもの。
果たして「なんとか育てたい」と思うのか否か、ですね。これを否定してしまうとお話がはじまりませんが。
実際に音楽の世界で生きてみると、天才と呼ばれさらに活躍しているのは1%にも満たないと思います。しかし多くの人間が神様から半端な才能を贈られ、それゆえ苦しみ、それゆえ時に喜び演奏しています。しかし多くの天才は音楽をすることに幸せを見出せているのかと問われたらどうでしょうか。本人にしかわからないでしょうが、自覚できるほどの才能ではない才能を持って演奏している人たちは、音楽に選ばれているのです。そこに本人に意思があるか否かは神ぞ知るです。
才能で測れるほどの才能は才能ではない
と言います。が自覚できる才能の持ち主には選択権が与えられ、苦しみますが喜びもあるのです。その喜びは何者にもかえがたくしかし苦しみは恐怖です。
この作品はとても綺麗です。生々しい描写さえ卑猥で美しい。だけれど「生」が感じられない。東野が「一流になれない二流の苦しみ」を超えて、チェロを教えるということに何かを見出したならそれは「愛」以外何物でもありません。
本作品はラブストーリーだと思います。
音楽に関しては、篠田さんは実際とてもお好きなのでしょうし、ちゃんと取材されたのだなとうかがいしれます。プロの仕事だと感心いたしました。
でも曲の解説や技巧的な問題があまりに精密に描写されていてかえって「蛇足」の感も。
読者層を絞って書かれた作品というわけでもないでしょうし、もしご本人の感性なのだとしたら、演奏されないのが惜しいですね。
今後も音楽家についてかかれることがあったら、もっと醜く書いていただきたいものです。
ハルモニア Amazon書評・レビュー: ハルモニアより
4838708386
No.22
(1pt)

人生の 芸術の できそこない

由希のみっともない姿が丁寧に書かれすぎていて残酷な 卑劣な視線を感じました 「薬を投与すれば何でも言うことをきくようになる」なんて医師に対する患者に対する侮辱です 由希が可哀相だと並べていましたが、あるまじき優越感に裏打ちされたニュアンスでした 作者の意地悪さと不信感を感じました 取材の丸写しが多いのは作者に分析力 想像力がないのでしょう 真似しかできない演奏家 弟子の限界を喜ぶ教師 罪なくして見捨てられた主人公 人間性も才能も二流 三流の人物しか出てこない小説にどうして学んだり感動したりできるのでしょう? 独創性の何たるかを示せず 芸術と人生の新たな相互作用も見出せぬまま終わるこの作品は何のために書かれたのでしょう?弱者を晒し者にして何が残されたのでしょう?障害者団体に抗議されないのですか?
大江健三郎氏が本書を読んだらどんな気がするのでしょう?
ハルモニア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ハルモニア (文春文庫)より
416760504X
No.21
(1pt)

人生の 芸術の できそこない

由希のみっともない姿が丁寧に書かれすぎていて残酷な 卑劣な視線を感じました 「薬を投与すれば何でも言うことをきくようになる」なんて医師に対する患者に対する侮辱です 由希が可哀相だと並べていましたが、あるまじき優越感に裏打ちされたニュアンスでした 作者の意地悪さと不信感を感じました 取材の丸写しが多いのは作者に分析力 想像力がないのでしょう 真似しかできない演奏家 弟子の限界を喜ぶ教師 罪なくして見捨てられた主人公 人間性も才能も二流 三流の人物しか出てこない小説にどうして学んだり感動したりできるのでしょう? 独創性の何たるかを示せず 芸術と人生の新たな相互作用も見出せぬまま終わるこの作品は何のために書かれたのでしょう?弱者を晒し者にして何が残されたのでしょう?障害者団体に抗議されないのですか?
大江健三郎氏が本書を読んだらどんな気がするのでしょう?
ハルモニア Amazon書評・レビュー: ハルモニアより
4838708386
No.20
(3pt)

まあまあ(笑)

ホラーって感じは全くなく、なんていうか、演奏者の心理が印象的でした。
上手い作家さんなので、最後まで勢いに乗って読ませます。
音楽をやってた人なんかには、特に面白いのかも?
ハルモニア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ハルモニア (文春文庫)より
416760504X
No.19
(3pt)

まあまあ(笑)

ホラーって感じは全くなく、なんていうか、演奏者の心理が印象的でした。
上手い作家さんなので、最後まで勢いに乗って読ませます。
音楽をやってた人なんかには、特に面白いのかも?
ハルモニア Amazon書評・レビュー: ハルモニアより
4838708386
No.18
(4pt)

よい作品です

音楽にひかれるようになった中学生のころ、ドラマで見ました。しかし断片的にしか覚えておらず、また障害に関しての知識も今より断然少なかったため、改めて大人になった今読んでみても新鮮でした。おぼろげな記憶では、やはりドラマと原作では設定が少し違うような。(どちらも悪い印象はありません。)同じく音楽をモチーフにした作品「カノン」もお勧めです。
ハルモニア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ハルモニア (文春文庫)より
416760504X
No.17
(4pt)

よい作品です

音楽にひかれるようになった中学生のころ、ドラマで見ました。しかし断片的にしか覚えておらず、また障害に関しての知識も今より断然少なかったため、改めて大人になった今読んでみても新鮮でした。おぼろげな記憶では、やはりドラマと原作では設定が少し違うような。(どちらも悪い印象はありません。)同じく音楽をモチーフにした作品「カノン」もお勧めです。
ハルモニア Amazon書評・レビュー: ハルモニアより
4838708386
No.16
(3pt)

人の能力は計り知れない

人とは違う感覚で物をとらえ、自分の世界の中だけで生きている由希。音楽的な才能を伸ばすことで、彼女の世界を広げようとする人たち。その間には越えられない壁がある。人間の脳はひとつの宇宙だと言った人がいる。現代の医学や科学では解明しきれない謎がたくさんある。東野は知らず知らずの間に、由希の宇宙に飲み込まれていった。それは音楽家としてなのか、一人の男性としてなのか?東野が選んだ結末を、由希も望んでいたのだろうか?彼女の微笑がその答えなのだ・・・。
ハルモニア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ハルモニア (文春文庫)より
416760504X
No.15
(3pt)

人の能力は計り知れない

人とは違う感覚で物をとらえ、自分の世界の中だけで生きている由希。音楽的な才能を伸ばすことで、彼女の世界を広げようとする人たち。その間には越えられない壁がある。人間の脳はひとつの宇宙だと言った人がいる。現代の医学や科学では解明しきれない謎がたくさんある。東野は知らず知らずの間に、由希の宇宙に飲み込まれていった。それは音楽家としてなのか、一人の男性としてなのか?東野が選んだ結末を、由希も望んでいたのだろうか?彼女の微笑がその答えなのだ・・・。
ハルモニア Amazon書評・レビュー: ハルモニアより
4838708386
No.14
(5pt)

才能の対価

この小説の主人公由希は音楽に関してとてつもない能力を持ち、しかもその能力は超常現象まで引き起こし、音楽によってのみ世界とつながれている。盲目の人が聴覚、触覚、嗅覚がすぐれるように、結局人間の能力は足りないところを他の能力で補っているのかもしらない。数多くの音楽家なら「今音楽の神が乗り移って素晴らしい演奏が出来るなら、どんな犠牲を払ってもいい」と殆どの人が思ったことがあるであろう。私も幼いころ日々鍵盤を叩いていた。絶対音感をもち、多くのレッスン生の中でも抜群の音感を持っていた私に教師達は驚嘆し、音楽の道を勧めた。思い上がった私は、将来劇場の大観衆の拍手の中、美しい音楽を奏でるのが夢だった。しかし、小学3年生の時、私には才能はないと言うのを思い知らされた。旧ソ連の神童と呼ばれた多くの天才たちはわずか5歳で難曲を弾きこなしていた。私より幼い彼らの完成された演奏に衝撃を受け、それから私は、音楽の道を歩む事を断念した。大人になり、サヴァン症候群というものが存在するという事を知ったとき、何故私にそれが備わっていなかったのだろうと正直思った。しかし今はそんな能力を身に付けた人たちが社会に適合できず、どれだけ苦しむのかと思うと、そんな能力は無いほうが幸せなのかもしれない。実際同時の神童たちで今でも活躍しているのはほんの一握りである。精神を病んだものも数人いる、と聞いた。この小説をよみながらずっと頭の中にチェロが鳴っていた。以前聞いた有名なチェリストの音楽が記憶の奥底から蘇ってきたのである。この作品は勿論フィクションであるが、由希の力が私にまで及んでいるような感じをおぼえた。
ハルモニア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ハルモニア (文春文庫)より
416760504X
No.13
(5pt)

才能の対価

この小説の主人公由希は音楽に関してとてつもない能力を持ち、しかもその能力は超常現象まで引き起こし、音楽によってのみ世界とつながれている。盲目の人が聴覚、触覚、嗅覚がすぐれるように、結局人間の能力は足りないところを他の能力で補っているのかもしらない。数多くの音楽家なら「今音楽の神が乗り移って素晴らしい演奏が出来るなら、どんな犠牲を払ってもいい」と殆どの人が思ったことがあるであろう。私も幼いころ日々鍵盤を叩いていた。絶対音感をもち、多くのレッスン生の中でも抜群の音感を持っていた私に教師達は驚嘆し、音楽の道を勧めた。思い上がった私は、将来劇場の大観衆の拍手の中、美しい音楽を奏でるのが夢だった。しかし、小学3年生の時、私には才能はないと言うのを思い知らされた。旧ソ連の神童と呼ばれた多くの天才たちはわずか5歳で難曲を弾きこなしていた。私より幼い彼らの完成された演奏に衝撃を受け、それから私は、音楽の道を歩む事を断念した。大人になり、サヴァン症候群というものが存在するという事を知ったとき、何故私にそれが備わっていなかったのだろうと正直思った。しかし今はそんな能力を身に付けた人たちが社会に適合できず、どれだけ苦しむのかと思うと、そんな能力は無いほうが幸せなのかもしれない。実際同時の神童たちで今でも活躍しているのはほんの一握りである。精神を病んだものも数人いる、と聞いた。この小説をよみながらずっと頭の中にチェロが鳴っていた。以前聞いた有名なチェリストの音楽が記憶の奥底から蘇ってきたのである。この作品は勿論フィクションであるが、由希の力が私にまで及んでいるような感じをおぼえた。
ハルモニア Amazon書評・レビュー: ハルモニアより
4838708386
No.12
(5pt)

聴衆のレベル

 この本を読むまで「芸術は多くの人に評価されなければ、所詮作者、演奏者の自己満足に過ぎない」と思っていた。そうでなければ作品、演奏に対して芸術家、演奏家が言いたい放題いえるてしまうから。本当に良いものは、理屈を超え、皆を納得させてしまうものだ。そう考えていた。もしかしたらそれは誤りだったのかもしれない...... 人々が待ち望んでいるもの、求めているものを与えるのが芸術ではない。文化的にはるかに高みにあるものを目指すのが芸術なのだろう。そのようにして作られたものならば誰にも理解されずともよいのではないだろうか。 「その時代に認められずとも、いつの日にか新しい時代が認めてくれる」 有形な物ならば、そういうこともあるだろう。では無形のものは?例えば録音などもされず、誰も覚えていないような演奏...... この物語には救いはない、が真理は描かれている。己の理解できないものをすべて批判するのは大衆のエゴでしかない
ハルモニア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ハルモニア (文春文庫)より
416760504X
No.11
(5pt)

聴衆のレベル

 この本を読むまで「芸術は多くの人に評価されなければ、所詮作者、演奏者の自己満足に過ぎない」と思っていた。そうでなければ作品、演奏に対して芸術家、演奏家が言いたい放題いえるてしまうから。本当に良いものは、理屈を超え、皆を納得させてしまうものだ。そう考えていた。もしかしたらそれは誤りだったのかもしれない...... 人々が待ち望んでいるもの、求めているものを与えるのが芸術ではない。文化的にはるかに高みにあるものを目指すのが芸術なのだろう。そのようにして作られたものならば誰にも理解されずともよいのではないだろうか。 「その時代に認められずとも、いつの日にか新しい時代が認めてくれる」 有形な物ならば、そういうこともあるだろう。では無形のものは?例えば録音などもされず、誰も覚えていないような演奏...... この物語には救いはない、が真理は描かれている。己の理解できないものをすべて批判するのは大衆のエゴでしかない
ハルモニア Amazon書評・レビュー: ハルモニアより
4838708386
No.10
(4pt)

ドラマの原作を

っと思いこの本をてにしました。設定など、多少は違いますが、ドラマ(98年放送NTV系“ハルモニア~この愛の涯て~”主演・堂本光一)の妖艶な世界感が充分に文字から伝わってきます。当時中学2年だった私は、このドラマのおかげで篠田節子さんの作品を読むようになりました。
ハルモニア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ハルモニア (文春文庫)より
416760504X
No.9
(4pt)

ドラマの原作を

っと思いこの本をてにしました。設定など、多少は違いますが、ドラマ(98年放送NTV系“ハルモニア~この愛の涯て~”主演・堂本光一)の妖艶な世界感が充分に文字から伝わってきます。当時中学2年だった私は、このドラマのおかげで篠田節子さんの作品を読むようになりました。
ハルモニア Amazon書評・レビュー: ハルモニアより
4838708386
No.8
(5pt)

この本を読んで音楽の聴き方が変わった!

篠田節子作品はすべて勉強になることが多い。この作品もしかり。私自身音楽には全く素人で今まで何気なく聴いていたものの、この本を読んでから、もっと音にこだわり、そして弾き手の感情表現に注意がいくようになった。音楽というものに対し、何十冊の音楽の専門書を読んでも得られなかったであろう理解を得たような気がした。
ハルモニア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ハルモニア (文春文庫)より
416760504X
No.7
(5pt)

この本を読んで音楽の聴き方が変わった!

篠田節子作品はすべて勉強になることが多い。この作品もしかり。私自身音楽には全く素人で今まで何気なく聴いていたものの、この本を読んでから、もっと音にこだわり、そして弾き手の感情表現に注意がいくようになった。音楽というものに対し、何十冊の音楽の専門書を読んでも得られなかったであろう理解を得たような気がした。
ハルモニア Amazon書評・レビュー: ハルモニアより
4838708386