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新参者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全253件 241~253 13/13ページ
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加賀恭一郎の登場である(練馬から日本橋に異動したので新参者というわけだ)。彼がでてくると、物語が自然とひきしまるから不思議だ。こんな刑事ばかりならなぁと誰もが思うだろう(実際の刑事を知っている人はまずいないだろうけど)。さて、今回は各章が独立した短編になっており、それぞれが加賀刑事が事件の真相にたどりつくまでの過程になっている。で、最終章が解決編となるわけだ。珍しい手法ではないが、ちょっと凝ったつくりになっている。本筋の事件そのものはいたって単純であり、動機や手口も奇抜ではなく、ミステリーとしてはもの足りないと思う方も多いだろう。しかし、本作のテーマはあくまで人情の機微である。もちろん、たんなる人情劇というわけではなく、どの話も謎解きと微妙に関連しているところが絶妙。東の圭吾はうまいなぁと思う。 | ||||
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読み始めてすぐに「今作は宮部みゆきテイストがはいってる!」とうれしくなった。他のレビューにも同じ事が書いてあって「やっぱり、みんな思う事は同じなんだ」と納得。 殺人事件の被害者に関わりのある登場人物たちの短編を紡いで被害者の人物像を浮き彫りにし、江戸情緒・人情話に絡めていく。 見事な構成。 ここ近年発売された東野作品で一番面白かった。 | ||||
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読み始めてすぐに「今作は宮部みゆきテイストがはいってる!」とうれしくなった。他のレビューにも同じ事が書いてあって「やっぱり、みんな思う事は同じなんだ」と納得。 殺人事件の被害者に関わりのある登場人物たちの短編を紡いで被害者の人物像を浮き彫りにし、江戸情緒・人情話に絡めていく。 見事な構成。 ここ近年発売された東野作品で一番面白かった。 | ||||
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宮部みゆきか!!と突っ込みを入れたくなるような 東野さんの新作。日本橋を舞台に人間の機微を、たんたん と描きだしております。タイトルにも書きましたが、宮部 さんの本所深川のような雰囲気をかもし出しております。 この本にあっては、誰が犯人かはどうでもいいと思います し、この犯人の部分においても、刑事のエピソードでまと める所が上手いですね。 前作の「パラドックス13」とは一転した内容、自分は酷評して しまいましたが、「夜明けの街で」の内容も考えますと、 東野さんの引き出しの広さには、敬服いたします。登場人物の ほとんどが愛しく思え、最後の加賀刑事の一言もぴったり決まった 本作は、東野さんの五本の指に入る傑作だと思います。 | ||||
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宮部みゆきか!!と突っ込みを入れたくなるような 東野さんの新作。日本橋を舞台に人間の機微を、たんたん と描きだしております。タイトルにも書きましたが、宮部 さんの本所深川のような雰囲気をかもし出しております。 この本にあっては、誰が犯人かはどうでもいいと思います し、この犯人の部分においても、刑事のエピソードでまと める所が上手いですね。 前作の「パラドックス13」とは一転した内容、自分は酷評して しまいましたが、「夜明けの街で」の内容も考えますと、 東野さんの引き出しの広さには、敬服いたします。登場人物の ほとんどが愛しく思え、最後の加賀刑事の一言もぴったり決まった 本作は、東野さんの五本の指に入る傑作だと思います。 | ||||
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一つの殺人事件を連作短編集の形式で、解き明かすミステリー。舞台に下町情緒の残る人形町を据えたのも、著者が人の情愛を描きたかったからでは? 9章の内、前半の4章までは月刊誌「小説現代」に掲載されたのを読んでいたので、各章ごとに小さな謎を解き明かす情緒のある作品ということは知っていましたが、本として読んでみるとまた違った味わいがあり、新鮮でした。読んでいて気持ちの良い、秋の空のような爽やかな作品です。人形町に足を伸ばしてみたくなりました。 | ||||
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普段は文庫しか購入しませんが、大好きな加賀恭一郎シリーズ「赤い指」を読んだ直後のだったので、単行本でも買ってしまいました。 ひとつひとつのエピソードは点だけれども、それが徐々に加賀の手によって一本の線につながってゆく。そして、このシリーズの特徴でもある加賀が事件に関わった人たちの心の痛みも解決してゆく。人間関係が希薄なこの時代になくしてしまったものを日本橋という新旧が交錯した町をうまく絡ませて、じんわり心に染みわたらせてくれました。決して派手なストーリー展開や幕引きではないけれど、加賀ファンは必読です! | ||||
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上手い、上手すぎます。 今作の売りは、長編でありながら、短編集ともいえる構成。 ひとつの大きな事件が各話ごとに進展しながらも、その各話ごとにもちょっとした事件の解決があります。 しかもその一話一話の事件解決に、根底にある「人情」というテーマが絡んでくるのが素晴らしい。 純粋なミステリーという意味での驚きは少ないのですが、とにかくそのつくりの上手さにはただただ脱帽。 ただ私の場合、その上手さへの「感心」が、登場人物の人情に対する「感動」を上回ってしまいましたが、それでもこの作品には満点を献上したいと思いました。 それほどこの作品のつくりの上手さはすばらしい。 新たな名作と呼んで差し支えないでしょう。 | ||||
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普段は文庫しか購入しませんが、大好きな加賀恭一郎シリーズ「赤い指」を読んだ直後のだったので、単行本でも買ってしまいました。 ひとつひとつのエピソードは点だけれども、それが徐々に加賀の手によって一本の線につながってゆく。そして、このシリーズの特徴でもある加賀が事件に関わった人たちの心の痛みも解決してゆく。人間関係が希薄なこの時代になくしてしまったものを日本橋という新旧が交錯した町をうまく絡ませて、じんわり心に染みわたらせてくれました。決して派手なストーリー展開や幕引きではないけれど、加賀ファンは必読です! | ||||
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一つ一つのエピソードがそれぞれ興味深く、心温まるものでした。 小さな謎と驚きが一つの章にあるので、飽きずに一気に読めます。 宮部みゆきの「誰か」とかに近い感じかな? 緊迫感のあるバリバリのミステリーという感じの一冊ではありませんし、 だんだん先が読めてしまうのでマイナス1しました。 しかし、後半は一気にからまった糸がほどけていく感じがして好きです。 | ||||
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いくつかの「点」と「点」が一つの線で繋がっていくのがいわゆる本格推理小説なんだと思います。 ただ、この「点」一つ一つに存在感があり、細やかでかつさりげない描写がされており、複雑に絡まってしまうのかと思いきや、とてもスムーズに、サラッと読み進められました。 特に複雑かつ斬新なトリックなどがあるわけではなく、推理における材料といったものを他人が他人と接する日常に置き換えられることによって、人から人への思いやり、様々な形の家族・家庭の在り方など、改めて考えさせられる作品だなと思いました。 …読み終えたら売ってしまおうという考えも改められる(笑)素晴らしい作品でした!! | ||||
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一つ一つのエピソードがそれぞれ興味深く、心温まるものでした。 小さな謎と驚きが一つの章にあるので、飽きずに一気に読めます。 宮部みゆきの「誰か」とかに近い感じかな? 緊迫感のあるバリバリのミステリーという感じの一冊ではありませんし、 だんだん先が読めてしまうのでマイナス1しました。 しかし、後半は一気にからまった糸がほどけていく感じがして好きです。 | ||||
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いくつかの「点」と「点」が一つの線で繋がっていくのがいわゆる本格推理小説なんだと思います。ただ、この「点」一つ一つに存在感があり、細やかでかつさりげない描写がされており、複雑に絡まってしまうのかと思いきや、とてもスムーズに、サラッと読み進められました。特に複雑かつ斬新なトリックなどがあるわけではなく、推理における材料といったものを他人が他人と接する日常に置き換えられることによって、人から人への思いやり、様々な形の家族・家庭の在り方など、改めて考えさせられる作品だなと思いました。…読み終えたら売ってしまおうという考えも改められる(笑)素晴らしい作品でした!! | ||||
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