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| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全256件 201~220 11/13ページ
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| 加賀さん、ついに新しい町に赴任。 そして事件の周辺の人々にじっくりからんでいきます。 連作長編というのは、この著者には珍しいので、興味深く読みました。 事件周辺の人々の目線から見る加賀刑事は相変わらず魅力的ですね。 どの話も、基本「イイ話」なのが、読んでてほっとします。 が、代わりに東野作品っぽさが薄い気がします。 どちらかというと、宮部みゆきっぽい。 下町人情の描写、小さな話が折り重なって 一つのミステリーになるところなどは 「ぼんくら」に近いと思いました。 連作長編ということで、「長い長い殺人」にも近いし、 一見平凡な事件を細かく描写している所は「誰か…」にも似ています。 でも、最後に加賀さんの昔の話がちょこっと出たとこは、 ファンならニヤリとするでしょう。 久々に「眠りの森」を見直したくなりました。 | ||||
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| 加賀さん、ついに新しい町に赴任。 そして事件の周辺の人々にじっくりからんでいきます。 連作長編というのは、この著者には珍しいので、興味深く読みました。 事件周辺の人々の目線から見る加賀刑事は相変わらず魅力的ですね。 どの話も、基本「イイ話」なのが、読んでてほっとします。 が、代わりに東野作品っぽさが薄い気がします。 どちらかというと、宮部みゆきっぽい。 下町人情の描写、小さな話が折り重なって 一つのミステリーになるところなどは 「ぼんくら」に近いと思いました。 連作長編ということで、「長い長い殺人」にも近いし、 一見平凡な事件を細かく描写している所は「誰か…」にも似ています。 でも、最後に加賀さんの昔の話がちょこっと出たとこは、 ファンならニヤリとするでしょう。 久々に「眠りの森」を見直したくなりました。 | ||||
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|---|---|---|---|---|
| 東野圭吾は、本当に卓越したエンターテイナーだ。私は、この作品を読み終わって、つくづくと、そう思った。はっきりいって、この作品のこのプロットで他のミステリ作家が書いたとしても、まず、ほとんどが、冗長の一言で片付けられるのが落ちだろう。こうしたプロットで、これだけ読者をぐいぐいと引き付けられるところが、彼が並外れた筆力を持った卓越したエンターテイナーである証しだと思うのだ。 この作品は、独り暮らしの中年の女性が殺された事件を解決するために、加賀刑事が、江戸文化の残る人情の町、日本橋界隈を捜査して回るという物語だ。ところが、読み出してしばらくするとわかるのだが、通常のミステリでは、章が進むにつれ、一歩一歩、犯人に迫っていく過程が描かれていくのに対し、この作品では、章が進んでも、一向に、犯人に迫っていく兆しがみえないのだ。 しかし、各章では、それに代わって、加賀が、事件には直接関係のない人情話を見事な推理で解き明かしており、各章の1話1話が、ほろりと来る人情話とミステリが融合した短編として、しっかり完結しているのだ。そうした各章が、あたかも連作短編集のような形で次に繋がっていくので、肝心の事件の真相解明が一向に進まなくても、読んでいて、全くフラストレーションが溜まらないのだ。東野圭吾は、もともと、しっかりと人間を描ける人なのだが、これまでは、それは、あくまで、ミステリの添え物というレベルに過ぎなかった。しかし、この作品では、人情話が主役で、ミステリの方が添え物という感じに逆転しているのだ。この本の帯に記された「こんなことが出来ればと思っていた。でも出来るとは思っていなかった」との彼の述懐は、こうした作品構成のことをいっているのだろう。 この作品は、ミステリだけを取り上げれば並の出来だとは思うのだが、東野圭吾にしか書けない異色の新感覚ミステリとして、十分、読み応えのある作品だった。 | ||||
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| 東野圭吾は、本当に卓越したエンターテイナーだ。私は、この作品を読み終わって、つくづくと、そう思った。はっきりいって、この作品のこのプロットで他のミステリ作家が書いたとしても、まず、ほとんどが、冗長の一言で片付けられるのが落ちだろう。こうしたプロットで、これだけ読者をぐいぐいと引き付けられるところが、彼が並外れた筆力を持った卓越したエンターテイナーである証しだと思うのだ。 この作品は、独り暮らしの中年の女性が殺された事件を解決するために、加賀刑事が、江戸文化の残る人情の町、日本橋界隈を捜査して回るという物語だ。ところが、読み出してしばらくするとわかるのだが、通常のミステリでは、章が進むにつれ、一歩一歩、犯人に迫っていく過程が描かれていくのに対し、この作品では、章が進んでも、一向に、犯人に迫っていく兆しがみえないのだ。 しかし、各章では、それに代わって、加賀が、事件には直接関係のない人情話を見事な推理で解き明かしており、各章の1話1話が、ほろりと来る人情話とミステリが融合した短編として、しっかり完結しているのだ。そうした各章が、あたかも連作短編集のような形で次に繋がっていくので、肝心の事件の真相解明が一向に進まなくても、読んでいて、全くフラストレーションが溜まらないのだ。東野圭吾は、もともと、しっかりと人間を描ける人なのだが、これまでは、それは、あくまで、ミステリの添え物というレベルに過ぎなかった。しかし、この作品では、人情話が主役で、ミステリの方が添え物という感じに逆転しているのだ。この本の帯に記された「こんなことが出来ればと思っていた。でも出来るとは思っていなかった」との彼の述懐は、こうした作品構成のことをいっているのだろう。 この作品は、ミステリだけを取り上げれば並の出来だとは思うのだが、東野圭吾にしか書けない異色の新感覚ミステリとして、十分、読み応えのある作品だった。 | ||||
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| いろんな伏線や、ツジツマが破綻せず、最後でビシっと決まる。 こういうのは、どうやって書いていくんだろう? 最終章から書いていくんだろうか? もし、第1章からその都度書き上げていったならば、 もう特別な才能を持った人と思うしかないと思う。 作品の方は、ロケーションといい、その章の数といい、 所々、TVドラマを意識しているような、スケベ根性を感じますが、 それでも、全然興ざめせず、とても楽しめました。 なんか、1章1章が、小粋な小料理屋の1品料理のようで、 それでいて、会計時にはもうお腹いっぱい。 そんな感じです。 あと、自分もスケベ根性を出して、 もしTVドラマになった場合の配役を考えてみました。 被害者であるヒロインは誰だろう? 夏川結衣さんがいいですねー。そんで息子はジャニーズ。 とすると主人公は? また考えてみます。。。 | ||||
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| いろんな伏線や、ツジツマが破綻せず、最後でビシっと決まる。 こういうのは、どうやって書いていくんだろう? 最終章から書いていくんだろうか? もし、第1章からその都度書き上げていったならば、 もう特別な才能を持った人と思うしかないと思う。 作品の方は、ロケーションといい、その章の数といい、 所々、TVドラマを意識しているような、スケベ根性を感じますが、 それでも、全然興ざめせず、とても楽しめました。 なんか、1章1章が、小粋な小料理屋の1品料理のようで、 それでいて、会計時にはもうお腹いっぱい。 そんな感じです。 あと、自分もスケベ根性を出して、 もしTVドラマになった場合の配役を考えてみました。 被害者であるヒロインは誰だろう? 夏川結衣さんがいいですねー。そんで息子はジャニーズ。 とすると主人公は? また考えてみます。。。 | ||||
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| 日本橋、人形町、小伝馬町。 東京の、いまだ江戸の下町風情が残るアドレスを 舞台にした連作ミステリです。 寝ぼけた頭で読み進んでいるうちに、 「これ誰の本だっけ、 ああ宮部さんだよねそうだそうだ、って違うよ!」ってなった。 私って頭単純〜。 東野圭吾らしいシンプルでちょっとドライ気味な文体に、 いつもよりあったか成分ちょっと多めの読みやすい本です。 読後感はすこぶるよい。性善説な一冊。 | ||||
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| 日本橋、人形町、小伝馬町。 東京の、いまだ江戸の下町風情が残るアドレスを 舞台にした連作ミステリです。 寝ぼけた頭で読み進んでいるうちに、 「これ誰の本だっけ、 ああ宮部さんだよねそうだそうだ、って違うよ!」ってなった。 私って頭単純〜。 東野圭吾らしいシンプルでちょっとドライ気味な文体に、 いつもよりあったか成分ちょっと多めの読みやすい本です。 読後感はすこぶるよい。性善説な一冊。 | ||||
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|---|---|---|---|---|
| 私も同じく東京に住んでいるけれど、開発されまくったところだから、 ここに出てくるような雰囲気の場所はすごく好き。 一人の女性が殺された。 それを捜査するのだけど、 1章ごとに主人公が入れ替わり、事件の全体像がぼんやり分かってくる。 殺人事件が起こると、遺族を中心に、 さまざまな隠したい真実が暴き出され、周りの人の生活を破壊してしまうことが多い。 でもこの作品は、加賀刑事により、 ちょっとしたことで掛け違った信頼関係を修復していく、 殺人事件なのに、ほっこりとした気持ちになる作品。 一番好きなエピソードは、妻とお姑さんの話かな。 いじらしくて、よかった。 こんな人と人のかかわりは、現実の世界ではとても希薄になっているのが悲しいと思った。 | ||||
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| 私も同じく東京に住んでいるけれど、開発されまくったところだから、 ここに出てくるような雰囲気の場所はすごく好き。 一人の女性が殺された。 それを捜査するのだけど、 1章ごとに主人公が入れ替わり、事件の全体像がぼんやり分かってくる。 殺人事件が起こると、遺族を中心に、 さまざまな隠したい真実が暴き出され、周りの人の生活を破壊してしまうことが多い。 でもこの作品は、加賀刑事により、 ちょっとしたことで掛け違った信頼関係を修復していく、 殺人事件なのに、ほっこりとした気持ちになる作品。 一番好きなエピソードは、妻とお姑さんの話かな。 いじらしくて、よかった。 こんな人と人のかかわりは、現実の世界ではとても希薄になっているのが悲しいと思った。 | ||||
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|---|---|---|---|---|
| こんなに多作なのに、筆力が少しも衰えていないことに脱帽する。単なる推理にならず、その下に流れている人情が細やかに描かれているところが、宮部みゆきの世界に重なった。 細かいところだが、ちょっと不自然に思ったのは加賀刑事が丁寧な言葉で話しているのに、「俺」と言っているところ。ふつうに「私」というところでしょう。つまらないことですが、なぜかひっかかりました・・。 | ||||
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| こんなに多作なのに、筆力が少しも衰えていないことに脱帽する。単なる推理にならず、その下に流れている人情が細やかに描かれているところが、宮部みゆきの世界に重なった。 細かいところだが、ちょっと不自然に思ったのは加賀刑事が丁寧な言葉で話しているのに、「俺」と言っているところ。ふつうに「私」というところでしょう。つまらないことですが、なぜかひっかかりました・・。 | ||||
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|---|---|---|---|---|
| 対応も早く、梱包も丁寧。 本の状態だけでなく本に他の人のニオイなどが 付いていないか、届くまで不安でしたが そんな事もなく、大満足です。 また、利用したいと思います。 | ||||
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|---|---|---|---|---|
| 彼の作品なので、もちろん面白くないわけではない。ただ、どんでん返しもなく、引き込まれる世界観も特になく、登場人物に共感できるわけでもなく…淡々と物語が進んでいきました。各章が微妙に絡みながらラストに辿り着くのは、なるほど上手いとは思うが、これもイマイチ中途半端な気がします。せっかくの加賀さんの魅力もイマイチだし…東野さんとしては新たな手法にチャレンジという感じなのでしょうか。次作に期待です。 | ||||
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| 彼の作品なので、もちろん面白くないわけではない。ただ、どんでん返しもなく、引き込まれる世界観も特になく、登場人物に共感できるわけでもなく…淡々と物語が進んでいきました。各章が微妙に絡みながらラストに辿り着くのは、なるほど上手いとは思うが、これもイマイチ中途半端な気がします。せっかくの加賀さんの魅力もイマイチだし…東野さんとしては新たな手法にチャレンジという感じなのでしょうか。次作に期待です。 | ||||
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| タイトルは、本書に登場する加賀という刑事のことを指し、日本橋に着任早々、ある1人暮らしの45才女性が絞殺される事件が起き、これを解決していくストーリーになっている。この加賀は、他の著者の作品にも登場しており、読んだ中では『赤い指』に登場する。 本書は日本橋が舞台ということもあってか、その女性の身辺を調査するとともに、そこに暮らし、商売を営む人々の人情が垣間見える物語のいくつかで構成されていく。そのハートウォーミングさは、一瞬、坂木司の本かと勘違いするほどだ。煎餅屋、料亭、瀬戸物屋、時計屋、洋菓子店、民芸品店など、被害者と関係があったと思われる店を加賀が聞き込みに回るのだが、すべて何らかの謎を抱えている。また、店以外にも、清掃屋を営む社長、被害者の友人で翻訳家の女性なども捜査に浮上する。 1人の人間の暮らしにこれだけ多くの人が直接的に、間接的に関わっていることが分かるとともに、加賀という刑事の魅力もあますところなく伝えている。皆が不思議な刑事さんだと言うように、聞き込みの際に手土産を持っていったりと、すっと人の心に入ってきて、およそ刑事らしくない。だが、やはり推理小説ではあったわけで、最後にすべてが解き明かされる。 | ||||
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| タイトルは、本書に登場する加賀という刑事のことを指し、日本橋に着任早々、ある1人暮らしの45才女性が絞殺される事件が起き、これを解決していくストーリーになっている。この加賀は、他の著者の作品にも登場しており、読んだ中では『赤い指』に登場する。 本書は日本橋が舞台ということもあってか、その女性の身辺を調査するとともに、そこに暮らし、商売を営む人々の人情が垣間見える物語のいくつかで構成されていく。そのハートウォーミングさは、一瞬、坂木司の本かと勘違いするほどだ。煎餅屋、料亭、瀬戸物屋、時計屋、洋菓子店、民芸品店など、被害者と関係があったと思われる店を加賀が聞き込みに回るのだが、すべて何らかの謎を抱えている。また、店以外にも、清掃屋を営む社長、被害者の友人で翻訳家の女性なども捜査に浮上する。 1人の人間の暮らしにこれだけ多くの人が直接的に、間接的に関わっていることが分かるとともに、加賀という刑事の魅力もあますところなく伝えている。皆が不思議な刑事さんだと言うように、聞き込みの際に手土産を持っていったりと、すっと人の心に入ってきて、およそ刑事らしくない。だが、やはり推理小説ではあったわけで、最後にすべてが解き明かされる。 | ||||
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|---|---|---|---|---|
| この作品はいいっ! 東京下町の人情味あふれるエピソードの数々。 ミステリーではありますが、 今回の作品は人情ものと言ってもいい。 これを読みながら宮部みゆきの「ぼんくら」「日暮らし」など、 江戸の人情ものを思い出していた。 刑事・加賀恭一郎が、それに出てくる同心のように思えた。(笑) 時代背景は今の日本橋だけど、何となく江戸の町を彷彿とさせる。 シリーズ短編ものみたいに一章ごとに謎が解かれていき、 それが最後には本題の事件解決に繋がっていく。 この辺も「ぼんくら」の書き方にちょっと似てるかも。 飄々とした恭一郎のキャラがまたいいです。 東野作品の映画化に何度か登場している俳優さん、 藤木尚人さんを想像しながら読んでました。 (もし映画化にするなら、藤木さんがいいなぁ) ホロリとさせられたり、ジーンときたり、 新たな東野圭吾の作風を見せられました。 ラストのセリフがまた決まってる。 これから読む人のために言えませんけど。(笑) これ、絶対お薦めです。(^_^)v | ||||
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| この作品はいいっ! 東京下町の人情味あふれるエピソードの数々。 ミステリーではありますが、 今回の作品は人情ものと言ってもいい。 これを読みながら宮部みゆきの「ぼんくら」「日暮らし」など、 江戸の人情ものを思い出していた。 刑事・加賀恭一郎が、それに出てくる同心のように思えた。(笑) 時代背景は今の日本橋だけど、何となく江戸の町を彷彿とさせる。 シリーズ短編ものみたいに一章ごとに謎が解かれていき、 それが最後には本題の事件解決に繋がっていく。 この辺も「ぼんくら」の書き方にちょっと似てるかも。 飄々とした恭一郎のキャラがまたいいです。 東野作品の映画化に何度か登場している俳優さん、 藤木尚人さんを想像しながら読んでました。 (もし映画化にするなら、藤木さんがいいなぁ) ホロリとさせられたり、ジーンときたり、 新たな東野圭吾の作風を見せられました。 ラストのセリフがまた決まってる。 これから読む人のために言えませんけど。(笑) これ、絶対お薦めです。(^_^)v | ||||
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