トーキョー・プリズン

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評判

トーキョー・プリズンの評価:

3.74/5点 レビュー 23件。 B ランク

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平均点3.74pt

Amazonレビュー一覧

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全26件 21〜26 2/2ページ
No.6
(4pt)

ちょっと色違いの探偵小説

東京裁判で裁かれる人を収容したトーキョープリズンが舞台の小説。
ただしトーキョープリズンは舞台なだけで、
主人公はNZの探偵。
関わるのも異能の天才。
ということで、歴史ものではなく、探偵ものとしてカウントです。
歴史ものとしては微妙なところもあるのでしょうが、
戦後の日本という不思議な舞台で、NZという「微妙な」関係の国の探偵が
動くということで、事件もなかなか謎が深く、
いつもと少し色の違う探偵小説として、面白く読むことができました。
夜中に読む探偵小説として◎です。
トーキョー・プリズン (角川文庫) Amazon書評・レビュー: トーキョー・プリズン (角川文庫)より
4043829027
No.5
(5pt)

トイレに行って、お風呂に入ってふとんで読むべし。眠れなくなるノンストップ必至の本!

こいつはスゴイ!
アームチェア・ディテクティブものか?戦犯ものか?謎解きか?
すべての要素を兼ね備えつつ、ストーリーは緻密に静かに、計算しつくされた絶望へと進む。
シャーロキアンを喜ばせる随所の仕掛けといい、最後に解き明かされる切ないまでの生への歪んだ希望といい、文化の違いによるコミュニケーションエラーといい、いろいろな意味で出会えて嬉しかった作品。
ハッピーエンド以外は受け付けたくない私だけれど、それでもこの本は、★5つ。好きな芸風なので。
しかしこのミスで、2009年度この作品を抑えて一位だった伊坂孝太郎のゴールデンスランパーとは?
これもまた、読まねばなるまい。
トーキョー・プリズン (角川文庫) Amazon書評・レビュー: トーキョー・プリズン (角川文庫)より
4043829027
No.4
(4pt)

久しぶりにハマった!

とにかく面白かったです。
題材が題材だけに、占領軍による統治の仕方、それを受け入れる日本人の心理等も描かれることになりますが、読者の左〜右翼度に関わらず、広い層にとって納得のいく内容ではないかと思う、というか、みなさんの意見を聞いてみたいです。
読後1週間が経ちましたが、なんかまだ、戦後の空気の中に自分が漂い続けているかのような、不思議な気分。
おすすめ。
トーキョー・プリズン Amazon書評・レビュー: トーキョー・プリズンより
4048736760
No.3
(4pt)

トーキョー・プリズン・イレギュラーズ

「ジョーカー・ゲーム」で見事このミス二位を獲得し一躍脚光を浴びた柳広司の意欲作「トーキョー・プリズン」は、その東京プリズンで密室変死事件にニュージーランド人の私立探偵エディと戦犯キジマのコンビが挑むミステリー。
これはもー面白かった!!すごい面白かった!!もともと刑務所ものが好きでよく読むんですが戦後の、それも戦犯専用刑務所が舞台のミステリーは新境地。目新しい事実が色々発覚し勉強になりました。
何よりキャラが立ってる!キジマが抜群にかっこいい!
脱獄の常習犯にして頭脳明晰、ニヒルな笑みが似合う日本人にしては整いすぎた容姿の持ち主。戦時中に捕虜を残忍に虐待した容疑で投獄され、「悪魔じみたサディスト」と唾棄されるも、五年間の記憶を失っている。
エディが房に入ってくるなりその出身地・経歴・考えてることを言い当てる洞察力観察力推理力、脱獄の為なら手段を選ばず錆びた釘を十数本とのみこむ強靭な精神力と人を食ったユーモアセンスをあわせもつ特異な人物造形に心を持ってかれます。
しかし一方で記憶喪失故現実と夢の区別がつかず苦悩し、記憶を失った五年間の自分が本当に悪魔のようなサディストだったのか自問し続ける。孤独と高潔と野卑が綯い交ぜとなったキジマに徐徐に関心を持ち始めるエディ、二人の距離の縮まり方がすごくいい……!
戦争問題を扱っていながら固くならず読めるエンターテイメントとしても完成度高いです。
何が悪で善なのか。
キジマは本当に捕虜を虐待したのか。
「捕虜を虐待するのが悪なら女子供の頭の上に爆弾を落とすのは悪じゃないのか?」
「戦時中だから人殺しは許される?そんなことはない、人殺しは許されるか許されないか二択だ」
重い命題。責任の不在。本当に責任をとるべき人間は誰か?
敗戦国の日本人が天皇を変わらず仰ぐ一方マッカーサーに熱狂的な声援を送る心理が鋭く解剖されていて唸らされました。
トーキョー・プリズン (角川文庫) Amazon書評・レビュー: トーキョー・プリズン (角川文庫)より
4043829027
No.2
(5pt)

人間の心も描いたミステリー

時は、戦後まもなく。
舞台は、東京裁判にかけられる日本人戦犯が収容されているスガモプリズン。
行方不明者を探しに来たニュージーランド人将校が、
BC級戦犯のキジマと、プリズン内での兵士の死の謎を解く、とともに、
キジマが行ったとされる捕虜虐待の真相に迫ります。
まず、ミステリーとして抜群に面白い!
キジマの哲学的とも思える冴えわたる観察眼。ミスター・フェアフィールドの忌憚のない人柄。
一気に読み進めてしまいます。
そして、ラスト。
人間の獣性と狡猾さが滲み出る、
しかし、そこで自分を見つめる誠実さは痛いほど。
「戦争は人を狂わす」などと、第三者ぶって距離を置くことを許さない結末は、圧巻です。
トーキョー・プリズン Amazon書評・レビュー: トーキョー・プリズンより
4048736760
No.1
(5pt)

読み応えあり

終戦後の東京、戦犯収容所を舞台にした小説、というと何やら説教くさい、非エンタテインメントなものを想像するが、決してそうではない。
緻密に練り上げられたストーリーは非常にスリリングだ。装丁もいい。
トーキョー・プリズン Amazon書評・レビュー: トーキョー・プリズンより
4048736760