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国境の南、太陽の西
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国境の南、太陽の西の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全187件 1~20 1/10ページ
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何度も読みたい名作。 有難うございました。 | ||||
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友達と離れ、寂しさ感じますが、絆でつながれてると思います。 | ||||
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文学や芸術は左翼であっていいと思っている。 本当に自由だ。 そもそも政治思想などという土台に載っていないのだから、 「左翼」なんて言葉もいらないくらいだ。 だから、フリンも自由。それは肉体の呼吸やスタイルに過ぎないのだから、 コーヒーを飲むことやプールでちょっと体を動かして水に馴染ませたい気持ちと一緒のくらいの感覚。 それを現実的に生きるサラリーマンや必死に働いている労働者から見て、無責任な左翼の戯言・・・ だからふらふらしているいつまでたっても喪失感を味わっている国家観のない男<ぼく>。 などと言われてしまう。 だが、これはエンターテイメントだし、本当の意味での自由ということを考えれば、 村上ハルキが作ってきた世界というのは本当に成功していると思うし、 やはり文芸になっていると思う。 この作品は彼の主張や世界観の中でもおそらく、(すべてを読んでいないのでごめんなさい) 特徴がよく出ている作品なんだろうと思う。 現実的な所与で言ってシマエバ、 GHQに支配されてから、日本人は日本国家の思想性と精神を脊髄から抜かれて、 自虐史観と平和の白ハトをずん!とアタマに打ち込まれ、 スクリーンとセックスとスポーツ漬けにされてしまった。 ひたすら欧米より働きまくる官僚機構に支配された忠実なロボットにされてしまった<ヒト>なのだが、 時折、風が吹いてきて昔抱いていた心の風景を思い出すようなノスタルジー感を 経済成長の中で思い出すのである。 その風と感じている感傷が妙に切なく、人によっては泣きたくなるのである。 そこを村上ハルキはわかっていて、(この世がどういう歴史を背負い、現在のシステムがどのようなものであるのかを知っている)実にうまく作品のモチーフとして何度もぶち込んでくる。 だから、同じような背骨を持ったロボットたち(読者)が疲れた体の中でも安らぎを覚え、 思い出しかのように、懐かしい失われた世界を求めて恋こがり、泣き、何度も作品を読み返すのである。 これに気付けていても、やはりなんらかの干渉が邪魔をするので、村上ハルキはクセになる。 どうしてそうなるのかは、結構面倒くさいのであとにする。 それだけ日本の立ち位置、歴史、人の情緒・・・などが日本は特殊なのである。 <ヌマ>作家の「ヌマ」本。 | ||||
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村上春樹全部読むチャレンジは講談社文庫からはじめてるが、順番に読んでる中で、ノルウェイの森や、ダンスよりも、ずっと楽しめた。 でもなー、結局は30代向けの話であって、この主人公は歳をとれば誰かを好きになる、ならないなんていう状況から解放される、あるいは相手にされない、ということを微塵も想定せず、可能性ありを前提に悩んでいることは、若いな、青いな、と思わせましたわな。 この点、村上春樹はブ男の分類なのに、いい男と錯覚してる感じがして、共感はできないんだけど、まぁ話としては面白いと思った。 | ||||
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今すぐ頭を抱えて 一人で泣きたい。そっとしといて欲しい。 傷跡を指でずっとなぞられている様な 痛く不快でくすぐったく、偶に心地いい。 他人事に思えなくて、一気読みしてしまった。 途中電車の中で号泣するかと思った。 段々と仕事の責任と自信が積み上がってきたタイミングで、自分にも島本さんの様な人が現れてしまった。 そんな中でこの小説に出会って…いたたまれない気持ちと苦しさが少し浄化された気がする。 忘れていた。もう出会うはずもなかった。 交わることのない、平行線であったはずのお互いの人生がニアミスする時。 今その渦中にいる自分がどう振る舞うべきか、いずれどうなるのか。少しわかってもどかしい。 | ||||
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自分でも気付かないうちに人を傷つけてしまう 幸せなんだけど このままじゃだめだ と思ってしまう 白黒つかない 曖昧な グレーな中で やっていくんだな と思った | ||||
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先に断っておくがハルキストではない。 海辺のカフカなんて吐き気がして大嫌いである。 でも、この恋愛小説は最高だ。何度も読み返してしまう。 お約束のエッチなシーンも満載だけど、感情移入できるし、全く不快ではない。 | ||||
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一気読みした。なんだかわからないが、主人公の「ハジメくん」の独り語りに引き込まれたのだ。そして結末が・・・。もやもやするのだけど、これはホラー的小説なのではないかなと感じた。途中から「ハジメくん」の幻覚が入っているというような。 「ハジメくん」が何を感じ、どうしてその決断をしていったのか。それがきちんと自分に伝わってきて物語が進んでいく。同時に違和感も一緒に。 長さもちょうどいいし、読後感も不思議。かなりお薦め。 | ||||
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好みの作品でした。これより後に描かれた作品のような不思議な世界観はなく非常に現実的ですが、人間の矛盾や不思議さを感じられます。 | ||||
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昭和時代は一人っ子はまだ珍しかった時代がある。私も70年代に生まれた一人っ子。やはり疎外感を勝手に持っていた。本の中で、ある女性から主人公が言われた言葉は、私に向けて言った言葉では?と思うほど胸に刺さり、その様な思考を自分が持っていることを再認識した。一人っ子必読な本だと勝手に思っている。 この本は私の為に書いてくれた本だとも勝手に思っている。 | ||||
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初めて読んだ時は心が揺れ動いた。じばらく経って、2回目を読んだ時は、1回目ほどの感動はなかったが、主人公の恋した島本さんは亡霊なのだと気付いた。また大分経って、3回目を読んだ。やはり良い作品だとじみじみ感じられた。最近読んだ「女のいない男たち」のなかの秀作「木野」に出てくる雨の日のバーのシーンと通じるものがあった。村上春樹の中長編は初期の2作品以外に、「スプートニクの恋人」「アフターダーク」「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」があるが、初期の2作品を除くと。この「国境の南、太陽の西」は段違いに優れた小説である。この作品を最高傑作と感じる読者もいるのではないかと感じた。 | ||||
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村上作品の小説については全て読んでいたが、この作品は紀行文だと勘違いして読んでいませんでした。内容はお馴染みの無粋なライフスタイルに相容れない純粋な想いの葛藤、ある意味で純愛小説なのかな。それがものすごく共感されてしまい、ぐいぐい引き込まれていってしまいました。それぞれ時期が異なるかもしれないけど、こういう経験している人って意外と多いのではないかな。映画化されても十分な作品だと思う。そしてラストシーンは想像力を膨らませられるというオマケ付き。まいった、感動。 | ||||
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日常的な生活の中で描かれる人間像に心打たれます。 | ||||
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互いに惹かれ合ったのに告白もできなかった 初恋の人がいました。それぞれに結婚をして別の家庭を持ったあと15才の時の気持ちを伝えることができて、その後は長く友人として心の支えでしたが‥再び彼を喪失してしまいました。彼は思い留まるハジメくんで、その選択は正しかったと思っています。 | ||||
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この小説は、わけのわからない状況と人物の失踪を明確に書くが、しかしわけのわからなさの理由と失踪の真相は絶対に書かないという、いつものハルキ節が炸裂している。エロもいつも通り具体的だ。 「ザ・村上春樹」ともいえそうな小説だ。 「僕らが認識していると思っている事実がどこまでそのままの事実であって、どこからが「我々が事実であると認識している事実」なのかを識別することは多くの場合不可能であるようにさえ思える。」 自分は村上春樹の作品が好きでよく読むのだが、それは作品が面白いからという理由の他に、作品の内容の一部と自分の状況がシンクロするからです(他の読者はどうなのだろう?)。 上記の抜き出した部分も意味深で、実は自分はそのことでずっと困っている。精神的にも物理的にも。 | ||||
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12の頃にした初恋の相手を学生時代、結婚し子供が出来ても心の底には彼女に対する恋心が残っている。三十路になって彼女と再会し心の底にあった恋心が浮かび上がってくる、今ある家庭や経営してる店を全て捨ててでも彼女を自分のものにしたいと主人公は思ったが、色々あり彼女が消えて今の奥さんとやり直すと心に決めたシーンで終わった。 自分は19歳だがこの作品を読んで感じたのは憶測で自分の恋心を隠すなということです、気持ちは思った時にすぐ伝えないと後悔する、自分もまだ若いので10年後また読んでまた違う部分に共感するんだろうなと思いました。高校生のうちに読めていたら良かったなと後悔... | ||||
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初恋の女性へのとらわれ、また深く傷つけしまった相手へのとらわれ、それらを抱えてどう生きるのか。 他人事には感じられず、自分にとって大事な作品になりました。 | ||||
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過去の2人の女性との思い出の中に主人公が生きています。 色んな思い出に引きずられたり、色んな思い出が今の自分を温めたり。 今生きている現実をしっかりと歩みたい人におすすめの小説です。 | ||||
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まだ読み始めたばかりでが、とても穏やかで美しいです。 引き込まれます。 | ||||
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村上春樹の中では、かなり好きな作品。読後感が心地よい。 うまく言葉で説明できないけれど、この作品には、人生における運命の存在というものを考えさせられるし、過去の記憶が次第に幻想に近づき、そして再び現実の中に戻っていく中で主人公が成熟していく様子からは、人生の無常やしみじみとした素晴らしさを感じ取ることもできる。 本作に登場する曲を集めた 『国境の南・太陽の西』 を聴きながら読むのもお勧めしたい。 | ||||
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