ノルウェイの森

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ノルウェイの森の評価:

3.82/5点 レビュー 818件。 C ランク

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平均点3.82pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1,323件 861〜880 44/67ページ
No.463
(4pt)

喪失感

●1回目主人公の学生時代の回想を中心に複雑な人間関係を描いた恋愛小説である。思春期の葛藤や人間模様、恋愛、喪失感などが巧に描かれている。 歪んでいる事は正常から来るものなのか、あるいは異常から来るものなのか…。 「生」と「死」という暗く重いテーマが随所に垣間見れるが、どこか情緒的であり美しさを感じる作品である。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ●2回目ある事柄は対峙すればするほど無に近づいていくものなのでしょう。そして、それは予め想定が出来るものなのかもしれません。 「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している」
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.462
(4pt)

喪失感

●1回目主人公の学生時代の回想を中心に複雑な人間関係を描いた恋愛小説である。思春期の葛藤や人間模様、恋愛、喪失感などが巧に描かれている。 死を迎える事で何かを学び取る事が出来るのならば、他人には理解されない関係を構築し共有することがあっても違和感を感じることはないのかもしれません。 「自分に同情するな」「自分に同情するのは下劣な人間のやることだ」 この先、幾度となく深い喪失感や絶望感に駆られる事があっても自分に同情することなく強く生きていきたい。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------●2回目喪失してしまうこと、そして、それを受け入れること。抱えながら生きていく先には何が待ち受けているのでしょうか。 「自分に同情するな。自分に同情するのは下劣な人間のやることだ」
ノルウェイの森 下 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 下 (講談社文庫)より
406274869X
No.461
(4pt)

喪失感

●1回目主人公の学生時代の回想を中心に複雑な人間関係を描いた恋愛小説である。思春期の葛藤や人間模様、恋愛、喪失感などが巧に描かれている。
歪んでいる事は正常から来るものなのか、あるいは異常から来るものなのか…。
「生」と「死」という暗く重いテーマが随所に垣間見れるが、どこか情緒的であり美しさを感じる作品である。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ●2回目ある事柄は対峙すればするほど無に近づいていくものなのでしょう。そして、それは予め想定が出来るものなのかもしれません。
「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している」
ノルウェイの森(上) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(上)より
4062035154
No.460
(4pt)

喪失感

●1回目主人公の学生時代の回想を中心に複雑な人間関係を描いた恋愛小説である。思春期の葛藤や人間模様、恋愛、喪失感などが巧に描かれている。
歪んでいる事は正常から来るものなのか、あるいは異常から来るものなのか…。
「生」と「死」という暗く重いテーマが随所に垣間見れるが、どこか情緒的であり美しさを感じる作品である。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ●2回目ある事柄は対峙すればするほど無に近づいていくものなのでしょう。そして、それは予め想定が出来るものなのかもしれません。
「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している」
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.459
(5pt)

惹きつけられるもの

賛否両論が繰り広げられる村上作品の中でも、特にその傾向が強い作品ではないかと想う。 当時この本を手にしたのは19才の時であり、その年代特有の微妙な感受性が強烈な共振、共鳴を受けた事を鮮明に覚えている。 それから20年近く経て読み返してみると、冒頭の主人公の回想する年齢と重なる故なのか、またまた違う意味での衝撃を間違いなく受ける事となる。 今改めて感じる事は、数ある村上作品の中で当作品はやはり自分にとっての原点であり、最も心に響くという事実である。 誤解を恐れずに咀嚼すると村上作品に魅せられる本質とは、金、女性、名声といった物事に執着しない主人公の生き様なのではと想う。多かれ少なかれ、男というものはそういう生き様に憧れており、求めており、同時に殆ど実現出来ていないからなのではないだろうか。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.458
(5pt)

惹きつけられるもの

賛否両論が繰り広げられる村上作品の中でも、特にその傾向が強い作品ではないかと想う。 当時この本を手にしたのは19才の時であり、その年代特有の微妙な感受性が強烈な共振、共鳴を受けた事を鮮明に覚えている。 それから20年近く経て読み返してみると、冒頭の主人公の回想する年齢と重なる故なのか、またまた違う意味での衝撃を間違いなく受ける事となる。 今改めて感じる事は、数ある村上作品の中で当作品はやはり自分にとっての原点であり、最も心に響くという事実である。 誤解を恐れずに咀嚼すると村上作品に魅せられる本質とは、金、女性、名声といった物事に執着しない主人公の生き様なのではと想う。多かれ少なかれ、男というものはそういう生き様に憧れており、求めており、同時に殆ど実現出来ていないからなのではないだろうか。
ノルウェイの森(上) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(上)より
4062035154
No.457
(5pt)

惹きつけられるもの

賛否両論が繰り広げられる村上作品の中でも、特にその傾向が強い作品ではないかと想う。 当時この本を手にしたのは19才の時であり、その年代特有の微妙な感受性が強烈な共振、共鳴を受けた事を鮮明に覚えている。 それから20年近く経て読み返してみると、冒頭の主人公の回想する年齢と重なる故なのか、またまた違う意味での衝撃を間違いなく受ける事となる。 今改めて感じる事は、数ある村上作品の中で当作品はやはり自分にとっての原点であり、最も心に響くという事実である。 誤解を恐れずに咀嚼すると村上作品に魅せられる本質とは、金、女性、名声といった物事に執着しない主人公の生き様なのではと想う。多かれ少なかれ、男というものはそういう生き様に憧れており、求めており、同時に殆ど実現出来ていないからなのではないだろうか。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.456
(5pt)

悪くない一冊

普通に楽しく読めた。欠点もあるだろうが、面白さがそれに勝る作りで良いと思うな
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.455
(5pt)

楽しく簡単に読める!

上巻302p・下巻293pの読み応えある作品です。 全て読みきれるか不安に思う方もいるかと思いますが、 終始平易な文体で書かれ、また随所にユーモラスがちりばめられているので、飽きがこないようになっていると感じました。 登場人物全てが色濃い存在で、かなり親しみを感じる人物もいれば、激しく憎しみを覚えてしまうような人物もいました。これほど感受移入してしまうのは、一人一人に弱い面や人と明らかに異なるあるからだと思いますが、その弱い面や自分の偏向性を皆が見つめています。それゆえに登場人物全員が読者を魅了します。 時々性描写があり、赤面してしまう方もおられると思いますが、僕はこの性描写も好きです。なぜなら、ただ売れるために書かれたものではないと強く感じるからです。むしろこれがないと「愛」の形が表明的なものとなってしまい、作品全体が壊れてしまいます。激しい描写もありますが、僕は村上さんの性に対してオープンな姿勢が好きです。 非日常的経験や、ドキドキ感を味わえることは間違いありません。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.454
(5pt)

ALL THINGS MUST PASS

この本を読み終わったとき、(JOHNがLIVING THIS CRAZY WORLDと歌ったように) 世界はなんて無常なものだろうとおもった。人は必ずいつか死ぬし、時間は自分が何をしていようが無常に過ぎていく。時間は限られている。誰もが運命から逃れることは出来ない。そばにあるものは必ずいつかなくなるし、その重要性に気付くのは、いつだってそれをなくした後だ。誰もが自分の理想を追い求め、理想を実現するべく前に進もうとするが、なにもかもが思い通りになるはずはなく、自分の居場所もわからず、理想の森をさまようことになる。そういう意味で、この世界全体がノルウェイの森であり、そこかしこに野井戸があいている。野井戸の深さは落ちた人にしかわからない、ワタナベが直子の闇の深さを認識できなかったように、人の心の闇はその人自身にしかわからないのだ。だが、それでも、この世には愛がある。愛だけは世界を救うことが出来る。だからレイコさんはBeatlesを歌ったのだろう。この本には人生の教訓、楽しみ方、うまくやりぬく方法がつまっている。つまらないという人もいるが、この本が面白いという人ばかりだったら、世界はゆがんで、教室は静まり返り、窓の外を眺める人ばかりになるだろうと思うので、それはそれで良いと思うが、僕はこの本を好きな人と友達になりたい。ちなみにこの本を読むときは「SEA CHANGE」、読み終わったら「KID A」を聞くのが良いと思う。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.453
(5pt)

ALL THINGS MUST PASS

この本を読み終わったとき、(JOHNがLIVING THIS CRAZY WORLDと歌ったように) 世界はなんて無常なものだろうとおもった。人は必ずいつか死ぬし、時間は自分が何をしていようが無常に過ぎていく。時間は限られている。誰もが運命から逃れることは出来ない。そばにあるものは必ずいつかなくなるし、その重要性に気付くのは、いつだってそれをなくした後だ。誰もが自分の理想を追い求め、理想を実現するべく前に進もうとするが、なにもかもが思い通りになるはずはなく、自分の居場所もわからず、理想の森をさまようことになる。そういう意味で、この世界全体がノルウェイの森であり、そこかしこに野井戸があいている。野井戸の深さは落ちた人にしかわからない、ワタナベが直子の闇の深さを認識できなかったように、人の心の闇はその人自身にしかわからないのだ。だが、それでも、この世には愛がある。愛だけは世界を救うことが出来る。だからレイコさんはBeatlesを歌ったのだろう。この本には人生の教訓、楽しみ方、うまくやりぬく方法がつまっている。つまらないという人もいるが、この本が面白いという人ばかりだったら、世界はゆがんで、教室は静まり返り、窓の外を眺める人ばかりになるだろうと思うので、それはそれで良いと思うが、僕はこの本を好きな人と友達になりたい。ちなみにこの本を読むときは「SEA CHANGE」、読み終わったら「KID A」を聞くのが良いと思う。
ノルウェイの森(上) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(上)より
4062035154
No.452
(5pt)

ALL THINGS MUST PASS

この本を読み終わったとき、(JOHNがLIVING THIS CRAZY WORLDと歌ったように) 世界はなんて無常なものだろうとおもった。人は必ずいつか死ぬし、時間は自分が何をしていようが無常に過ぎていく。時間は限られている。誰もが運命から逃れることは出来ない。そばにあるものは必ずいつかなくなるし、その重要性に気付くのは、いつだってそれをなくした後だ。誰もが自分の理想を追い求め、理想を実現するべく前に進もうとするが、なにもかもが思い通りになるはずはなく、自分の居場所もわからず、理想の森をさまようことになる。そういう意味で、この世界全体がノルウェイの森であり、そこかしこに野井戸があいている。野井戸の深さは落ちた人にしかわからない、ワタナベが直子の闇の深さを認識できなかったように、人の心の闇はその人自身にしかわからないのだ。だが、それでも、この世には愛がある。愛だけは世界を救うことが出来る。だからレイコさんはBeatlesを歌ったのだろう。この本には人生の教訓、楽しみ方、うまくやりぬく方法がつまっている。つまらないという人もいるが、この本が面白いという人ばかりだったら、世界はゆがんで、教室は静まり返り、窓の外を眺める人ばかりになるだろうと思うので、それはそれで良いと思うが、僕はこの本を好きな人と友達になりたい。ちなみにこの本を読むときは「SEA CHANGE」、読み終わったら「KID A」を聞くのが良いと思う。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.451
(5pt)

単純に、面白い

88年ころの高校2年生か、3年生のころに読みました。残っている印象は、やたら人が死ぬ、やたらすぐに寝るということだけでした。ただ、面白くて一気に読んだ記憶があります。2010年、39歳、レイコさんの年で改めて読み直しました。それも初めての病気入院のベッドの上で。やはり面白い。一日で一気に上下二冊を読みました。そして、ああ、こんな話だったのかと初めて読むように面白く読めました。何が面白いのかと考えるに、表現の軽妙さもさることながら、主人公のワタナベくんのこだわりのなさ、川に流されるように漂う感じが物語が次にどうなるのかと読ませられてしまうのだろうと思います。ただ、最後、さすがにワタナベくんとレイコさんの話には驚きましたが。あら、びっくり、そうくるか、とさすがに39歳でも思いました。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.450
(5pt)

単純に、面白い

88年ころの高校2年生か、3年生のころに読みました。
残っている印象は、やたら人が死ぬ、やたらすぐに寝るということだけでした。
ただ、面白くて一気に読んだ記憶があります。
2010年、39歳、レイコさんの年で改めて読み直しました。
それも初めての病気入院のベッドの上で。
やはり面白い。一日で一気に上下二冊を読みました。
そして、ああ、こんな話だったのかと初めて読むように面白く読めました。
何が面白いのかと考えるに、表現の軽妙さもさることながら、
主人公のワタナベくんのこだわりのなさ、川に流されるように漂う感じが
物語が次にどうなるのかと読ませられてしまうのだろうと思います。
ただ、最後、さすがにワタナベくんとレイコさんの話には驚きましたが。
あら、びっくり、そうくるか、とさすがに39歳でも思いました。
ノルウェイの森(上) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(上)より
4062035154
No.449
(5pt)

単純に、面白い

88年ころの高校2年生か、3年生のころに読みました。
残っている印象は、やたら人が死ぬ、やたらすぐに寝るということだけでした。
ただ、面白くて一気に読んだ記憶があります。
2010年、39歳、レイコさんの年で改めて読み直しました。
それも初めての病気入院のベッドの上で。
やはり面白い。一日で一気に上下二冊を読みました。
そして、ああ、こんな話だったのかと初めて読むように面白く読めました。
何が面白いのかと考えるに、表現の軽妙さもさることながら、
主人公のワタナベくんのこだわりのなさ、川に流されるように漂う感じが
物語が次にどうなるのかと読ませられてしまうのだろうと思います。
ただ、最後、さすがにワタナベくんとレイコさんの話には驚きましたが。
あら、びっくり、そうくるか、とさすがに39歳でも思いました。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.448
(4pt)

読み終えたときの『おもさ』が腹の底にしみる?

上巻はだらだらと読んでいましたが,下巻は半日で読み終えてしまいました.後半に進むに従って「次はどうなる,次はどうなる」みたいな展開に引き込まれ,最後まで読ませられるストーリー展開は村上文学の特徴なんでしょうね.この小説はおもしろいという表現は適切ではなく,深みにはまっていくというか,考えさせられるというか,読み終えたあとの腹の底に感じる『おもさ』が何とも言え無いですね.登場人物が次から次と消えていくところは,読み進めるにつれて予期できるのですが,いざそうなるとその部分を何回か読み返してしまい,非常に考えさせられました.これは,今の日本人が本当に幸せなんだろうか,世界経済大国第2位の裕福であるはずの日本で自殺者が年間3万人を超える事実は何を示しているかですが,ヒトの生き方に考えさせられてしまいました.内容自体は単純で,主人公のワタナベ君が同時に2人の女性に心が揺れてしまう,ただ少し訳ありと言うことで,その訳がすこし『おもため』と言うことだと思います.それにしても登場人物をあまりにも葬りすぎているような印象は残りますね.メンタルヘルスに関しては最近特に注目度は上がっていますが,大きな心の傷を持ったヒトへのメンタルケアーについては,この小説が実話ではないとしても,非常にセンシティブであることを再認識しました.職場にも,身内にも,同じような問題が内在するわけですから,ヒトの絆が如何に重要かです.
ノルウェイの森 下 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 下 (講談社文庫)より
406274869X
No.447
(4pt)

読み終えたときの『おもさ』が腹の底にしみる?

上巻はだらだらと読んでいましたが,下巻は半日で読み終えてしまいました.後半に進むに従って「次はどうなる,次はどうなる」みたいな展開に引き込まれ,最後まで読ませられるストーリー展開は村上文学の特徴なんでしょうね.この小説はおもしろいという表現は適切ではなく,深みにはまっていくというか,考えさせられるというか,読み終えたあとの腹の底に感じる『おもさ』が何とも言え無いですね.
登場人物が次から次と消えていくところは,読み進めるにつれて予期できるのですが,いざそうなるとその部分を何回か読み返してしまい,非常に考えさせられました.これは,今の日本人が本当に幸せなんだろうか,世界経済大国第2位の裕福であるはずの日本で自殺者が年間3万人を超える事実は何を示しているかですが,ヒトの生き方に考えさせられてしまいました.内容自体は単純で,主人公のワタナベ君が同時に2人の女性に心が揺れてしまう,ただ少し訳ありと言うことで,その訳がすこし『おもため』と言うことだと思います.それにしても登場人物をあまりにも葬りすぎているような印象は残りますね.
メンタルヘルスに関しては最近特に注目度は上がっていますが,大きな心の傷を持ったヒトへのメンタルケアーについては,この小説が実話ではないとしても,非常にセンシティブであることを再認識しました.職場にも,身内にも,同じような問題が内在するわけですから,ヒトの絆が如何に重要かです.
ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)より
4061848933
No.446
(4pt)

読み終えたときの『おもさ』が腹の底にしみる?

上巻はだらだらと読んでいましたが,下巻は半日で読み終えてしまいました.後半に進むに従って「次はどうなる,次はどうなる」みたいな展開に引き込まれ,最後まで読ませられるストーリー展開は村上文学の特徴なんでしょうね.この小説はおもしろいという表現は適切ではなく,深みにはまっていくというか,考えさせられるというか,読み終えたあとの腹の底に感じる『おもさ』が何とも言え無いですね.
登場人物が次から次と消えていくところは,読み進めるにつれて予期できるのですが,いざそうなるとその部分を何回か読み返してしまい,非常に考えさせられました.これは,今の日本人が本当に幸せなんだろうか,世界経済大国第2位の裕福であるはずの日本で自殺者が年間3万人を超える事実は何を示しているかですが,ヒトの生き方に考えさせられてしまいました.内容自体は単純で,主人公のワタナベ君が同時に2人の女性に心が揺れてしまう,ただ少し訳ありと言うことで,その訳がすこし『おもため』と言うことだと思います.それにしても登場人物をあまりにも葬りすぎているような印象は残りますね.
メンタルヘルスに関しては最近特に注目度は上がっていますが,大きな心の傷を持ったヒトへのメンタルケアーについては,この小説が実話ではないとしても,非常にセンシティブであることを再認識しました.職場にも,身内にも,同じような問題が内在するわけですから,ヒトの絆が如何に重要かです.
ノルウェイの森(下) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(下)より
4062035162
No.445
(4pt)

人間の内面を描いた作品

初めて読んだときには、はっきりいって何がいいのか全くわからなかった。それどころか性描写が多かったり、まわりくどい表現に嫌悪感すら感じた。しかし、2回、3回と読み返すうちに、人間の内面の描写の奥深さに感嘆し、この作品を見る目が180度変わった。村上春樹作品全般にいえることだと思うが、この人は人間の心の奥、喪失感や孤独を描くのが本当にうまいと思う。この作品もしかりだ。登場人物の心の動き、孤独や悩み、葛藤や喪失感が実にうまく描かれていると思う。村上作品はかなり好き嫌いが分かれるし、あわないと感じる人の気持ちもわかる。しかし、この作品を評価するのであれば、2回以上読んでみてからにしてほしい。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.444
(5pt)

時の流れに対する先見性が見える,現状の社会問題をテーマとしている驚き

今更なんですが読んでみたわけです.下巻はこれからですが,当然の事ながら「1Q84」からの流れです.この小説は1987年に書かれており(小生はまだ学生(大学院で研究室に泊まり込んで実験に入り浸り)だった頃),村上春木の文章にも年齢(ここでは若さ?)を,今(23年後の2010年)からすると「ういういしさ」を感じるような印象です.内容を今更書き表すまでもなく,『はっ』とするようなシリアスな部分と,いつもながらの性描写が特徴の村上春樹文学,読者が若かりし青春時代に引き戻されてしまうことがその魅了だと思います.さて,この小説の中に描かれている『(精神的に)切れる』状況に対してヒトはどのような行動を取るのか,その悲しい一つの選択肢が「自殺」であり,現代社会の大きな問題になっている事実があります.実は村上春樹は30年近く前に年間自殺者3万人を超える状況が来ることを予想し,人の心のケアー(今で言うメンタルヘルスの重要性)が如何に重要であるかを説いていたのかもしれません? 時代背景はかなり昔であるにもかかわらず,取り上げているテーマに陳腐性が感じられないところがすごいと思いました.
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925