カラスの親指 by rule of CROW's thumb

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評判

カラスの親指 by rule of CROW's thumbの評価:

4.10/5点 レビュー 271件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.10pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全469件 441〜460 23/24ページ
No.29
(2pt)

無理やり退屈な物語を創り上げた印象が強く、チグハグ感が目立つ

題名の「カラスの親指(by rule of CROW's thumb)」はイギリスの諺で、「理論よりも経験が大事」の意。武沢とテツの詐欺師コンビを主人公にした"復讐コン・ゲーム"物語で、題名と内容を鑑みて、鳥と詐欺に関する洒落が各章の題名に付いている(heron=鷺と詐欺など)。J.アーチャー「百万ドルを取り返せ」を想起させる題材だが、作者はこれにヤミ金などの昨今の世相と人情味を加え、更にコン・ゲームらしい仕掛けを用意している。
途中まではかなり退屈。武沢とテツに加えて、彼らが過去に関連した事案の被害者姉妹とその友人が仲間になるのだが、異様に高い人間関係の偶然性に釈然としない感じが残る。現実感が乏しく、物語に求心力・サスペンス性が無いのだ。そして、コン・ゲームらしく彼らの共通の敵に復讐を企てるが、そのアイデアはかつての映画を観ている様。そして、武沢達の境遇を考えれば、"そんなに巧く行くかよ"、との疑念が残る。
最後に明かされる真相で、上述の疑念は晴れるものの、更なる「一人の人間が考えた通りに物事がそんなに思惑通り進む筈はないだろう」との想いが強まる。初めから、コン・ゲームなんて不要だったのではないかとの感だけが残る。作者のある種のアイデアを披瀝するために、無理やり物語を創り上げた印象が強く、全体としてチグハグ感が目立つ作品となった。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb Amazon書評・レビュー: カラスの親指 by rule of CROW’s thumbより
4062148056
No.28
(4pt)

意外と楽しめました

最初のほうは普通の感じですが、後半のストーリーの進み方は展開も面白く途中から一気に読みきってしまいました。本の題名もよーくわからなかったが、最後に点と点が線になる気持ちよさがありました。また、忘れたころに読み返したくなる1冊です。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)より
4062769778
No.27
(4pt)

意外と楽しめました

最初のほうは普通の感じですが、後半のストーリーの進み方は展開も面白く途中から一気に読みきってしまいました。本の題名もよーくわからなかったが、最後に点と点が線になる気持ちよさがありました。また、忘れたころに読み返したくなる1冊です。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb Amazon書評・レビュー: カラスの親指 by rule of CROW’s thumbより
4062148056
No.26
(4pt)

罪を償うこと

核心部分については他のレビューで十分書かれてあるので、あえて違った視点で
気になったことを書きたいと思います。

最後は心温まるハッピーエンドとなっていますが、何か物足りないなと感じました。
7年間あるいは20年間詐欺で生計を立ててきたとすれば、それだけ多くの人が
不幸な目に遭わされているわけです。また、死に追いやってしまった某母親の遺族に対する
償いはあれで終えたのかもしれませんが、母親本人に対する罪の償いは終えていません。
これまで散々他人を不幸に陥れておきながら、「ようやく気づきました」
「やり直せるだろうか」・・・で片付けられたのではたまったものではありません。
連日、新聞紙面に振り込め詐欺被害の記事が踊っている現在、フィクション小説とはいえ、
罪を償うということを疎かにしてはいけないのかなと感じます。
人生やり直すならまずは罪を償ってから。刑期を全うし、出所してからのことです。

これだけ酷評していながら星4つなのは、単純にこの小説が小説として楽しかったからです。


カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)より
4062769778
No.25
(4pt)

罪を償うこと

核心部分については他のレビューで十分書かれてあるので、あえて違った視点で
気になったことを書きたいと思います。
最後は心温まるハッピーエンドとなっていますが、何か物足りないなと感じました。
7年間あるいは20年間詐欺で生計を立ててきたとすれば、それだけ多くの人が
不幸な目に遭わされているわけです。また、死に追いやってしまった某母親の遺族に対する
償いはあれで終えたのかもしれませんが、母親本人に対する罪の償いは終えていません。
これまで散々他人を不幸に陥れておきながら、「ようやく気づきました」
「やり直せるだろうか」・・・で片付けられたのではたまったものではありません。
連日、新聞紙面に振り込め詐欺被害の記事が踊っている現在、フィクション小説とはいえ、
罪を償うということを疎かにしてはいけないのかなと感じます。
人生やり直すならまずは罪を償ってから。刑期を全うし、出所してからのことです。
これだけ酷評していながら星4つなのは、単純にこの小説が小説として楽しかったからです。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb Amazon書評・レビュー: カラスの親指 by rule of CROW’s thumbより
4062148056
No.24
(4pt)

ミステリーなのか、それとも中年と若者の群像劇なのか

ミステリーとすれば、星は2。
群像劇なら4。
ミステリーとして読むと、後出しがこれほど多い小説も珍しく、中には腹を立てる人もいるかもしれない。
しかし、中年オヤジと若者たちの再生への群像劇と見るなら人情味もあり面白いと思う。ただ2回は読めないと思った。

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)より
4062769778
No.23
(4pt)

ミステリーなのか、それとも中年と若者の群像劇なのか

ミステリーとすれば、星は2。
群像劇なら4。
ミステリーとして読むと、後出しがこれほど多い小説も珍しく、中には腹を立てる人もいるかもしれない。
しかし、中年オヤジと若者たちの再生への群像劇と見るなら人情味もあり面白いと思う。ただ2回は読めないと思った。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb Amazon書評・レビュー: カラスの親指 by rule of CROW’s thumbより
4062148056
No.22
(5pt)

父娘もの

ペーパームーンやレオンなどと同じ父娘もののヴァリエーションの一つ。謎解きに重点のおかれた本格派ミステリーでありながら、登場人物同士の微妙な距離感と思いやりの交差がなかなか。でも最後の謎解きはちょっとくどかったかな。読者を信用して、もう一回はじめから読んでみさせるくらいのつもりで書いて欲しいかも。とはいえ、最初から最後までとても楽しく読めた。伏線のはり具合もなかなか。これは伏線と思わせておいてはずれだったり、裏の裏があったり。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)より
4062769778
No.21
(5pt)

父娘もの

ペーパームーンやレオンなどと同じ父娘もののヴァリエーションの一つ。謎解きに重点のおかれた本格派ミステリーでありながら、登場人物同士の微妙な距離感と思いやりの交差がなかなか。でも最後の謎解きはちょっとくどかったかな。読者を信用して、もう一回はじめから読んでみさせるくらいのつもりで書いて欲しいかも。とはいえ、最初から最後までとても楽しく読めた。伏線のはり具合もなかなか。これは伏線と思わせておいてはずれだったり、裏の裏があったり。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb Amazon書評・レビュー: カラスの親指 by rule of CROW’s thumbより
4062148056
No.20
(4pt)

何かもの足りない

第140回の直木賞候補の一作である。
このレビューがアップされる頃には直木賞の結果が出てることと思うが
きっとこの作品は落選であろうと思う。

スト−リー仕立てに何か問題があるわけでもない。
それぞれの登場人物のキャラクターもよく書けている。
作品の主題も悪くはない。
だけどどこかもの足りなさを感じるのはなぜだろう。

何かを取り戻そうとするそれぞれの人物
世を捨てて生きなければ自らの存在すら希薄になるような
危うげな中年男性にある種の感情移入はできる。

痛快に展開していく物語はエンターテーメント小説の真髄
ぐいぐいと話に引き込んでくれる。

ある意味で予定調和などんでん返しも
それはそれで楽しく読める。

だけど何かもうひとつ足りないものがあるように思う。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)より
4062769778
No.19
(4pt)

何かもの足りない

第140回の直木賞候補の一作である。
このレビューがアップされる頃には直木賞の結果が出てることと思うが
きっとこの作品は落選であろうと思う。
スト−リー仕立てに何か問題があるわけでもない。
それぞれの登場人物のキャラクターもよく書けている。
作品の主題も悪くはない。
だけどどこかもの足りなさを感じるのはなぜだろう。
何かを取り戻そうとするそれぞれの人物
世を捨てて生きなければ自らの存在すら希薄になるような
危うげな中年男性にある種の感情移入はできる。
痛快に展開していく物語はエンターテーメント小説の真髄
ぐいぐいと話に引き込んでくれる。
ある意味で予定調和などんでん返しも
それはそれで楽しく読める。
だけど何かもうひとつ足りないものがあるように思う。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb Amazon書評・レビュー: カラスの親指 by rule of CROW’s thumbより
4062148056
No.18
(3pt)

期待しすぎたかも・・・

<このミステリーがすごい!2009>トップ10に
2作品がランクインするなど、
注目の作家であることから、
かなり期待をして本作品を読み始めました。

コン・ゲームを中心としたストーリー展開は、
分かりやすい文章で、スラスラと読めます。
ラストのどんでん返しがどんなものかと、
期待はいやがうえにも高まりました。

しかし・・・。正直なところ、
あまり驚きはありませんでした。
同じ発想の仕掛けが凝らされた作品を
読んだことがあるからです。
その作品とは題材も作風も違いますが、
似たような趣向に、「またか」という感は否めません。

ストーリー展開は巧みで面白かったのですが、
ラストが残念な作品です。



カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)より
4062769778
No.17
(3pt)

期待しすぎたかも・・・

<このミステリーがすごい!2009>トップ10に
2作品がランクインするなど、
注目の作家であることから、
かなり期待をして本作品を読み始めました。
コン・ゲームを中心としたストーリー展開は、
分かりやすい文章で、スラスラと読めます。
ラストのどんでん返しがどんなものかと、
期待はいやがうえにも高まりました。
しかし・・・。正直なところ、
あまり驚きはありませんでした。
同じ発想の仕掛けが凝らされた作品を
読んだことがあるからです。
その作品とは題材も作風も違いますが、
似たような趣向に、「またか」という感は否めません。
ストーリー展開は巧みで面白かったのですが、
ラストが残念な作品です。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb Amazon書評・レビュー: カラスの親指 by rule of CROW’s thumbより
4062148056
No.16
(2pt)

いまひとつ

前半の闇金に追い詰められていく人間描写が素晴らしく、ぐいぐい引き込まれただけに、後半に進むにつれ話しが漫画チックになり、オチのどんでん返しは「それやっちゃったらなんでもあり」になってしまうというレベルだったのが残念。
あれだけ面白い前半と魅力的な人物設定なだけに、後半に期待しすぎてしまったかも‥。というのが素直な感想。

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)より
4062769778
No.15
(2pt)

いまひとつ

前半の闇金に追い詰められていく人間描写が素晴らしく、ぐいぐい引き込まれただけに、後半に進むにつれ話しが漫画チックになり、オチのどんでん返しは「それやっちゃったらなんでもあり」になってしまうというレベルだったのが残念。あれだけ面白い前半と魅力的な人物設定なだけに、後半に期待しすぎてしまったかも‥。というのが素直な感想。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb Amazon書評・レビュー: カラスの親指 by rule of CROW’s thumbより
4062148056
No.14
(4pt)

お父さん、お母さんのどっちも揃っているのが一番いい

詐欺をしている二人組みとスリで生計を立てている少女がひょんなことから共同生活をすることになったのだが、それぞれ過去に同じヤミ金組織に苦しめられたという共通点があった。そんな生活に我慢できず、ヤミ金組織への復讐を計画するのだが、最後の最後までどんでん返しがあっておもしろかった。きちんと伏線も張られていたので、注意深く読んでいれば気付けたかもしれないが、すっかり騙されてしまった。
また、テツさんがタケさんに話した「お母さん指だけだと赤ちゃん指にくっつけられないけど、お父さん指をお母さん指にくっつけてやると赤ちゃん指にくっつく。お父さん、お母さんのどっちも揃っているのが一番いい」というの言葉が印象に残った。

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)より
4062769778
No.13
(4pt)

お父さん、お母さんのどっちも揃っているのが一番いい

詐欺をしている二人組みとスリで生計を立てている少女がひょんなことから共同生活をすることになったのだが、それぞれ過去に同じヤミ金組織に苦しめられたという共通点があった。そんな生活に我慢できず、ヤミ金組織への復讐を計画するのだが、最後の最後までどんでん返しがあっておもしろかった。きちんと伏線も張られていたので、注意深く読んでいれば気付けたかもしれないが、すっかり騙されてしまった。
また、テツさんがタケさんに話した「お母さん指だけだと赤ちゃん指にくっつけられないけど、お父さん指をお母さん指にくっつけてやると赤ちゃん指にくっつく。お父さん、お母さんのどっちも揃っているのが一番いい」というの言葉が印象に残った。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb Amazon書評・レビュー: カラスの親指 by rule of CROW’s thumbより
4062148056
No.12
(5pt)

現時点での最高傑作

道尾秀介といえば、あっと驚く騙しの仕掛けでしょう。でもその仕掛けを成立させるために作られたような作品も少なくありません。それはそれで面白いのですが・・・
いつもの作者からすると、この作品はあっと驚く仕掛けは薄いです。その代わり、登場人物の造形や会話が素晴らしい。トリックなどにこだわらなくても面白く読めるはずです。はっきり言ってこの作者に、ここまで物語性豊かな作品が書けるとは思っていませんでした。批判する人もいるでしょうが、これは間違いなく彼の最高傑作だと思います。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)より
4062769778
No.11
(5pt)

現時点での最高傑作

道尾秀介といえば、あっと驚く騙しの仕掛けでしょう。でもその仕掛けを成立させるために作られたような作品も少なくありません。それはそれで面白いのですが・・・
いつもの作者からすると、この作品はあっと驚く仕掛けは薄いです。その代わり、登場人物の造形や会話が素晴らしい。トリックなどにこだわらなくても面白く読めるはずです。はっきり言ってこの作者に、ここまで物語性豊かな作品が書けるとは思っていませんでした。批判する人もいるでしょうが、これは間違いなく彼の最高傑作だと思います。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb Amazon書評・レビュー: カラスの親指 by rule of CROW’s thumbより
4062148056
No.10
(5pt)

普通の話だなぁと思いきや・・・

詐欺師の中年二人とスリの女の子とその姉とその彼氏。
それぞれに想いを抱える5人が、ひょんなことから共に生活をすることになる。
そして、ある時、あることをみんなで決行することになる。
終盤まで読んだ時点で、まずまずな感じで話が終わるのかと思いきや、最後まで読んだ時、
この小説の印象がガラリと変わり、最初から読み直したくなりました。
全体の8割まで読んで、なんとなく結末を想像して投げ出そうとする人が、もしいたら、
ぜひ!あと少し、ラストまで読んでください。

ネタばれになるので理由は書きませんが、本のタイトルも素晴らしいネーミングです。



カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)より
4062769778