シャドウ

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評判

シャドウの評価:

3.63/5点 レビュー 101件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.63pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全172件 121〜140 7/9ページ
No.52
(4pt)

表の裏の裏の表はどっち?

直木賞もとったので初めて読みました!
非常に読みやすくサクサク進んでいきました。
精神科医の設定もなかなかサスペンス的に興味深く、
「あ!」という部分も用意されていてミステリーとしてもよくできている気がします。
しかしながら、その「あ!」という部分が多すぎて
どっちがどっちだかわからなくなってしまいそうにもなり……(泣)。
個人的な好みで言うと、大きな「あ!」が1個でよかったと思います。
シャドウ (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: シャドウ (ミステリ・フロンティア)より
4488017347
No.51
(4pt)

表の裏の裏の表はどっち?

直木賞もとったので初めて読みました!
非常に読みやすくサクサク進んでいきました。
精神科医の設定もなかなかサスペンス的に興味深く、
「あ!」という部分も用意されていてミステリーとしてもよくできている気がします。
しかしながら、その「あ!」という部分が多すぎて
どっちがどっちだかわからなくなってしまいそうにもなり……(泣)。
個人的な好みで言うと、大きな「あ!」が1個でよかったと思います。
シャドウ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: シャドウ (創元推理文庫)より
4488496016
No.50
(3pt)

やっぱりミステリーなのかな?

淡々と物語が進んでいって、最後に殺人が起きる。読みやすく最後まで飽きずに読んだ。なんかミステリーって気がしない。私のような素人には理解できないだけなんだろうな。ミステリーといってもいろんなジャンルがあるからやっぱりミステリーなんだろうな。最後の殺人が、まるでつけたしのようで、物語のつながりからいうと違和感を感じた。また、あの女のこと父親の関係もあやふやなまま終わった感がある。すっきりと終わらせてほしかったな。
シャドウ (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: シャドウ (ミステリ・フロンティア)より
4488017347
No.49
(3pt)

やっぱりミステリーなのかな?

淡々と物語が進んでいって、最後に殺人が起きる。読みやすく最後まで飽きずに読んだ。なんかミステリーって気がしない。私のような素人には理解できないだけなんだろうな。ミステリーといってもいろんなジャンルがあるからやっぱりミステリーなんだろうな。最後の殺人が、まるでつけたしのようで、物語のつながりからいうと違和感を感じた。また、あの女のこと父親の関係もあやふやなまま終わった感がある。すっきりと終わらせてほしかったな。
シャドウ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: シャドウ (創元推理文庫)より
4488496016
No.48
(3pt)

救い?

『向日葵の咲かない夏』に寄せられた問いの一つの答えとして書かれた小説、らしい。ミステリーとしては凄い。現実的かどうかはさておき、ちりばめた伏線を面白いように回収していく終盤は鮮やかで読み応えがある。ただ結末に関しては疑問が残った。著者が度々口にしている「救い」。これがそうなのだろうか。自分には到底、救われているようには思えなかった。だからこそ登場人物に対する酷い仕打ちが、酷いままで消化されずに胃の底に残って気持ちが悪い。これが救いのある終わりだとするならば、著者がミステリーを通して描く人間というのは、いよいよ分からない。
シャドウ (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: シャドウ (ミステリ・フロンティア)より
4488017347
No.47
(3pt)

救い?

『向日葵の咲かない夏』に寄せられた問いの一つの答えとして書かれた小説、らしい。ミステリーとしては凄い。現実的かどうかはさておき、ちりばめた伏線を面白いように回収していく終盤は鮮やかで読み応えがある。ただ結末に関しては疑問が残った。著者が度々口にしている「救い」。これがそうなのだろうか。自分には到底、救われているようには思えなかった。だからこそ登場人物に対する酷い仕打ちが、酷いままで消化されずに胃の底に残って気持ちが悪い。これが救いのある終わりだとするならば、著者がミステリーを通して描く人間というのは、いよいよ分からない。
シャドウ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: シャドウ (創元推理文庫)より
4488496016
No.46
(3pt)

救い?

『向日葵の咲かない夏』に寄せられた問いの一つの答えとして書かれた小説、らしい。
ミステリーとしては凄い。現実的かどうかはさておき、ちりばめた伏線を面白いように回収していく終盤は鮮やかで読み応えがある。
ただ結末に関しては疑問が残った。著者が度々口にしている「救い」。
これがそうなのだろうか。自分には到底、救われているようには思えなかった。
だからこそ登場人物に対する酷い仕打ちが、酷いままで消化されずに胃の底に残って気持ちが悪い。
これが救いのある終わりだとするならば、著者がミステリーを通して描く人間というのは、いよいよ分からない。
シャドウ (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: シャドウ (ミステリ・フロンティア)より
4488017347
No.45
(3pt)

救い?

『向日葵の咲かない夏』に寄せられた問いの一つの答えとして書かれた小説、らしい。
ミステリーとしては凄い。現実的かどうかはさておき、ちりばめた伏線を面白いように回収していく終盤は鮮やかで読み応えがある。
ただ結末に関しては疑問が残った。著者が度々口にしている「救い」。
これがそうなのだろうか。自分には到底、救われているようには思えなかった。
だからこそ登場人物に対する酷い仕打ちが、酷いままで消化されずに胃の底に残って気持ちが悪い。
これが救いのある終わりだとするならば、著者がミステリーを通して描く人間というのは、いよいよ分からない。
シャドウ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: シャドウ (創元推理文庫)より
4488496016
No.44
(4pt)

嫌ミス??

読んでて気持ちいいとは言えません。誰にでもオススメできる内容でもありません。
でも、雰囲気に捕らわれます。
おもしろくておもしろくて止まらない!というのとはちょっと違い、取り憑かれたようにページを繰ってしまいます。
道尾さんは邪悪な手触りを描くのがすごく上手いと思います。
愚かさや拙さ、愛情への疑心など誰でも少なからず抱いたことがあるような暗い感情を、
『真っ正面から』ではなく浮かび上がるように、確実に描きます。
好き嫌いが激しくわかれる作家・作品ですが、入り込んだらなかなか抜け出せないかも。です。
シャドウ (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: シャドウ (ミステリ・フロンティア)より
4488017347
No.43
(4pt)

嫌ミス??

読んでて気持ちいいとは言えません。誰にでもオススメできる内容でもありません。
でも、雰囲気に捕らわれます。
おもしろくておもしろくて止まらない!というのとはちょっと違い、取り憑かれたようにページを繰ってしまいます。
道尾さんは邪悪な手触りを描くのがすごく上手いと思います。
愚かさや拙さ、愛情への疑心など誰でも少なからず抱いたことがあるような暗い感情を、
『真っ正面から』ではなく浮かび上がるように、確実に描きます。
好き嫌いが激しくわかれる作家・作品ですが、入り込んだらなかなか抜け出せないかも。です。
シャドウ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: シャドウ (創元推理文庫)より
4488496016
No.42
(2pt)

たいへんね。

今のミステリー、ホラー、サスペンス系のエンターテイメント作家って、大変ですね。
ハリウッドの娯楽作品と同じ。
読者や観客が、複雑なプロット、残虐な犯罪、最後のどんでん返し、意外性、そんなもんに慣れて
もっともっと工夫したものを提供しなくちゃ満足できなくなってる。麻薬みたい。
だから書くほうも大変だよね。
でも、この手の作品、100冊読んだってあとに何にも残らない。工業製品と同じ。
幼女が股間から血が出るほどの性的暴行を受けて、通常の精神の発達ができるのは困難じゃないかしら。
精神を病む人間のことも、結局物語を面白くする手段として使ってるだけだものね。
ひどく深刻なことがたくさん出てくるのに、手段にしかなっていない。
作家の力量は認めますが、こんなもんばっかりはやってどうすんのって感じ。
シャドウ (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: シャドウ (ミステリ・フロンティア)より
4488017347
No.41
(2pt)

たいへんね。

今のミステリー、ホラー、サスペンス系のエンターテイメント作家って、大変ですね。
ハリウッドの娯楽作品と同じ。
読者や観客が、複雑なプロット、残虐な犯罪、最後のどんでん返し、意外性、そんなもんに慣れて
もっともっと工夫したものを提供しなくちゃ満足できなくなってる。麻薬みたい。
だから書くほうも大変だよね。
でも、この手の作品、100冊読んだってあとに何にも残らない。工業製品と同じ。
幼女が股間から血が出るほどの性的暴行を受けて、通常の精神の発達ができるのは困難じゃないかしら。
精神を病む人間のことも、結局物語を面白くする手段として使ってるだけだものね。
ひどく深刻なことがたくさん出てくるのに、手段にしかなっていない。
作家の力量は認めますが、こんなもんばっかりはやってどうすんのって感じ。
シャドウ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: シャドウ (創元推理文庫)より
4488496016
No.40
(3pt)

んー、なんだかなぁ

「向日葵の咲かない夏」があまりにアンフェアだとの指摘を受け、じゃあ今回はそのルールに則って書きますよ。
ということで書かれた作品らしい。
扱っているテーマは前作と被る部分が多い。
精神病。歪んだ家族。主人公の成長。
全体的に明るく、わかりやすくなった。
不愉快な無駄な伏線も減った。
だが肝心のミステリーとしては、相変わらずではないでしょうか。
それらしくもったいつけておいて、実は事件とはまったく関係ありませんでした。というパターンが多い。
がっかりだ。拍子抜けだ。
しかしながら、描写力はすごい。
家族から見た精神病を、ここまでリアルに描いている本は初めて読んだかもしれない。
P255「僕がいても、お父さんは一人だったってことですか?」
など印象的な場面も多い。
だからこそミステリーのところがもったいない。
もう少し素直に伏線を回収してほしかった、というのが正直な感想。
シャドウ (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: シャドウ (ミステリ・フロンティア)より
4488017347
No.39
(3pt)

んー、なんだかなぁ

「向日葵の咲かない夏」があまりにアンフェアだとの指摘を受け、じゃあ今回はそのルールに則って書きますよ。
ということで書かれた作品らしい。
扱っているテーマは前作と被る部分が多い。
精神病。歪んだ家族。主人公の成長。
全体的に明るく、わかりやすくなった。
不愉快な無駄な伏線も減った。
だが肝心のミステリーとしては、相変わらずではないでしょうか。
それらしくもったいつけておいて、実は事件とはまったく関係ありませんでした。というパターンが多い。
がっかりだ。拍子抜けだ。
しかしながら、描写力はすごい。
家族から見た精神病を、ここまでリアルに描いている本は初めて読んだかもしれない。
P255「僕がいても、お父さんは一人だったってことですか?」
など印象的な場面も多い。
だからこそミステリーのところがもったいない。
もう少し素直に伏線を回収してほしかった、というのが正直な感想。
シャドウ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: シャドウ (創元推理文庫)より
4488496016
No.38
(4pt)

テトリスみたいにどんどんつみあげて、最後は全部消えちゃうような。

非常に、道尾秀介さんらしい作品。
読んでいくうちにいくつかの伏線があることに気づき、テトリスみたいにどんどんつみあげて、最後は全部消えちゃうような。
物語は、2人の子供と2人の父親(でも実際にはほぼ3人)で進んでいく。
登場人物もあまり多くないいs、小説を読みなれている人なら、結末はAパターンかBパターンかCパターンだな、と予想することができるでしょう。
そして多分どれか1つは当てはまる。
人によってはとってつけたような表現が鼻に付くところもあるだろう。
道尾秀介さんの作品は好きだけど、いささかドラマチック仕立てなのを感じるからね。それは若さゆえにだと思うんですけど(実際私と3つしか変わらないし)。
けど最終的にポンポンと当てはまっていくピースが心地言いし、けしてバットエンドではないので最後いやーな感じは残りません。
読みやすいところは確かだし、退屈ではないのは確か。
シャドウ (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: シャドウ (ミステリ・フロンティア)より
4488017347
No.37
(4pt)

テトリスみたいにどんどんつみあげて、最後は全部消えちゃうような。

非常に、道尾秀介さんらしい作品。
読んでいくうちにいくつかの伏線があることに気づき、テトリスみたいにどんどんつみあげて、最後は全部消えちゃうような。
物語は、2人の子供と2人の父親(でも実際にはほぼ3人)で進んでいく。
登場人物もあまり多くないいs、小説を読みなれている人なら、結末はAパターンかBパターンかCパターンだな、と予想することができるでしょう。
そして多分どれか1つは当てはまる。
人によってはとってつけたような表現が鼻に付くところもあるだろう。
道尾秀介さんの作品は好きだけど、いささかドラマチック仕立てなのを感じるからね。それは若さゆえにだと思うんですけど(実際私と3つしか変わらないし)。
けど最終的にポンポンと当てはまっていくピースが心地言いし、けしてバットエンドではないので最後いやーな感じは残りません。
読みやすいところは確かだし、退屈ではないのは確か。
シャドウ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: シャドウ (創元推理文庫)より
4488496016
No.36
(4pt)

精神医学の知識を駆使したミステリ―最後まで目が離せない?

  読み始めたらなかなか中断できない作品の1つは間違いなくミステリでしょう。いろんなパターンがありますので、一概に「こういう話がミステリの大道だ」とはいえません。本書はそのミステリを主に2つの<家族>にスポットライトをあてて描いています。「人間の深層心理に迫る」ことを得意とする作者のいわば原点の作品を読んだ気がしました。精神医学の知識を取り込んだ作風にしている点も新鮮でした。何気ない話かなと最初は思っていたのですが、やはり道尾秀介の作品はそうではない。登場人物は多くないのに、彼(彼女)らの関係やその距離感の微妙なゆえが物語に心地よいアクセントを与えています。本題「シャドウ」の意味も最後でお分かりになるでしょう。それもまた単純明快というわけではないようです。
  道尾秀介さんの作品には、なかなか「際どい」と思える題材が取り込まれています。それは『龍神の雨』や『光媒の花』などにもあるものでした。小説は、現実から完全に乖離した「浮き離れの作品」ではなく、「ありそうでなかなかない」など、現実と空想のバランスが大事になってくるように思います。あまりに当たり前の話では退屈でしょうし、逆にありえない話を延々と書かれてもまたそれは退屈でしょう。本書の内容はそういう意味では、その狭間をゆくバランス性ある内容ではないでしょうか。精神医学の知識が盛り込まれていても、それは一般読者に必ずしも縁遠いものではありません。どんどん突き進んで読んでいける作品です。お薦めです。
  主人公の一人である小学生5年の男の子の発想というか、精神の逞しさには少し驚きました。本当に今の小学生なのかと何度かと問いかけました。彼の作品ではいっぱしの大人というよりは、わりと年齢的に低い人物が主人公になっているものが多いのかもしれません。「小学生でここまで頭が回る?」という印象ですが、このことが本書の価値を減じる要素ではありません。スリリングなタイトルである本書「シャドウ」をお楽しみください。
シャドウ (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: シャドウ (ミステリ・フロンティア)より
4488017347
No.35
(4pt)

精神医学の知識を駆使したミステリ―最後まで目が離せない?

  読み始めたらなかなか中断できない作品の1つは間違いなくミステリでしょう。いろんなパターンがありますので、一概に「こういう話がミステリの大道だ」とはいえません。本書はそのミステリを主に2つの<家族>にスポットライトをあてて描いています。「人間の深層心理に迫る」ことを得意とする作者のいわば原点の作品を読んだ気がしました。精神医学の知識を取り込んだ作風にしている点も新鮮でした。何気ない話かなと最初は思っていたのですが、やはり道尾秀介の作品はそうではない。登場人物は多くないのに、彼(彼女)らの関係やその距離感の微妙なゆえが物語に心地よいアクセントを与えています。本題「シャドウ」の意味も最後でお分かりになるでしょう。それもまた単純明快というわけではないようです。
  道尾秀介さんの作品には、なかなか「際どい」と思える題材が取り込まれています。それは『龍神の雨』や『光媒の花』などにもあるものでした。小説は、現実から完全に乖離した「浮き離れの作品」ではなく、「ありそうでなかなかない」など、現実と空想のバランスが大事になってくるように思います。あまりに当たり前の話では退屈でしょうし、逆にありえない話を延々と書かれてもまたそれは退屈でしょう。本書の内容はそういう意味では、その狭間をゆくバランス性ある内容ではないでしょうか。精神医学の知識が盛り込まれていても、それは一般読者に必ずしも縁遠いものではありません。どんどん突き進んで読んでいける作品です。お薦めです。
  主人公の一人である小学生5年の男の子の発想というか、精神の逞しさには少し驚きました。本当に今の小学生なのかと何度かと問いかけました。彼の作品ではいっぱしの大人というよりは、わりと年齢的に低い人物が主人公になっているものが多いのかもしれません。「小学生でここまで頭が回る?」という印象ですが、このことが本書の価値を減じる要素ではありません。スリリングなタイトルである本書「シャドウ」をお楽しみください。
シャドウ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: シャドウ (創元推理文庫)より
4488496016
No.34
(2pt)

意外性を狙いすぎて、話がこじつけになっている。精神疾患の解釈もまちがい。

「ひまわりの咲かない夏」系のサイコミステリ。主人公、鳳介は自分の母親の葬儀であった母の友人、恵にあったときフラッシュバックしたエロテックな記憶。そして、恵の死の夢を見た次の日、恵みが自殺する。その自殺の真相は? ストーリーは登場人物の一人称視点で語られ、妻、母の死という大きなストレスの中で不安定な精神状態が各人物の発言を曖昧な物とし、犯人を恵の夫、自分の父親などに疑心の目を向けさせるように話が進められ、どんでん返しの幕切れや父親の手記による陰謀の告白などで物語の解決が語られる。テクニカルにはよくできていると思うが、統合失調症の解釈に間違いがあり、それを論拠にストーリーが構築されているため、嘘くささとわざとらしさだけが鼻につく作品になってしまっている。このような作品を書く場合、バックグラウンドの医学的知識を十分にもってから望まなければ、週刊誌の記事のようないいかげんな物になってしまう。もう少し勉強してもらいたいものだ。
シャドウ (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: シャドウ (ミステリ・フロンティア)より
4488017347
No.33
(2pt)

意外性を狙いすぎて、話がこじつけになっている。精神疾患の解釈もまちがい。

「ひまわりの咲かない夏」系のサイコミステリ。主人公、鳳介は自分の母親の葬儀であった母の友人、恵にあったときフラッシュバックしたエロテックな記憶。そして、恵の死の夢を見た次の日、恵みが自殺する。その自殺の真相は? ストーリーは登場人物の一人称視点で語られ、妻、母の死という大きなストレスの中で不安定な精神状態が各人物の発言を曖昧な物とし、犯人を恵の夫、自分の父親などに疑心の目を向けさせるように話が進められ、どんでん返しの幕切れや父親の手記による陰謀の告白などで物語の解決が語られる。テクニカルにはよくできていると思うが、統合失調症の解釈に間違いがあり、それを論拠にストーリーが構築されているため、嘘くささとわざとらしさだけが鼻につく作品になってしまっている。このような作品を書く場合、バックグラウンドの医学的知識を十分にもってから望まなければ、週刊誌の記事のようないいかげんな物になってしまう。もう少し勉強してもらいたいものだ。
シャドウ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: シャドウ (創元推理文庫)より
4488496016