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骸の爪
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骸の爪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
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ミステリとしての風格や、ホラーとしてのレトリックやうんちくの面白さも、すべては読者を騙すことに主軸が置かれているためか、非常に中途半端。おそらく読者を混乱させるためか、すべての登場人物が共感できない叙述をされている。詳しくはふれないが、クライマックスの殺人幇助はひどい。読者の膝を打たせるには、逆にトリックを絞って、そこを強調したほうがよかったのでは。 | ||||
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背の眼、花と流れ星、と読んで最後にこの本を読みました。真備シリーズの3つの作品はどれもなかなかおもしろかったです。私個人的には背の眼が一番面白くドキドキしながら読みました。また花と流れ星は短編なので毎夜、少ない時間で一話ずつ読むのにちょうど良かったです。骸の爪はその中間、結構短時間で読みました。つまり犯人や結末が知りたかったから。そういう意味ではとてもドキドキハラハラさせられる面白い本と言えます。送って来られた本はほぼ新品同様の綺麗な状態の本でとても良かったです。 | ||||
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ホラー的な導入から快刀乱麻の謎解き、そしてダークなオチ。実に巧い。端から終わりまでよくできている ……けれど、ホラーとミステリの融合や、真犯人が二転三転する様は三津田信三には叶わないし、登場人物たちの複雑な心理が絡まって奇妙な事件を作ったという構図や、民俗学的蘊蓄の謎解きは京極夏彦の二番煎じ感がある。独自性が弱い。 とはいえそんな本書最大の魅力は、何といっても仏所という舞台だろう。寺が神社はよく舞台になるが、仏所とは珍しい。しかし考えてみれば怪しい物語との相性もバッチリで、なぜ今までに使われてこなかったのだろうと驚くくらい。なによりその舞台の得意性が、事件の動機やトリックもよく結びついている。 なにより感心したのが死体の隠し方。これ、本当に完全犯罪できるんじゃないか、という説得力がある。道尾秀介のトリックの中でも一番白眉だと思う。大胆かつ本格かつ独自性がきちんとある | ||||
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読んでいると背筋がゾクゾクする。 一度や二度で終わらない衝撃の事実は、まさに推理小説の醍醐味。唐間木老人の最後の言葉が悲しい。 | ||||
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ホラー風味のミステリーです。 ホラーを期待してるとがっかりします。 素人探偵(もどき)が、小さな伏線(わかりやすい)を最後に全部回収して真相を関係者全員の前で露にするという王道パターン。 なるほどという点もたくさんあり感心しますけど、よくまとめました以上のものがなかったです。 過去の恨み、復讐ものというのもありきたりですし。トリックも細かいというか小さいというか・・・あっと驚くような大胆なものではないし。 最後のアレも、警察って証拠の凶器をあんな簡単に持ち主に返すものなのか!?という疑問が出てきて・・・ (実際どうなんでしょうか・・) 殺人に使われた凶器をそのまま受け取るのもおかしいし・・・なんか興ざめしました。 | ||||
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道尾さん、まだお若いとのことですが、とにかく巧い! 京極夏彦先生を思わせる回りくどさ! 私は好きでした。 ストンと腑に落ちる種明かし、実にわかりやすく若者も読みやすいのではないでしょうか。 いくつか読みましたがこれが私は好きですね。 | ||||
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内容 事件性が陳腐 ちんけすぎる。 あんなことや そんなことに こじつけて 警察が来て… これは???? | ||||
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著差の作品はこれが初めてで、あらすじに惹かれて買いましたがはっきり言って期待外れでした。 内容も種明かしも違和感たっぷりという訳ではなく頷けるものですが、全体的にダラダラしているなという感想を抱きました。 真備シリーズらしいですが、金田一耕助を期待すると裏切られた感じです。 ホラーでもなくミステリーでもなく・・・といった感じです。 濃い内容を期待している方は駄作に感じてしまうかもしれません。 | ||||
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道尾氏のデビュー作の背の眼に続くシリーズ2作目である。 前作にあったホラー趣味は抑えており、いわゆる本格ミステリー長編として構成されている。 評価の高い作品だが、個人的にはこのボリュームとテーマにしてはやや本格ミステリーとしては薄味かなという感想である。 だが、トリック主体ではなく、言葉の聞き違いの連鎖による悲劇というネタはなかなか発想自体は斬新であり、一筋違うミステリーを書く道尾氏らしい作品と言える。 | ||||
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仏像を作る職人、「仏師」たちの仏像の工房「瑞祥房」を舞台に、 仏像が笑ったり、血を流したり、仏師の行方不明が起きたり と、さまざまな「怪奇現象」が起きるという、一風変わった物語。 広大な広さと、美しい敷地内には仏像を作る為の様々な建物や 巨大な釜や仏師たちの宿(宿坊)などがある「瑞祥房」はまるで 外界から遮断された、巨大な結界の中にある別世界のような異様な所。 そこに暮らす仏師たちもまたほとんど外界との接触は無く、 「瑞祥房」そのものが彼らの「世界」になっている。 その「世界」に住む仏師たちと主人公(道尾さん)たち「外界からの訪問者」 のそれぞれの行い「業」が複雑に絡み合い(因果の連鎖の果て) ついに「鬼」を誕生させてしまう・・・・。 この物語は仏像がテーマとなっているので、仏像や仏教の勉強に なるし、仏像そのものが重要な「カギ」を握っていて、他のジャンルには 無い面白さが魅力的。ヽ(・∀・)ノ 最後まで読んで真っ先に思ったのは、仏陀の教えの一つである「一切皆苦」。 (この世の全ては苦しみの世界である。人もまた苦なる存在という意味。) 「鬼」は沢山の仏像たちに見守られ「加護」を得るも、その苦しみは癒えない・・・。 「鬼」の起こした「業」から予想もつかない最後の連鎖の果ての「業」に号泣゚(゚'Д`゚)゚ まさに「一切皆苦」を痛感させられる物語として、見ごたえがありますよ~。 | ||||
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大変面白く一気に読めました。 中弛みが無いので、読みやめるのが難しいくらいです。 今までミステリーやホラー、推理小説の類は読んだことがなかったのですが読みやすく拒絶反応もなく読めました。 伏線がたくさん貼られていて、読み終わった後にもう一度読みたくなります。 仏像すきにも興味深い作品でした。 雑学知識も詰まっているなと思います。 | ||||
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相変わらず、トンデモないトリックです。 こんなの絶対わかりません。分かる人は頭が宇宙人です。 | ||||
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著差の作品はこれが初めてで、あらすじに惹かれて買いましたが読んだ感想は少しだけ期待外れでした。 内容も種明かしも違和感たっぷりという訳ではなく頷けるものですが、全体的に「こんなにあっさりしていていいのか?」という感想を抱きました。 人死にが出てうんぬんの場面も非常にあっさりとしていて、どこかライトノベルに似た雰囲気も感じます。 読後に違和感を残して終わりたくないけれど、ミステリーを読みたいという方にはオススメです。 ですので濃い内容を期待している方は駄作に感じてしまうかもしれないので注意が必要です。 | ||||
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自分大好きな人らしい本です。でも、あまり批判的なレビューを書くと、ストーカーファンに何をされるか分からないので…。でも、くだらない本です | ||||
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真備シリーズ第二弾です。 今回は一作目のような心霊現象は影をひそめていますので、ホラー系が苦手な方でも大丈夫だと思います。 終わってみれば、救いのない悲しい結末でしたが、これはこれで良かったと思います。 今のところシリーズ三作のなかで一番良いと思います。 ぜひ、一読してみてください。 | ||||
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道尾、真備、北見のトリオが活躍する本書は、「背の目」の続編的な小説。怪奇現象を解き明かす中で関係者の思い込み事態を複雑化し物語を作っていることがわかる仕掛けは、前作と同様。後になってわかる伏線の張り方は非常に緻密で、改めて著者の構想力の高さを証明していると思う。この仕掛けが嫌味にならず、最後までハラハラさせる物語に仕上がっている心地よい読後感を与えてくれ、著者の他書も読んでみたくなる。 ホラー、ミステリー、各自色々な楽しみができると思うし、描かれる背景の描写は平易な言葉を使っているが相変わらず美しいと感じる場面が多い。 | ||||
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滋賀の山奥の仏像工房を舞台とした本格的なミステリー。 読み応え十分です。 仏教、仏像に関する記述も丹念な取材を感じさせ、ストーリーに重厚さを持たせます。 次々に起こる事件。20年前の事件とのつながり。 ホラーの要素を取り入れながらも、論理的ななぞ解きで納得のいく結末でした。 序盤の謎もきれいに説明されています。 ミステリーの王道をいく登場人物の設定が、安心の展開を約束します。 逆に言うと、道尾秀介作品にしては意外性が少ないです。 | ||||
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滋賀の山奥の仏像工房を舞台とした本格的なミステリー。 読み応え十分です。 仏教、仏像に関する記述も丹念な取材を感じさせ、ストーリーに重厚さを持たせます。 次々に起こる事件。20年前の事件とのつながり。 ホラーの要素を取り入れながらも、論理的ななぞ解きで納得のいく結末でした。 序盤の謎もきれいに説明されています。 ミステリーの王道をいく登場人物の設定が、安心の展開を約束します。 逆に言うと、道尾秀介作品にしては意外性が少ないです。 | ||||
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伏線が至る所に張られていて、どんどんと 繋がっていくのが読んでいてすごい気持ち良い。 仏像のうんちくもあり、興味がなくても 面白く読ませてくれます。 口を開けて笑う千手観音、血を流す仏像等の 怪奇的な現象や20年前の事件が招く悲劇。 せつない人間ドラマの中に、知的興奮を刺激する 論理的解明や最後まで気が抜けない驚きの連続に ミステリ好きも納得の面白さです! | ||||
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「真備霊現象研究所」の二枚目探偵役がかっこいい。仏像工房という舞台もおどろおどろしくて良かった。 山風を防ぐために高くめぐらせた塀による密室状態とか、最後に生存者全員が一堂に会しての謎解きとか、古典的なミステリーのフォーマットに従った危なげない作品だ。 ちょっと変な死に方も出てきますがね。先天性染色体異常は、もっと何かに生かせるとよかったのにもったいないかも。 でもこの作者は、けっこう雑学っぽく色んなことを知っている。卍は胸毛だったんですか…おもしろいなあ。 | ||||
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