骸の爪

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評判

骸の爪の評価:

3.52/5点 レビュー 31件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.52pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全67件 41〜60 3/4ページ
No.27
(3pt)

探偵役の真備が魅力

「真備霊現象研究所」の二枚目探偵役がかっこいい。仏像工房という舞台もおどろおどろしくて良かった。 山風を防ぐために高くめぐらせた塀による密室状態とか、最後に生存者全員が一堂に会しての謎解きとか、古典的なミステリーのフォーマットに従った危なげない作品だ。 ちょっと変な死に方も出てきますがね。先天性染色体異常は、もっと何かに生かせるとよかったのにもったいないかも。 でもこの作者は、けっこう雑学っぽく色んなことを知っている。卍は胸毛だったんですか…おもしろいなあ。
骸の爪 Amazon書評・レビュー: 骸の爪より
4344011392
No.26
(3pt)

探偵役の真備が魅力

「真備霊現象研究所」の二枚目探偵役がかっこいい。仏像工房という舞台もおどろおどろしくて良かった。 山風を防ぐために高くめぐらせた塀による密室状態とか、最後に生存者全員が一堂に会しての謎解きとか、古典的なミステリーのフォーマットに従った危なげない作品だ。 ちょっと変な死に方も出てきますがね。先天性染色体異常は、もっと何かに生かせるとよかったのにもったいないかも。 でもこの作者は、けっこう雑学っぽく色んなことを知っている。卍は胸毛だったんですか…おもしろいなあ。
骸の爪 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 骸の爪 (幻冬舎文庫)より
4344413601
No.25
(3pt)

もう一度読む

犯人を知った上でもう一度読むと面白い作品かもしれません
だいたい終盤で犯人がわかるんだけどそれまでに物語がちょっと長過ぎたかも?!
今回の話は仏像に関するミステリーなので
仏像そのものに興味が無かった私には気持ちを入れて読み込む事は少し難しかったかもしれません
でも基本的には最後にきれいにつながり謎もぜーーーんぶ解いてくれるので
読み終わりはすっきりしました
道尾、真備、凛シリーズは大好きなので
第三弾も読んでみます
骸の爪 Amazon書評・レビュー: 骸の爪より
4344011392
No.24
(3pt)

もう一度読む

犯人を知った上でもう一度読むと面白い作品かもしれません
だいたい終盤で犯人がわかるんだけどそれまでに物語がちょっと長過ぎたかも?!
今回の話は仏像に関するミステリーなので
仏像そのものに興味が無かった私には気持ちを入れて読み込む事は少し難しかったかもしれません
でも基本的には最後にきれいにつながり謎もぜーーーんぶ解いてくれるので
読み終わりはすっきりしました
道尾、真備、凛シリーズは大好きなので
第三弾も読んでみます
骸の爪 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 骸の爪 (幻冬舎文庫)より
4344413601
No.23
(2pt)

国内出張の移動時間中に読むにはちょうどです。

紀伊国屋で、カバーと書名が目に留まり、購入してみました。
読んだ感想としては・・・
「ホームランじゃ無いけど、ヒットぐらいかな」
という感じです。
内容は、よくあるパターンの「ホームズ」役+「ワトソン」役が、殺人事件を解決するパターンです。
推理(?)や結末については、そんなに大きな盛り上がりはありませんので、★2つにしました。
ただ、読んだ後に変な重苦しさなどは無く、長さも2時間〜3時間で読めるちょうどいいバランスなので、
出張の移動時間等にサラッと読むには最適だと思います。
骸の爪 Amazon書評・レビュー: 骸の爪より
4344011392
No.22
(2pt)

国内出張の移動時間中に読むにはちょうどです。

紀伊国屋で、カバーと書名が目に留まり、購入してみました。
読んだ感想としては・・・
「ホームランじゃ無いけど、ヒットぐらいかな」
という感じです。
内容は、よくあるパターンの「ホームズ」役+「ワトソン」役が、殺人事件を解決するパターンです。
推理(?)や結末については、そんなに大きな盛り上がりはありませんので、★2つにしました。
ただ、読んだ後に変な重苦しさなどは無く、長さも2時間〜3時間で読めるちょうどいいバランスなので、
出張の移動時間等にサラッと読むには最適だと思います。
骸の爪 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 骸の爪 (幻冬舎文庫)より
4344413601
No.21
(4pt)

真備シリーズ第2弾は、本格謎解きミステリ。

真備シリーズ第2弾は仏像の怪。頭から血を流す仏像、笑う仏像の謎に真備先生が望むわけだが、今回は怪奇現象というよりも、20年前の失踪事件と弟子たちの連続失踪事件のなぞを追う本格ミステリになっている.細かく分散された伏線をパズルのピースをうけるように収束させエンディングに持っていく手法にさらに磨きがかかっている。仏像に関するウンチクも程よく挿入され、霊などの曖昧なものは排除されて完成された作品になった。犯人の意外性にはうならされたが、やや強引にまとめた感がいなめない。まだまだ京極堂の域には達しないが、また続きを読みたくなるシリーズだ。
骸の爪 Amazon書評・レビュー: 骸の爪より
4344011392
No.20
(4pt)

真備シリーズ第2弾は、本格謎解きミステリ。

真備シリーズ第2弾は仏像の怪。頭から血を流す仏像、笑う仏像の謎に真備先生が望むわけだが、今回は怪奇現象というよりも、20年前の失踪事件と弟子たちの連続失踪事件のなぞを追う本格ミステリになっている.細かく分散された伏線をパズルのピースをうけるように収束させエンディングに持っていく手法にさらに磨きがかかっている。仏像に関するウンチクも程よく挿入され、霊などの曖昧なものは排除されて完成された作品になった。犯人の意外性にはうならされたが、やや強引にまとめた感がいなめない。まだまだ京極堂の域には達しないが、また続きを読みたくなるシリーズだ。
骸の爪 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 骸の爪 (幻冬舎文庫)より
4344413601
No.19
(2pt)

持ち味である"異界性"の無い小じんまりとした作品

「背の眼」に続く真備庄介シリーズ第二作。前作同様、ミステリ作家道尾秀介自身を記述者にした作品で、モチーフは"仏像"である。「背の眼」では作品の異界性とミステリ的解決との関係が中途半端だったり、全体の記述姿勢に一貫性が欠ける等の欠陥が目立ったが、本作ではそれを改善しようとする意図が却って裏目に出た様だ。物語は、道尾が瑞祥房と言う仏像工房を訪ねる所から始まる。そこで、道尾は韮澤と言う仏師が彫った鬼を想起させる千手観音に強い印象を覚える。その千手観音はアメリカ人用に彫ったものだが何故か返却され、韮澤自身は出荷前に失踪していた。
宿房に泊った道尾を襲う"笑う千手観音"の悪夢と「マリ...」と唱える声。房主の松月に追い出される道尾だが、松月の妹茉莉も韮澤と同時に失踪していた事が分かる。更に、道尾が撮った写真中の頭にヒビが入った韮澤作の火頭明王からは血が流れている様に見え、早速真備の所へ駆け込む...。道尾の筆致は前作に比べ落ち着いているが、真備の性格設定は相変わらず中途半端。そして、物語の中盤になっても、韮澤と茉莉の失踪の謎が仄めかされるだけで、妖異性は感じられない。途中から現在の復讐劇が加わるが、過去と現在の関係が平明過ぎて本シリーズ(2作目だが)の持ち味である異界性が消えてしまったようだ。真備が作中で述べるように、"宗教と奇蹟"の組み合わせは題材として平凡だろう。
結末で明かされる真相も、偶然と勘違いの積み重ねで寄木細工の様に頼り無い。人智を超えた解決が本シリーズの持ち味ではなかったか。道尾氏にしては異界性・戦慄・驚愕が全く感じられない、小じんまりとした作品。これなら、纏まりには欠けても不思議な魅力があった「背の眼」の方が"らしい"出来だと思った。
骸の爪 Amazon書評・レビュー: 骸の爪より
4344011392
No.18
(2pt)

持ち味である"異界性"の無い小じんまりとした作品

「背の眼」に続く真備庄介シリーズ第二作。前作同様、ミステリ作家道尾秀介自身を記述者にした作品で、モチーフは"仏像"である。「背の眼」では作品の異界性とミステリ的解決との関係が中途半端だったり、全体の記述姿勢に一貫性が欠ける等の欠陥が目立ったが、本作ではそれを改善しようとする意図が却って裏目に出た様だ。物語は、道尾が瑞祥房と言う仏像工房を訪ねる所から始まる。そこで、道尾は韮澤と言う仏師が彫った鬼を想起させる千手観音に強い印象を覚える。その千手観音はアメリカ人用に彫ったものだが何故か返却され、韮澤自身は出荷前に失踪していた。
宿房に泊った道尾を襲う"笑う千手観音"の悪夢と「マリ...」と唱える声。房主の松月に追い出される道尾だが、松月の妹茉莉も韮澤と同時に失踪していた事が分かる。更に、道尾が撮った写真中の頭にヒビが入った韮澤作の火頭明王からは血が流れている様に見え、早速真備の所へ駆け込む...。道尾の筆致は前作に比べ落ち着いているが、真備の性格設定は相変わらず中途半端。そして、物語の中盤になっても、韮澤と茉莉の失踪の謎が仄めかされるだけで、妖異性は感じられない。途中から現在の復讐劇が加わるが、過去と現在の関係が平明過ぎて本シリーズ(2作目だが)の持ち味である異界性が消えてしまったようだ。真備が作中で述べるように、"宗教と奇蹟"の組み合わせは題材として平凡だろう。
結末で明かされる真相も、偶然と勘違いの積み重ねで寄木細工の様に頼り無い。人智を超えた解決が本シリーズの持ち味ではなかったか。道尾氏にしては異界性・戦慄・驚愕が全く感じられない、小じんまりとした作品。これなら、纏まりには欠けても不思議な魅力があった「背の眼」の方が"らしい"出来だと思った。
骸の爪 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 骸の爪 (幻冬舎文庫)より
4344413601
No.17
(4pt)

天才の技に酔う一作。

天才・道尾ワールドの楽しさ全開。
リュウゾウ、マリ、暴悪笑面、七福神・・ちりばめられた言葉と独特の感性。
横溝正史の代表作の住職の一言、「キチガイだからしかたない」にもあったように、決してこの用法は特別な彼のオリジナルではない。けれど丁寧に仕掛けられた謎が最後にきれいに明かされる最後には、思わずため息。
そうして最後に、少しだけ追加される毒。
唐老人の最後は、天才・道尾が少しだけ、背伸びして加えたちょっとした毒だろう。彼が天才でなかったらこの登場人物の最後はこうではなかったのではないかと思わせる。
天才の綾なす言葉と、あいまいにごまかさない丁寧なトリック。
トリックがきれいであればあるほどなぜかすぅっと熱が引くのを感じる。
天才の筆が生み出す毒に、しばし酔え!
骸の爪 Amazon書評・レビュー: 骸の爪より
4344011392
No.16
(4pt)

天才の技に酔う一作。

天才・道尾ワールドの楽しさ全開。
リュウゾウ、マリ、暴悪笑面、七福神・・ちりばめられた言葉と独特の感性。
横溝正史の代表作の住職の一言、「キチガイだからしかたない」にもあったように、決してこの用法は特別な彼のオリジナルではない。けれど丁寧に仕掛けられた謎が最後にきれいに明かされる最後には、思わずため息。
そうして最後に、少しだけ追加される毒。
唐老人の最後は、天才・道尾が少しだけ、背伸びして加えたちょっとした毒だろう。彼が天才でなかったらこの登場人物の最後はこうではなかったのではないかと思わせる。
天才の綾なす言葉と、あいまいにごまかさない丁寧なトリック。
トリックがきれいであればあるほどなぜかすぅっと熱が引くのを感じる。
天才の筆が生み出す毒に、しばし酔え!
骸の爪 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 骸の爪 (幻冬舎文庫)より
4344413601
No.15
(4pt)

仏様

トリック? 二十年前の事件! 不可避の運命?
終盤のトリックにはやられました!
二十年前の事件 有り得なくも 納得!
不可避の運命は 因果関係ですね!
骸の爪 Amazon書評・レビュー: 骸の爪より
4344011392
No.14
(4pt)

仏様

トリック? 二十年前の事件! 不可避の運命?
終盤のトリックにはやられました!
二十年前の事件 有り得なくも 納得!
不可避の運命は 因果関係ですね!
骸の爪 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 骸の爪 (幻冬舎文庫)より
4344413601
No.13
(4pt)

大小多くの謎が最後にはうまく収束

この作品には、大小多くの謎が散りばめられている。最大の謎は消えた仏師の謎であるが、その他にも、不気味に笑う千手観音や血を流す鴉枢沙摩明王の謎、返品された仏像の謎、男ながら美貌の庵主に関する謎など多くの謎が複雑に絡んで、濃淡の差はあってもそれぞれが事件と結びついており、最後にうまく収束している。
道尾作品は初めて読んだが、もう一作読んでみたくなった。
骸の爪 Amazon書評・レビュー: 骸の爪より
4344011392
No.12
(4pt)

大小多くの謎が最後にはうまく収束

この作品には、大小多くの謎が散りばめられている。最大の謎は消えた仏師の謎であるが、その他にも、不気味に笑う千手観音や血を流す鴉枢沙摩明王の謎、返品された仏像の謎、男ながら美貌の庵主に関する謎など多くの謎が複雑に絡んで、濃淡の差はあってもそれぞれが事件と結びついており、最後にうまく収束している。
道尾作品は初めて読んだが、もう一作読んでみたくなった。
骸の爪 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 骸の爪 (幻冬舎文庫)より
4344413601
No.11
(1pt)

京極?

ミステリファンを唸らせた長編傑作!というので楽しみにしていたが、どちらかというと京極堂をそのまま柔らかくした作品、という印象。
私個人としては、京極夏彦にならず、作品にもっと伏線を敷いてほしい。買ってから悔しくてなりません。
骸の爪 Amazon書評・レビュー: 骸の爪より
4344011392
No.10
(1pt)

京極?

ミステリファンを唸らせた長編傑作!というので楽しみにしていたが、どちらかというと京極堂をそのまま柔らかくした作品、という印象。
私個人としては、京極夏彦にならず、作品にもっと伏線を敷いてほしい。買ってから悔しくてなりません。
骸の爪 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 骸の爪 (幻冬舎文庫)より
4344413601
No.9
(5pt)

《真備》シリーズの第二長編

仏像工房・瑞祥房を取材に訪れたホラー作家の道尾は、
そこの宿坊に泊まった夜に、奇怪な出来事に遭遇する。
20年前に行方不明になった仏師が最後に制作した千手観音像が笑うの
を目撃し、その後「マリ……マリ……」という気味の悪い声を聞いたのだ。
さらに、家に帰った道尾がその夜撮った写真を見てみると、野外に置かれ
ていた明王像の頭部が割れ、血らしきものが流れているのが写っていた。
道尾は、霊現象を探求している真備庄介とその助手・北見凛と共に、瑞祥房を
再訪するのだが、そこで彼らを待っていたのは、20年前同様、仏師が行方不明
となった事件だった……。
巧緻な伏線とその回収、そして、ダブル・ミーニングや意図的な属性(条件)記述
の省略といった叙述トリックによる誤誘導など、作者の秀抜な技巧が存分に堪能
できる本作。
特に、前述した「マリ……マリ……」や、真備が口にする「バツニ」という言葉、
そして、「鎌で、あの人は――私が殺した」というある人物の告白などに込めら
れたダブル・ミーニングは、一つひとつを見れば、他愛もないダジャレめいたもの
なのですが、それを聞いた人が勘違いし、さらにその勘違いが他に伝播していく
ことで、「不可解な連続殺人事件」という機構を駆動させる原動力となっています。
そのことからも判るように、作者の作品では、プロットの起伏が重視され、扱われる謎も、実体的なトリックに
基づくものより、関係的に構築されていくもののほうに比重がおかれているのですが、本作ではメインとなる
人間消失の謎に、仏像工房という〈場〉を活かした、物理トリックが使われているのが見逃せないところです。
ただ、それを解くための手がかりとして、ある仏師の言葉を用意するだけでなく、
道尾が見た夢から真備が人間消失の真相を直感する、という展開を組みこんで
みせるところに、一筋縄ではいかない、作者一流のセンスが発揮されています。
骸の爪 Amazon書評・レビュー: 骸の爪より
4344011392
No.8
(5pt)

《真備》シリーズの第二長編

仏像工房・瑞祥房を取材に訪れたホラー作家の道尾は、
そこの宿坊に泊まった夜に、奇怪な出来事に遭遇する。
20年前に行方不明になった仏師が最後に制作した千手観音像が笑うの
を目撃し、その後「マリ……マリ……」という気味の悪い声を聞いたのだ。
さらに、家に帰った道尾がその夜撮った写真を見てみると、野外に置かれ
ていた明王像の頭部が割れ、血らしきものが流れているのが写っていた。
道尾は、霊現象を探求している真備庄介とその助手・北見凛と共に、瑞祥房を
再訪するのだが、そこで彼らを待っていたのは、20年前同様、仏師が行方不明
となった事件だった……。
巧緻な伏線とその回収、そして、ダブル・ミーニングや意図的な属性(条件)記述
の省略といった叙述トリックによる誤誘導など、作者の秀抜な技巧が存分に堪能
できる本作。
特に、前述した「マリ……マリ……」や、真備が口にする「バツニ」という言葉、
そして、「鎌で、あの人は――私が殺した」というある人物の告白などに込めら
れたダブル・ミーニングは、一つひとつを見れば、他愛もないダジャレめいたもの
なのですが、それを聞いた人が勘違いし、さらにその勘違いが他に伝播していく
ことで、「不可解な連続殺人事件」という機構を駆動させる原動力となっています。
そのことからも判るように、作者の作品では、プロットの起伏が重視され、扱われる謎も、実体的なトリックに
基づくものより、関係的に構築されていくもののほうに比重がおかれているのですが、本作ではメインとなる
人間消失の謎に、仏像工房という〈場〉を活かした、物理トリックが使われているのが見逃せないところです。
ただ、それを解くための手がかりとして、ある仏師の言葉を用意するだけでなく、
道尾が見た夢から真備が人間消失の真相を直感する、という展開を組みこんで
みせるところに、一筋縄ではいかない、作者一流のセンスが発揮されています。
骸の爪 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 骸の爪 (幻冬舎文庫)より
4344413601