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六機の特殊
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六機の特殊の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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警察小説は一貫して硬派であって欲しい、というのが個人的な嗜好である。 臨場感溢れる描写が続き、読み手がじりじりとした焦燥に苛まれる中、脈絡なく登場する女性警察官。緊迫感を悉く粉砕する恐るべきクラッシャー。名乗り合った場面で嫌な予感が過ぎったが、それは後に的中する事になる。 草臥れたオヤジの妄想の中にしか存在しないような、気持ち悪い女性警察官が度々顔を出し、警察小説に必須の身の引き締まるような緊張感を端から削ぎ落としていく。主人公の地元に絡めて矢鱈菩薩と連呼し、理想の女性像としての女性警察官イコール菩薩を押し付けて来るが、菩薩も何なら観音も女性ではない。 あの女性さえ登場しなければ、良作に成り得ただろうにという思いが拭えない。 | ||||
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それまでの心理捜査官シリーズとは全く異なる話に夢中になって読んでいたんですが宗教臭いのと岡山リスペクトがきつい……。心理捜査官ではキリスト教、今回は仏教、主人公は共に岡山出身で荒ぶると岡山言葉が出る。まあ銃器含めた装備や各国の組織についての圧倒的な情報量といつもながらの美しい文章には感嘆しましたが、ストイックで幸薄い主人公が結局は精神病質を持っていて妻まで病みかけている、という顛末には脱力しました。 | ||||
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ストーリーが稚拙。 参考文献で知り得た知識をあれもこれも披露しようとして、長々とした読みにくい文章。 プロの作家としての力量なし、買わない方がいい。 | ||||
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比較的現実に近い内容なのかも知れないが 物語としては、ん~今一かな | ||||
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本作をアクション小説と呼ぶのは抵抗がある。500余ページの文庫本で、「本番」のSAT任務のアクションに関わるエピソードは、銀行強盗、火事、誘拐、航空機乗っ取りのわずか4件と、ドイツ人教官による訓練1件のみ。派手なドンパチと銃器のヲタク趣味を期待する読者は失望するだろう。 かと言って、警察庁と地方警察とかの間の政治的なドロドロや、キャリア組(主人公)と現場組の間の確執も何となく収まっていき、それらが任務遂行に致命的な影響をおようぼしかねないようなスリルは全くない。主人公の心理描写は平均以下。時折、取ってつけたような人間臭さを表すものの、基本は或る意味超人的な優等生人格で「クサい」感じ。 アクションエピソードの描写もイマイチ。主題の一つはSAT隊員の日常や訓練に纏わるエピソードらしいが、それなら、人質を取る銀行強盗事件やグループによる航空機乗っ取りのような大事件に付き物だがほとんど報道されない、情報の混乱による失敗や後方支援や激務も十分興味を引きそうなものだが、そういうものは一切取り上げられていない。佐々淳行の実録の方がよっぽどスリルに満ちている。 通信機器の技官からスナイパーを目指し合格した妙齢の女性との関わりも中途半端で、最後は(本人は任務で重傷を負うものの)同業者の新婚妻とのメデタシメデタシの終わり方も陳腐すぎる。 最高に失望するのは、何が何だかよくわからない誘拐事件に登場する、数年前に死んだ女の子の亡霊に主人公のみならず「保護」した女性警察官までが翻弄される箇所。安っぽいファンタジーだけで、ストーリー性が全くない。 この手の作品によく見られる、知ったかぶりで間違いだらけのハイテク似非知識を披露しないところがせめてもの救い。 | ||||
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