時計館の殺人

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

時計館の殺人の評価:

4.25/5点 レビュー 158件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.25pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全46件 41〜46 3/3ページ
No.6
(3pt)

心情的に認められない

僕は推理小説を読んでる時に得られるドキドキ感が大好きだしソレを与えてくれる作家の先生
方にも敬意を表しているが、この『時計館の殺人』は世間で云われる評価をそのまま受け入れ
る気にはなれない作品だ。
確かにトリックも凄いし雰囲気作りも凝ってはいるが、この一冊からはあまりに人間性が感じ
られない。動機云々の事を指摘してるのではなく、単に思想の問題なのだ。
本格モノが好きな方には純粋に衝撃を求めてる人より、往々にしてその独自に醸し出される
ドラマや駆け引きが好きな人の方が多いと思うが、この著者の作品で云えば『水車館の殺人』
や『迷路館の殺人』などがそれに当たってミステリに対する溢れんばかりの情熱と過去の名作
に対する弛まない親愛の情が感じられる。しかし本作はあまりに自己主張が強い構成に加速さ
せられるように肝心の登場人物達まで自己主張だらけになっており、そこには人間的余裕が
皆無で結果として滲み出るようなドラマに行き着くまでの過程自体がないのだ。
故に存在するのは絶対的な仕掛けに行き着くまでの無機質なサスペンスになっており、いくら
ラストで度肝を抜く種明かしがあってもこれじゃあいただけない。
元々鼻つまみ的な心理描写法を用いる人だが、それでも『十角館の殺人』及び上記した二作に
は再読にたえれる人間ドラマがあるが、本作にあるのは絶対的なトリックのみだ。実に寂しい
限り。
時計館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社文庫)より
4061857061
No.5
(3pt)

十角館の焼き直し

うーん、十角館の焼き直しですね。
しかも劣化してるような。
犯人もトリックも途中で気づいてしまう。
ラストの展開までなんとなく予想がついてしまう。
結局、予定調和のごとく予想通りのラストを迎えてしまった。
もう少しひねりが欲しかったかな。
日本推理作家協会賞受賞作と言う事で、
少し期待しすぎたのかも知れない。
ただ、時計館という舞台の雰囲気作りは
うまかったと思います。
時計館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社文庫)より
4061857061
No.4
(3pt)

大仕掛けなトリック

館シリーズもいよいよ5冊目。
今回はかなりのボリュームだったのとまとまった時間がなかなかとれなかったのもあって
読み終わるのにかなり時間がかかってしまった。
そのせいか、ちょっとだらけてしまったのは単に私の読むスピードのせいか?(笑)
でも、作品自体はとてもよくまとまっていると思う。
登場人物が多いパターンは苦手なんだけども大丈夫だったし、
何より島田&コナンの復活が嬉しかった。
欲を言えば、もう少し盛り上がりが欲しかったかなぁ…と。
ま、贅沢なんだろうけど。
犯人はなんとなく途中から「この人なんじゃないかなぁ…?」と思ってたのが当たったんだけど、
トリックには気づかなかった。
うーん…これは『やられた!』って感じだったかな?
それにしても、あそこまで大仕掛けとは・・・・
さすが、中村青司、と言うべきか、それとも古峨氏の執念か。
でも、この作品、意外とドラマ化なんてされると面白いんじゃないかなぁ…とか思ったり。
時計館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社文庫)より
4061857061
No.3
(3pt)

ちょっとがっかり

こちらでは評価が高いですが個人的には星3つです。
トリックもすぐ分かりましたし、必要ない登場人物が多すぎのような気がします。
あと動機ですが、あの動機で関係ない人物を殺せるか疑問に思いました。
あれだとただの無差別殺人犯だと思います。もう少し説得力がないと腑に落ちません。
時計館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社文庫)より
4061857061
No.2
(3pt)

満点ではないが及第点

長いが最後まで飽きずに読めた作品です。
色々と思わせぶりな伏線があって、本格としての手応えは十分。
結果として、完全にオリジナルのトリックとは言えないものの、
そこに至る演出や、雰囲気作りがうまく、全体として満足できる
作品です。
「十角館の殺人」には及びませんが、こちらも秀作だと思います。
時計館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社文庫)より
4061857061
No.1
(2pt)

これが協会賞受賞だって

本作が協会賞受賞と知って呆れてしまった。「時計館=孤島」、「隣の建物=本島」と置き換えれば、これが「十角館」の焼き直しであることは明らか。この相似のシュチエーションにおいて一方が距離、他方が時間を対象にしていることは一目瞭然。しかも「十角館」は叙述トリックだから成功したのであって、本作は本格で行こうというのだから何をか言わんやだ。
特に時計館に人々が入るシーンで各自から時計を取り上げるくだりは噴飯もの。トリックがバレバレではないか。それにこれと同工異曲のトリックが笹沢左保氏の作品に既に存在する。こうした「証言者をある種の錯覚状態に陥れ、犯人に有利な方向に持って行く」トリックはありふれている。どうして、このような作品が評価されるのか理解に苦しむ。日本ミステリのレベルを示しているようで悲しい。
時計館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社文庫)より
4061857061