時計館の殺人

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評判

時計館の殺人の評価:

4.25/5点 レビュー 158件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.25pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全46件 21〜40 2/3ページ
No.26
(3pt)

大掛かりなトリックだこと

一人目が死ぬまでは時間がかかったが、そこからは怒涛の勢い。もっと丁寧に殺していれば、より恐怖感が増すと思うのだが…スピード感を重視したという事かな。
上巻でも感じた、「金田一少年っぽい」という印象は、読了後も変わらず。良くも悪くも絵空事。
時計館の殺人<新装改訂版>(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人<新装改訂版>(下) (講談社文庫)より
4062772957
No.25
(3pt)

小説版金田一少年

上巻なので感想というよりここまでの印象。
最初の殺人が起こるまで250頁ほど。本格物ではよくある欠点だが、序盤にスピード感がない。舞台設定や状況説明のための前置きが長く、読者の根気が試される。
とりあえず100頁以内でなんらかの謎を提示して欲しいところ。
登場人物の会話や犯人出現時の演出などは、金田一少年っぽくて絵が浮かぶ。
時計館の殺人<新装改訂版>(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人<新装改訂版>(上) (講談社文庫)より
4062772949
No.24
(3pt)

期待ほどでは

綾辻さんの館シリーズではこの時計館か十角館が最高傑作というレビューをよく見るので早く読みたかったのですが、館シリーズは順番に読んだ方が良いとされているようなのですぐに読みたい気持を我慢し、十角館から順番に読み進め、ようやく時計館に辿り着きました。

ただ、期待しすぎたのか…殺人のトリックに少なからずともハッとさせられはしましたが…他の作品の方が楽しめたかな…。

私にとっては結構多いページ数なのですが、ページ数が多いとどうしてもその分衝撃度が大きくないと割に合わないと感じてしまうんですよね。。。

この理由から、ガッカリするのが怖くて暗黒館には未だ手が出せずにいます。
時計館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社文庫)より
4061857061
No.23
(3pt)

期待ほどでは

綾辻さんの館シリーズではこの時計館か十角館が最高傑作というレビューをよく見るので早く読みたかったのですが、館シリーズは順番に読んだ方が良いとされているようなのですぐに読みたい気持を我慢し、十角館から順番に読み進め、ようやく時計館に辿り着きました。

ただ、期待しすぎたのか…殺人のトリックに少なからずともハッとさせられはしましたが…他の作品の方が楽しめたかな…。

私にとっては結構多いページ数なのですが、ページ数が多いとどうしてもその分衝撃度が大きくないと割に合わないと感じてしまうんですよね。。。

この理由から、ガッカリするのが怖くて暗黒館には未だ手が出せずにいます。
時計館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061815504
No.22
(3pt)

内容はマンガ。これ以前の館シリーズを読んでいなくても支障なし。

最初Amazonでこの本を見つけ、レビューに「最高傑作」「これより前の館シリーズを読んでからが良い」とあったので、その通りにしてみたが、最初からこの一冊だけでも全然構わないという感想をもった。

少なくとも、これより前の館シリーズを読んでいないと、本書を読み進めるのに支障が出る部分はないし、また、これを読んだ後に前のシリーズを読んでも殆ど問題ないと思う。唯一問題があるとすれば迷路館なのだが、時計館を見るとわかってしまう迷路館のプロローグとエピローグの部分は、個人的には殆どペテンだと考えているので、少なくとも私は後悔しなかったと思う。その他にも館シリーズおなじみの、アレとアレは読者の方でも当然予想するのだろうしね。

語弊のあるたとえだが、本書を読む前に、これ以前の館シリーズを読む事は、ガンダムAGEを見る前にファーストガンダムを見ておくくらいの有用性しかないと思う。知っている人はニヤリとする程度ではないのか。私としては他のレビューを見て、ゼータガンダムを見る前にファーストガンダムを見ておいた方が良い、くらいに結構濃厚な関係があると思っていたので、残念。

内容的には、他のレビューにもあるが、はっきり言って「マンガ・アニメ」の範疇である。もし金田一少年の事件簿や名探偵コナンの映画版でこういう内容があったら、素直に面白いと思えたかもしれない。それは上記のマンガは設定自体が非現実的なので、事件が非現実的でもバランスが取れる。しかし本編は事件の内容は非常に非現実的なのに、周りの部分が現実的なので違和感が丸出しになっていると感じた。

これは時計館以前の館シリーズにも言える事だが、このシリーズを読むには現実・非現実の部分で、ある種の暗黙の了解が必要になると思う。

たとえばウルトラマンは空を飛ぶが、航空力学的にはメチャクチャで有り得ないだろう。また、主人公がウルトラマンになっている間は彼の姿が見えない事を、一年近く誰も怪しまないのは大変不自然だ。しかし、ウルトラマンとはそういうものだし、それが納得できないのであれば、ウルトラマンを見る事は出来ない。

つまり時計館までの館シリーズのどれかを読んで、マイナスイメージとして「そんな非現実的な事ありえねー」と思ったら、少なくとも時計館までの館シリーズは、読まないほうが時間のムダにならなくて良いと考える。
時計館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社文庫)より
4061857061
No.21
(3pt)

内容はマンガ。これ以前の館シリーズを読んでいなくても支障なし。

最初Amazonでこの本を見つけ、レビューに「最高傑作」「これより前の館シリーズを読んでからが良い」とあったので、その通りにしてみたが、最初からこの一冊だけでも全然構わないという感想をもった。

少なくとも、これより前の館シリーズを読んでいないと、本書を読み進めるのに支障が出る部分はないし、また、これを読んだ後に前のシリーズを読んでも殆ど問題ないと思う。唯一問題があるとすれば迷路館なのだが、時計館を見るとわかってしまう迷路館のプロローグとエピローグの部分は、個人的には殆どペテンだと考えているので、少なくとも私は後悔しなかったと思う。その他にも館シリーズおなじみの、アレとアレは読者の方でも当然予想するのだろうしね。

語弊のあるたとえだが、本書を読む前に、これ以前の館シリーズを読む事は、ガンダムAGEを見る前にファーストガンダムを見ておくくらいの有用性しかないと思う。知っている人はニヤリとする程度ではないのか。私としては他のレビューを見て、ゼータガンダムを見る前にファーストガンダムを見ておいた方が良い、くらいに結構濃厚な関係があると思っていたので、残念。

内容的には、他のレビューにもあるが、はっきり言って「マンガ・アニメ」の範疇である。もし金田一少年の事件簿や名探偵コナンの映画版でこういう内容があったら、素直に面白いと思えたかもしれない。それは上記のマンガは設定自体が非現実的なので、事件が非現実的でもバランスが取れる。しかし本編は事件の内容は非常に非現実的なのに、周りの部分が現実的なので違和感が丸出しになっていると感じた。

これは時計館以前の館シリーズにも言える事だが、このシリーズを読むには現実・非現実の部分で、ある種の暗黙の了解が必要になると思う。

たとえばウルトラマンは空を飛ぶが、航空力学的にはメチャクチャで有り得ないだろう。また、主人公がウルトラマンになっている間は彼の姿が見えない事を、一年近く誰も怪しまないのは大変不自然だ。しかし、ウルトラマンとはそういうものだし、それが納得できないのであれば、ウルトラマンを見る事は出来ない。

つまり時計館までの館シリーズのどれかを読んで、マイナスイメージとして「そんな非現実的な事ありえねー」と思ったら、少なくとも時計館までの館シリーズは、読まないほうが時間のムダにならなくて良いと考える。
時計館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061815504
No.20
(3pt)

ルパン三世の世界

トリックはともかく、犯人は消去法的にすぐにわかってしまうと思います。
ただ十角館と異なり、前提としてクローズドサークルになっていないので(犯人が鍵を持っていることが明らかになっている)、アンフェア感は無いです。
逆に言うと、十角館から叙述トリックを抜いただけの作品という印象も拭えません。

江南くんの懐中時計だけが外界を結ぶ重要な小道具だと認識しながら読み進めていたにも関わらず、それが入れ替わっていた箇所をすっかり読み逃していました。
ここをちゃんと拾えた人は、トリックも正確に看破できたのではないかと思います。

館のからくりに関してですが、これはもうルパン三世のアニメの世界ですね。
読み応えはありますが、個人的には苦笑・・・という感じでした。
エンターテインメントに走った作品という印象です。
時計館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061815504
No.19
(3pt)

ルパン三世の世界

トリックはともかく、犯人は消去法的にすぐにわかってしまうと思います。
ただ十角館と異なり、前提としてクローズドサークルになっていないので(犯人が鍵を持っていることが明らかになっている)、アンフェア感は無いです。
逆に言うと、十角館から叙述トリックを抜いただけの作品という印象も拭えません。

江南くんの懐中時計だけが外界を結ぶ重要な小道具だと認識しながら読み進めていたにも関わらず、それが入れ替わっていた箇所をすっかり読み逃していました。
ここをちゃんと拾えた人は、トリックも正確に看破できたのではないかと思います。

館のからくりに関してですが、これはもうルパン三世のアニメの世界ですね。
読み応えはありますが、個人的には苦笑・・・という感じでした。
エンターテインメントに走った作品という印象です。
時計館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社文庫)より
4061857061
No.18
(2pt)

えっ?

素直に面白くなかった。
時間差トリックは途中で気が付く。
犯人も予想通り。
後半の盛り上がりもない。
時計館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061815504
No.17
(2pt)

えっ?

素直に面白くなかった。
時間差トリックは途中で気が付く。
犯人も予想通り。
後半の盛り上がりもない。
時計館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社文庫)より
4061857061
No.16
(2pt)

うーん

十各館の焼きまわしですね
トリックも犯人も大体予想通りだったし
時計館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061815504
No.15
(2pt)

うーん

十各館の焼きまわしですね
トリックも犯人も大体予想通りだったし
時計館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社文庫)より
4061857061
No.14
(2pt)

個人的にはあまり評価しない

タイトルからして仕掛けはバレバレじゃん、と思ったが、まさかその通りとは思わなかった。だから,本作の仕掛けは出たとたんに分かった。そんな訳で、本作に対する私の評価はそれほど高くない。そしてミステリとしての完成度もまた、「う〜ん」というものだった。

 本格ミステリとしてどうか?と問われれば、伏線はフェアだしロジックはきちんとしてるしで、文句があるわけではない。しかし本書刊行当時、次々と現れた新本格作家諸氏のバイタリティ溢れた作品群と比べて、本作に一日の長があるとはいえない。破天荒なオーラに満ちた「十角館〜」のほうが、ずっと面白かった。

 やはり著者には、純然たるミステリよりもホラーの嗜好が合ったのだろう。「囁き三部作」やのちの「殺人鬼シリーズ」や近年の「Another」なんかは、本当にワクワクして読み進めた。そういう意味では、本来の土壌と違うところでこれだけの作品をクリエイトできる、というとてつもない才能を、著者は持っているのだろう。
時計館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061815504
No.13
(2pt)

個人的にはあまり評価しない

タイトルからして仕掛けはバレバレじゃん、と思ったが、まさかその通りとは思わなかった。だから,本作の仕掛けは出たとたんに分かった。そんな訳で、本作に対する私の評価はそれほど高くない。そしてミステリとしての完成度もまた、「う〜ん」というものだった。

 本格ミステリとしてどうか?と問われれば、伏線はフェアだしロジックはきちんとしてるしで、文句があるわけではない。しかし本書刊行当時、次々と現れた新本格作家諸氏のバイタリティ溢れた作品群と比べて、本作に一日の長があるとはいえない。破天荒なオーラに満ちた「十角館〜」のほうが、ずっと面白かった。

 やはり著者には、純然たるミステリよりもホラーの嗜好が合ったのだろう。「囁き三部作」やのちの「殺人鬼シリーズ」や近年の「Another」なんかは、本当にワクワクして読み進めた。そういう意味では、本来の土壌と違うところでこれだけの作品をクリエイトできる、というとてつもない才能を、著者は持っているのだろう。
時計館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社文庫)より
4061857061
No.12
(2pt)

推理の過程が??

十角館がとても面白かったので、同じ館シリーズであり評価の高いこちらの作品も読みました。
しかし、期待が大きすぎたのか、少々残念な結末だと感じてしまいました。
おそらく同シリーズはこれ以上読みません。

悪かった点
探偵役が、真相に行き着く過程が抜け落ちている。
真犯人があれだけの大量殺人に至った動機を、一人を除いては本人の口からはしっかり聞いていないので,感情のこもらない犯罪になっている。
時計館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061815504
No.11
(2pt)

推理の過程が??

十角館がとても面白かったので、同じ館シリーズであり評価の高いこちらの作品も読みました。
しかし、期待が大きすぎたのか、少々残念な結末だと感じてしまいました。
おそらく同シリーズはこれ以上読みません。

悪かった点
探偵役が、真相に行き着く過程が抜け落ちている。
真犯人があれだけの大量殺人に至った動機を、一人を除いては本人の口からはしっかり聞いていないので,感情のこもらない犯罪になっている。
時計館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社文庫)より
4061857061
No.10
(3pt)

メインのトリックが魅力的です

トリックは凄いです、よく思いついたなあと。ですが、途中で分かってしまいました。閉ざされた空間の中の時計、過去に死んだ少女と、その父親の思いを考えれば大体予想ができます。しかし、これはこれで非常に魅力的な発想です。ラストの謎解き場面は少しもの足りない。いきなり解答編へ繋がるので、探偵役が解明に至るきっかけが欲しかったです。本来の目的よりも人を殺しすぎてるのも、どうなのかなと思いました。旧館へ通じる通路がある時点で犯人は完全に絞られますし、動機も弱いような。肝となるアリバイに関しても、生き残った一人だけの証言では確実になるのかどうか。多少荒削りな部分もありますが、メインのトリックは本当に素晴らしい。その環境を作った理由がまた良い。大がかりなトリックと、それに繋げたストーリーが見事だと思いました。
時計館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061815504
No.9
(3pt)

メインのトリックが魅力的です

トリックは凄いです、よく思いついたなあと。ですが、途中で分かってしまいました。閉ざされた空間の中の時計、過去に死んだ少女と、その父親の思いを考えれば大体予想ができます。しかし、これはこれで非常に魅力的な発想です。ラストの謎解き場面は少しもの足りない。いきなり解答編へ繋がるので、探偵役が解明に至るきっかけが欲しかったです。本来の目的よりも人を殺しすぎてるのも、どうなのかなと思いました。旧館へ通じる通路がある時点で犯人は完全に絞られますし、動機も弱いような。肝となるアリバイに関しても、生き残った一人だけの証言では確実になるのかどうか。多少荒削りな部分もありますが、メインのトリックは本当に素晴らしい。その環境を作った理由がまた良い。大がかりなトリックと、それに繋げたストーリーが見事だと思いました。
時計館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社文庫)より
4061857061
No.8
(2pt)

素材はいい、しかし料理の仕方がまずい

全体的に、とにかく伏線があからさますぎ、その組み立て方も簡単すぎ。
窓のない時計だらけの館、余命僅かな愛娘を幽閉紛いにそこに住まわせる父、
その娘がある日「普通の子供たち」に出会う…これだけでも大まかに真相の予想はつく。
(京極夏彦に慣れてる人なんかは特に早く気づきそう、まぁあっちのが後続だけど)
早々にピンときて時系列表を纏めて読み進めていたら、実際に後半で鹿谷さんが
全く同じ表を出してきてちょっと苦笑してしまった。
犯人の○○○ンも、そんなん明らかに○○器じゃん!という感じ。
ミステリには「そんな推理思いつかねーよおおお」「しまった、あれ伏線だったのか!」
という純粋な驚き、探偵・作者への感服、小気味よい敗北感を求める私には残念だった。
(普段真相を見抜けたためしなんか滅多に無いので、その私に判るようじゃダメだと思うのです)
あと、重要な発言が途中で遮られるのは定石だが、さすがに多用しすぎで閉口。
単純にエンタメ小説として楽しめれば私はそれでも構わないのだが、その点も中途半端な印象。
谷山浩子のアレを先に知ってたので、勝手にお耽美要素を期待したのだがそれは特になく(笑)
ラストシーンは、漫画的オチなわりにいまひとつ派手さ・臨場感に欠けた。
時間に関する講釈も、何か今更なこと言ってるなという感じで物足りず…。
そして瓜生君、知的イケメンで素敵なんだけど、さすがにエラリィと被りすぎじゃなかろうか。
トリックの着想や舞台はいいと思うのに、総じて書き方で損をしてる感が強くて非常に惜しい。
作詞家・綾辻行人はけっこう好きなので、そのエッセンスを小説にももっと出していただければ…。
時計館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061815504
No.7
(2pt)

素材はいい、しかし料理の仕方がまずい

全体的に、とにかく伏線があからさますぎ、その組み立て方も簡単すぎ。
窓のない時計だらけの館、余命僅かな愛娘を幽閉紛いにそこに住まわせる父、
その娘がある日「普通の子供たち」に出会う…これだけでも大まかに真相の予想はつく。
(京極夏彦に慣れてる人なんかは特に早く気づきそう、まぁあっちのが後続だけど)
早々にピンときて時系列表を纏めて読み進めていたら、実際に後半で鹿谷さんが
全く同じ表を出してきてちょっと苦笑してしまった。
犯人の○○○ンも、そんなん明らかに○○器じゃん!という感じ。
ミステリには「そんな推理思いつかねーよおおお」「しまった、あれ伏線だったのか!」
という純粋な驚き、探偵・作者への感服、小気味よい敗北感を求める私には残念だった。
(普段真相を見抜けたためしなんか滅多に無いので、その私に判るようじゃダメだと思うのです)
あと、重要な発言が途中で遮られるのは定石だが、さすがに多用しすぎで閉口。
単純にエンタメ小説として楽しめれば私はそれでも構わないのだが、その点も中途半端な印象。
谷山浩子のアレを先に知ってたので、勝手にお耽美要素を期待したのだがそれは特になく(笑)
ラストシーンは、漫画的オチなわりにいまひとつ派手さ・臨場感に欠けた。
時間に関する講釈も、何か今更なこと言ってるなという感じで物足りず…。
そして瓜生君、知的イケメンで素敵なんだけど、さすがにエラリィと被りすぎじゃなかろうか。
トリックの着想や舞台はいいと思うのに、総じて書き方で損をしてる感が強くて非常に惜しい。
作詞家・綾辻行人はけっこう好きなので、そのエッセンスを小説にももっと出していただければ…。
時計館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時計館の殺人 (講談社文庫)より
4061857061