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眠れぬ真珠
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眠れぬ真珠の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 41~44 3/3ページ
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複数の人間がそれぞれの思いを胸に展開していく恋物語。下手をすればどろどろとドロ沼に陥りがちな展開なのに、全体を通してみれば気持ちはスッキリとする。 若くてもそうでなくてもいつの敏も恋には悩みはつき物。それぞれの立場から語られる恋愛物語にドキドキと胸が高鳴る。 | ||||
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いつもの石田衣良さんの作品より、大人っぽい しっとりした雰囲気だな〜と思って読み始めました。 主人公の微妙な心の揺れ、目まぐるしく展開するストーリー、 ラストは感動のあまり涙が止まりませんでした。 昨日より、明日より、今を生きているという切なさが 胸に迫る最高のラブストーリーだと思います。 | ||||
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石田衣良氏の小説は好んで読んでいましたが今回は素直にすばらしいです。 年の差のあるカップルの認識の違いや、作者の得意な空間を表す描写が冴えていました。 ただ、IWGPシリーズでスピード感が売りという認識の方も多数いると思いますが今回はしっとりとした感じです。 おもしろかったです。 | ||||
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ストーリー的には、五木寛之の「レッスン」みたいなもので、黒木瞳あたりをヒロインにして映画化するような、よくあるパターンの恋愛小説かな、と思っていたのですが、良い意味で予想を裏切ってくれました。ヒロインは、更年期障害を抱える、普通の40代バツイチ女性。子どもを持たなかったこと、もう産めないからだであろうことに、かすかに女としての悲しみを感じつつ、女性版画家として、一人で凛として生きている。からだと精神の危ういアンバランス、一回り以上も年齢の離れた男性から愛され、自然に順応してゆくそのさまは、等身大の大人の女性で、違和感がなく、一気に285ページ、読了しました。ヒロインがあたかも一人称で語っているかのような、この引き込まれ方は、いったい何なのでしょう。年下の男性を育てるという気負いもなく、いずれ別れることがわかっていても、ただ自然の流れに身を任せ、昨日よりも今日を確かに生きている。 そして今日は明日よりも、いつだって一日若い。素敵ですね。 作中に登場するストーカーの女が、そのあまりにもつらい自己の出生を語るシーンが、衝撃的で、おそらく、人間の業、生物としての女性のかなしみのようなものが、ストーりーや人物構成の、大切な伏線としてあることを感じました。「眠れぬ真珠」は、全ての女性の姿なのかも。衣良さんは 男性なのに、どうしてこんなに女性のこころやからだがよくわかって、なおかつ視線が優しいのでしょう。 久しぶりに、良質の恋愛小説を堪能しました。 | ||||
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