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アキハバラ@DEEP
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アキハバラ@DEEPの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全87件 41~60 3/5ページ
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面白くスラスラ読めてしまいましたが、読みながら、この小説をどう捉えていいのか、がつかみずい点がありました。それは、この小説が、社会派なのか、ファンタジーなのか、青春モノなのか、ということです。冒頭部分が神話的・寓話的であるため、「アキバを舞台とした神話なのかな」と読み始めましたが、YUIさん・アキバ・オタクの描写のあたりで、社会派なのかな、と一瞬思い、人物の掘り下げや、人間関係の複雑さに発展することなく、わかり易いキャラ達が、味方同士の諍いもなく、敵味方に整然と分かれ、粛々と役割をこなして行く時点で、ゲーム的に思えました。しかし、仲間で作り上げたかけがえの無いものを汚い大人たちにを犯されたことに、報復に燃えるアキラに代表される、「ひたむきさ」「純粋さ」には、思わずホロリとしてしまい、青春モノに通ずる感動がありました。 本書で描かれている「アキバ系」は、他の人の指摘と同様、やはり「よく取材はしているが、表面的」という感じです。普段アキバやオタクに縁の無い方が、少しアキバを知る糸口にはなりますが、日曜日にアキバを散歩すればわかるようなことが殆どなので、その意味で、本書に登場するアキバは、あくまで「舞台」に過ぎません。本書は、AI誕生を描いた「美しいキリスト教伝説」のようなものであるといえるでしょう。そこで、馳星周が描く歌舞伎町のように、その後の後日但という形で、よりどろどろした人間関係や、リアルなアキバ系の生態を描く続編のようなものがあると、面白いかな、と思いました。 IT業界に関しても、作者はよく勉強していると思いましたが、あまりに短期間で簡単に成功しすぎる点や、問題のAIについて、イズム以外のメンバーが貢献できることって何があるのだろう?とか。本質ではないにしても、技術的な間違いが散見される点になどに違和感がありました。とはいえ、本書でのITもまた、「舞台」に過ぎません。本書は良質な青春ファンタジーといえるでしょう。ついでに、読みながら、服部真澄「龍の契り」を思い出しました。 | ||||
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最初に言っておくが俺は氏のファンです。 これも出た時にハードカバーに高い金払って買いました。 最初のIWGPや波の上の魔術師なんかは今でもたまに読み返すが、ここ最近の作品は本当に酷い事になってると思う。 ちょっと週刊誌読んでりゃ誰でも知ってる内容に非現実的な結末。 これの繰り返しです。 この本もしかり 特に後半のあまりのご都合主義は酷すぎる せいぜい少年向けというか子供向けというか 期待して本を手に取った読者を裏切って欲しくないです。 | ||||
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お話としては楽しく読めました。 ただし、アキバやPC、ネットの文化に触れている人間としては、 違和感を感じる表現が多かった(特に前半のディティール部分)。 作者的にはきちんとフィールドワークした上で、書いたんだろ うけど、あくまでアキバを取材対象としか見てなかったのだろう。 きちんとアキバを書こうという姿勢を感じられただけに残念。 オタクを感じさせる演出の小道具も、ネタとしてはちょっと古 いものが多かったし。 主人公6人もキャラ作りが中途半端。それぞれが特徴のある「病 気」を持っていて一応のキャラ立ちはしてるが、それに引きずら れすぎて、内面の違いまではきちんと描けていない。 最後の最後はファンタジーとしかいえず(中盤で予想できたけど)、 前半細かい部分で違和感を感じながらもアキバを捕らえようとし ていたところが裏切られた感じで「この作品は、結局なんだった んだろう」という読後感は強い。 悪くはなかったけど、この部分で星1つ減点で、星2つに。 | ||||
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私個人としては好きだった 『池袋ウェストゲートパーク』や『波のうえの魔術師』は、 実際に池袋でたむろってる若者や デイトレイダーには違和感があったはずです。 同じように、この作品も 現役のオタクやハッカーには 物足りなかったり、違和感があります。 (後半に行くにしたがい、その違和感は顕著になります) オタクでプログラマな私としては、 やはり辛目の点数になってしまうのは 仕方ないでしょう。 ただし、主人公たちが最後の行動を起こすまでは 石田衣良さんらしい熱さはありました。 私と似た人々はこういった事を念頭においた上で この本を手に取ることをオススメします。 ちなみに、本作品の内容に直接の関係はありませんが、 『池袋ウエストゲートパークIV』の表題作“電子の星”で <ちょっと気のきいたネットワーク小説> として登場しています。 気になったらそちらも読んでみて下さい。 (というか個人的には電子の星のほうがオススメです) | ||||
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過半数迄 読んでからは、特に、作者自身に 対して、先入観への 嬉しい 裏切りを 感じ始めた。 最近、ワイドショーの ゲストコメンテイターや、NHK教育TVの 若者向け番組に 呼ばれ出して、大人しくなっちゃうのかナと 思っていたけれど、 この本は、若い人への いい指針を 示し得ているから、きっと、改めて 自身の 社会での 役割を 自覚され始めたのだろうナと 思ったし、 小説内の、net を 泳ぐ イルカちゃんの 在り様を 読むに 付け、自分も 現在、 自身を デジタル化して 「 無料で 」 ( と言うのは、小説的に 意味有り ) 配信 しているしナアと 思った。 わたしは 『 電車男 』 でも 涙したような人なんだけど、『 アキハバラ@DEEP 』 でも、 最後の 最後には、落涙だった 途中は、時折 笑かしてもらってたり して、「 何だー、石田衣良さんて、ユーモア 有る んだア ( 見た目 クラいけど )」 とか。 ネットの 世界が 大事な 日常を 送ってると、反応しちゃうみたいだ。 「 デジタルの お祭り 」 な 本だった。 モチーフに、聖夜や教会やキリストが 使われてて、最終部には 「神話」 という キーワードも 出て来る辺り、クリスチャンの わたしには 馴染み易い 仕上がりで、ちょっと 中近東や インドの 要素も 用いられているのは、バランス だったかも しれない。 いい 息抜きに なった。 | ||||
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正直私は秋葉原は1回しか行ったことがないし、パソコンのこともそんなに詳しくない、しかも本はけっこう分厚いです。でもこの本は楽しく読むことが出来ました。特に後半部分は続きが気になって仕方がなくなりあっという間に読み終わりました。 自分はおたくじゃないしあまり行く機会のなかった秋葉原ですが、この本はそんな人でも秋葉原を今度じっくり探索したくなる、そんな作品だと思います。 | ||||
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本書は、TV放送された同タイトル作品のように、アキハバラ@DEEPのメンバーが秋葉原のトラブルを解決するという一話完結の内容ではない。 ページ数は多いが前半は引き込むように読みすすめられる。 しかし後半の戦闘描写が、読み手によっては幼稚に思えるのでは・・・。 登場人物の動きや仕草を説明する描写が少々うるさく感じた。 | ||||
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「アキハバラ@DEEP」というタイトルを見た時、 アキバ系のとてもコアな部分についての話が 展開されるのかと思っていました。 もちろん、舞台は秋葉原ですが、思ったほど、アキバ系で あることが話の中心であるという印象は持ちませんでした。 (僕がアキバをよく分かってないだけかもしれませんが) むしろ(アキバ系との接点もあるかもしれませんが)IT系、 特に「インターネット文化&ビジネス」がストーリーの中心に あるように思います。(石田ワールド全開は前提として) そこら辺のキーワードにピンと来る方には面白いと思います。 (IT関係にあまりにも疎いとか、逆に専門的な方は、 そこら辺でひっかかるところがあるかもしれません) あと、ページ数が500P超と比較的厚いです。でも、 最後まで一気に読めちゃうと思います。ですので、 良くいえば読みごたえがある、でも悪くいえば やっぱりそれでも長い、かもしれません。 個人的には、「波のうえの魔術師」の方がもっと好きです。 | ||||
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今や世界に名だたるマニアの街・秋葉原を舞台にして、これまでコミック化、ドラマ化され、今月の初めにはとうとう映画の上映が始まった、石田衣良先生の小説「アキハバラ@DEEP」。私もハードカバー版の始めの辺りを立ち読みして気に入ってたのですが、スペースの都合から購入を見合わせてまして、先日文庫版で発売されたので早速購入しました。 様々な理由で社会不適応者の烙印を押されたオタクたちが、自分たちの得意とする分野をそれぞれ持ち込んで、ネットに新しい波をもたらす新型ネット検索システムを開発するが、大企業に利益目的で奪われ、取り戻すために敢然と戦いを挑むという、言わば社会的弱者が強者に立ち向かって勝利を掴み取る反権力的なストーリーは、私自身がどちらかというと主人公側に近いこともあって、誠に痛快です。 もちろん単なる勧善懲悪物という枠に留まらず、オタクたちや秋葉原の街とそこで働く人たち、その内側にある綺麗なもの、汚いものなどが、シビアかつ生々しく描写されています。 それでもラストの箇所はフィクションと分かりつつも感動的ですから、オタクもそうでない方も、読んでみることをお勧めします。 | ||||
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石田衣良の小説はどこまで行っても石田衣良だ。 例えどんな題材であっても。 それが良くもあり、悪くもある。 今回のテーマはアキハバラとオタクと近未来。 それぞれに悩みを持っているが、仲間と足りない部分を補いつつ、自分たちの居場所を作っていく。 池袋ウエストゲートパークとはまた別のイマドキさを持った小説である。 アキハバラ〜は多少デフォルメされていたり、SF要素もあるのだが、 秋葉原という街を上手く描いていると思う。 彼の書く文章は非常に現代的ではあるが、上手い。 展開も時に強引で漫画的であり、相変わらずラストに近づくにつれツッコミ所も増えていく。 しかしそれが独特の痛快さに繋がっているのかもしれない。 多少漫画的でもアリか、と感じるのは彼の上手さなのだろう。 若い世代にウケそうだ。 (むしろ年配世代には売れている理由が分からないかもしれない) | ||||
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ねた本は,恐らくこれだろう. ある日偶然生まれた人工知能とコンピュ−タオタクのヒロインとそれを支える戦争シミュレーションゲームオタクのヒーローを描いた, 「ヴァレンティーナ―コンピュータ・ネットワークの女王」 ねた本があるとしても,それなりに読ませるように書いてある点は,作者の技量か? 但し,ねた本を読んだことのある人には,ストリーが読めてしまうが,それもご愛敬. | ||||
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これって一応リアルの話として書かれている筈。が、最後はまるでファンタジー。 やればできるんだ!的なノリでIWGP的な物語の進行は著者のファンにはウケてもリアルなヲタにはちょっと「?」的な部分があるのではないだろうか。 前半は平坦だが、共感できる部分も多かっただけに、後半のドラマティックさが浮いていて、残念。 これならTV版の方が面白いと思えますね。 | ||||
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前半の三分の二くらいはメンバーが会社を設立して「クルーク」を作るまでの過程が淡々と描かれている感じがして、石田さん特有の爽快感や躍動感が全く感じられなかったのが残念だったが、大企業との対決をメンバーが決意してからは躍動感あふれる展開でいっきに読んでしまった。最初は登場人物がおたくというのにちょっと抵抗があったが、実際読んでみると舞台が秋葉原というだけでハラハラドキドキしながら楽しめました。新しいことにチャレンジし続ける石田さんらしい小説だと思います。 6月から放送予定のドラマも気になります。 | ||||
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元から石田衣良の本が好きで、多分そうでなくても題名に惹かれたであろうこの作品。 今注目を集めているメイドカフェや、アキハバラのオタクが主人公。 内容は、オタク達が立ち上げた会社の検索エンジンを大手会社に略奪され、それを取り戻そうと果敢に戦う勇気あるオタクたちの青春?ストーリーです…★ ただ単純に面白いだけではなく、『人間はみな平等』という深い人間のメッセージが入っています。 正直、堅い内容の本が好きな方にはおすすめしませんが、本嫌いの方が読むにはもってこいです! まるで漫画を読んでいるようにスラスラ読める文章、読み終わった後の爽快感は、他の本ではなかなか味わえません! 今年の6月からドラマ化決定ということで、少し先取りをしてみては? | ||||
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率直な感想を言えば、映画ダイハード のようなわくわくする電脳 プラス アクションが楽しめる作品で、今新作 として発表されてもいいと思うくらい 時代を見事に風刺しています。 また秋葉原のコスプレ喫茶の実態や、 AIに関する知識と可能性など作者は 綿密な取材をしており、それにより 作品はよりリアリティーのある作品と なっている。 なによりリナックスやオープンソース 等についての記述があることがそれを 証明しているのではないだろうか。 魅力的な女性キャラも登場することも あり、いわゆるネット系の人であって も、そうでなくても楽しめる作品です。 後半のテンポの良い盛り上がり方は、 さすがイラワールド全開といった感じ です。 | ||||
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前半、主人公のおたくたちが事業を始めるあたりは、正直読んでいてあまりおもしろくなかった。 秋葉原に自分自身が縁がないので、細かい描写が反って、作品と自分の距離を遠ざけているように感じたので。 後半、物語が大きく動いていくと結末が知りたくて読むスピードが上がった。 自分がオタクだと思える人には面白い作品かもしれません。 それ以外の人は、後半の大きな展開がくるまで我慢です。 | ||||
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石田さんのは好きでほとんど読んでるけど、これは最高かも。ウエストゲートパークみたいな爽快さもあるけど、それだけじゃなく生きにさに立ち向かう事や友情とか・・もういろんな事がつめこまれてるけど押し付けがましくなく、最後は笑顔で「やったーー!!」ってガッツパーズで終れる内容です。題名がアキハバラ・・という事でちょっと抵抗があったけど、読み終えた後はきっと行ってみたくなるはず。もちろんおたく君達もあったかい目で見れる・・・というか会ってみたくなります | ||||
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秋葉原を舞台にしたあたり、石田衣良さんの作品らしいと思いました。秋葉原という独特な地域性は物語となると面白く、現実的にありえない話でも「アキハバラならありうるかも!」っと思えてしまいました。自分の中では“おたく”は世の中に出ない、“もやし”のようなか弱い存在というイメージでしたが、そんな主人公たちの大きな力に屈せず戦う姿勢には勇気・元気をもらえた気がします。 | ||||
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「すごくおもしろいよ」と勧められて、期待して読んだけど、ボックスが何故女性恐怖症になったかのエピソードでもううけつけなくなり、その後の話にも入り込めなかった。いまいちでした。 | ||||
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石田衣良という作家は、その辺でウロウロしてるだけならカッコ悪い人達をなぜこんなにカッコ良く活かせるのか?ひと癖あり、世間で言うならハンデを背負っている人達がこんなにカッコ良く生き生きと活躍しているのがスゴイ!電脳系はさっぱりわからない私でも夢中になって読みました。この中にページという名の子が出てくるのですが、カッコイイです。ページの勇気に泣きました。いい、石田衣良は、いい!! | ||||
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