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LAST
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LASTの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 1~20 1/2ページ
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良かったです | ||||
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プロの文章。 | ||||
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時代背景を出し過ぎた作品というのは、後の古臭くなるというが、この作品はそこに敢然と挑戦しているように思える。 それぞれLASTな人たちが出てくるが、危ない人たちばかりだ。 イカレタ外科医のベトナムでの稚児買春に同行したカメラマンの話が一番、胸に響いた。 | ||||
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直木賞作家なんだけど、ドラマ化とかが多すぎて 「ちょっと軽すぎるんじゃないの?」 と敬遠し続けてきた石田衣良。 読む本がなかったので読んでみたら、そこそこ面白かったです。 「お金がない」 と言うところから出てくる緊迫感。 怖いですよねぇ・・・・・ 僕自身は、博打もしないし、定職もあるので、お金で命を失う、なんてことはないと信じていますが、この迫力は伝わってきました。 ちょっと安っぽいところがあったのと、作品に波があったので星四つ。 でもイメージが悪かったのに星四つは、面白かったと言うことでしょう。 評判の良い作品をもう少し読んでも良いかもと思いました。 | ||||
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私は落ち込みました。 人生って、こんなにひどいものですか? 自分がこうなるかもしれない。 家族がこうなるかもしれない。 いや、もしかしたら、既にこうなのかもしれない。 すごい作品だと思います。 だけど、他の人に勧めたくないです。 とんでもない作品を生み出してくれたもんだと恨みにさえ思います。 | ||||
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石田衣良氏の短編集を読むのは二冊目。「美丘」や「IWGP」などはどうも、話の途中でだれちゃってあまり好きじゃなかったんですけど、取り上げるテーマは面白かったので、面白い小説家の一人に入る。 「短編じゃもったいない!もっと先が読みたい!」 なんて思わせてくれることはなかったけど、暇つぶしに読むには丁度良い本でした。 | ||||
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読みながら、時折こみ上げてくるこの苦しさはなんなのだろうか? そんなに苦痛になるなら、読まなければいい。 読むことから逃げたいのなら、いっそこの本を投げてしまえばいい。 ……そう思うくらい、時々旨の奥底で骨がきしむような嫌な胸騒ぎ を覚えた。 ……逆にいうと、それくらい引きつけてくれる短編集ということに なる。面白い、どこにどんでん返しが待っている???と、自分な りにストーリーをつくりながら、物語を追いかけていっても、まっ たく想像もしえなかった結末が待っている。これだからやめられな くなる、癖になります。 ちょっとした小説という名の媚薬として、触れてみるのも面白いか と……。 本読んでいて、逃げ出したくなる感覚なんて、そうそう味わえない ですよ。 | ||||
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敢えて全く違う方向性のものを出してみたかった、と後書きで語られている通り、爽やかな少年達の物語だった前作『4 TEENS』から一転。経済的に追い詰められ、都市の底辺で袋小路に陥った大人たちの、灰色の物語である。 連作集であるが、どれもプロットは似ている。街金に借りた金を返せず、身体を売ったり、犯罪に手を染めたりする大人達。解決になるはずがなく、先送りにしているだけだと分かっていながらも奇妙に安住しかけていたその時、転機が訪れる。 踏み出す一歩。 表題となっている『LAST』は、それぞれの短編の中での『転機』を表している。 必ずしも明るい物語ではない。 希望の兆しが僅かに見える話もあれば、出口のない話もある。 現実を、変に修飾しなければ、そうなるのだろう。石田は、『今』を書くことにこだわったと振り返っている。 好みの分かれる作品だろうと思うが、どれも状況の細部がよく描かれていて、読んでいて飽きなかった。 | ||||
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短編集って面白さが個々にバラけがちだけど、結構全体的に楽しめた。 『LAST〜』で全体をくくることで、一貫性があって、あまり短編とゆうことを 意識させられなかったのも良い部分だと思う。 内容は暗めですが、なぜかワクワクさせられました。 | ||||
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みなさんおっしゃるように、重い短編集です。 どれもこれも救いがない。 強いて言えばジョブとバトル、ドローは救いがあって読みやすいです。 コールとシュートはかなりヘビー。私も気持ち悪くなりました。 でも現実はそんな深みに嵌ったら助けなんてない。 それでも救いを求めて、そして絶望する部分を上手く書いてると思います。 逆にハッピーエンドになっちゃったら何かリアルさが欠けてしまうんじゃないかな? 読んだ後の余韻は心地よいものではないハズなのに、何度も読みたくなります。 私は大変気に入ってる作品です。 | ||||
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この本は7つの短編から構成されている。共通するテーマは「人生の崖っぷちに追い込まれた人々は、どういう行動を選択するのか?」例えば、運転資金に苦しむ町工場主に、闇金からの最後通牒が突きつけられる(『ラストライド』)。どんな仕事でも長続きせず、家賃滞納でアパートを追い出された男が行く果ては(『ラストホーム』)。いずれも現代社会の一端を切り取った内容で、全体的に暗くて重い。筆者の作品では珍しいタイプなので、違和感を覚える人はいるだろう。逆に彼の作風を「甘っちょろい」と感じていた人には、しっくりくるかもしれない。文章は読みやすく、2時間半もあれば読み終える事ができる。個人的に好きなのは、廃業寸前のテレフォンクラブを舞台にした『ラストコール』。 | ||||
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LASTの主人公は私達と同世代 その私が読むとずっしりと重い物語 あなたが読むとどう映るのでしょう 成功という山頂の下には このような尾根が続いているのでしょう 今の私の気分には結構きついですね | ||||
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追い込まれた人々がそれぞれ主人公なのですが そこまで!というほどの追い込まれよう。 陰惨な終わり方も少なくはないです。 そんな中でもまだまだあきらめない、人生を探していくきらめきなんてものが見つけられます。 一つ一つが短編と思えないほどの引き込まれかたをするのも 読んでて気持ちよかった。 | ||||
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オムニバス形式で一話簡潔のため読みやすかったです。 その中でも、”ラストコール”はそれまでの話の内容からは想像がつかなった分結末が衝撃的で、私は最後に”うわ!”っと声を上げてしまいました。著者が帯に記している”ダーク”の部分が感じられる場面です。 | ||||
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私が石田衣良を知ったのは、この作品が初めてだったと思います。 本当にリアルな日本の今を表していると思います。 内容はディープでダークなんですが、私は興味深かったので抵抗無く入り込めました。 売春や借金など、自分には関係ないと思っていましたが、やはりちゃんと考えなくてはいけない問題だと思いました。 | ||||
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石田衣良の才能については充分認めつつも、個人的に「池袋ウエストゲートパーク」シリーズのあの文体にはちょっと違和感やあざとさを感じていた。しかしこの作品集『LAST』にはすんなりと入ってゆけた。他の方が指摘しているように、内容は確かに暗いものかもしれない。しかし、小説として考えれば、読んでいる最中はスリリングで、読後はなにかしら余韻が残る。「今」を描いた傑作だと思う。 | ||||
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7つの人生の末路に立たされた人達の短編集。重い話が多い中で、第2話の「ラストジョブ」が、明日に光が見えるようで、個人的には好きです。「ラストシュート」は、ベトナムでの少女(幼女)売春の話で、現実に有るのでしょうが、後味が悪く、これはかなりきつい。どんな、LASTでも、帯に有るように 明けない夜はないのですがんばりましょう | ||||
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全般的にハードな短編集です。後味の悪い作品もありますが、世の中の表と裏を知るにはいい作品であると思います。特に1作目を読めば、マチ金からお金を借りる人は思い留まるのではと思う作品です。現実的にこういう恐ろしい世界が我々のすぐ隣で起きている・・・それが身にかかるかどうかは、自分次第なのだ。 | ||||
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ラストホームとラストコール、ラストドローは割りと好きですね。やりきれない気持ちになるエピソードではないけど、すこし、不幸な感じが気になる。この手の話だけならいいのですが。ラストシュート:幼児買春の話が気持ち悪くて胸糞が悪くなる話でした。 | ||||
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絶望の淵に沈んだ人々を描いた短編集。 7つの絶望が体験できます。 石田さんの作品にしてはめずらしく、ダークなエンディングが多い短編集でした。 一つ一つの話が重いです。 自分的には「ラストホーム」が一番好きです。 膝のケガと角のある性格から無職になった中年男が主人公。 なんとかなるだろう、という暗い気持ちを引きずってホームレスになる。 青いビニールシートの下で出会うごく普通の社会とごく普通の人々。 そこにも当然、切ないドラマと温かいドラマが存在する。 この短編集の中では数少ない、温かい気持ちになれる話でした。 逆に、一番嫌いなのは「ラストシュート」。 幼児売春をテーマにした、吐き気をもよおすような話でした。 主人公は、レンズを通すとなんでも冷静に見てしまう、フリーのカメラマン。 この視点を通して、ヴェトナムの幼児売春が中立的に描かれています。 テーマもラストもとことんダーク。 自分には合いませんでした。 「ラストジョブ」という障害者の性を描いた作品も新鮮でした。 | ||||
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