(短編集)

4TEEN フォーティーン

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評判

4TEEN フォーティーンの評価:

3.76/5点 レビュー 177件。 C ランク

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平均点3.76pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全148件 141〜148 8/8ページ
No.8
(5pt)

それぞれの心

 仲良しの4人の男子中学生の物語。ボクの不安は僕だけのもんなんだ、とか考えてはいるものの、なんかね、話が進むうちにみんな似たようなものだ、ってことになる。もちろん一人一人の悩みとか、理想はそれぞれなんだけど、やっぱり現代の日本によくも悪くもとらえられている。彼らが大人になったときは、どういうふうに考えが変わってるのだろうか。
4TEEN Amazon書評・レビュー: 4TEENより
4104595012
No.7
(5pt)

最近のティーンってば・・・

はじめに言っておきますが。おもしろい!!です。エンターテイメントとしても優れていますし、現代の思春期世代がリアルに描き出されている点は注目です。主役の少年4人は少々個性的ではあるけれど、特別ヒーロー性が強いわけではなく、彼等の会話や遊び、現代の14歳ならではの光と闇がうまく小説としてまとまっています。不登校や援助交際、DV、SEX、とタイムリーな話題が物語りのエッセンスとして含まれていますが、読者に強制的に訴えるあつかましさがなく、ドライに語られているところが逆にリアルでした。また摂食障害の少女、タレント志望の同級生、死期間近の老人、プチ家出中の高校生…などなど、脇を固める登場人物もそれぞれの役割を最大限に果たしています。同じ10代の私でも、現仡?のlowティーンは理解不能だ…などと思っていましたが、彼等は大人が思っているほど病んではいません。テツロー君の言葉「ぼくが怖いのは、変わることだ」からも分かるように、むしろ社会の状況や環境が変化していく中で、自分達が蝕まれてしまわないように、しっかりとバリアしているのではないでしょうか。『最近の若者は理解不能』なんて考えている人は、きっとこの本によって、彼等をもっと身近に感じることができるでしょう。最近の若者は、ドライでクールで繊細、なのです。
4TEEN Amazon書評・レビュー: 4TEENより
4104595012
No.6
(4pt)

重松清で読みたかった

月島中学2年の4人テツロー、ジン、ダイ、ナオトが悩んだり、女性に興味を持ったり、友達のために戦ったりする青春物語。決して屈折せず、彼らは彼らなりの考え方で堂々と進んで行く姿が描かれた、後味の良い直木賞受賞作。この素材、重松清が書いたらもっと…
4TEEN Amazon書評・レビュー: 4TEENより
4104595012
No.5
(5pt)

清潔感は文体に宿るのだろうか

丁度このレビューを書いている時,4teen が今年の直木賞に輝いたというニュースが入ってきました.ひそかに注目していた地元の女の子が一躍全国区アイドルになったような,嬉しいようなちょっと残念なような,そんな気持ちです.月島に暮す中学二年生四人組の日々が記載されるこの本の魅力は,その軽快さ(軽薄さ,ではない),バランスの良さ(中にはちょっと大袈裟な出来事も有りますが),そして清潔感ではないでしょうか.性やきわどい内容に触れる時には文体が清潔になり,湿った,べと付いた感触が全くしないのは作者の力量だろうと思います.「え?」と思うような行動もとるのですが,4人の主人公の性根が優しいのも読後感を良くしている一因かもしれません.特に遠方への自転車旅行と偽って2泊3日で新宿の繁華街を探訪する最終章は,後半に素敵な台詞が沢山出てきますし,最後の止めの文章もすごく良いですし,秀逸だと思います.各章はそれぞれ独立しているので,短編集のように別々に楽しむこともできます.前述のように清潔な文体ですし,「仕事が忙しくて疲れ果てて帰宅するので,重厚な本など読めない!」という方にもお勧めできる1冊です.
4TEEN Amazon書評・レビュー: 4TEENより
4104595012
No.4
(5pt)

14歳のきらめき

「池袋ウエストゲートパーク」シリーズの、石田衣良が月島の14歳の中学生4人組をメインに、8つの連作でつづった青春物語。IWGP同様に、それぞれのストーリーで、いろいろな人と絡んで行き、その時々の触れ合い方が、とっても心を動かされます。14歳の子供らしいけど、ちょっと普通とは違った彼らなりのモラル・ルールで、締めくくるのが、キーですね。最初の話で、ガツンときます。早老症(映画「ジャック」の主役と同じ病気?)で入院の同級生のために、援交女子高生をプレゼントしようと、渋谷に探しに出る仲間たち。やばい設定だけど、それぞれの人の気持ちが出てるセリフが爽快です。他にも…華火(花火)大会を控えるなか、死を目前にした老人との出会い。あとは、ゲイっぽい男の子と美少女の駆け!引き。どうしようもない父親の死後に届いたプレゼントの話。多分、この4人が最高の時を過ごせるのは高校受験も直近ではなく、ある意味モラトリアム的な14歳だからこそ、とは思います。それでも、続編の「5TEEN」を期待してしまいます。
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4104595012
No.3
(5pt)

誰もが共感できる小説!

東京・月島に住む中学生4人組を主人公とした短編小説集。Hや異性のことで頭がいっぱいで、それでいて将来に不安を抱えながらも生きているあの頃。この小説は、誰もが過ごしてきたティーンの頃を思い出して、清清しい気分にさせてくれる。最近何かと注目を集める中高生。「いったい何を考えているんだろう?」的に扱われることの多い彼らであるが、この小説を読んですごく救われた気分になった。さすが石田衣良はティーンエイジャーを描かせたらうまい。
4TEEN Amazon書評・レビュー: 4TEENより
4104595012
No.2
(5pt)

進化した(?)少年たち

私は長いコト、今の時代のこどもたちを一方的に「被害者」のように見てきたけれど、そう単純なことでもないのかもしれないなぁ。殺伐とした現代に生きる者の心は壊れきってしまっても無理がない。という諦めムードすら漂っている昨今だけれど、実は、なんかそう捨てたモンじゃないんじゃないの!?そう思わせてくれるのが、この話。こどもの持っている生命力ってそんな、柔じゃないのかも。病原菌が薬剤耐性を持つように、過酷なこの世の中で、こどもたちはタフで優しく進化してしまったのかもしれない。どん底から巻き返しを図って。やっていることは、病気の友達に女の子を差し入れるとか、旅に出ると言って、都会のド真ん中を彷徨ったり、良いとばかりも言えないことが多々。でも、この本の エピソードひとつ一ついとおしい。私たち古い世代が友達を思う気持ちとなんら変わらない。かといってキレイゴトにはならない、程よい思いやりが、化学肥料で荒れた畑にじわじわと浸透中。続編にも期待。まさに今、そこら辺にいる少年達を原寸で3Dのように出現させてしまった傑作。
4TEEN Amazon書評・レビュー: 4TEENより
4104595012
No.1
(4pt)

程よいバランス感覚

14歳の4人グループの、オムニバス小説。最近の小説にありがちなやたら頭が良くて生意気で、そして人生をやたらと達観している中学生の話かと思いきや、さにあらず。重い病気にかかっているナオトがグループにいるからでしょうか、お互いを思いやる気持ちが強い。だからといって大甘なお涙頂戴ストーリーでもなく、その思いが照れつつ小出しにされて嫌味な感じは受けません。笑いあり、涙あり、そしてHへの尽きない興味ありの、上質な中学生エンターテイメントに仕上がってます。
4TEEN Amazon書評・レビュー: 4TEENより
4104595012