アフリカの瞳

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評判

アフリカの瞳の評価:

4.44/5点 レビュー 18件。 A ランク

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平均点4.44pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全28件 21〜28 2/2ページ
No.8
(4pt)

しかし エイズはこわい〜

帚木さんの本を始めて読んだ。
特にサスペンスという感じではなかったが、
HIV、エイズという現代の最悪の病気の状況、
そして、アフリカ(実際には南アフリカだと思うけど)の状況描写がとにかくすごい。
この本を読むと、日本という島国でのほほんと
テレビを見て笑っている自分と、しらずしらずの内に勢力を広げているHIVの脅威のギャップを
思い知らされる。
フィクションではあるが、エイズの恐ろしさを理解するには手っ取り早い一冊。
エイズもこわいが、それをとりまく人間の欲望が
もっと怖い気がした。
アフリカの瞳 Amazon書評・レビュー: アフリカの瞳より
4062125161
No.7
(5pt)

知ることは力

『アフリカの蹄』に続き、黒人政権が樹立されてなお、貧困、エイズに苦しむ国が舞台。
貧しさ故に、欧米で一般的な抗ウィルス薬が購入できず、政府が自主開発した薬が用いられている。欧米の薬剤と同等の効果があるというその薬は、実は無効なのではないかという疑いがあった。一方、貧しい黒人達に交通費を支給し、しかも無料で新薬をくれるというクリニックがあり、その薬を服用した死者が出た。
この2つの事件の解明に、黒人達と日本人医師がのりだし、サスペンスとなる。
最後は、学会発表を契機に、両方の事件とも不正が暴かれ、大団円となる。
確かに、感動的な物語だが、ただ感動しているだけではすまされない。
「知ることは力」。力のあるものは石を動かし、段々畑を造らねばならない。さもなければ、せっかく植えた苗も次の雨で流されてしまう。
さて、自分に何ができるだろうか。そう問いかけてくる作品です。
アフリカの瞳 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフリカの瞳 (講談社文庫)より
4062757915
No.6
(5pt)

印象に残る作品

医師としての問題意識をベースにした著作が毎回非常に刺激に富むものであり、本書でもエイズ問題を中心に開発途上国における医療政策の問題、先進国の製薬会社の問題などを取り上げている。
サハラ以南の国々の問題の中心になっているエイズ問題を取り上げることにより、それらの国の問題点を見事に小説に仕立てており、読み終わった後に非常に印象に残ると共に、いろいろと考えさせられる良書。
次回サッカーワールドカップ開催国である南アフリカを考える時に、大会運営の国家プロジェクトの裏でこの小説に似た現実がその時までには解決していないと考えると何かしなければならないのではないかとも思う。(小説がすべて現実でないにしても)
アフリカの瞳 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフリカの瞳 (講談社文庫)より
4062757915
No.5
(5pt)

先生らし作品

「アフリカの蹄」に続く作品ということで、早速読んでみましたが、この作品も政治と医療の両方の立場からよく描かれています。読みやすい文章、目に浮かぶ描写で、いかにも箒木先生らしい作品です。ただ、登場する問題のうち、一つは一寸あっけなさ過ぎる展開になっており、この辺はさらに後編につなげるとか、肉付けで内容を膨らませるかして欲しかったです。
アフリカの瞳 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフリカの瞳 (講談社文庫)より
4062757915
No.4
(4pt)

エイズの悲劇!

恐ろしい現実がそこにはあった。毎日増え続けるHIV感染者。予防も治療も追いつかない。感染者は「感染した」という事実を、なかばあきらめの境地で受け入れる。そんなアフリカを製薬会社は、新薬の実験地域のように扱おうとする。悲劇が悲劇を生んでいく。悲劇の連鎖だ。こんな状況で、はたして未来は開けるのか?エイズ問題は私たちにとっても、もはや対岸の火事ではすまされない。火の粉が頭の上にぱらぱらと降り注ぎ始めている。アフリカ・・・。長年虐げられてきた大陸。「アフリカは世界を見つめる瞳だ。」という言葉がとても印象的だった。一日も早くこの世界からエイズの悲劇がなくなるようにと、願わずにはいられない。
アフリカの瞳 Amazon書評・レビュー: アフリカの瞳より
4062125161
No.3
(3pt)

決して楽しめない訳ではないですが。

帚木さんの作品、大好きで新刊が出るたび必ず読んでます。この最新作は南ア共和国(多分)を舞台に、エイズ渦に苦しむ貧しい人々と日本人医師のふれあいを描いたもの。自身が医師であるだけに医学的バックグラウンドの記述はさすがで、ストーリーも面白いのですが、いちファンとして言わせていただくなら帚木作品としては「そこそこに」面白いというレベルです。高価な薬品を購入するお金のない貧しい患者の「治療」を装い、未認可薬品を投与、治験=人体実験を繰り返す欧州製薬会社。新薬の副作用を目の当たりにした日本人医師が製薬会社の不正を暴く・・・というプロットかと思いきや、物語は意外な展開に。帚木作品ならではの感動がそろそろクルそろそろクル、と期待しつつ読んでいくといつのまにか&あっけなく終わってしまいました。読み返しても涙が出た「閉鎖病棟」「三たびの海峡」「ヒトラーの防具」。自分が逃避行をしているような錯覚に陥るほど見事な筆致の「逃亡」。これら作品に比べてしまうと、本作品もふくめ「国銅」「空山」など最近上梓された作品群は凡庸な印象を受けます。
アフリカの瞳 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフリカの瞳 (講談社文庫)より
4062757915
No.2
(3pt)

決して楽しめない訳ではないですが。

帚木さんの作品、大好きで新刊が出るたび必ず読んでます。この最新作は南ア共和国(多分)を舞台に、エイズ渦に苦しむ貧しい人々と日本人医師のふれあいを描いたもの。自身が医師であるだけに医学的バックグラウンドの記述はさすがで、ストーリーも面白いのですが、いちファンとして言わせていただくなら帚木作品としては「そこそこに」面白いというレベルです。高価な薬品を購入するお金のない貧しい患者の「治療」を装い、未認可薬品を投与、治験=人体実験を繰り返す欧州製薬会社。新薬の副作用を目の当たりにした日本人医師が製薬会社の不正を暴く・・・というプロットかと思いきや、物語は意外な展開に。帚木作品ならではの感動がそろそろクルそろそろクル、と期待しつつ読んでいくといつのまにか&あっけなく終わってしまいました。読み返しても涙が出た「閉鎖病棟」「三たびの海峡」「ヒトラーの防具」。自分が逃避行をしているような錯覚に陥るほど見事な筆致の「逃亡」。これら作品に比べてしまうと、本作品もふくめ「国銅」「空山」など最近上梓された作品群は凡庸な印象を受けます。
アフリカの瞳 Amazon書評・レビュー: アフリカの瞳より
4062125161
No.1
(5pt)

一気に読みました。

「アフリカの蹄」から経た歳月が彼らをすてきな大人にしていました。正義を貫くことが第一で、そのためには母性をも捨てる覚悟のできているパメラの潔さや毅さと、彼女を支える作田医師の愛情には心を打たれました。深刻な問題を扱っているにもかかわらず、美しい情景や人々の描写には愛情がこめられていて、一気に読みました。
アフリカの瞳 Amazon書評・レビュー: アフリカの瞳より
4062125161