笑う山崎

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評判

笑う山崎の評価:

3.82/5点 レビュー 22件。 B ランク

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平均点3.82pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全51件 1〜20 1/3ページ
No.51
(5pt)

愛と殺戮のアンビバレンツなページェント

このところ「サイコパス」がホラー漫画のテーマで、よく扱われている。サイコパスは共感、罪悪感、自責の念を欠き、浅薄で欠落した感情を示す。結果的に残虐な殺人シーンが満載となる。そういう意味で「笑う山崎」は戦慄の拷問シーンの博覧会である。妻娘に新幹線車内で狼藉した酔客の哀れな最期、取り調べした刑事をバーナーで炙り殺し、自分を襲撃した犯人の全身にハンダゴテで82箇所の穴を開けて殺害、素手の約束の決闘で銃殺、襲撃に部下を盾にする、液体の出口である口と陰茎を塞いで大量に酒を飲ませて蛙のように膨れた腹を踏みつける、死ぬ覚悟をした者に生きる希望を与えてから嬲り殺しにする、情夫を助ける手伝いをする女を睡眠薬で眠らせている間に男を惨殺。顔色一つ変えない山崎は、まさに外道の極致である。
 解説の縄田一夫氏によれば、本作品のテーマは「愛」である。それも家族愛、先ずはヤクザ一家という疑似家族の愛。それが虚偽であるとわかっていても、徹底的に嘘を通す。そして鼻の骨が折れるまで殴った女を娶っての家族愛(娘付き)。そして家族以外の敵に対する無慈悲さ。主人公の山崎には無表情な不気味さと、人の心の急所を押さえた統率力というアンビバレンツな魅力がある。読みながら、新たなスプラッターを怖れながら、次の展開を心待ちにしている自分がいる。暴力という人間の根源に潜む本能に戦慄する。冒頭の短編「笑う山崎」から始まった8つの短編集。エンディングの父娘のシーンは、「東京ラブストーリー」の秋庭親娘のシーンを彷彿させた。
笑う山崎 (ノン・ポシェット) Amazon書評・レビュー: 笑う山崎 (ノン・ポシェット)より
4396326378
No.50
(5pt)

愛と殺戮のアンビバレンツなページェント

このところ「サイコパス」がホラー漫画のテーマで、よく扱われている。サイコパスは共感、罪悪感、自責の念を欠き、浅薄で欠落した感情を示す。結果的に残虐な殺人シーンが満載となる。そういう意味で「笑う山崎」は戦慄の拷問シーンの博覧会である。妻娘に新幹線車内で狼藉した酔客の哀れな最期、取り調べした刑事をバーナーで炙り殺し、自分を襲撃した犯人の全身にハンダゴテで82箇所の穴を開けて殺害、素手の約束の決闘で銃殺、襲撃に部下を盾にする、液体の出口である口と陰茎を塞いで大量に酒を飲ませて蛙のように膨れた腹を踏みつける、死ぬ覚悟をした者に生きる希望を与えてから嬲り殺しにする、情夫を助ける手伝いをする女を睡眠薬で眠らせている間に男を惨殺。顔色一つ変えない山崎は、まさに外道の極致である。
 解説の縄田一夫氏によれば、本作品のテーマは「愛」である。それも家族愛、先ずはヤクザ一家という疑似家族の愛。それが虚偽であるとわかっていても、徹底的に嘘を通す。そして鼻の骨が折れるまで殴った女を娶っての家族愛(娘付き)。そして家族以外の敵に対する無慈悲さ。主人公の山崎には無表情な不気味さと、人の心の急所を押さえた統率力というアンビバレンツな魅力がある。読みながら、新たなスプラッターを怖れながら、次の展開を心待ちにしている自分がいる。暴力という人間の根源に潜む本能に戦慄する。冒頭の短編「笑う山崎」から始まった8つの短編集。エンディングの父娘のシーンは、「東京ラブストーリー」の秋庭親娘のシーンを彷彿させた。
笑う山崎 (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 笑う山崎 (ノン・ノベル)より
4396205724
No.49
(5pt)

愛と殺戮のアンビバレンツなページェント

このところ「サイコパス」がホラー漫画のテーマで、よく扱われている。サイコパスは共感、罪悪感、自責の念を欠き、浅薄で欠落した感情を示す。結果的に残虐な殺人シーンが満載となる。そういう意味で「笑う山崎」は戦慄の拷問シーンの博覧会である。妻娘に新幹線車内で狼藉した酔客の哀れな最期、取り調べした刑事をバーナーで炙り殺し、自分を襲撃した犯人の全身にハンダゴテで82箇所の穴を開けて殺害、素手の約束の決闘で銃殺、襲撃に部下を盾にする、液体の出口である口と陰茎を塞いで大量に酒を飲ませて蛙のように膨れた腹を踏みつける、死ぬ覚悟をした者に生きる希望を与えてから嬲り殺しにする、情夫を助ける手伝いをする女を睡眠薬で眠らせている間に男を惨殺。顔色一つ変えない山崎は、まさに外道の極致である。
 解説の縄田一夫氏によれば、本作品のテーマは「愛」である。それも家族愛、先ずはヤクザ一家という疑似家族の愛。それが虚偽であるとわかっていても、徹底的に嘘を通す。そして鼻の骨が折れるまで殴った女を娶っての家族愛(娘付き)。そして家族以外の敵に対する無慈悲さ。主人公の山崎には無表情な不気味さと、人の心の急所を押さえた統率力というアンビバレンツな魅力がある。読みながら、新たなスプラッターを怖れながら、次の展開を心待ちにしている自分がいる。暴力という人間の根源に潜む本能に戦慄する。冒頭の短編「笑う山崎」から始まった8つの短編集。エンディングの父娘のシーンは、「東京ラブストーリー」の秋庭親娘のシーンを彷彿させた。
笑う山崎 Amazon書評・レビュー: 笑う山崎より
4396630603
No.48
(4pt)

バイオレンスピカレスクの真骨頂!

比類なき極上の(いい意味で最低の)暴力とエロを描写させたら第一人者!と思う筆者の作品の中でも、その冷酷で残忍なキャラではピカイチともいえる暴力団員、山崎。まだ10代の頃に読んで、そのストーリー展開にやり切れなく放心してしまった記憶を頼りに、このたびあらためて購入、拝読しました。確かにこりゃスゴイ! いやすごいんだけど、歳を食った今になっては、当時のインパクトがなく、★1減らしました。萬月さん初めての人にはめっちゃインパクトありだと思います。
笑う山崎 (ノン・ポシェット) Amazon書評・レビュー: 笑う山崎 (ノン・ポシェット)より
4396326378
No.47
(4pt)

バイオレンスピカレスクの真骨頂!

比類なき極上の(いい意味で最低の)暴力とエロを描写させたら第一人者!と思う筆者の作品の中でも、その冷酷で残忍なキャラではピカイチともいえる暴力団員、山崎。まだ10代の頃に読んで、そのストーリー展開にやり切れなく放心してしまった記憶を頼りに、このたびあらためて購入、拝読しました。確かにこりゃスゴイ! いやすごいんだけど、歳を食った今になっては、当時のインパクトがなく、★1減らしました。萬月さん初めての人にはめっちゃインパクトありだと思います。
笑う山崎 (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 笑う山崎 (ノン・ノベル)より
4396205724
No.46
(4pt)

バイオレンスピカレスクの真骨頂!

比類なき極上の(いい意味で最低の)暴力とエロを描写させたら第一人者!と思う筆者の作品の中でも、その冷酷で残忍なキャラではピカイチともいえる暴力団員、山崎。まだ10代の頃に読んで、そのストーリー展開にやり切れなく放心してしまった記憶を頼りに、このたびあらためて購入、拝読しました。確かにこりゃスゴイ! いやすごいんだけど、歳を食った今になっては、当時のインパクトがなく、★1減らしました。萬月さん初めての人にはめっちゃインパクトありだと思います。
笑う山崎 Amazon書評・レビュー: 笑う山崎より
4396630603
No.45
(5pt)

覚悟して

小説、作り物だから読みきれました。それでもトラウマ必至です。
笑う山崎 (ノン・ポシェット) Amazon書評・レビュー: 笑う山崎 (ノン・ポシェット)より
4396326378
No.44
(5pt)

覚悟して

小説、作り物だから読みきれました。それでもトラウマ必至です。
笑う山崎 (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 笑う山崎 (ノン・ノベル)より
4396205724
No.43
(5pt)

覚悟して

小説、作り物だから読みきれました。それでもトラウマ必至です。
笑う山崎 Amazon書評・レビュー: 笑う山崎より
4396630603
No.42
(5pt)

山崎の生き様のかっこよさ

ヤクザ同士が殺しあうハードボイルドなピカレスクだが、一般的な法や倫理に縛られない価値観には憧れるものがある。
笑う山崎 (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 笑う山崎 (ノン・ノベル)より
4396205724
No.41
(5pt)

山崎の生き様のかっこよさ

ヤクザ同士が殺しあうハードボイルドなピカレスクだが、一般的な法や倫理に縛られない価値観には憧れるものがある。
笑う山崎 (ノン・ポシェット) Amazon書評・レビュー: 笑う山崎 (ノン・ポシェット)より
4396326378
No.40
(5pt)

山崎の生き様のかっこよさ

ヤクザ同士が殺しあうハードボイルドなピカレスクだが、一般的な法や倫理に縛られない価値観には憧れるものがある。
笑う山崎 Amazon書評・レビュー: 笑う山崎より
4396630603
No.39
(4pt)

再読...........。萬月ニズム炸裂!

本棚の奥から、この「笑う山崎」の古い文庫本が出てきた。
初めて、20年前に「花村萬月」と出会った作品である。
以降、萬月ファンとなり、かなり読んでいる。
今回、20年ぶりに再読してみた。
初期の萬月作品であるが、以降ず~と流れる
炸裂する暴力と性、対極の愛情がすでに,
ここに完成されている。
本作品は、ややラストが、甘い感じが、、、、。
萬月文学の原型そのものが、ここにある。
笑う山崎 (ノン・ポシェット) Amazon書評・レビュー: 笑う山崎 (ノン・ポシェット)より
4396326378
No.38
(4pt)

再読...........。萬月ニズム炸裂!

本棚の奥から、この「笑う山崎」の古い文庫本が出てきた。
初めて、20年前に「花村萬月」と出会った作品である。
以降、萬月ファンとなり、かなり読んでいる。
今回、20年ぶりに再読してみた。
初期の萬月作品であるが、以降ず~と流れる
炸裂する暴力と性、対極の愛情がすでに,
ここに完成されている。
本作品は、ややラストが、甘い感じが、、、、。
萬月文学の原型そのものが、ここにある。
笑う山崎 (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 笑う山崎 (ノン・ノベル)より
4396205724
No.37
(4pt)

再読...........。萬月ニズム炸裂!

本棚の奥から、この「笑う山崎」の古い文庫本が出てきた。
初めて、20年前に「花村萬月」と出会った作品である。
以降、萬月ファンとなり、かなり読んでいる。
今回、20年ぶりに再読してみた。
初期の萬月作品であるが、以降ず~と流れる
炸裂する暴力と性、対極の愛情がすでに,
ここに完成されている。
本作品は、ややラストが、甘い感じが、、、、。
萬月文学の原型そのものが、ここにある。
笑う山崎 Amazon書評・レビュー: 笑う山崎より
4396630603
No.36
(4pt)

再読...........。萬月ニズム炸裂!

本棚の奥から、この「笑う山崎」の古い文庫本が出てきた。 初めて、20年前に「花村萬月」と出会った作品である。 以降、萬月ファンとなり、かなり読んでいる。 今回、20年ぶりに再読してみた。 初期の萬月作品であるが、以降ず~と流れる 炸裂する暴力と性、対極の愛情がすでに, ここに完成されている。 本作品は、ややラストが、甘い感じが、、、、。 萬月文学の原型そのものが、ここにある。
笑う山崎 (ノン・ポシェット) Amazon書評・レビュー: 笑う山崎 (ノン・ポシェット)より
4396326378
No.35
(4pt)

再読...........。萬月ニズム炸裂!

本棚の奥から、この「笑う山崎」の古い文庫本が出てきた。 初めて、20年前に「花村萬月」と出会った作品である。 以降、萬月ファンとなり、かなり読んでいる。 今回、20年ぶりに再読してみた。 初期の萬月作品であるが、以降ず~と流れる 炸裂する暴力と性、対極の愛情がすでに, ここに完成されている。 本作品は、ややラストが、甘い感じが、、、、。 萬月文学の原型そのものが、ここにある。
笑う山崎 (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 笑う山崎 (ノン・ノベル)より
4396205724
No.34
(4pt)

再読...........。萬月ニズム炸裂!

本棚の奥から、この「笑う山崎」の古い文庫本が出てきた。 初めて、20年前に「花村萬月」と出会った作品である。 以降、萬月ファンとなり、かなり読んでいる。 今回、20年ぶりに再読してみた。 初期の萬月作品であるが、以降ず~と流れる 炸裂する暴力と性、対極の愛情がすでに, ここに完成されている。 本作品は、ややラストが、甘い感じが、、、、。 萬月文学の原型そのものが、ここにある。
笑う山崎 Amazon書評・レビュー: 笑う山崎より
4396630603
No.33
(4pt)

暴力と愛の物語

このミス 1995年 国内第4位。

花村萬月さんの作品は、激しい暴力の裏側に、不恰好な愛が透けて見える。あまりに陳腐な表現で、ファンは辟易してしまうだろうが、私には一番しっくりする。

『笑う山崎』は、まさに暴力と愛の物語である。

非道な限りを尽くす極道 山崎を主役に据えた連作短編で、胸が悪くなるような暴力と、情けないほどの純粋な愛情が描かれていく。他者へ暴力が過激さを増すと、家族への愛情が溢れ出すという理解し難い世界。この不可思議なバランス感覚が、他の暗黒小説と一線を画している。

山崎は、一見、暴力と無縁のやさ男だ。しかし、人間性を微塵も感じさせない冷酷なやり口で、極道の世界にいるものを震撼させている。そこに美学があるわけでなない。極道としての生き方があるだけだ。本作品で描かれるのは、アンチヒーローではないのだ。

関西の暴力組織を一代で席巻し、東京へその勢力を伸ばし始めた山崎。本作品の冒頭、山崎の登場シーンは、度肝を抜かれてしまう。山崎の下戸を嘲笑した、フィリピン人ホステスのマリーの鼻を、ダイヤ入りの腕時計でぶんなぐり砕いてしまうのだ。曲がった鼻の治療代として、時計を投げつける山崎。なんと、この激烈なことか!後に、山崎は、マリーそして、マリーの子パトリシアと家族を形成していくのだから、これまた尋常ではない。

山崎は、意にそぐわないものを、徹底的に痛めつけ、何らの感情を見せず殺戮していく。あまりの酷さに、戦慄すらしてしまうだろう(残虐なシーンが嫌いな読者は注意されたし!)。反面、義理の娘パトリシアに背かれ、涙にむせんだりするのだ。

エリート極道の山崎は、独特の哲学を持っている。読み進めていくと、同業者を屈服していくカリスマ性が明らかになっていく。山崎の長広舌で開陳される哲学は、必読である。
笑う山崎 Amazon書評・レビュー: 笑う山崎より
4396630603
No.32
(4pt)

暴力と愛の物語

このミス 1995年 国内第4位。

花村萬月さんの作品は、激しい暴力の裏側に、不恰好な愛が透けて見える。あまりに陳腐な表現で、ファンは辟易してしまうだろうが、私には一番しっくりする。

『笑う山崎』は、まさに暴力と愛の物語である。

非道な限りを尽くす極道 山崎を主役に据えた連作短編で、胸が悪くなるような暴力と、情けないほどの純粋な愛情が描かれていく。他者へ暴力が過激さを増すと、家族への愛情が溢れ出すという理解し難い世界。この不可思議なバランス感覚が、他の暗黒小説と一線を画している。

山崎は、一見、暴力と無縁のやさ男だ。しかし、人間性を微塵も感じさせない冷酷なやり口で、極道の世界にいるものを震撼させている。そこに美学があるわけでなない。極道としての生き方があるだけだ。本作品で描かれるのは、アンチヒーローではないのだ。

関西の暴力組織を一代で席巻し、東京へその勢力を伸ばし始めた山崎。本作品の冒頭、山崎の登場シーンは、度肝を抜かれてしまう。山崎の下戸を嘲笑した、フィリピン人ホステスのマリーの鼻を、ダイヤ入りの腕時計でぶんなぐり砕いてしまうのだ。曲がった鼻の治療代として、時計を投げつける山崎。なんと、この激烈なことか!後に、山崎は、マリーそして、マリーの子パトリシアと家族を形成していくのだから、これまた尋常ではない。

山崎は、意にそぐわないものを、徹底的に痛めつけ、何らの感情を見せず殺戮していく。あまりの酷さに、戦慄すらしてしまうだろう(残虐なシーンが嫌いな読者は注意されたし!)。反面、義理の娘パトリシアに背かれ、涙にむせんだりするのだ。

エリート極道の山崎は、独特の哲学を持っている。読み進めていくと、同業者を屈服していくカリスマ性が明らかになっていく。山崎の長広舌で開陳される哲学は、必読である。
笑う山崎 (ノン・ポシェット) Amazon書評・レビュー: 笑う山崎 (ノン・ポシェット)より
4396326378