(短編集)

遠まわりする雛

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評判

遠まわりする雛の評価:

4.19/5点 レビュー 58件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.19pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全116件 41〜60 3/6ページ
No.76
(5pt)

七編どれも秀逸です。

それぞれの短編、とても完成度が高かったです。起承転結がカチッとはまっているものや、登場人物の心情の描写にスポットを当てたものなど多彩な七編でした。やはり、青春のブラックな面の描き方や、キャラクター同士の心情のぶつかり合いは、巧いなあと思わされます。
とてもおもしろかったです。
遠まわりする雛 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 遠まわりする雛 (角川文庫)より
4044271046
No.75
(5pt)

七編どれも秀逸です。

それぞれの短編、とても完成度が高かったです。起承転結がカチッとはまっているものや、登場人物の心情の描写にスポットを当てたものなど多彩な七編でした。やはり、青春のブラックな面の描き方や、キャラクター同士の心情のぶつかり合いは、巧いなあと思わされます。
とてもおもしろかったです。
遠まわりする雛 Amazon書評・レビュー: 遠まわりする雛より
4048738119
No.74
(5pt)

状態のよい商品を、早く確実に届けていただきました。商品状態の注記も参考になりました。

状態のよい商品を、早く確実に届けていただきました。商品状態の注記も参考になりました。
遠まわりする雛 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 遠まわりする雛 (角川文庫)より
4044271046
No.73
(5pt)

状態のよい商品を、早く確実に届けていただきました。商品状態の注記も参考になりました。

状態のよい商品を、早く確実に届けていただきました。商品状態の注記も参考になりました。
遠まわりする雛 Amazon書評・レビュー: 遠まわりする雛より
4048738119
No.72
(5pt)

短編集

古典部シリーズ4弾目です。

今回は短編集で、伊原に会う前の話や、合宿の話など読みやすく面白かったです。
遠まわりする雛 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 遠まわりする雛 (角川文庫)より
4044271046
No.71
(5pt)

短編集

古典部シリーズ4弾目です。

今回は短編集で、伊原に会う前の話や、合宿の話など読みやすく面白かったです。
遠まわりする雛 Amazon書評・レビュー: 遠まわりする雛より
4048738119
No.70
(5pt)

遠まわりする関係

古典部シリーズ・一年生編完結。この『遠まわりする雛』では、今までの各長編の合間に起こっていた事件を集めた短編集である。趣の異なる7つの短編から構成されており例にもれず、古典部4人の心の機微が丁寧に描かれているといえるだろう。
 本短編集で特に素晴らしいのは、『心あたりのある者は』、『手作りチョコレート事件』、そしてタイトルにもなっている『遠まわりする雛』だろう。

 『心あたりのある者は』は、奉太郎とえるが、ごく短い校内放送から、その裏で何が起こったのかをディスカッション形式で推理していくというものであるが、このシリーズの推理の中では最も素晴らしく出来が良い。日常ミステリーとしては最上の出来ではないだろうかと思うので一読をおすすめしたい。

 『手作りチョコレート事件』はバレンタインデーに古典部が遭遇する事件を描いたものであり、何だかほのぼのした題名の割にシリーズ通しても最もビターで後味の悪いものに仕上がっていると思う。この短編で特筆すべきは奉太郎の親友でもある福部里志という登場人物だろう。おそらく彼は古典部4人の中で最も複雑で、面倒な性格を有した人間である。それは前巻『グドリャフカの順番』でもその一端が垣間見えていたが、この短編ではその彼の苦悩により深く切り込んだ内容となっている。若者にありがちな青臭い悩みと一蹴してしまえばそれまでかもしれないが、学生時代を思い出してみるとあながち切って捨てられる悩みではないのではないだろうか。この話で4人各々が見せる苦々しさはこの作者の真骨頂のように感じ、個人的には非常に気に入っている短編である。

 『遠まわりする雛』は、この巻でも時系列においても最後にあたる短編であり、「生き雛祭り」の準備最中に起こった事件を描いたものである。本短編は事件自体それよりも、省エネ主義をモットーとしてきた奉太郎が自身のアイデンティティを崩壊させかねない思いをついに自覚してしまうことに重きが置かれている。二年生編への4人の微妙だが確かな関係の変化を感じさせてくれる一本である。

 本巻で1年生編が完結したので巻降順ではなく、短編と長編を時系列順に読んでみるのもまた面白いかもしれない。
遠まわりする雛 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 遠まわりする雛 (角川文庫)より
4044271046
No.69
(5pt)

遠まわりする関係

古典部シリーズ・一年生編完結。この『遠まわりする雛』では、今までの各長編の合間に起こっていた事件を集めた短編集である。趣の異なる7つの短編から構成されており例にもれず、古典部4人の心の機微が丁寧に描かれているといえるだろう。
 本短編集で特に素晴らしいのは、『心あたりのある者は』、『手作りチョコレート事件』、そしてタイトルにもなっている『遠まわりする雛』だろう。

 『心あたりのある者は』は、奉太郎とえるが、ごく短い校内放送から、その裏で何が起こったのかをディスカッション形式で推理していくというものであるが、このシリーズの推理の中では最も素晴らしく出来が良い。日常ミステリーとしては最上の出来ではないだろうかと思うので一読をおすすめしたい。

 『手作りチョコレート事件』はバレンタインデーに古典部が遭遇する事件を描いたものであり、何だかほのぼのした題名の割にシリーズ通しても最もビターで後味の悪いものに仕上がっていると思う。この短編で特筆すべきは奉太郎の親友でもある福部里志という登場人物だろう。おそらく彼は古典部4人の中で最も複雑で、面倒な性格を有した人間である。それは前巻『グドリャフカの順番』でもその一端が垣間見えていたが、この短編ではその彼の苦悩により深く切り込んだ内容となっている。若者にありがちな青臭い悩みと一蹴してしまえばそれまでかもしれないが、学生時代を思い出してみるとあながち切って捨てられる悩みではないのではないだろうか。この話で4人各々が見せる苦々しさはこの作者の真骨頂のように感じ、個人的には非常に気に入っている短編である。

 『遠まわりする雛』は、この巻でも時系列においても最後にあたる短編であり、「生き雛祭り」の準備最中に起こった事件を描いたものである。本短編は事件自体それよりも、省エネ主義をモットーとしてきた奉太郎が自身のアイデンティティを崩壊させかねない思いをついに自覚してしまうことに重きが置かれている。二年生編への4人の微妙だが確かな関係の変化を感じさせてくれる一本である。

 本巻で1年生編が完結したので巻降順ではなく、短編と長編を時系列順に読んでみるのもまた面白いかもしれない。
遠まわりする雛 Amazon書評・レビュー: 遠まわりする雛より
4048738119
No.68
(3pt)

遠いことを認識すること

それぞれの出来事が起きた時期も、また、書かれた時期もバラバラで、登場人物たちの間の距離感も微妙な感じがあり、これまでの作品ごとの空白を埋めるという意味でも、面白いと思う。既刊3作に比べると、一番、厳しい、あるいは残酷かもしれない。
遠まわりする雛 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 遠まわりする雛 (角川文庫)より
4044271046
No.67
(3pt)

遠いことを認識すること

それぞれの出来事が起きた時期も、また、書かれた時期もバラバラで、登場人物たちの間の距離感も微妙な感じがあり、これまでの作品ごとの空白を埋めるという意味でも、面白いと思う。既刊3作に比べると、一番、厳しい、あるいは残酷かもしれない。
遠まわりする雛 Amazon書評・レビュー: 遠まわりする雛より
4048738119
No.66
(5pt)

氷菓シリーズで、今のところ一番好きです。

氷菓シリーズ(今のところ)唯一の短編集。 
本題にもなっている「遠まわりする雛」は、氷菓シリーズで私が一番好きな作品です。 
主要キャラクターに関する描写も多く、何度読んでも楽しめます。
遠まわりする雛 Amazon書評・レビュー: 遠まわりする雛より
4048738119
No.65
(5pt)

氷菓シリーズで、今のところ一番好きです。

氷菓シリーズ(今のところ)唯一の短編集。 
本題にもなっている「遠まわりする雛」は、氷菓シリーズで私が一番好きな作品です。 
主要キャラクターに関する描写も多く、何度読んでも楽しめます。
遠まわりする雛 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 遠まわりする雛 (角川文庫)より
4044271046
No.64
(5pt)

得意な事があった事 今じゃもう忘れてるのは それを自分より 得意な誰かが居たから

前三作が長編であるのに対し、本作は前三作の間に起きたエピソードを
まとめた短編集となっており、頭の隅に、どの時期の話かを置いて
おきながら読むと分かりやすいかと。
全般的に、各エピソードを定点観測のように見れば、奉太郎の心境の変化と、
(奉太郎から見た)える、里志、摩耶花の言動や行動原理の変化が
よく分かるようにできています。
ここからは、各章ごとにレビューをしたいと思います。

『やるべきことなら手短に』
折木奉太郎と千反田えるの出会いから間もない、
「氷菓」事件の調査の前日譚。
省エネ主義という自分の信条が揺らいでいることを里志に指摘され、
それを認め、現状に対する保留であると答えた奉太郎。
帰り道の二人のやり取りを通じて、えるとの出逢いによって奉太郎が
微妙に変化し始めたことを示唆する描写が巧い。

『大罪を犯す』
直接関係のない隣のクラスで起きたトラブルの原因を探るという、
小説における「一人称を描く場合、他者の視点を放棄しなければならない」
という大原則を逆手に使ったエピソード。こんなことが起きた時、
出した刀を引っ込めるのって、まぁバツが悪いですよね。

『正体見たり』
夏休みに摩耶花の親戚の民宿を訪れた古典部の四人。
使われていない七号室に現れた幽霊は枯れ尾花かそれとも……というおはなし。
一人っ子(える)が憧れていたきょうだいという存在の『現実』を
突き付けられるという、彼女にとって少し切ない展開にはなりますが、
もっともその現実は、きょうだいを持つ者は意外とあっさり
受け入れているものなんですけどね。
アニメーションではちゃんと救いが入っているので、
原作では直接的な描写は無いものの、アニメーションが原作にかなり
忠実にできているため、もしかしたら文章による描写の無い部分に
ちゃんと救いはあったのかもしれません。

『心あたりのある者は』
奉太郎を買い被るえるに対し、今まで自分がやって来たことは偶然である。
理屈と膏薬はどこへでもつく。と言い放ち、それを証明するために、
偶然校内に流れた呼び出し放送と、現在の状況から、放送の意図と
何が起きたかの推論を組み立ててみるも、推論はきな臭い展開に……というおはなし。
本作は放送から結論にたどり着くまでの描写に目が行きがちですが、
奉太郎が自分の『無能さ』を証明しようとしたり、
結論に到達したところで当初の目的を忘れてしまうという、
ちょっと間抜けな部分を垣間見ることができます。

『あきましておめでとう』
父親の名代として荒楠神社の十文字かほへの新年の挨拶をしたり、
納屋に奉太郎とともに閉じ込められても、あらぬ誤解を避けるために
大声で助けを求めることを拒むなど、名家の娘であるえるが、
未だに日本の社会、特に田舎に強く残っている『家』という存在に
ある意味において縛られている様子が巧く、そして少し切なく描かれています。
後半からは『クドリャフカの順番』以来である里志の視線が入り、
奉太郎とえるが如何にして脱出を試み、里志と摩耶花が如何にして
意図を汲み取るかを交互に描いています。
このおはなしを成立させるには視点を移動させるしかなかったかと。

『手作りチョコレート事件』
摩耶花が里志にあげるはずだったチョコレートが盗まれた出来事を通じ、
『クドリャフカの順番』でも少しだけ見せていた、
里志の影の部分がクローズアップされるおはなし。アニメーション版では
他の三人の視点を加えることによって、ある意味においてハッピーエンドに
なっていますが、里志は答えを見つけ出すことができるのでしょうか。
ふと、脳裏にBUMP OF CHICKENの『才悩人応援歌』の歌詞が頭をよぎりました。
里志が抱いていたのは、あの歌詞のような感覚に近いのかも知れません。
それにしても他のエピソードでも、里志への想いを隠すことなく、
何度里志にはくらかされても果敢にアタックを仕掛ける摩耶花は強い子です。
自分だったら『もうダメ……』と膝を落としていることでしょう。

『遠まわりする雛』
表向きは、千反田家の地元で開催される『生き雛祭り』での顛末を描いた話ですが、
高校に進学し、一年経った奉太郎とえるの、色々な意味において
大きな変化があったことを示唆する話になっています。
子供から大人になるに従い、自分の思いだけではなく、
自分の置かれた立場や状況を考慮して動かなければならない
年齢に差し掛かっている少年と少女は、今後それを乗り越え、
オプティマイズド・ソリューションにたどり着けるのか……わたし、気になります!
遠まわりする雛 Amazon書評・レビュー: 遠まわりする雛より
4048738119
No.63
(5pt)

得意な事があった事 今じゃもう忘れてるのは それを自分より 得意な誰かが居たから

前三作が長編であるのに対し、本作は前三作の間に起きたエピソードを
まとめた短編集となっており、頭の隅に、どの時期の話かを置いて
おきながら読むと分かりやすいかと。
全般的に、各エピソードを定点観測のように見れば、奉太郎の心境の変化と、
(奉太郎から見た)える、里志、摩耶花の言動や行動原理の変化が
よく分かるようにできています。
ここからは、各章ごとにレビューをしたいと思います。

『やるべきことなら手短に』
折木奉太郎と千反田えるの出会いから間もない、
「氷菓」事件の調査の前日譚。
省エネ主義という自分の信条が揺らいでいることを里志に指摘され、
それを認め、現状に対する保留であると答えた奉太郎。
帰り道の二人のやり取りを通じて、えるとの出逢いによって奉太郎が
微妙に変化し始めたことを示唆する描写が巧い。

『大罪を犯す』
直接関係のない隣のクラスで起きたトラブルの原因を探るという、
小説における「一人称を描く場合、他者の視点を放棄しなければならない」
という大原則を逆手に使ったエピソード。こんなことが起きた時、
出した刀を引っ込めるのって、まぁバツが悪いですよね。

『正体見たり』
夏休みに摩耶花の親戚の民宿を訪れた古典部の四人。
使われていない七号室に現れた幽霊は枯れ尾花かそれとも……というおはなし。
一人っ子(える)が憧れていたきょうだいという存在の『現実』を
突き付けられるという、彼女にとって少し切ない展開にはなりますが、
もっともその現実は、きょうだいを持つ者は意外とあっさり
受け入れているものなんですけどね。
アニメーションではちゃんと救いが入っているので、
原作では直接的な描写は無いものの、アニメーションが原作にかなり
忠実にできているため、もしかしたら文章による描写の無い部分に
ちゃんと救いはあったのかもしれません。

『心あたりのある者は』
奉太郎を買い被るえるに対し、今まで自分がやって来たことは偶然である。
理屈と膏薬はどこへでもつく。と言い放ち、それを証明するために、
偶然校内に流れた呼び出し放送と、現在の状況から、放送の意図と
何が起きたかの推論を組み立ててみるも、推論はきな臭い展開に……というおはなし。
本作は放送から結論にたどり着くまでの描写に目が行きがちですが、
奉太郎が自分の『無能さ』を証明しようとしたり、
結論に到達したところで当初の目的を忘れてしまうという、
ちょっと間抜けな部分を垣間見ることができます。

『あきましておめでとう』
父親の名代として荒楠神社の十文字かほへの新年の挨拶をしたり、
納屋に奉太郎とともに閉じ込められても、あらぬ誤解を避けるために
大声で助けを求めることを拒むなど、名家の娘であるえるが、
未だに日本の社会、特に田舎に強く残っている『家』という存在に
ある意味において縛られている様子が巧く、そして少し切なく描かれています。
後半からは『クドリャフカの順番』以来である里志の視線が入り、
奉太郎とえるが如何にして脱出を試み、里志と摩耶花が如何にして
意図を汲み取るかを交互に描いています。
このおはなしを成立させるには視点を移動させるしかなかったかと。

『手作りチョコレート事件』
摩耶花が里志にあげるはずだったチョコレートが盗まれた出来事を通じ、
『クドリャフカの順番』でも少しだけ見せていた、
里志の影の部分がクローズアップされるおはなし。アニメーション版では
他の三人の視点を加えることによって、ある意味においてハッピーエンドに
なっていますが、里志は答えを見つけ出すことができるのでしょうか。
ふと、脳裏にBUMP OF CHICKENの『才悩人応援歌』の歌詞が頭をよぎりました。
里志が抱いていたのは、あの歌詞のような感覚に近いのかも知れません。
それにしても他のエピソードでも、里志への想いを隠すことなく、
何度里志にはくらかされても果敢にアタックを仕掛ける摩耶花は強い子です。
自分だったら『もうダメ……』と膝を落としていることでしょう。

『遠まわりする雛』
表向きは、千反田家の地元で開催される『生き雛祭り』での顛末を描いた話ですが、
高校に進学し、一年経った奉太郎とえるの、色々な意味において
大きな変化があったことを示唆する話になっています。
子供から大人になるに従い、自分の思いだけではなく、
自分の置かれた立場や状況を考慮して動かなければならない
年齢に差し掛かっている少年と少女は、今後それを乗り越え、
オプティマイズド・ソリューションにたどり着けるのか……わたし、気になります!
遠まわりする雛 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 遠まわりする雛 (角川文庫)より
4044271046
No.62
(5pt)

より、シリーズが好きになった

朴念仁ぎみのホータローの意識が徐々に変質していく過程が実に自然で心地良い。今回はそんな登場人物たちの内面を見るための巻ですね。一応、どの短編にも推理要素はありますが、そちらはメインではなさそうです。どれも雰囲気にマッチしている「日常小話」という感じで面白いと思いましたけどね。長編の合間を埋めつつ、キャラクター同士の関係を進展させている、古典部シリーズファンなら必読の一冊かと思います。
遠まわりする雛 Amazon書評・レビュー: 遠まわりする雛より
4048738119
No.61
(5pt)

より、シリーズが好きになった

朴念仁ぎみのホータローの意識が徐々に変質していく過程が実に自然で心地良い。今回はそんな登場人物たちの内面を見るための巻ですね。一応、どの短編にも推理要素はありますが、そちらはメインではなさそうです。どれも雰囲気にマッチしている「日常小話」という感じで面白いと思いましたけどね。長編の合間を埋めつつ、キャラクター同士の関係を進展させている、古典部シリーズファンなら必読の一冊かと思います。
遠まわりする雛 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 遠まわりする雛 (角川文庫)より
4044271046
No.60
(5pt)

古典部シリーズ最高傑作

表題作の遠回りの鄙が秀逸。えるの十二単のシーン、そしてその後のえるとほうたろうの会話、空気が最高。
アニメ化に期待。
遠まわりする雛 Amazon書評・レビュー: 遠まわりする雛より
4048738119
No.59
(5pt)

古典部シリーズ最高傑作

表題作の遠回りの鄙が秀逸。えるの十二単のシーン、そしてその後のえるとほうたろうの会話、空気が最高。
アニメ化に期待。
遠まわりする雛 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 遠まわりする雛 (角川文庫)より
4044271046
No.58
(4pt)

シリーズの特徴の明確化

古典部シリーズは、主人公を中心とするキャラクターたちの時間軸が明確に進んでいくという意味で、シリーズのミステリー物としては明確な特徴を持っている。

本著は7編の短編集であり、各短編のミステリー要素が飛びぬけて素晴らしいという訳ではない。
しかし、一短編ごとに時間軸が進んでいることを明確に示唆するストーリーの描き方は見事なものである。

7つの短編で約1年話が進むのだが、各短編で示されるキャラクター間の位置関係の変化や心理的な変化が明確に出ている。
時間軸を明確に進めるということは、出てくるキャラクターも当然、時間に沿って成長していく。

それぞれの短編間には直接的な関連が無いにも関わらず、読み通していくとメインのキャラクター達の関係や心情の変化が透けて見えるようになっている。

本格的なミステリーとは違うだろうが、好きな人にはお勧めだと思う。
遠まわりする雛 Amazon書評・レビュー: 遠まわりする雛より
4048738119
No.57
(4pt)

シリーズの特徴の明確化

古典部シリーズは、主人公を中心とするキャラクターたちの時間軸が明確に進んでいくという意味で、シリーズのミステリー物としては明確な特徴を持っている。

本著は7編の短編集であり、各短編のミステリー要素が飛びぬけて素晴らしいという訳ではない。
しかし、一短編ごとに時間軸が進んでいることを明確に示唆するストーリーの描き方は見事なものである。

7つの短編で約1年話が進むのだが、各短編で示されるキャラクター間の位置関係の変化や心理的な変化が明確に出ている。
時間軸を明確に進めるということは、出てくるキャラクターも当然、時間に沿って成長していく。

それぞれの短編間には直接的な関連が無いにも関わらず、読み通していくとメインのキャラクター達の関係や心情の変化が透けて見えるようになっている。

本格的なミステリーとは違うだろうが、好きな人にはお勧めだと思う。
遠まわりする雛 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 遠まわりする雛 (角川文庫)より
4044271046