斜影はるかな国
評判
斜影はるかな国の評価:
4.50/5点 レビュー 12件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 21〜33 2/2ページ
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斜影はるかな国の評価:
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1991年 このミス 国内部門第6位。
通信社記者 龍門二郎は、スペイン内乱の義勇兵にギジェルモ・サトウなる日本人がいたことを知り、取材のため現地へとぶ。そのとき、スペインではテロリストを暗殺する非合法組織GALによる事件が勃発していた。スペインの暗部へ踏み込んでいく龍門。ギジェルモの足跡を追ううち、龍門は自身の出自がギジェルモとつながっていることに気づき始める ・・・
著者が初めてものした新聞連載小説とのことで、量、質ともにボリューム満点の大作である。1936年スペイン内戦と現在が錯綜しながら物語が進んでいく。謎の殺し屋、隠された財宝、洞窟内での死闘という冒険小説の趣もあり飽きずにラストまで読ませてくれる。龍門の苦い恋愛も絡んで見所てんこ盛りである(これはなくとも良いとは思うけれど)。
ギジェルモの過去を追って東奔西走の龍門。はてさて、龍門はギジェルモの行く末を突き止めることはできるのか。ラストは、あっと驚く真相が待っている。
スペイン内戦や本作品の発表当時のスペインの国情に通じているのなら、より楽しめるのだろうと思う。僕のように知識に乏しいと、著者のアツい思いが伝わっていないようなもどかしさがある。
ちなみに、本作品は岡坂神策がほんのチョイ役で登場する。岡坂神策シリーズは一作品も読んでいないので、ここがまたイタイところであった。