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おさかな棺



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【この小説が収録されている参考書籍】
おさかな棺 (角川文庫)

おさかな棺の評価: 3.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

シャーマンの踊り

バカミスの帝王、霞流一の連作短編集。今回のお題は「魚」。作品も「顔面神経痛のタイ」、「穴があればウナギ」、「夕陽で焼くサンマ」、「吊るされアンコウ」と魚、サカナ、魚。これらは春夏秋冬に対応している。立ち向かうは迷探偵、紅門福助。
いつも通りのバカ話で事件は幕を明けるのだが、今回の紅門はヤケに論理的だ。そして、事件の度に現れる宇大という謎の男。その言動は紅門より興味を惹く。
魚を題材にした連作集ということから予想されるように、各事件はある仕掛けのもと有機的に関連していたのだ。紅門は"シャーマン"として踊らされていたに過ぎなかった。結末に至って、にわかにオカルティックな雰囲気になり、あわや紅門の命が...。
1つ1つの作品がユーモアと意外な程の論理性に満ちており、その上全体として楽しい仕掛けが施されている、お勧めの一作。
おさかな棺 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:おさかな棺 (角川文庫)より
4043729014

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