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おさかな棺
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	おさかな棺の評価:
	
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
		※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
		未読の方はご注意ください
	
	全1件 1~1 1/1ページ
	
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| ちょっと油断していたら、探偵紅門シリーズの最新作(と言っても去年のだけど)は文庫本でリリースされていた。しかも予想外の短編集であった。タイトルからも想像できるように、海老・亀に続く今回の見立て殺人は魚である。4つの短編はそれぞれ春夏秋冬にあてがわれており、そこにちなんだ魚が謎解きのキーの役目を担っている。4部作に分かれているとはいえ、それぞれの事件はある奇妙な登場人物によって細々とつながっており、最後にはホラーか?と一瞬おののいてしまうようなちょっとしたカラクリが施されているオマケ付きだ。しかし残念なのは探偵紅門の毒舌ギャグが結構急速に冷え切ってきていることだ。著者がミステリー重視にしてきたのか、あるいは単に読み手が慣れてしまっただけなのか、いずれにしても紅門のブラックな笑いに期待している人にはちょっと物足りなさが残ってしまうだろう。それでも、「分かれた夫が朝っぱらからセーラー服姿で車に轢かれた・・・」などという依頼人の話が出てきてしまうと、どうにもこうにも強引にワクワクしてしまうのがこのシリーズの魅力である。次回は是非とも毒舌復活でお願いしたいところだ。 | ||||
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