ナイチンゲールの沈黙

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評判

ナイチンゲールの沈黙の評価:

3.04/5点 レビュー 154件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.04pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全58件 21〜40 2/3ページ
No.38
(4pt)

想像と違ったけど、なんか良かった

バチスタの時も思ったのですが、ミステリの謎解きにポイントがあるのではなく、魅力的な登場人物のドラマとしてとらえた方がしっくり来ます。

前半100ページは20ページくらいに圧縮できないものかと思いました。
白鳥さんが大ヒンシュクを買いながら、大活躍するのを想像してたのですが、予想が外れて残念です。
ハイテクと超能力(?)のからんだ展開には、少々「それはないわ」感があります。

が、凄惨な事件を、なんかさわやかに(無機質に?)書くテクは見事で、おどろおどろした事件を上手く隅に追いやって、あくまでも人間模様を描き切る手腕は大したものです。

ミステリとして読まずに、二人の歌姫のドラマとして考えると圧倒的な情念の迫力に押しつぶされそうでした。(二人の歌姫の物語としてのとらえ方は、偏った見方である事は理解していますが、私が捕えられたのはそこなので、あえて書きました)

また、最後の数ページは、温かくもあり、非現実的でもあり、あとをひきます。

素晴らしいドラマでした。

後半はソウルフルで力強いボーカルを音大き目でBGMにしながら読むと、いい感じの世界へ連れて行ってくれます。
想像してた展開と違うけど、前半はたるかったけど、総合判定は「大変よかった」です。
ナイチンゲールの沈黙 Amazon書評・レビュー: ナイチンゲールの沈黙より
4796654755
No.37
(5pt)

患者の気持ち

患者が術後にどのような気持ちで生きていかねばならないのか?考えさせられる作品です。
大人と子供、そして若者からの視点を垣間見れます。
ナイチンゲールの沈黙 Amazon書評・レビュー: ナイチンゲールの沈黙より
4796654755
No.36
(5pt)

何故低評価?

正直ジェネラルよりも面白かったです。
白鳥が好きなので、彼の活躍シーンも多かったし満足です。

特殊能力はちょっと萎えましたが…。
ナイチンゲールの沈黙 Amazon書評・レビュー: ナイチンゲールの沈黙より
4796654755
No.35
(4pt)

非現実感が強いのが難点

海堂尊さんによる医療小説。

チーム・バチスタの栄光とジェネラル・ルージュの凱旋を先に読んでいたこともあって
世界観には違和感なく入り込めました。

本書は時間軸がジェネラル・ルージュの凱旋とかぶっている部分があるのですね。
まるで同じような描写の箇所があって、どこかで読んだなと一瞬混乱してしまった。

歌声によって情景が見えるようになるという設定はどうしても現実感から離れてしまいますので
今まで読んだ2冊と比べてその点は残念でした。

しかしこれは小説でありフィクションだと割りきって読めば良い。(考えて見ればあたり前ですが)

音楽や歌といったものを文字で表現するのは難しいことだと改めて思った。
やはり実際聴いてみなければ分からないものであるからだ。

それでも白鳥とはじめとするキャラクター達はいきいきとしているのは伝わってくる。

本作はファンの間でも賛否の分かれそうな作品である
ナイチンゲールの沈黙 Amazon書評・レビュー: ナイチンゲールの沈黙より
4796654755
No.34
(4pt)

医療ミステリーらしさ

海堂尊『ナイチンゲールの沈黙』(宝島社、2006年)はメディカル・エンターテインメント『バチスタ』シリーズの一作で、『ジェネラル・ルージュの凱旋』の姉妹作である。『ナイチンゲールの沈黙』と『ジェネラル・ルージュの凱旋』は同時期の出来事を扱っている。
速水晃一の独壇場であったジェネラル・ルージュに対して、『ナイチンゲールの沈黙』は田口・白鳥コンビが活躍し、バチスタ・シリーズらしくなっている。また、病院経営をテーマにした『ジェネラル・ルージュの凱旋』に対し、『ナイチンゲールの沈黙』は殺人事件が起き、医療ミステリーらしい。一応の科学的説明が付されるものの、超自然的な現象を扱う点もエンターテインメントの醍醐味がある。
実写作品の影響で『ジェネラル・ルージュの凱旋』の方が有名になったが、埋没させるには惜しい作品である。(林田力)

ナイチンゲールの沈黙 Amazon書評・レビュー: ナイチンゲールの沈黙より
4796654755
No.33
(4pt)

静かな・・・

他の本と並行して読んでいたのですが、上巻のインパクトが少なくなかなか読み進みませんでした。下巻も半ばあたりから、やっとちょっと加速が付いてきた感じで後はするすると読み終えることが出来ました。

全体的に以前読んだ「バチスタ〜」より印象が薄く感じます。

登場人物の個性が際立っているのは良いのですが、出てくる人が多くてやや把握しづらいです。

ところで、瑞人は由紀さんのこと好きでしたよね。最後は小夜が生涯の約束めいたことを言いますが、瑞人は小夜にも気持ちがあったのでしょうか。 何だかそこもよくわからない点ではあったのですが、両目を失う怖さから瑞人もすがり付いてしまったのか、共犯を犯した同士として運命共同体のように思えてしまったのか、謎なままでした。
ナイチンゲールの沈黙 Amazon書評・レビュー: ナイチンゲールの沈黙より
4796654755
No.32
(4pt)

バチスタを読んでから

前作「バチスタ…」からのリピーターです。
続編の要素が強く、「バチスタ」を読んでからでないと、おもしろさが半減すると思います。

私は、特に「ミステリー」というジャンルに思い入れはないので、純粋に楽しめました。
電脳紙芝居の精度や超常能力など、「医療ミステリー」と呼ぶには些(いささ)か難があると思います。
ですが、「パルプフィクション」として、こういう物語もあってよいと思います。
どなたか書かれていましたが、確かに浅田次郎氏に通じるところがあります。氏のファンである私は、やはり好きです、こういう手法。

今回もカウンターヒーロー(こういう使い方で良いでしょうか?)に対する主人公の、複雑な心情が面白く、かなり感情移入して読み進めました。
主要2人物(今回は3人物か?)はもとより、登場人物全てが一癖二癖あり、聖人君主たろうとしないところが面白い。
「毒をもって毒を制す」
劇中の言葉が、この作品の意義を、二重の意味で言い表しています(後述)。
とても興味を持ったのは、著者は主人公と毒虫(火喰い鳥?)のどちらに親近感をお持ちなのかな?、ということ。この辺は個人で想像するしかありませんが、そこまで想いを巡らせられるのも作者の力量、生きたキャラクター設定によるところが大きい、ですね。

前作でも感じましたが、ここまで(架空ではあるが)ソサエティを辛辣に(批判的に)描写して、著者は医療の現場に留まれるのだろうか、と心配しました。
著者の経歴を見て、闘う(闘っている)方なのだなぁ、と、なるほど納得しました。
医療に対する、この方の熱い(そして冷めた)想いが、作品に貫かれた一本の太い幹です。
作者の人間性が透けて見える、魅力的な作品群の中の、一節だと思います。

門外漢でも楽しめる、医療現場を舞台にしたエンターテインメントとして、
医療関係者の、独白(うっぷん晴らし?)という意味でも(作者自身、楽しまれているのではと想像します)、
お勧めします。
ナイチンゲールの沈黙 Amazon書評・レビュー: ナイチンゲールの沈黙より
4796654755
No.31
(4pt)

実写化は無理

海堂尊作品を読むのははチームバチスタの栄光に続き2作目。つくづく思うのが医者なのに、読ませる作品を書くのがうまいなと。本業の知識を駆使した病院を取り巻く環境の描写は知識欲を湧かせるし、登場人物が魅力的。登場人物はあだ名を付けられてるためかちょっとマンガ的な感じもするけど。巻末の解説にもあるが刊行順に読んだほうが良さげ。後の作品にでてくる人物がしれっと出てたりするし。
ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)より
4796663584
No.30
(5pt)

流れで読みました

買ったままで読んでない本の山から
ふと手にしたのが「ジェネラル・ルージュの凱旋」。
でも、順番としてこっちが先だよなと気づいて
読んだのがこれ。
「チーム・バチスタの栄光」の田口・白鳥コンビが
活躍するメディカルミステリーエンターテインメント第2弾。
今度の舞台は小児科。眼の癌といえる網膜芽腫の子供たちと、
その回りの大人たちを描く。
チーム・バチスタの時と同様に、前半は淡々と登場人物の
特徴を示すエピソードが続き、半ば過ぎに白鳥が登場してから、
話が急展開していく。
エピソードを持つ登場人物がちょっと多すぎるなという
気もしたんですが、それはそれでシリーズとしての
伏線をなしていたんですね。
これだけ読んだら気づかない話なので、本作だけ
読んで海堂尊の本はごちゃごちゃしていると
思ってしまったらもったいない話です。
ストーリーとしては、ある程度想像のつく話では
ありますが、登場人物の心の機微に触れ、
一気に読み進められる作品です。
ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)より
4796663584
No.29
(4pt)

愚痴外来の更なる飛躍。。。

 前作、チームバチスタも面白かったのですが、本作も負けず劣らず面白い作品です。
 この連作を機に、病院や医療問題に注目がもっと集まればよいと思います。
 次回作が楽しみな一冊です。
ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)より
4796663584
No.28
(4pt)

本線を辿ると

単調なミステリーです。
それに肉付けするために、
聴覚と視覚の共感覚の話や
小児病棟の問題、
終末医療の課題などが
織り込まれている。
白鳥の鋭さは前作より劣りますが、
娯楽ミステリーとして
十分面白かったです。
ナイチンゲールの沈黙 Amazon書評・レビュー: ナイチンゲールの沈黙より
4796654755
No.27
(4pt)

脳科学の茂木さんを呼びたくなる音楽と脳の鮮やかなハーモニー!

上巻は一気に読んで面白かった。眼に腫瘍ができた子どもたちとそれを世話する看護婦「小夜」。病院のクリスマスパーティで超人的な歌を歌う小夜の人物造形が深くて話に惹きこまれる。愚痴外来の主人公医師田口と子どもたちの会話は面白く、こみ上げる笑いをとめるのに力がいる。
患者の子どもたちが小夜の音楽を聴いているときにCTで反応する脳の部位など、医療関係のトリビアも得ることができて知的好奇心を刺激される。
小説ではあるが、著者の筆力により音楽が聞こえてくるような賑やかなストーリーだ。中盤から悲劇が始まるが常に素敵なバックミュージックが流れているよう。読んで損はない。
しかし、続いて読んだ下巻はちょっとしりすぼみに感じたが・・・
ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)より
4796663584
No.26
(4pt)

バチスタとジェネラルの間

チームバチスタの栄光を堪能し、ジェネラルルージュの凱旋も面白く読んだので、期待感を持って読み始めました。ところが書き出しがジェネラルと同じ様な設定。思わず、同じ本を二度買ってしまったのかと思いながらも読み進めたところ段々違った展開になり一安心。ジェネラルとは双子の本であるように思います。 ただ、バチスタやジェネラルのようなグイグイと読者をひきつけるようなストーリー展開ではありません。難病に犯された少年が尊属犯なのか、特殊な歌唱能力を持つ看護師がどうからむのかやや緩慢としたスピードで話しが進みますが、最後は中々読ませます、泣かせます。ちよっと浅田次郎ワールド的なエンディングで、私は著者の新たな試みとして評価させていただきました。
ナイチンゲールの沈黙 Amazon書評・レビュー: ナイチンゲールの沈黙より
4796654755
No.25
(5pt)

評価が低いことに驚きを隠せない

本作の評価が低いことに驚きを隠せません。
レビューを読んでいく内になんとなく納得しました。皆さん飽くまでミステリーとして謎解き要素を楽しみにして居られたのですね。
私は前作を読んだ時点でミステリーの賞を受賞した作品だがミステリーではないと感じました。理由は医療のしかも外科手術や麻酔技術についてのプロでなければ知り得ない犯行方法とMRI等についても詳しく知る人物でなければ分からない解決方法にあります。これでは最初から絶対に勝てないと分かっている横綱と小学生の相撲のようなものです。
本作を読む前に「ジェネラルルージュの凱旋」を読んでいたこともありミステリーとしての要素は全く期待していなかったこともあり私は本作全体に流れる静かな時間を非常に楽しめました。
ラストへ収束していくあたりに多少強引さを感じますが前作やジェネラルルージュと違い看護師や患者からの目線で観る医療と心のケアという問題は感慨深い問題提示と感じました。
私は筆者はミステリー作家という枠組みではなく高橋克彦氏や東野圭吾氏のような多ジャンルを跨いで歩いていくのではないかと楽しみにしています。
ナイチンゲールの沈黙 Amazon書評・レビュー: ナイチンゲールの沈黙より
4796654755
No.24
(5pt)

映像化は難しいでしょうが

個人的に3部作では最も本作が好きです。
理由は医療現場の迫力だとか人間関係の機微、圧倒的知識に裏打ちされたリアリティといった分かり易い要素の多い他2部作に比較して地味ですが人間味に溢れていると感じるからです。
推理小説として捉えると犯人候補は2名、初動捜査で医療経験者ともう一人絡んでいると思われると描かれればそこで既にフーダニットはゴール。
筆者の力量不足なのではなく、ミステリー要素に重きを置かなかったのだと感じます。
冒頭の「アヴェ・マリア」で皆が静まりかえる。
このシーンの表現だけで私は本作に取り込まれました。
成人後、一時小児科に病床の関係で入院経験があるのであの喧噪と一瞬で訪れる静寂という情景を想像しさぞ美しい光景だろうと満員電車の中、感涙しそうになりました。
実際にクラッシックコンサートなどへ足を運ぶとポップスやロックのライブと異なり言葉を失う。下手をすると意識がどこかへ飛んでしまうような経験をすることがあります。
小説を頭の中に主要人物の映像イメージを浮かべ、風景を思い描きながら読む方も多いことと思います。
音楽でも同じです。
現在生活していて周囲に溢れる音は使い捨てされるJ-POPの類が中心。一ヶ月も経つと捨てられてしまい一年もすれば忘れられる音。だからインパクト優先の音作りになってしまう。
クラッシックは何百年の伝統に裏付けされ人々に愛され続けた音楽。
日本の雅楽なども目を瞑り聞き入っていれば心が洗われ静かに流れる谷川や苔むした森林などの風景が思い浮かんだりするものです。
そういった心象風景を文章化するのは非常に難しいことだと思います。
だから本作は不当に低い評価に甘んじているのだと感じます。
私は難しいことにデビュー2作目でチャレンジした作者の勇気と医療や患者への愛情を評価したい。
そして是非、優れた制作陣、監督による映画化を望む。
ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)より
4796663606
No.23
(5pt)

再読してみて

こちらでジェネラル・ルージュとの関連性をもって推量るべしとの評を読み、
安く購入して読み飛ばしていた本作を再度読破する。
なるほどこれはセットで考えることでより楽しめるのだと認識を新たにした。
しかし通常は出た順に読み評価してしまうので出そろった上での評価は邪道かも。
ナイチンゲールの沈黙 Amazon書評・レビュー: ナイチンゲールの沈黙より
4796654755
No.22
(4pt)

日本医療の問題点の提示

本書は著者の前作『チーム・バチスタの栄光』と同じく,東城大学医学部付属病院で繰り広げられるメディカルミステリーである.
今回の舞台は,小児科病棟で,レティノブラストーマ(網膜芽腫)と呼ばれる小児の眼球に発生する癌を患った少年と歌声に不思議なパワーを秘めた看護師・浜田小夜を中心にストーリーが展開していく.前作でおなじみの同大神経内科学教室の田口公平と厚生労働省の白鳥圭輔も登場している.今回,田口は癌を患った小児のメンタルケア,白鳥は地域医療の予備調査という形で登場している.うだつのあがらない田口と傍若無人の白鳥は,本作でも健在だが,前作と比べると,その存在意義は少し薄くなっている(特に白鳥).
本作では犯人が分かりやすいので,ミステリー小説という面からは,少々物足りないが,前作と同様,小説という形で,日本の医療の問題点を一般の人に提示するというのは分かりやすく,効果が上がるものと思われる.今後も著者の作品を読むのが楽しみである.
ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)より
4796663584
No.21
(5pt)

海堂さんの作品はやはり面白い。

『チームバチスタの栄光』の海堂 尊の2作目。
前作に負けず劣らずの面白さでした。
ストーリーは一作一作で完結しているもののメインの登場人物はそのままなのでテレビドラマのような感覚で楽しめると思います。
ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)より
4796663584
No.20
(4pt)

飲物に例えればビタンサン。

おかえりぃ。
ようやく、白鳥氏のご登場!
田口先生からは怨まれると思うが、多くの読者がこの尊大かつ強引な暴君を待ち焦がれていたに違いない。
あれあれ?
でも、残念なことに白鳥さんは今回、同級生だった加納刑事に抑えられて、前回の火の鳥ぶりはやや抑えられてしまっています。
わがままし放題・・にしようにも、たぶん生態系で上位にあるんでしょうな、加納刑事は。見事に白鳥さんのはちゃめちゃぶりの振れ幅は小さいです。はいとても一般の振れ幅に戻っちゃってます。
ちらほらと超人ぶりは書かれていますが、でも正直、前作のパワーに比べると半減。
事件も、前作のAIを浸透させようという試みに比較すると、なにを言いたかったのかがいまいち薄い。
面白い、標準以上。
でも、なんだか中途半端・・飲物に例えたらビタンサン。
・・・いろんなサイトを見たら本来これは、次回作のジェネラル・ルージュの凱旋とペアの作品だったのを二つにわけたらしい。ははぁ、なるほど。
というわけで、作者の、あるいは編集者のワナにはまって、次回作のジェネラル・ルージュに手を伸ばすのであった・・
ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)より
4796663606
No.19
(4pt)

大ヒットの次回作は二度目のデートに似て。

チーム・バチスタを読んだあと。
正直、逡巡はあった。
あまりに面白かったデビュー作の次は、そう、二度目のデートにも似ている。
嬉しいような、でも、なんだかちょっとだけういういしさがないような・・あれ、違う?
ページを開いてちょっとびっくり。
田口先生ではないの?看護師さんが主役?
ちょっとさびしかったけれど、でも途中からやっぱり出てくる田口先生。あぁよかった。
そうしてまたまた出てくる出てくる、個性たっぷりのメンバーたち。
死にかけの歌姫、アクの強い警察の役人、ひねくれた14才。
前回は影に隠れていた看護師さんたちの世界があざやかに切り取られる。
医者の世界もなんのその、権謀術数・人心掌握・毀誉褒貶。
あぁ、でも一部の人には怒られるかもしれないけれど、どうも女子の目線で書かれる小説って、感情的でいただけない。
思い入れが強くて気持ちでつっ走って、他人の目を気にして・・ぶっちゃけ、いらつく。
もちろん場面の転換で田口先生の目線に戻りもするのだが・・
なので前作よりも少しだけ、評価は低めで。
ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)より
4796663584