水の迷宮

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評判

水の迷宮の評価:

3.07/5点 レビュー 30件。 B ランク

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平均点3.07pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全39件 21〜39 2/2ページ
No.19
(4pt)

ミステリーではなく、人間物語として読んで。

物語の序盤に、登場人物のキャラクターがほぼ説明されきっている。
「別にこんなに説明しなくても・・・」とも思うけれど、そうやって理解してしまうことで、その後の展開を、主人公と同じ視点に立って読み進められるというメリットも。
殺人事件は確かに起こるが、この話全体の中でそれは大きなウェイトを占めるわけではない。
ミステリーというよりは、現実の社会と夢の実現の狭間で頑張るサラリーマン達の物語という感じがする。
物語の最終決着の仕方がすんなり飲み込めないという印象は確かに残るけれど、それも人間物語として読めば、まぁこんなものか。
でも、この作者さんの書く雰囲気は好き。なんというのかな、落ち着いた世界があって。
水の迷宮 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 水の迷宮 (光文社文庫)より
4334742424
No.18
(2pt)

辛さが伝わってこない

04年刊行ノベルスを文庫化した作品です.
事件やトリック,そして探偵役とミステリの要素はあるものの,
どちらかと言えば,それらを取り巻く人たちの物語というところ.
ただ,事件が起き,語り部と探偵役を中心に物語は進むのですが,
その他の人も含め,登場人物はよくも悪くも普通の人たちばかりで,
さらに,そんな彼らが序盤のうちからほとんど顔を出してしまうため,
いきなり,人物とその人間関係の把握に苦労させられることになります.
また,探偵役の推理や指示があまりにキレイにはまりすぎるようで,
事件の割には緊迫感が薄く,『読まされている』ように感じられます.
物語の結末については,かなり意見のわかれるところだと思います.
確かに,過去,現在,未来へと繋がる物語は『美しさ』がありました.
しかし,辛さと引き替えだったはずなのに,それがまるで伝わりません.
そのため,『おわりよければ』のような,過剰な美化だけが残ってしまい,
現実的でないことをさておいても,誰ひとり感情移入することができません.
また,巻末の解説でこれらをフォローするコメントがありましたが,
開き直りとも思える内容で,作品の印象を台無しにしているようです.
余談ですが,幻想的で美しい表紙はなかなかよかったと思います.
作品を読んでから見なおすと,なおよく感じられるかもしれません.
水の迷宮 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 水の迷宮 (光文社文庫)より
4334742424
No.17
(3pt)

ラストは微妙・・・。賛否両論?

3年前、水族館で職員の片山が死んだ。その命日の日に事件は
起こった。次々と発生するトラブル。そのたびに送られてくる
メール。脅迫者の真の目的はいったい何か?翻弄される職員たち
だが、ついに最悪の事態が起こった!!
水族館という限られた空間、しかも大勢の客がいる中で、次々に
水槽に仕掛けをする犯人。職員の努力もむなしく、事態は悪化の
一途をたどる・・・。その過程のストーリーの展開が早く、読み
手を飽きさせない。途中で犯人について思い当たる人物が浮かんで
しまったが、すんなりとラストに行かないところに作者の巧妙さが
光る。ラストは、「これでよかったのかも・・・。」と思う反面、
「これでいいのか?」という気持ちがあり、微妙だった。賛否両論?
読み手の意見が分かれるのではないだろうか。
水の迷宮 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 水の迷宮 (光文社文庫)より
4334742424
No.16
(4pt)

清々しいミステリー

水族館で続けられる脅迫、さらに殺人事件があり、どちらも3年前の死亡事故(?)と関わりがあるように思われ・・・。
この脅迫事件犯人の手口は、変な言い方ですが、エレガントで知的で良いです。
でも、まぁミステリファンには、事件の一部は容易に解明できると思いますが・・・。
最後の犯人に対する処遇とか、ちょっと現実ではあり得ないのですが、
そこは小説と言うことで勘弁頂いて、これほど清々しいエンディングのミステリーも珍しいです。
うだるような猛暑の中で、水族館の細やかな描写は楽しかったです。
水の迷宮 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 水の迷宮 (光文社文庫)より
4334742424
No.15
(5pt)

サラリーマンのファンタジー

水族館の裏側などの細かなディテールと、そこに働く職員たちのキャラクターが立った描写が面白くて一気に読みました。そして片山の夢の全貌が古賀の頭の中でトレースされる場面で、思わず涙してしまいました。この話は、将来の夢を描きつつ日々の仕事やトラブルに追われるサラリーマンたちのファンタジーではないでしょうか。
水の迷宮 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 水の迷宮 (光文社文庫)より
4334742424
No.14
(3pt)

おしい

水族館の中でおこる、脅迫事件。
3年前の不慮の死を遂げた水族館員とのかかわりは?
設定が面白い。水族館の中の風景も浮かぶようで、なかなかです。
でもね、ちょっと話の緊迫感が足りない。
人が死んでも、なんか淡々と盛り上がり足りない感じです。
おしい作品だな。
水の迷宮 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 水の迷宮 (光文社文庫)より
4334742424
No.13
(5pt)

ミステリーの舞台は水族館

 謎解きの円環がきれいに閉じています。少しずつ真実が解きほぐされていくので、大どんでん返しのような劇性はありませんが、論理的な清潔さでミステリーを楽しむ人には何の不足も感じないでしょう。
 ただ、なぞが解けたあとのラストが、ちょっとキレイ過ぎる。…そう見る向きもきっとあるでしょう。だって人が殺されてるのに…というわけです。
 舞台は水族館。背景に広がるのは透明な水で満たされた巨大な水槽と世界中から集められた魚たち。銀の鱗をきらめかせたり、グロテスクな口をパクつかせたり、身近なものから珍しいものまで、多種多様な海洋生物がいつも周りを囲んでいます。そして殺人事件など思いもよらず、水槽に見入る親子連れや恋人たち。…この幻想的、非日常的な空間のイメージが、謎解きの論理性と絶妙な対照をなしています。突然の脅迫メールによって館員たちは館内を右往左往しますが、その時も常に彼らの周りには水槽の水がゆらめき、魚たちは事件など関係なく、いつもと同じように水の中を泳いでいるのです。
 ミステリーとして上質なものを作り上げる一方、描かれてきたこのような舞台のイメージ(登場人物も総じていい人ぞろい)は最後まで壊さない、と作者は考えたのではないでしょうか。だから作者は、この物語の結びを描くに当たって、あえて予定調和を破らない、むしろ夢の水族館の実現へと舵を取った気がします。
 謎解きをするのが刑事でも探偵でもなく、聡明すぎる一般人なのは、この作者のいつものやり方。その一人飛び抜けた聡明さに不自然があるとしても、警察的科学捜査のないところに謎解きの面白さを見出すのが、この作者のこだわりなのではないでしょうか。
 最後に、この小説、映画にしたらいいのでは、とも思った次第。
水の迷宮 (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: 水の迷宮 (カッパノベルス)より
433407586X
No.12
(3pt)

善人たちの物語

作者お得意の、“変な設定で警察が呼べない”事件。
設定に必然性があり、誰も事件にしたくないと思っているのだけど不幸な偶然で殺人が起きる・・・という良く作られたミステリーです。
でも、「殺人」を最後の大団円で帳消しにしていいの?と思うと、素直に「感動」していいものか・・・。
謎解きだけを楽しめる人にはおすすめです。
水の迷宮 (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: 水の迷宮 (カッパノベルス)より
433407586X
No.11
(4pt)

これもありだけれども

犯人が正当化されることについては疑問が残りますが、これもありと思うしかないのだろう。でも本当はこういうことが許されてはいけない。法治国家が放置国家になってしまいそうだ。
水の迷宮 (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: 水の迷宮 (カッパノベルス)より
433407586X
No.10
(4pt)

端正な本格

特に大きな謎というわけではありませんが、それが最後に理詰めで解かれていく時の快感は氏ならではです。それよりも本書の見所は、事件の後ろで通奏低音となっていた、最初の事件で死亡した登場人物の夢が明らかになる時の、その夢のイメージの壮麗さにあると言えるのではないでしょうか。
氏の作品では登場人物はだいたい常に理想や夢を持っていたりしますが、その夢と事件の相関関係、イメージの繋がり具合の綺麗さにおいて、これまでの氏のベストだと思います。
水の迷宮 (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: 水の迷宮 (カッパノベルス)より
433407586X
No.9
(5pt)

映像化できる作品

読みながら、頭でストーリーを映像化できる。今まで読んだ本の中で、印象に強く残る作品。分かりやすいので、さらっと読み続けられる。途中で犯人が分かってしまったが、それでも面白く読めた。
水の迷宮 (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: 水の迷宮 (カッパノベルス)より
433407586X
No.8
(3pt)

水の迷宮が目に浮かぶか……

 夜の水族館で「何か」をしている最中に不慮の死を遂げた片山の3年後の命日に、唐突にはじまる攻撃。何が起こったか分からないまま、なんとか片山が愛した水族館を守ろうとする職員たち。
 そんな姿の見えない犯人との攻防がテンポ良く進められていきます。
 実に読みやすいミステリーという風に感じました。
 ラストに至る過程とその「事後処理」に不満を抱かれている方もいるようですが、私は『水の迷宮』が頭一杯に浮かんできて、その空間の広がりに感じるところがありました。そういう意味で、私はこの作品を評価したいと思います。
水の迷宮 (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: 水の迷宮 (カッパノベルス)より
433407586X
No.7
(3pt)

感動かぁ〜

 水族館に客と魚を盾に取って「100万円用意しろ」と脅迫メールがきたり、その最中に職員が死んでしまったりと次へ次へとページをめくりたくなる読みやすい作品。ただ表紙に「胸打つ感動」とか書いちゃってるから話しに無駄な深読みをしてしまう。なのに胸打たれる感動はドコ??
 涙したのは多分作中の人達だけです。
 終わりも流れに乗って読み終わっちゃたけど、これでいいんですか!?という感あり。ただ流れに乗れる文章なので疲れないし、謎解き過程はページめくる手止まらない。
水の迷宮 (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: 水の迷宮 (カッパノベルス)より
433407586X
No.6
(3pt)

端正な正統派本格ミステリー

大掛かりなトリックを使ったアクロバティックで派手なミステリではないが、前半に張り巡らされた伏線(パズルのピース)が物語の終末に論理的に見事にはまってゆく妙といい、血腥くない爽やかな結末といい、著者の人柄をしのばせるような、端正な正統派本格ミステリ。
水の迷宮 (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: 水の迷宮 (カッパノベルス)より
433407586X
No.5
(4pt)

謎の解き方には好感が持てるけど・・・。

この本のレビューは難しい。
謎もありディスカッションもたくさんあって感動的な話でもある。本当なら私好みの作品なのである。でも、いまいち乗り切れない部分がある。それは何かとずっと考えると、描写が一見あっさりした感じだが、くどく感じるのである。
ディスカッションの部分も、一つ一つが後半まで行くと大半の読者が分かるのに続く。そのため、最初私は違う解決を考えた。が、これも作者の手の内であるならばいいのだが、うーん、そうともいえないような気がする。個人的な感想なのだが。でも、謎に対する解き方は非常に好感がもてる作品。この1冊で判断は出来ないように思う。よって、期待も込めて星4つ。
水の迷宮 (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: 水の迷宮 (カッパノベルス)より
433407586X
No.4
(1pt)

ありえない

胸を打つ感動云々ははっきり言って大げさというか、言いすぎです。帯に騙された感が否めません。途中までは悪くない。でも、人としてどうなの?という終わり方。
水の迷宮 (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: 水の迷宮 (カッパノベルス)より
433407586X
No.3
(1pt)

ラストに疑問

ラストがいまいち。胸を打つ感動ではなく、本当に全員のあまりの身勝手さにムカムカしてきた。
水の迷宮 (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: 水の迷宮 (カッパノベルス)より
433407586X
No.2
(1pt)

途中まではいいのだけど…

相変わらず話の展開は上手いと思うし、水族館にかける各人の意気込みも丁寧に描写されていて、そういう点は面白く読めた。真相もあっと驚く内容ではないものの、酷い破綻もなく無難に纏まっている。星5つとは行かなくとも、それなりに満足していた。しかし、最後の最後が納得いかない。これまでの全てが台無しになっているようにしか思えない。無理やり感動の結末にせずとももう少し別の展開があったのではないか。この結末には嫌悪感しか感じられない。
水の迷宮 (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: 水の迷宮 (カッパノベルス)より
433407586X
No.1
(5pt)

ただただ圧倒される想い!

石持浅海さんの本は初めて読みました。「胸を打つ感動と美しい謎」と言う表紙の言葉に誘われる様に手にして居ました。次々を仕掛けられる脅迫者の罠に翻弄される水族館の職員達、何故?何の目的が有るのか?読み進むうちに次第に見えてくる事件の全貌!人が人を想うことの深さと、壮大な夢の実現に向かう時、人はこんなにも素敵に、そして社会通念上の罪をも超越出来るものだと、ただただ感動に胸を打たれました。まさに表紙の副題通りです。感動を有り難う。
水の迷宮 (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: 水の迷宮 (カッパノベルス)より
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