黄昏の銃声
評判
黄昏の銃声の評価:
3.75/5点 レビュー 4件。 - ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1〜4 1/1ページ
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黄昏の銃声の評価:
3.75/5点 レビュー 4件。 - ランク
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"Long Range"の一発で幕を開ける物語。狙撃によりトウェルブ・スリープ郡判事、ヒューイットの妻、スーが瀕死の重傷を負います。ヒューイットが狙われたのか?それとも?
激怒したヒューイットは関連する法執行官を全員呼び集め、犯人捜索を命じます。事件を追うジョー・ピケット。しかし、新任の保安官は捜査官というより「政治屋」(まあ、どこにでもいます(笑))として振る舞い、ジョーの捜査が空転し続けることになります。
一方、ジョーのバディとしての役割を背負った鷹匠、ネイト・ロマノウスキは、前作「群狼」から派生してシナロア・カルテルの刺客から命を狙われようとしていました。加えて、ジョーの妻、メアリーベスの母親、ミッシー・ハンドが戻ってくるに至り・・・物語は重層化しながらうねりはじめます。いつものようにスリラーですから書けるのはここまでですね。
今更このシリーズの美点を挙げ連ねても繰り返しになるだけですが、今回もまた安心の面白さに満ち満ちています。
ミステリとしての不満が一点だけ、少し「動機」が弱いと言える気がしますが、それは私が人生の機微を理解していないだけかもしれません(笑)。
<法>の存在を認識していながら、しかしそれを超える必要がある時、人はいかに振る舞えばいいのか?(この言い方だと少し誤解を与えるかもしれませんが。)人はどれほどの覚悟がいるのか?また、人は周りからどれほどの協力が得られるのか?それらに尽きるような気がします。
しかし、相変わらずジョーの義母でもあるミッシーのキャラは強烈です。かつてフロリダの海岸沿いを歩くとミッシー・キャラのような金をしこたま持った年寄りたちを狙う女性たちが闊歩していると聞いたことがありましたが、それは米国に限らずどの国にもいるのでしょう。それもまたこの世界の一つの「構造」なのですから。
今回一番笑えたのはジョーと保安官助手、ステックの以下のようなやり取りでした。
「ひどいカントリー・ソングみたいだな」
「"卑劣なくそ野郎はわたしより自分のばかげたライフルのほうが大事だったの"」(p.301)
何故可笑しかったのかは、まあお読みください。
次作はおそらくジョー・ピケット・サーガもまた少し<転回点>を迎えるのかもしれません。
◻︎「黄昏の銃声 猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズ "Long Range"」(C・J・ボックス 東京創元社) 2026/6/30。