イン・ザ・メガチャーチ

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イン・ザ・メガチャーチの評価:

3.90/5点 レビュー 304件。 B ランク

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Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全215件 101〜120 6/11ページ
No.115
(4pt)

幻想よ永遠に

俺は何でも知っているという態度が鼻につく(好き)が、嵐(好き)の活動休止の経済効果が2,000億円と聞けばみんな誰かに縋りたいのだなあと思う
側から見れば本当に宗教めいているのだろう
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.114
(5pt)

推し活と宗教。

人はストーリーに魅了され、何かに依存して生きているのかも。
依存先は色々あって、昔は宗教とかだったのが、今結構な割合の人が、推し活になってるというか。
ストーリー性を持たせて没頭させて、視野狭窄になって、夢中にさせれば、幸せを感じられるのかも。

私も「推し」はいますが、ランクや人気を上げるためにCDを積んだり(何枚も購入)、MVのYouTube頑張って回したりとか、妄信的に褒めまくったりとか、そういうのは苦手なので、そういう心理が細かく描写されてて面白かったです。運営側もわかってやってるんだなと。
妙に頑張るファンとかにドン引きするタイプなので、運営からすると自分は都合の良くないファンなんだなと。
小説ジャンルとしては新しく珍しいし、すごく時代にマッチした作品だと思います。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.113
(4pt)

本屋大賞というので読んでみた

なるほど、直木賞や本屋大賞をとる流行作家だけあって読みやすく引き込まれる。
イヤミスと見て読むとラストの落ちが弱い気もするが。

現代のマーケティングとはやってることは宗教団体と何ら変わらない。
人の心の隙間に入り込む。
マスコミに悪とされた宗教は解散だが、ホストもアイドル産業も解散になどならない。
辺野古に集まるジジババもこういうやりがいや仲間との連帯が気持ちよくて反政府運動をしてるのだろう。

こういう小説でネタにされた三浦春馬のファンや参政党の信者はどう思うのだろうね。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.112
(4pt)

リアルで怖い

推しやコミュニティの熱狂がリアルで、共感するほどしんどい。読後感は重いけど、印象に残る一冊。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.111
(5pt)

今を生きる現代人よ、読むべし

本屋大賞2026 第1位
実は第2位の『熟柿』を読んでいて、それを上回る小説、あるかなあとおもっていたのだけど、あった。
これはネタバレしないで読んでほしい。ストーリーについては書かない。
自分はささやかながらヲタ活をし、宗教もやり、会社員として働き、周りにいわゆる陰謀論の人がいて微妙な心持になるということもあるという生活を送っている。
読んでもらえればわかるが見事にぶっ刺さる内容なのである。
視野を狭くして、これこそが自分が大切にすることなんだ、全てをかけてもいいんだという方向に行くのか、視野を広げて大切なものがない世界をこういうふうに世の中は出来ているのだとすべて理屈で埋め尽くしていくのか。どっちに進んでいったとしても、それが行動を伴っている時点で視野を狭くする方に作用しているのだなっていうのを思う。そして「自分はそんなことない」と思っていても、また他者から見たらどこかに偏っていたりするんだな。そう、自分はたまに自分がキモいのだ。あの人変だよとかおもっていたら、その人の中に自分を見つけちゃったりするんだぜ。
正しく普通に自分は生きてますよと思っている現代人よ、一回これを読んで、いろんな視点に翻弄されてくれ。自分の中の願望に気が付くかもしれない。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.110
(4pt)

推し活する人、させる人、される人。それぞれ皆が不満と寂しさを抱えている

推し活というものがこれほどまでに受け入れられている、ということに驚き、違和感を感じたのは3年ほど前だった。
普通に企業が「推しの色で揃えよう!」と文房具から下着までカラーバリエーションを揃えて売っている。
そもそも、ジャンル問わず推しにテーマカラーがあるというのも当たり前になったことがすごい。
自分としては、色がキャラと結びついているのは幼少期に見ていた戦隊モノくらいだったのだ。
だが、夢中になって、友達ができて、共有するものを堂々と語れる世の中になったことはいいことだ、
誰も友達がいない人が、学校という閉じられた世界で生きる孤独を感じるより、
SNSで好きなものがあるもの同士で繋がれた方がいい。ずっとそう思っていた。

そんな考え方を覆される1冊。推し活とはなんと恐ろしいものだろうか。
私自身、何かに没頭するほどファンになったことは、ある。
学生の頃に読んでいた漫画のキャラクター、ロックバンドのメンバー、俳優。
それらにはかなり金銭と投じてきたように思う。ただ、今と違うのはそれらを全て
一人でひっそりやっていて、それで満足していたということだ。
この小説に出てくる人は、推し活をする人、推し活を促す人、推される人、さまざまな立場の人が出てくるが
みんな総じて「不満を抱える」人たちなのだ。
誰にも理解されず、息苦しい、友達がいない。
本音で喋れる相手がいない、孤独。
頑張ってきたにも関わらず社会の底辺と言われる立場で、しかしそれは自分のせいなのか?という
認めてもらえない不満。
仕事の第一線から遠ざけられ、終わった人のような感覚。

これらはいかにも共感を得そうだが、いまいち自分にはハマらなかった。
3人でてくるキャラクターのうち、推し活をさせる側にいる40代の男性パートが一番読んでいてしっくりきたが
「家庭を顧みない昭和の男性、仕事だけに没頭していたからこそ、くだらない会話ができる友達がいない」
というのはよくある話で、目新しさはない。
ただ、朝井リョウのつむぎだす辛辣な言葉は、よくある話で片付けず現代の問題を掘り起こしていると思った。
他の二人に関しては心理的にも理解するのが難しいほど遠かったが
段階を経て推し活にそまっていく状況はよくわかる。
みんな、それぞれ寂しい。だからこそ、こんな状況になっている。

日本の位未来、少子化、資本主義の限界。
それらすべてを含む社会問題を「推し活」に踏襲させた物語で、内容は考えさせられるものがあるが
先が気になって読み進めた彼の他の作品とは違い、私にとってこれは少々退屈な物語であった。
ラストのまとめ方も、その先の絶望を見せず肩透かしをくらったよう。
だがこの読み味は、彼のデビュー作「桐島、部活やめるってよ」でも感じたもので、
作家の個性でもあるのだろう。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.109
(5pt)

全ての人に読んでほしい

有り余るエネルギーはどこに向かうのか。人は皆んな何かの推しを持ち縋って生きている。
意識するしないに関わらず。考えさせられる一冊だった
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.108
(5pt)

怖くなるくらい現代社会を描いた作品!

読んていて怖くなるくらい、現代を生きる人の頭のつぶやきを拾っていると思った。それもいろんな年代の、性別も異なる人たちの奥にある本音を。改めて朝井リョウという作家は若くしてすごい作家だなと思った。頭の中をのぞいてみたい。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.107
(5pt)

突きつけられる一冊

朝井リョウが得意としてきた「集団の中の個人」が、推し活とファンダム経済を通して徹底的に描かれていると感じました。アイドルや舞台俳優をめぐる三人の視点が交差し、人が物語や共同体に寄りかかりたくなる瞬間の怖さと救いが浮かび上がります。説教臭くならず、現代の痛さがそのまま突きつけられる一冊でした。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.106
(5pt)

推し活時代の過去の自分の弔いに

かつて、とある舞台俳優にハマったことがある。
初めて知る推し活の興奮にも、その活動を通じてできた友達とのコミュニティにも夢中になったが、結局「推しのために」と数字重視で貢ぐ姿勢、推しのことを全肯定しないといけない雰囲気に馴染めずに、疲れて1年少しで辞めてしまうことに。

そのあと数年間は、どこかに「求められるようなファン像
で居続けられなかった自分」という挫折感があり、ずっと後ろめたさを引きずった。

とはいえ何年も経ち、自分の落ち着ける生活を手にした今、遠征に配信にと飛び回って観劇友達と大盛り上がりした記憶は「あれはあれでよかったな」と思える。
20代のうちでまだやり直しが効く歳でもあったし、幸い手をつけてはいけないお金に手をつけたり非常識な行動には出なかったし。その頃のSNSアカウントがまだ残っていたら、痛すぎてとても直視は出来ないと思うけれど……。

まさに推し活という言葉に踊っていた短いあの時期を思い出すと、強烈な失敗でもあり成功体験でもあったあの頃の自分にたいして甘苦いような独特の感覚を抱くのだが、この小説を読む時間は、いわばそんな過去の自分を昇華して弔う時間になった。

毎日がキラキラとしていたけれど、明らかに熱量を向ける先をコントロールされているうっすらとした違和感。このままでいい筈ないけど、それをファン仲間の前で口に出したら「敵」になる緊張感。みんなそれでいいの? と思いながら、折角出来たコミュニティの中で立ち位置を失いたくないから、もうあまり興味もなくなったに舞台にお金を出す。

そんな過去の自分は、物語マーケシステムの中で自分の気質が当然そのように反応していただけなのだ、という一種の諦観が読み進めるたびに産まれ、かえってズバズバとこちらの未練や自己陶酔を断ち切ってくれたので、いっそ気持ち良い読後感だった。

私独自の物語だと思っていたあの熱狂と焦燥は、今もありとあらゆるファンコミュニティで繰り返されている、ありふれた反応だったのね、と。


結局のところ、宗教を含む物語に熱狂したいというパワーは、落ち着いて自分自身と語り合えない、というところから来るんじゃないかなと思う。

自分自身と二人きりになる時間を思いきってとってみると、案外いいものだったりする。
それからいろいろな物語にかぶれては覚めたりする経験を重ねていくと、段々ひとつの物語に没頭するのではなく、それぞれの物語の味をほどよく楽しめるようになってくる。何をどの程度摂取して楽しむか、取捨選択が出来るようになってくる。

本当は小さい頃から大量の物語を浴びて育つ今の世代こそ、推し活マーケで「特攻隊」にさせられることへの抵抗力はある筈。
孤独と向き合う勇気(きっかけ)さえあれば。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.105
(4pt)

後半から勢いが付く作品

この作品でも、朝井リョウ特有の優れた女性心理の描写が、活き活きとした文章の流れを生み出している。
個人で行う「推し活」と、集団で行う「ファンダム」。ファンダムに属することで得られる生きやすさや、迷いのなさが鮮明に浮かび上がる。
後半に向かって一気に加速する展開は、相変わらず見事だ。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.104
(5pt)

推し活の光と闇

推し活やカルト宗教に依存症的にのめり込む者たちの
視野狭窄と思考停止がもたらす不気味な幸福感

それを格好のビジネスチャンスとして利用する者たちの
熱狂を生む物語でファンダムを思いのままに踊らせる快感

その両者が交錯するラストに震撼!

昨今、もてはやされ加熱する推し活ブームの闇とコアを鋭く抉り出した傑作
そのうち映画化されそう
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.103
(4pt)

面白いけど説明し過ぎでは?

とても面白く興味深い作品ではあるのだけど、登場人物があまりに「読者に対して」説明し過ぎでは?
特にタイトルになっている「メガチャーチ」について語る部分は若干興ざめした。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.102
(5pt)

【ネタバレ有り】読了後にふと、父親が

読み終わったあと、あれ?スミカの父親も、自分の娘の推し活をしてただけなんでは…と気付いてしまった。
ファンダム(推し活)では、自分の推し(アイドルなど)の生活や人生が輝くようにとファンがグッズやCDなどを大量に購入しお金を投下する。本の中では自分の生活を切り詰めてまで、お金を投下する姿も描かれていた。
スミカの父親も、育児にほとんど参加できなかったことを後悔しながらも、今自分がスミカにできる支援である留学資金の提供を通じて、なんとか自分の立場や人生を肯定しようとしている。親子関係ということを除けば、これはファンダムの構造と本質的に変わらないのではと思った。

Xで「コミュ障は金を出したがる」という言葉を見たことがある。家族としての縁がほとんど切れた父親に娘が会いに行き、帰り道に交通費という名目で大金を持たされる…という文脈での言葉である。

人と人との関係性で築かれる信頼関係や好意というものは、本来なら互いの人生の時間や心の交流がしっかりと必要なものである。この労力をお金で代替してすべて解決しようとすることが、ファンダム経済なのかもしれない。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.101
(4pt)

澄香のモノローグ

留学してチャーチマーケティングの研究をする学友は、教会のコミュニティ形成のプロセスや集金システムの是非を高らかに語る。はたまた世界平和や環境問題にまで視野を広げ、世界を正しく真っ当に捉える。その背後で、推し活に専念する澄香のモノローグがある。「正誤を気にして揺るがない真実を求めることに苦心することは、結局そういう物語に取り込まれているだけだ。/ 結局誰だって、信じる物語を決めて生きているだけだ。」
ここで澄香は、自身の信じる物語を相対的に捉えている。少なくともその点だけでいえば、澄香は学友よりも世界を真っ当に捉えているように思える(あるいはそれが私が信じている物語か)。
この場面は著者が力を入れた箇所のひとつではないかと感じた。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.100
(5pt)

解像度の高さ

解像度の高さに脱帽です!
おじさんもつらいのですよ…
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.99
(5pt)

盲信であることと宗教を信じること

視野の広さというのが人間にどのように作用するのかが、実体験とも重なりとても学びになりました。
小説を読みながら現代における盲信的な行動と宗教的な行動の共通点を想起させられました。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.98
(5pt)

推し活否定の本ではない

グローバル化が進み解像度が上がる社会では、真面目で感受性が強い人ほど生きづらい。推し活は最後の砦なのかもしれない。

搾取の構造を理解した上でメガチャーチに捧げる覚悟ならば、そんな人生も全然有りかと。最適解など、この世界のどこにも無いのだから。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.97
(5pt)

冷徹に描かれた三者三様の視点

●人が自分の判断基準を変えるには物語が必須であるという。物語という旗がありそれに向かえば視野
狭窄が起こる。その結果人は己の判断基準を変え、ひいては行動変容に至る。その理論構築の物語は多
層構造である。
 微に入り細を穿つ濃密かつ執拗な(くどい)筆力は、まるで読者までも巻き込もうとしている磁力の
様。容赦ない徹底した掘り下げ方は、余韻を残す優しさなど微塵も感じられない。穿った見方をすれば、
著者はおそらくそれ程人間を好きではないのかもしれない。優しさが響いてこない筆致である。人間な
んてこんなものだと突き放した冷めた目で見ている気がしてならない。

 三者三様の人間ドラマで、心情は理解できるものの何故か心に響かず、琴線に触れない。どの人物の
視点にも共感できなかった。偏差値の高い人がインタビューと文献と思弁で創り上げた人物構築の印象。
残念ながら彼らの物語では夢は見られなかった。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.96
(4pt)

現代への洞察が光る一冊。人物のリアリティには共感できず。

各章、登場人物の視点に区切られていて、読みやすい。後半は勢いがあり、一気に読める面白さがあった。

風刺のような現実的なテーマで、マーケティングのビジネス書的な側面も感じる。事象が深掘りされていて、学びある観点も多い。
一方、登場人物の心理については、ご都合的な部分を多く感じる。男性が想像した女性像、という印象が強い。表面的で、リアリティを感じられない。
リアリティがあるストーリーの中で、そこに違和感を感じ、個人の好みとしては星4です。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049