イン・ザ・メガチャーチ

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イン・ザ・メガチャーチの評価:

3.90/5点 レビュー 304件。 C ランク

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Amazonレビュー一覧

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未読の方はご注意ください

全215件 81〜100 5/11ページ
No.135
(4pt)

「推し」の熱狂は遠くとも

正直に言えば、近頃の「推し」という言葉に付随する、あの宗教的なまでの熱狂には、どうにも気圧されてしまう。
国立大の理系を出て、商品開発のエンジニアとして生きてきた私にとって、感情を数値化できないものに全振りする行為は、設計図のないまま現場に放り出されるような不安を伴うからだ。しかし、2026年本屋大賞を受賞した朝井リョウ氏の『イン・ザ・メガチャーチ』をAudibleで聴き終えた今、その「理解の拒絶」が少しだけ解けたような気がしている。
私には二人の娘がいる。彼女たちは今風の「熱狂的な推し活」をしているわけではない。だが、子供の頃から好きだったアニメのコミックを買い続け、映画に通い、数時間待ちのコラボ喫茶にも平気で並ぶ。かつて私がイギリスに赴任していた頃、彼女たちが「聖地巡礼」と称して訪ねてきたことがあった。当時は「せっかくの海外なのに、なぜ架空の物語の跡を追うのか」と、エンジニアらしい合理性で首を傾げていた。がんを患い、人生の残り時間を意識するようになった今の私から見れば、その情熱の源泉がどこにあるのか、計りかねていたのだ。
今回は、通勤の車中でAudibleを使い、標準速度でじっくりと鑑賞した。エンジニアとしての視点から見れば、本作が描く「感情の集約」は、ある種の巨大なエネルギー回路の構築に近い。物語の中で人々が何かに帰依していく様は、決して異常なことではなく、誰もが持つ「自分ではない何かと繋がりたい」という根源的な欲求の現れなのだ。日本語教師をしている妻が、言葉の背景にある情念を大切にする理由も、ようやく論理的に繋がった気がする。
この本を聴き終えて、劇的な変化があったわけではない。ただ、今週末にでも、娘にあの頃のイギリス旅行の話や、今も大切に集めているコミックのことを、少しだけ踏み込んで聞いてみようか、という気持ちになっている。「推し」という言葉は馴染めなくても、彼女たちが数時間並んでまで手に入れたかった「充足感」の正体を知りたい。エンジニアが未知の技術に興味を持つように、まずは否定せず、彼女たちの「好き」の熱量に触れてみるつもりだ。
星を一つ減らしたのは、やはりこの物語が描く現代の熱狂が、50代後半の私には少しばかり「劇薬」すぎたからかもしれない。しかし、定年を迎え「和洋ブックス」を開業しようとしている私にとって、この読書体験は、自分とは異なる価値観を持つ人々へ寄り添うための、大切な土台となった。
かつてイギリスの空の下で娘たちが笑っていた理由が、この物語のどこかに隠されている。そんな気がしてならないのだ。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.134
(5pt)

読むのが楽しみ

まだ読めていませんが綺麗な状態で届きました
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.133
(4pt)

楽しく読めました

本屋大賞受賞で意識して購入。
朝井リョウさんはラジオやエッセイのキャッチーかつウィットに富んだお人柄が印象的です。本書の題材はご自身の興味(推し活)に傾倒してるのかなと読む前は思いましたが、読んでみると主要人物3人それぞれのストーリーから目が離せず、一気に読みました。
「ああ、この人ここからこうなるんだろうな」って展開が読めてしまう部分もあり、全体的には「あ、こうなるのかな、、、あ、やっぱりそうなるよね」って読後感でしたが、コミュニティとストーリーに飢えている人々の強さと弱さを垣間見ることができました。
わたしは推し活の経験はなく、面白く読めましたが、推し活どっぷりハマってますという渦中の方はどんな感想を抱くのか気になります
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.132
(5pt)

面白かった。

面白かった。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.131
(5pt)

結局生き方に正解ってないのだと思う

自分自身がかつてオタクをしていたということ、それがこの物語で取り上げられている界隈とは別であったこと…などがあり、かなり「オタクだりー!」と冷笑しながら読んでいたましたがかなりリアルでした。
なんか、苦しい!悲しい!がかなりの部分を占めていましたが、その苦しさや悲しさが読書の楽しさでもあり、かなり楽しめました。
でも人生ってそもそも死という絶対的なゴールであり、絶対的な恐怖からずっと逃避し続けるものだと思っているので、脳を溶かしていく、視野を狭めていくというのも一つの生き方なのかな、と思いました。かなり「今」の世界を描いており、かつ自分の未来を見ているようで、いい意味で怖かった!早く全部読んでしまいたいような、読み終わってしまうのが寂しいような、そんな作品でした。とても良かったです。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.130
(5pt)

広義での〈信仰〉を問う

推し活カルチャー、ファンダム・ビジネスを題材としながら、そこからカルトや陰謀論的なものにまで話が広がり、広義での〈信仰〉(※必ずしも宗教的な意味ではない)とは何かを問う、スゴい作品でした。本屋大賞も納得です。
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4296121049
No.129
(5pt)

朝井リョウ氏を好きでないですが

だけど本屋大賞の作品は大好きで毎年チェックしているので「嫌いなんだけどな~」と迷いながら購入しました。
15ページ読んだだけで衝撃,というかものすごく感情移入し泣きそうになっている自分がいました。
世代は関係なく3人のどの視点も共感できる部分があるのです。
そして読了後はどんなホラー映画よりも背筋が凍りました。
こうやって今の推し活,政治,国,はたまた世界は作られているのか??と。
最後が尻切れトンボという感想も見受けられましたが私はとても綺麗な最後だと思いました。
お薦めです!
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.128
(5pt)

恐ろしい話でした

恐ろしい話で、一気に読みました。登場人物の親子の善良さに涙が出ました。
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4296121049
No.127
(5pt)

後半の共感性羞恥がスゴイので、外出時の読書には注意(笑)

相変わらずの凄まじい洞察力で、それだけでも☆5つなのですが…特に後半が色々な意味でスゴイです。自分は推し活の類は全くやらないのですが(ホントですよ)、描かれる人物の心の揺れ動きは確かに現代の多くの方にとって「あり得なくはない」ものではあるか、とは感じます。

ですから、迂闊にも後半を電車内で読んでしまった時は、身体中のアチコチが共感性羞恥で、こそばゆいやら痒いやらでまさに拷問でした(笑)。こんな形で読者にダメージを与えてくるとは、まさに著者さんは恐るべきお人です。おかげで夜遅くの居眠り客や酔っ払いが菩薩に見えるとゆう、とても貴重な体験をしました。

個人的には現段階における朝井さんの、最高傑作ですね。
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4296121049
No.126
(5pt)

我が家

ジャニオタになってしまった妻、視野を広げて世の中を見ようとする私。我が家でまさに起こってる会話もあって面白かったです。
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4296121049
No.125
(5pt)

40代半ば、「推し活」家族と過ごす日々の中で読んだ一冊

娘は中学生になった今もSnow Manの熱狂的なファンで、妻もそれに巻き込まれてファンクラブに入会。さらに別のグループのファンクラブまで追加しようかというほど、いわゆる「推し活」にどっぷりはまった娘と妻を横目に、自分の気持ちをどこに置けばいいのかよくわからない日々を送っていました。
そんなタイミングで出会った『イン・ザ・メガチャーチ』は、思いのほか深く刺さりました。
頭では分かっているんです。物事には多面性があって、多面的な捉え方が必要だと。家族それぞれの考えはリスペクトしているつもりでもあります。それでも、心がついていかない瞬間がある——それが正直なところで。
この物語は、同じ出来事を一方の視点ともう一方の視点から体験させてくれます。その落差を通して、気づけば自分自身を少し俯瞰して見られるようになっていました。
相手を変えることはできない。でも、自分の心の持ち方は変えられる。そう思わせてくれた一冊でした。
最終的には、どんな形であれ、娘が幸せに育ってくれればそれでいい。そんなシンプルな結論にたどり着けたことが、今はいちばんの収穫かもしれません。
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4296121049
No.124
(5pt)

予想外の終わり方

オタクやストーカー気質の心情やその背後にあるものを丁寧に描いている作品だと思いました。その気質をどう評価するかは読者に委ねられています。こういう風に完結するのかなという自分の想像を裏切られました。色々と考えさせられ、今後の人生の参考になったかも?しれません。楽しく、時には少し苦しく、読めました。
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4296121049
No.123
(5pt)

すごかった

読んだ後、「えっと、どうやって生きたらええんやっけ?」となる。
すごい小説だと思います。
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4296121049
No.122
(5pt)

「推し」は救いか、それとも毒か。現代の熱狂を鮮烈に描く傑作!

本屋大賞受賞も納得。今や一つの社会現象とも言える「推し活」の光と影を、ここまで深く、鋭く抉り出した作品は他にありません。

「推し」を作ることでビジネスを仕掛ける側の冷徹な計算と、そこに全生活を捧げて救いを見出すファンの純粋すぎる熱狂。両者の視点が交錯する中で、私たちが何かを「推す」ことの本質が浮き彫りになっていきます。

煌びやかなエンタメの裏側に潜む危うさにゾクりとしながらも、ページを捲る手が止まりません。単なる流行り物ではない、現代人の孤独と承認欲求に寄り添う一冊です。推しがいる人もいない人も、読後はきっと「応援」の概念が180度変わるはずです。
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4296121049
No.121
(5pt)

今を生きる現代人よ、読むべし

本屋大賞2026 第1位
実は第2位の『熟柿』を読んでいて、それを上回る小説、あるかなあとおもっていたのだけど、あった。
これはネタバレしないで読んでほしい。ストーリーについては書かない。
自分はささやかながらヲタ活をし、宗教もやり、会社員として働き、周りにいわゆる陰謀論の人がいて微妙な心持になるということもあるという生活を送っている。
読んでもらえればわかるが見事にぶっ刺さる内容なのである。
視野を狭くして、これこそが自分が大切にすることなんだ、全てをかけてもいいんだという方向に行くのか、視野を広げて大切なものがない世界をこういうふうに世の中は出来ているのだとすべて理屈で埋め尽くしていくのか。どっちに進んでいったとしても、それが行動を伴っている時点で視野を狭くする方に作用しているのだなっていうのを思う。そして「自分はそんなことない」と思っていても、また他者から見たらどこかに偏っていたりするんだな。そう、自分はたまに自分がキモいのだ。あの人変だよとかおもっていたら、その人の中に自分を見つけちゃったりするんだぜ。
正しく普通に自分は生きてますよと思っている現代人よ、一回これを読んで、いろんな視点に翻弄されてくれ。自分の中の願望に気が付くかもしれない。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.120
(4pt)

推し活する人、させる人、される人。それぞれ皆が不満と寂しさを抱えている

推し活というものがこれほどまでに受け入れられている、ということに驚き、違和感を感じたのは3年ほど前だった。
普通に企業が「推しの色で揃えよう!」と文房具から下着までカラーバリエーションを揃えて売っている。
そもそも、ジャンル問わず推しにテーマカラーがあるというのも当たり前になったことがすごい。
自分としては、色がキャラと結びついているのは幼少期に見ていた戦隊モノくらいだったのだ。
だが、夢中になって、友達ができて、共有するものを堂々と語れる世の中になったことはいいことだ、
誰も友達がいない人が、学校という閉じられた世界で生きる孤独を感じるより、
SNSで好きなものがあるもの同士で繋がれた方がいい。ずっとそう思っていた。

そんな考え方を覆される1冊。推し活とはなんと恐ろしいものだろうか。
私自身、何かに没頭するほどファンになったことは、ある。
学生の頃に読んでいた漫画のキャラクター、ロックバンドのメンバー、俳優。
それらにはかなり金銭と投じてきたように思う。ただ、今と違うのはそれらを全て
一人でひっそりやっていて、それで満足していたということだ。
この小説に出てくる人は、推し活をする人、推し活を促す人、推される人、さまざまな立場の人が出てくるが
みんな総じて「不満を抱える」人たちなのだ。
誰にも理解されず、息苦しい、友達がいない。
本音で喋れる相手がいない、孤独。
頑張ってきたにも関わらず社会の底辺と言われる立場で、しかしそれは自分のせいなのか?という
認めてもらえない不満。
仕事の第一線から遠ざけられ、終わった人のような感覚。

これらはいかにも共感を得そうだが、いまいち自分にはハマらなかった。
3人でてくるキャラクターのうち、推し活をさせる側にいる40代の男性パートが一番読んでいてしっくりきたが
「家庭を顧みない昭和の男性、仕事だけに没頭していたからこそ、くだらない会話ができる友達がいない」
というのはよくある話で、目新しさはない。
ただ、朝井リョウのつむぎだす辛辣な言葉は、よくある話で片付けず現代の問題を掘り起こしていると思った。
他の二人に関しては心理的にも理解するのが難しいほど遠かったが
段階を経て推し活にそまっていく状況はよくわかる。
みんな、それぞれ寂しい。だからこそ、こんな状況になっている。

日本の位未来、少子化、資本主義の限界。
それらすべてを含む社会問題を「推し活」に踏襲させた物語で、内容は考えさせられるものがあるが
先が気になって読み進めた彼の他の作品とは違い、私にとってこれは少々退屈な物語であった。
ラストのまとめ方も、その先の絶望を見せず肩透かしをくらったよう。
だがこの読み味は、彼のデビュー作「桐島、部活やめるってよ」でも感じたもので、
作家の個性でもあるのだろう。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.119
(4pt)

リアルで怖い

推しやコミュニティの熱狂がリアルで、共感するほどしんどい。読後感は重いけど、印象に残る一冊。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.118
(4pt)

本屋大賞というので読んでみた

なるほど、直木賞や本屋大賞をとる流行作家だけあって読みやすく引き込まれる。
イヤミスと見て読むとラストの落ちが弱い気もするが。

現代のマーケティングとはやってることは宗教団体と何ら変わらない。
人の心の隙間に入り込む。
マスコミに悪とされた宗教は解散だが、ホストもアイドル産業も解散になどならない。
辺野古に集まるジジババもこういうやりがいや仲間との連帯が気持ちよくて反政府運動をしてるのだろう。

こういう小説でネタにされた三浦春馬のファンや参政党の信者はどう思うのだろうね。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.117
(5pt)

推し活と宗教。

人はストーリーに魅了され、何かに依存して生きているのかも。
依存先は色々あって、昔は宗教とかだったのが、今結構な割合の人が、推し活になってるというか。
ストーリー性を持たせて没頭させて、視野狭窄になって、夢中にさせれば、幸せを感じられるのかも。

私も「推し」はいますが、ランクや人気を上げるためにCDを積んだり(何枚も購入)、MVのYouTube頑張って回したりとか、妄信的に褒めまくったりとか、そういうのは苦手なので、そういう心理が細かく描写されてて面白かったです。運営側もわかってやってるんだなと。
妙に頑張るファンとかにドン引きするタイプなので、運営からすると自分は都合の良くないファンなんだなと。
小説ジャンルとしては新しく珍しいし、すごく時代にマッチした作品だと思います。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.116
(5pt)

2026年本屋大賞受賞おめでとうございます!

2026年本屋大賞受賞おめでとうございます!
朝井リョウ氏の過去作も素晴らしいですが、イン・ザ・メガチャーチで新たなステージに到達したように感じます。
次作も楽しみです。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049