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下山事件 真相解明の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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むちゃくちゃ面白かったです!凄い本です。あれだけの本が出た後に(『下山事件 最後の証言者 完全版』柴田哲孝 祥伝社文庫、『下山事件 暗殺者たちの夏』柴田哲孝 祥伝社文庫)、なんでと思ってましたが、これらの本が出たからこそ出てきた新たな事実の数々。これほど明確になっていくとは!凄い本です。 | ||||
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下山事件の恐ろしい真相が遂に明らかになりました。 1949年7月6日未明に下山定則国鉄初代総裁が列車轢死体となって発見された下山事件の大まかな構図、実行犯たちの手口などについては、『下山国鉄総裁謀殺論』(松本清張著、文春文庫『日本の黒い霧』所収)、『下山事件 最後の証言(完全版)』(柴田哲孝著、祥伝社文庫)、『下山事件 封印された記憶』(木田滋夫著、中央公論新社)によって、徐々にヴェールが剥がされてきました。 今回、手にした『下山事件 真相解明』(柴田哲孝著、PHPエディターズ・グループ)では、その恐ろしい真相が遂に明らかにされています。 ●下山が殺されねばならなかったのはなぜか 国鉄の莫大な利権に群がる政財界有力者たちが、利権・汚職の流れを断ち切ろうとした下山に激怒し、恨みを募らせていたのである。すなわち、殺害理由は国鉄の大量人員整理とは全く無関係であり、黒幕は共産勢力でもGHQでもなかったのだ。 ●下山を殺そうと企てた黒幕は誰か 「(下山を)殺して(線路で)バラバラにしてやる」と憤ったのは、右翼のX某であり、これに同調したのが、右翼のフィクサーZ某であり、その意を受けたY某が実行を指揮したと、著者は断定している。著者はX、Z、Yとしているが、Xは神中正一、Zは田中正明、Yは矢板玄を指していることが分かるようにヒントが示されている。彼らは、下山が誘拐された日本橋の三越本店からすぐ近くの日本橋室町3丁目のライカビルの「サロン」に集まる右翼系秘密結社の主要メンバーであった。著者・柴田哲孝の祖父・柴田宏も、この秘密結社の主要メンバーであった。 私が驚いたのは、下山事件と深い関係にあるとは知らずに、ライカビルの2階の英国式パブをよく利用していたことです。このビルは、私が長年、勤務した三共(現・第一三共)と同じ通りにあり、徒歩2分で行けたからです。ライカビルは2004年に再開発のため取り壊されました。 ●吉田茂、佐藤栄作、白洲次郎、児玉誉士夫らは無関係か 黒幕らと親しい関係にあり、利害関係を共有していた吉田茂、佐藤栄作、白洲次郎、児玉誉士夫らは、下山が殺されることを予測していたはずだと、著者は推考している。秘密結社のメンバーであった白洲次郎がX某やZ某の怒りを収めようと懸命だったという証言がある。 正真正銘の驚愕の一冊です。 | ||||
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柴田氏の下山事件関連本は20年前に「下山事件 最後の証言」が出版されて以来、その都度読んできましたが、今回の「真相解明」は、その後の新情報を織り込みつつ、事件がどのように企画され、どのように実行されていったのかを、信ぴょう性が高いと思われる証言に基づき、明らかにしていったものです。20年以上も、事件解明に向けて、ひらすら追及を続けていくと、ここまで明らかにすることができるのだな、と感慨を覚えます。面白いのは、著者が「最後の証言」を出版すると、事件に関わりがあったと思われる人たちから、「あなたの本を読んだが、どうしても話しておきたい」と言って、様々な情報がもたらされた点です。出版物が刊行されることの影響の大きさを、改めて感じます。前著の完全版で著者は、下山事件が発生した動機を「東北本線の電化、国鉄の民営化」とされており、理由がはっきり示されていないため、いかにも唐突な印象を受けました。しかし本書において、国鉄に長く奉職され、占領期はGHQ・交通監理部門の責任者であったシャグノン中佐の通訳兼秘書を勤め、その後、国鉄常務理事までなられた柳井乃武夫氏が、柴田氏との長時間インタビューにおいて、「国鉄の汚職体質を一掃し、利権に群がっていた企業、政治家などを、シャグノンと下山氏が、すべて排除しようとした」ためだとの見解を示したことに由来することが、明らかとなっています。そうなってくると、下山事件は、日本の赤化防止に努めていたアメリカ側によって引き起こされた事件というよりも、日本国内のある種の勢力が自分たちの利権を守るために起こした事件である、と読めてきます。 | ||||
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昨年、読売新聞記者・木田滋夫の『下山事件 封印された記憶』が出て、事件後70年経っても「新資料」が見つかるものだと感心した覚えがある。それを踏まえての本書なので、さらに何か新しい話があるのかなと疑い半分、期待半分だったのだが、まあ特に「えっ?」と驚く箇所はなかったな。冒頭に紹介した木田本を含めて過去に数多出版された研究書の検証と(推定される)事実関係のおさらいに終始した一冊である。 そもそも下山国鉄総裁が奇禍に遭ったのは当時の国鉄に蔓延っていた利権構造を解体しようとして関係者の恨みを買ったため。身体から血を抜くという不可解な殺害方法になったのは下山総裁を容共分子と疑う一味による拷問の影響で、そもそも下山総裁の死亡自体がその挙句のアクシデントみたいなものだった。列車による轢断は、その後始末で、証拠隠滅も兼ねていた。肝心の事件の首謀者は、当時の吉田茂内閣やGHQの権力に連なる右翼、大陸還りの荒事師の面々…。 本書の結論をざっと整理すれば、以上のようになるだろう。なるほどね。反共思想に根差したGHQによる謀略という推論を提示していた松本清張の『下山国鉄総裁謀殺論』より遥かに腑に落ちるストーリーだと思うし、流石にもうこれ以上の新しい説は出てこないんじゃないか? | ||||
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この本の著者は、自分の家族・親族が「下山事件」に関係があったのでは という情報を親族間の話で知り、それをきっかけに、 事件を深く研究し、細かく調査することを行なっている。 この本は、幾冊かの後、新しく知った、知らされた情報を元に、 さらに詳しく調査を行なってまとめたものである。 第二章で、この本の登場人物で、かつ「下山事件」での重要な人物を紹介しているので、 まずここを読み、全体の流れをつかむ参考にしたが、 そもそも、事件自体の流れを前もってつかんでおくと、さらに深く読めると思う。 第一章・第五章で、事件の現場・「下山総裁」の目撃情報のあるエリア の地図が出ていて、濃く、わかりやすいので、ポイントをつかみやすい。 | ||||
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