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ロストワールド



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【この小説が収録されている参考書籍】
ロストワールド (角川文庫)

ロストワールドの評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

バブルの時代と青春時代が重なった女性の物語

バブルの寵児と言われた男性との出会いと結婚、そしてその終わりまでを描く「過去」と、シングルマザーとして、脚本家として奮闘する「現在」が行きつ戻りつしながら語られる構成です。飛行機はファーストクラスから売切れになった時代、とは本作品中のセリフですが、本当にバブルの景気の良さ、そして著者がバブルの空気を知り抜いていることが良く伝わり圧倒されます。それでいて心理小説としての魅力は今回も健在。聡明な女性が途方もないお金持ちと結婚しているが故に感じるある種の負い目、屈折(優越感ではなく!)などの心理描写は凄みを感じるし、まるでおとぎ話の様なバブルの世界がリアル立ち上がります(そう感じてしまう私は30代後半)。リアルと言えば「現在」部分で語られる脚本家に転身を遂げたヒロインが身を置くテレビ業界の華やかさ過酷さも同じくであり、イッキ読み。
ロストワールド (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ロストワールド (角川文庫)より
4041161282

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