PRIZE プライズ
評判
PRIZE プライズの評価:
4.33/5点 レビュー 49件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1〜6 1/1ページ
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PRIZE プライズの評価:
4.33/5点 レビュー 49件。 B ランク
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「ふざけんなよ」「脳天気」この主人公の暴言の数々は!会社員時代の上司を思い出してPTSD
を発症しそうだ!!不快を通り超して、違法なキャラじゃないのか?こんな発言が許されたのは、
本作品の著者が直木賞を獲った2000年初頭までだろう。ズレかたは主人公の台詞にとどまらない。
直木賞は本当にそんなスゴい賞なのか?「ノーべル賞につづく賞」とは、いくらなんでも自己肯定
感が高すぎる設定だろ。世の中には「直木賞」だけ獲って、忘却の彼方に去った作家がいくらでも
いる。逆に、例えば、森見登美彦は直木賞は獲っていないが、その著作は、最近本屋大賞を席捲す
る成瀬Ⅲでオマージュされるなど圧倒的な存在感を放つ。
今の直木賞の選考委員の浅田次郎が1990年代に書いた「プリズンホテル」は本作と同じく、悪言の
小説家が主人公だがとても魅力的だ。それは、悪言であっても作家としての知性と愛嬌まで漂うせい
かも知れない。最終巻は、直木賞を想定した文学賞の選考がテーマになっているが、本作とは読後感、
はっきりいってストーリーの奥行きが全く違う。そんな本作だが、Amazonの評価は至極高い。それ
は、出版社や編集者の方々が陰で頑張っておられるからだろうと邪推してしまうのは、本作を読んだ
ことによる学習効果で、実に皮肉な話である。出版業界の裏話としては確かに面白い!