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輪違屋糸里



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輪違屋糸里の評価: 4.31/5点 レビュー 71件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.31pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全61件 1~20 1/4ページ
No.61:
(5pt)

女の目線から見た新選組の姿

史実的にどうかよくわかりません。が、小説的に凄くよくできてます。当時の遊郭がこのようだったんだなというのが、わかる。新選組の内部の政治力学が、遊女の視線から描かれているところが新鮮。まあ、無茶苦茶ですわ。それくらいしたら、結果はそうなりますわという話。
輪違屋糸里 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
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No.60:
(5pt)

浅田次郎の人間読み。

浅田次郎作品を通じて登場人物のそれぞれの矜持を知る。
輪違屋糸里 下 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:輪違屋糸里 下 (文春文庫)より
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No.59:
(5pt)

丹念に構成を練っている

主人公糸里が土方の画策で、平間重助のお伴をさせられる(最終的には糸里の意志でもあるが)場面が嫌で、読むのは気が進まない小説。
しかし壬生義士伝に続き読み始め、浅田次郎のさすがの話の構成に引きずり込まれてしまった。
芹沢一派と近藤一派それぞれの隊士の細かい分析が、他の小説に比べとても深い。両派に完全に属することが出来ない永倉新八・斎藤一の位置付けの説明は面白い。
芹沢鴨の乱暴狼藉の理由が、百姓から武士に成りあがって気持ちの収まる場所がないことであるのは、どうも納得がいかない。本人談や八木家のおまさ・前川家のお勝による分析で如何に理由付けされていようとも、私にはただの生まれつきの乱暴者としか思えない。また芹沢の音羽太夫の斬り捨てや大和屋への焼き討ちの理由(会津藩からの指示)は素晴らしい解釈だと思うが、心からは納得できない。
土方は拷問をしたり、好いてくれる糸里を完全に子ども扱いしたり、ストーリー上仕方ないかもしれないがあまりにも冷酷に描かれている。
納得できないとはいえ、芹沢から離れられない菱屋のお梅の背景も絡んで、よくも丹念に構成を練っていると思う。
輪違屋糸里 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
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No.58:
(5pt)

後半の盛り上がりに引き込まれる

下巻は後半の盛り上がりがあり、どんどん引き込まれて読んだ。
試衛館が芹沢を襲うのは、百姓が武士を乗り越えることというのが、本小説の三つの主題の一つである。
永倉新八の「浪士文久報国記事」では、芹沢鴨を襲ったのは、御倉伊勢武(みくらいせたけ)・土方歳三・沖田総司・藤堂平助とある。これが史実に近いはずで、百姓(試衛館)対武士の構図ではない。(御倉伊勢武は後に長州の間者であることが分かり、斎藤一に斬られてしまった。芹沢粛清後に、芹沢が長州にやられたという噂を流されたのは、御倉にとって歯がゆいことだったに違いない。後の小説「一刀斎夢録」では御倉・永倉について斎藤一が語っている。)また芹沢はあくまでも兄二人が水戸に仕官した郷士なだけで、大百姓が武士に成りあがっただけである。芹沢の乱暴の理由は会津藩からの指図の一つだとして、芹沢の株を上げようとしても、私はあまり受け入れることはできなかった。酔わなければ尽忠報国の士であるというのはおかしいだろう。
百姓が武士を乗り越える要は土方である。彼に語らせるとひたすら武士に成りたかったそうで、そのために好いてくれる糸里を駒として使い、糸里や吉栄・その子供の命も奪おうとした。また最後には糸里に多摩に百姓をやりに帰ろうと誘い、糸里から舞台を降りるなと言われて、仕方ないなあ嘆くところ、ただのチャラ男のようだ。これは著者の貶め作戦がうまく作用して、土方ファンとしてはとても残念だ。
二つ目の主題は、主人公糸里が男を超えて強くなっていくところ。この主題のために冒頭で、芹沢に斬られた音羽太夫から「誰も恨むのやない。恩だけ刻め。」と言わせたんだろう。糸里が桜木太夫になる設定は、相手が土方→桂小五郎→伊藤博文と変遷していく強き女性だ。
三つ目の主題は、浪士組に乗っ取られたかのような八木家おまさ・前川家お勝が隊士から話を聞くことで、女性の立場から浪士組・新選組の状況を推測していくことである。女性がメインの小説であるため、芹沢と共に斬られてしまう菱屋のお梅の心情や行動も丁寧に書かれていて、とても悲しい最期を迎える。
受け入れられない内容もあるが、新選組初期の状況をいろいろな人物が一人称で語っていく構成にのめり込まされた。さすがである。
輪違屋糸里 下 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:輪違屋糸里 下 (文春文庫)より
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No.57:
(5pt)

武士って一体?

武士って、一体何だろうね? そもそもが逆説を内包していたんだろうな。新選組という似非武士の集まりがこのパラドクスを衆目に晒した。幕末がその瞬間だった。形骸化した江戸の武士たちを嘲笑い、我こそは真の武士たるを宣し、ニヒリズムと化した武士を己に再現すべく、いじましく立ち上がった彼ら、あるいはニヒリズムとともに、ニヒリズムに目を啓き自らニヒリズムに没していく者。
 そうした時代を濃密な筆致で画がかれた3部作の第2部。これはその時代と武士の価値観の捻じれが生み出した個々の実存の苦悶を、えげつなくも涙も誘う傑作。司馬遼太郎を読んだらこれも読むといいよ。
輪違屋糸里 下 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:輪違屋糸里 下 (文春文庫)より
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No.56:
(4pt)

ヤケがあります

思ったより、紙がヤケており古いです。
輪違屋糸里 下 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:輪違屋糸里 下 (文春文庫)より
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No.55:
(5pt)

浅田次郎の傑作。

浅田次郎の傑作。
手元に置き、再読するに足る作品、
ただし、新選組について、ある程度の基礎知識ある人向け。理由は、
・新選組が跳梁した時代の一部を新たな視点で描いた作品。
・浅田次郎作品らしく創作度高め。
輪違屋糸里 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
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No.54:
(5pt)

新撰組を別の角度から読める

女性たちの目から見た新撰組の描き方がとても面白かった。何より、島原の太夫というものを正しく知らずにいたので、本書を読む事でその知識を得られたことはとても大きい。それぞれの思惑や事情が絡み合って見えてくる心理描写も素晴らしい。
輪違屋糸里 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
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No.53:
(5pt)

一気に新選組がマイブームに返り咲き

本書と同年に出版された『浅田次郎 新選組読本』を読んだのが、出版から6年後。そこからさらに12年も経って漸く本書を読んだ。
 久方ぶりに著者の本を読んだのが『日輪の遺産』で、これがまぁ期待と裏腹に大きくスカされてしまい、そのおかげで、本書も大事に取っておくまでもないと読むことができたわけだが、いやぁ、『壬生義士伝』で感じた浅田新選組小説のすごさを再確認させられてしまった……。

 こどもの頃にも新選組の名前くらいは聞いたことはあった筈だが、意識して認識したのは大学に行ってからだった。同時期に知った二作品、同学年のひでが作った人形劇「永倉さんと沖田くん」と小池一夫・池上遼一の『赤い鳩』である……。
 なかなか真逆な新選組だったので、より鮮明にイメージされたw
 それ以来、小説、蘊蓄系を交えて二十冊以上の新選組の本を読んできたが、小説としては、その中でもベストに近い作品となった。さすがである。

 とまぁ、今ではそこそこ新選組関連には詳しいと自負しているので、輪違屋糸里という名前にピンとくると同時に不審にも思った。
 糸里は、新選組史の中で前半の大ネタ、芹沢鴨暗殺の現場に居合わせたと名前の挙がる女性で、完全にそこだけの登場である。
 一応、よく挙がる新選組関連の資料では、以下の記述がある。

永倉新八『浪士文久報国記事』
・平山五郎島原桔梗屋抱お栄、平山(ママ)重助ハ島原輪違屋抱糸里何レモ呼一坐ニテ大愉快
・芹沢ト平山伏セル別間エ平間重助伏セル、各々婦人ヲ抱キ不残寝入ヲ見テ八木宅ヲ戻ル
・平山ノ婦人間亦ニ便所エ行終ニ難ヲ遁レル、平間重助婦人両人トモ疵ナク驚キ平間重助局ヲ脱ス

子母沢寛『新選組始末記』
・平山は、角屋を出てから、桔梗屋の小栄というのを連れて戻り、平間も輪違屋の糸里というをつれて帰って、互に室を接してねた
・平山五郎ハ三南敬助、原田左之助ノ二士ノ為ニ殺害セラレタルハ無惨ナル事共也
・娼婦ハ此紛乱ニ逃失タリ、仍是ニ構ハザリシ

子母沢寛『新選組異聞』
・玄関の左手にある寝部屋へ行くと、真ッ暗な中に、女が一人しゃがんでいるのです
・寝部屋にいた女は、どうせ島原の者が、隊士の誰かに逢いに来て、黙って、私の家へ上り込んで待っていたのでしょう――こんなことは度々ありましたから
・平山は、かねて島原の天神で吉栄という女と名染んでいましたが
・吉栄(永倉記録。桔梗屋小栄)も二十二三の可愛いい女でした
・察するに先程の女(永倉記録。輪違屋糸里)は平間のところへ来ていたものでしょう
・一緒にねていた島原の吉栄はどうしたのか、私が見に行った時はもうその辺にはいませんでした

 以前から『浪士文久報国記事』の名は、各歴史書に散見されていたが、原本が見つかったのはつい最近なんと平成10年だという。永倉新八の証言記録としては、晩年に小樽新聞に連載された『新撰組永倉新八』(後に『新撰組顛末記』に改題)も有名だが、『浪士文久報国記事』のほうが早い時期に書かれていて、その分記憶違いも少ないだろうとされている。
 子母沢寛の新選組三部作については、本人が創作だとコメントしたらしいので、割り引いて考えなければならないが、『新選組始末記』でカタカナで書かれているほうは、西本願寺の侍臣だった西村兼文翁の記述によるとあるので、彼が著した『新撰組始末記』からの文。撰の字を使っているのがポイントだ。
 『新選組異聞』からの一連は、事件当時こどもながら現場にいた八木為三郎に昭和3年11月15日に取材した内容。為三郎翁が目撃した「暗い部屋にしゃがむ女」は、翁自身は平間と同衾した娼婦じゃないか(つまり糸里)と想像しているが、本書ではお梅としているのが興味深い。
 日時まで残されているので、取材自体は事実だと思いたいが、すべてが子母沢寛の創作という可能性もゼロではない……。

 このあたり、新人物往来社から2001年に出版された、『別冊歴史読本86 新選組原論』には、「「芹沢鴨暗殺事件」論争」の記事や「史料批判 新選組記録」という特集があり、とても興味深い。【注2】

 いずれにせよ、「糸里」は「吉栄(お栄)」よりもさらに影が薄い。
 子母沢の文にある「糸里」は永倉新八の記録によるもので、永倉の記録にも一か所にしか明記されていない。それどころか、母から聞いたとする八木為三郎の回想では、平間と同衾した女がいたのかどうかも不明確で、もちろん天神などと読める箇所もない。
 今回整理してみて、正直これほど少なかったかと驚いた。
 本書末に収録された、著者と輪違屋十代目当主との対談でも、糸里や吉栄の記録はなんにもないとのこと。(Kindle版にも収録されているのかはわからない)
 それに対して、本書では彼女たちの名前がなぜ店の記録にも残っていないのかということに対しても、一つの解をつけている。これまたうまい。

 いずれにせよ、ぶっちゃけると、永倉の思い違いの可能性さえある存在のあやふやな「糸里」を主役と題名に起用し、700頁もの小説に膨らませてた著者の力量には敬服するしかない。
 一方では、これほどの作家が歴史認識を誤ると、トンデモない被害を与え得るわけで、ああ怖ろしい……。

 【注2】新選組はたまた新撰組か? 当時からどちらの表記もあったわけだが、同書によれば、会津藩の公式記録に残された表記は、新撰組の方である。会津藩の兵制にあった組名を浪士組に与えたのだとか。
合本 輪違屋糸里【文春e-Books】Amazon書評・レビュー:合本 輪違屋糸里【文春e-Books】より
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No.52:
(5pt)

面白い!

一見史実に基づいているようなワクワク・ドキドキするような歴史小説。
面白かった。
輪違屋糸里 下 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:輪違屋糸里 下 (文春文庫)より
4167646072
No.51:
(5pt)

きれいな状態

とてもきれいな状態で届きました。
輪違屋糸里 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064
No.50:
(4pt)

拷問シーンの凄惨さ

芹沢鴨のイメージが徐々に変わっていくようで楽しく読めました。ただ後半(ネタバレ)に斎藤に両手を切断された浪士らしき男が、屯所に連行され、土方から受けた拷問の下りは読んでいて、お勝さんと同じく吐気をもよおすほどの凄惨さでした。これが史実ならば、長年の新選組ファンであっても、この面々とはしばらく距離を置きたいと心から思いました。
輪違屋糸里 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064
No.49:
(4pt)

面白い…が、創作の度が過ぎている。

このストーリーから映画になると、登場する各女性達の肝心な部分が端折られて、単なる土方と糸里のラブストーリーになってしまうのは残念の極み。
輪違屋糸里 下 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:輪違屋糸里 下 (文春文庫)より
4167646072
No.48:
(5pt)

小説の醍醐味を堪能

小説は「フィクション」と
訳されます。

実録ではない。

本書に関して
「新選組読本」で著者浅田次郎さんが
仰っていましたが
「(人気のある)土方を落として(人気の無い)芹沢を持ち上げる」。

正にその通りの内容でした。

酒癖は悪いが(それとてブラフ)素面の時は
花も実もある堂々たる尽忠報国の士
新選組局長芹沢鴨。

片や土方歳三
目的の為なら手段を択ばぬ

手段の為なら目的を選ばぬ
狂気のサディスト(拷問のシーンは酷かった)。

新選組って信頼の置ける資料証言等が
意外と少ない。

子母澤寛三部作を「小説」としてしまうともう
殆どが謎です。

だから面白いんでしょうね。
我々が入り込む余地のある所が。

あと本書の文章表現で好きな所。

ろうず。

薔薇の事です。

こういう「表現」何か
いいですね。

これも小説を読む醍醐味。

岡本綺堂の小説にも
レモンティーを「檸檬茶」としてありましたが
レモンティーより美味そうです。
「熱い檸檬茶をすすり・・・」
そういうの好いですね。

芹沢はん
ろうずが咲きましたえ・・・・

後浅田先生
下戸だそうですが
新見の朝飯の「酒漬け飯」。
先生の創作でしょうか?

私も下戸ですが
思わず京都から塩昆布
取り寄せてしまいました。

呑んべいの知人に訊いた所
「そんなもんむせちゃって食えない!」
との事でした。
輪違屋糸里 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064
No.47:
(5pt)

新撰組のはじまり

壬生義士伝を読んでから、輪違屋糸里を読みました。強い武士で居続けようとする新撰組の理由に寄り添えるような、そんな読後感をもちました。
皆、最初から強かったわけではなく、恐れや迷う気持ちの中でこんな経験をしたとしたら。強く成らざるを得ないよなぁと思いました。
京都島原、壬生の女性達の視点からの新撰組を描いていることで、この時代に翻弄された彼らの姿が深くわかったような気がします。

個人的には八木邸での惨事の中での糸里のセリフが大好きで。本を持っているのにKindleの合本版まて買い足し、京都に行ったら島原輪違屋から角屋、西門から出て壬生寺、八木邸、と歩き…
浅田先生の新撰組ワールドにハマりまくったほどなので。好き過ぎる人のレビューだと思ってください。

文章のチカラって素晴らしいと思います。
合本 輪違屋糸里【文春e-Books】Amazon書評・レビュー:合本 輪違屋糸里【文春e-Books】より
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No.46:
(4pt)

女性の視点で描いた「芹沢鴨暗殺事件」

芹沢鴨の暗殺事件を描いた作品です。
主人公は島原・輪違屋の芸妓・糸里。他にも音羽、吉栄、お梅、お勝、おまさといった女性陣が登場して「女性の視線」から見た新選組のおはなしといったところでしょうか。得体の知れない男衆を女性達の鋭い見方で描いていると私は感じました。
特に分からないのは土方の描き方。「壬生義士伝」や「一刀斎夢録」で見せる策士としての切れ味があまり感じられません。何を考えているのかよく分からないまま、物語が終わってしまいます。剣術に秀でいていも、策士であっても、女性の知恵というか、力強さには敵わないとう気がいたします。
新選組をめぐる男と女の物語ですので、剣術の話では「壬生義士伝」や「一刀斎夢録」の方が面白いかと思います。ただ、暗殺事件というクライマックスに向かっていくありさま、その後のエンディングなどは感心させられ、星4つとしましたが、ストーリーとしては優秀だと思います。
合本 輪違屋糸里【文春e-Books】Amazon書評・レビュー:合本 輪違屋糸里【文春e-Books】より
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No.45:
(4pt)

良かったです。

問題なく、受け取ることができ、良かったです。
輪違屋糸里 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064
No.44:
(5pt)

見えない新選組

新選組の像といえば、とても強い方々というイメージが多いと思います。
実際そういう小説ばかりですから。

こちらの本ももちろんそういう1面もあります。
でも違う。
新選組の内面を事細かに1人ずつ引き立てるように描かれています。
有名な方から少しそう出ない方まで、全員が十人十色のものを持ち、日々生きていました。
恋もするし、遠くの人を思うことも。
これまででは見られなかった新撰組が描かれています。

私は以前ある舞台でこの作品の芹沢鴨さんに似た芹沢鴨さんをみて歴史が好きになりました。
でもどの本を手に取っても扱いが酷く、少し辛かったです。

でもこの本は違う。心をしっかり持ってる。
そんな芹沢鴨さんです。

私は上巻を読んでまずは号泣しました。

ある方が言った言葉です。
あのな、天神。
いい人というのは、べつだん褒めた話ではないのだ。
要らぬ苦労をするとな、しまいには誰もが
いい人になる。」

この言葉で涙が止まらなくなりました。

まだ下巻は読んでいないのでこれからがワクワクします。

ぜひ、読んでください。
きっと一人一人の心の奥底に惚れることでしょう。
輪違屋糸里 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064
No.43:
(5pt)

壬生義士伝と4冊セットで・・・

時代考証が、よくできていて、本書に、重みを待たせる、壬生義士伝を、読んだ後、読むと、感情移入しやすい。
輪違屋糸里 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064
No.42:
(5pt)

良かったです、お勧め。

映画を観てから本を購入しましたが、ほぼ同じなので驚きました、糸里が太夫になって良かった。女の生き方、どの人も逞しくて読んで良かったです。
輪違屋糸里 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064

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