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避難所



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【この小説が収録されている参考書籍】
避難所
女たちの避難所 (新潮文庫)

避難所の評価: 4.43/5点 レビュー 46件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.43pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全46件 21~40 2/3ページ
No.26:
(5pt)

震災の悲しみの表と裏

東日本で、震災のあったあの年…テレビにあふれる絆という言葉に違和感を感じました。
神戸の震災時、亡くなった人の分も生きようと語る歌がきらいでした。

そんな人に言えば誤解され、責められそうな気持ちの理由が解き明かされていくような本でした。

その立場にならなければわからない、そのことをしみじみ感じます。
女たちの避難所 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:女たちの避難所 (新潮文庫)より
4101269521
No.25:
(5pt)

いろいろ気づかされました

自分自身が台風で避難所に行く寸前までの体験をしました。「女たちの避難所」を読んで、具体的に避難の生活とは? 被災の痛手を抱えたうえで、何かと自由にならない生活とは? 自分なりに想像をしていたものの、やはり甘い考えなのだなと改めて思いました。一晩で読み切るほど、引き付けられました。
女たちの避難所 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:女たちの避難所 (新潮文庫)より
4101269521
No.24:
(5pt)

自分を守り、他人を守る

東日本大震災の中で女性がどう生きてどうふるまったのか。
小説でありながらリアリティある作品で避難所でどう女が扱われていたのか、それは避難所だからではなく実はその前からあったことで、それに耐えて自分を大事にしていなかったこと気づき、自分の力で立ち上がっていこうとする女3人の話。
耐えて家族を立てることが女性の尊さではなくて、自分を守り自分よりも弱いものを守れる強さを持つことが必要なのだと教えてくれる。
困難な状況のなかで口先ばかりで要求ばかりする強いものに従うのではなく、自分を大切にすべきでそのために何を選択して、何を切り捨てていくのか、何を捨ててはいけないのか。
厳しい状況だからこそ立ち向かわなくてはならない。
登場する3人の女性のその後も知りたいと思わせてくれる作品。
避難所Amazon書評・レビュー:避難所より
4103333723
No.23:
(5pt)

「絆」で傷つく人がいる。なんて深い洞察

すばらしいです。超おすすめ。
女たちの避難所 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:女たちの避難所 (新潮文庫)より
4101269521
No.22:
(4pt)

ニュース報道では分からなかったリアル

被災地のことに、限らないのでしょうが、ニュース報道には、偏りがあることを知っていなければならないし、どのチャンネルも、同じような報道ばかりであることも、いかがなものかと、思うに至りました
女たちの避難所 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:女たちの避難所 (新潮文庫)より
4101269521
No.21:
(3pt)

詳しく描かれているけれど

大震災と津波で被災し、避難所で生活することになった、
3人の女性の境遇とその後を描いている。
 津波に建物などが流され、そんな中で主人公らが九死一生を
得る経緯は、かなり詳しく描かれており、ち密に取材したものと
思われる。
 しかし、避難所での生活は、男尊女卑の田舎とは言え、こんなに
酷いのかと疑問に思った。
 この著者の他の本でも感じたのだが、読んでいて感情移入できる
出来事と、違和感を感じる出来事が混じっており、「実際のところは
どうだったの?」という疑問が解消されない不満が残った。
女たちの避難所 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:女たちの避難所 (新潮文庫)より
4101269521
No.20:
(3pt)

面白く読みました

かなり真面目にムカついた。「その手の男」にも当然ムカつくんだが、「黙って我慢してる女」にもムカつくんだな。これが。数で纏めなきゃ対抗できないのに。…リーダーってひとりじゃないとダメなのかな?女の場合、矢面に立ってひとりで風を受けるのは嫌だけど、何人かで分業できるならやってもいい、ってタイプは多いと思うんだが
なかなか万全に上手い方法はないだろうが…

兄弟姉妹がどんだけ居ても、親戚だろうがなんだろうが、当座の数日ならまだしも、寝食を共にできるかと言ったら、そら、無理だろうよな。と、ナチュラルに思った。無理が出来るのは「親」か「子」位だよなあ。←の場合は「仕方ない」が発動するが、少なくとも自分の場合、兄弟姉妹では「仕方ない」は発動しない

遠乃の夫はどういう人だったんだろう?この舅と自分の妻を同居させて平気だった夫が、妻からそこまで思われている事がどうにもピンとこなかった
女たちの避難所 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:女たちの避難所 (新潮文庫)より
4101269521
No.19:
(5pt)

読みやすい

この本の根底に流れるのは著者の東北民と男性への憎しみ(レビューに書いてあって笑ってしまった。その通り!)

登場する有能な女性はとことん有能。

その極端さが物語をしっかり浮き出し、最後までしっかり読ませてくれます。
もう少し読たかったな。

感情移入してしまい、3人の女性と2人の息子の未来を考えしまうなぁ。
どうか、幸せでありますように、
避難所Amazon書評・レビュー:避難所より
4103333723
No.18:
(2pt)

結局、根本は解決していない。

垣谷美海さんの本はこれで5冊目になります。
とても読みやすく、好きです。
ドラマを見ているようにさらさらと読め、
この本も2時間程度で読み終わってしまいます。

津波から逃れた後の女性の生活を、
女性の目線で書いています。

「いるいる。こういうおじさん」という、
いわゆる、
どうしようもない古い考え
の男達が沢山出てきます。

心がとがっていく感覚や、
耐えがたい不快感など、
とてもわかりやすいです。

が、結局は、
その男性達にぎゃふんと言わせるわけでもなく、
「逃げる」
選択肢しかないのかと、
少し残念な気持ちになります。

まぁね。実際は結局言ったってわからないし。
どうせ、これだから女は。
とか言い出すんでしょうね。

逆に面倒になるなら、
適当にその場をあしらう方が、
実際正しいのかな。

男性達が気付くことは今生ないんでしょうね。

同作者の「40歳、未婚出産」
でも感じたのですが、
面白いんですが、

最後、物語を終わらせるために、
無理矢理ハッピーエンドに
こぎつけている感があり、
読んだ後なんとなくもやもやするというか、
しっくりきません。
女たちの避難所 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:女たちの避難所 (新潮文庫)より
4101269521
No.17:
(5pt)

震災被害の中、人災にも遭い、目覚めていく女性たち

大好きな垣谷美雨さんの作品。「避難所」はすごくいいと聞いていたので、最後に残しておきました。
前半は、東日本大震災に被災する場面。実際にその場面にいたのではないかと思うような筆致でした。
中半から後半にかけて、避難所での生活。この避難所では、自分が権力を振りたいような人が自主的にリーダーになり、嫌な思いをするけれど、みんな目立つのが嫌で従ってしまう。そのうち諦めが支配する。
でも、それを変えていくのが、そこで辛い思いをしている普通のおばさん達です。
今の日本で本当にそうなのかと、思いましたが、女は男の言うことに従うべし、ということもこの地方では当たり前。
人の噂になるから、嫌なことも我慢しないといけないということも、今の日本なのか?と思いました。
でも、主となる3人の女性は、男尊女卑、勝手に遊びに大切なお金を使ってしまう亭主をもつ福子、母子家庭で悪い噂を流される渚、夫が震災でなくなり乳飲み子もいるのに、美人で若いから舅や義兄に狙われる遠乃。
3人の友情や、女としての自立することに目覚めていく姿が書かれています。
普通の女が、柔らかくしたたかに自立していくのを書かせたら一番の作者だと思います。
女たちの避難所 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:女たちの避難所 (新潮文庫)より
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No.16:
(5pt)

震災被害の中で人災にも遭い、普通のおばさんが目覚めていく

大好きな垣谷美雨さんの作品。「避難所」はすごくいいと聞いていたので、最後に残しておきました。
前半は、東日本大震災に被災する場面。実際にその場面にいたのではないかと思うような筆致でした。
中半から後半にかけて、避難所での生活。この避難所では、自分が権力を振りたいような人が自主的にリーダーになり、嫌な思いをするけれど、みんな目立つのが嫌で従ってしまう。そのうち諦めが支配する。
でも、それを変えていくのが、そこで辛い思いをしている普通のおばさん達です。
今の日本で本当にそうなのかと、思いましたが、女は男の言うことに従うべし、ということもこの地方では当たり前。
人の噂になるから、嫌なことも我慢しないといけないということも、今の日本なのか?と思いました。
でも、主となる3人の女性は、男尊女卑、勝手に遊びに大切なお金を使ってしまう亭主をもつ福子、母子家庭で悪い噂を流される渚、夫が震災でなくなり乳飲み子もいるのに、美人で若いから舅や義兄に狙われる遠乃。
3人の友情や、女としての自立することに目覚めていく姿が書かれています。
普通の女が、柔らかくしたたかに自立していくのを書かせたら一番の作者だと思います。
避難所Amazon書評・レビュー:避難所より
4103333723
No.15:
(5pt)

衝撃でした。

津波に飲み込まれていく感じや、避難所でのあり得ない状況。今まで表に出なかった部分や、知らなかった部分が小説なのにドキュメンタリーのように伝わってきました。3.11以降色々な震災の本を読んでましたが、ここにきて忘れかけていたけれど、垣谷美雨さんの他の本も読みたくて手を取って読み、震災の悲惨さを再認識しました。私は読んで良かったと感じました。
女たちの避難所 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:女たちの避難所 (新潮文庫)より
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No.14:
(5pt)

絆と柵は隣りあわせかも?

地方はみんな窮屈とは思いませんが,昔からそうだった,皆そうしている,和を乱すな,というのが最優先される場所ってコワい。地方とは限りません。当時の「絆」の大合唱には違和感があった。たしかに柵と絆は表裏一体。垣谷さんが昭和の嫌な男を描くと笑えるほどリアル。いる。こういう人,いる。そして,そういうもんだと思って耐えてきた善良なおばあさん,おばさんが結局,助長させている。そういうもんだと思いこまされていた環境から,全力キックで出てくるのは勇気がいるのだろうな。逃げるが勝ちって時もある。東京でめでたしめでたしというより,主人公たちの,自分では何の切り札だとも思っていなかった能力が,たまたま評価される場所が東京だった,とも読めるのでは。東京特有のしんどさもちょっとだけど描かれているし。「百十三坪?」に受けました。あるある。
女たちの避難所 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:女たちの避難所 (新潮文庫)より
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No.13:
(4pt)

一部分ではあるけれど

避難所という名の地獄。店頭でページをパラパラめくり、被災、避難した方のニーズが少しでもわかるのではと期待して買いました。災害はないほうが良いですが、小説や作家というフィルターを通して、言いにくいことを伝えてもらったら、この国の対応力や質が上がっていくかもしれません。行政からのお金が世帯主にしか渡らない問題、片付け等の男仕事は報酬が出るのに朝から晩まで無償で調理役をする女性達の話は、災害以外でも起きていることであり、リアルで考えさせられました。
女たちの避難所 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:女たちの避難所 (新潮文庫)より
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No.12:
(4pt)

忘れないで、でも、変化や前進も

3・11の地震について、忘れるつもりはないけれど、大きな被害に遭わずに済んだ者は、
そのとき得られた以上の情報を与えられることも、あまりない。
この小説で、避難所生活の辛さ−そうかもしれないと思うだけだった−を改めて知り、
辛さ故に明らかになった人間の本音の描写に感服し、そしてまた、辛さを乗り越える
こともできる女性の強さをありがたいと思った。
女たちの避難所 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:女たちの避難所 (新潮文庫)より
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No.11:
(5pt)

強く生きていく女性

東北の避難所において、顕著になった閉鎖的な男尊女卑の日本独特の文化。救いようのない状況から結局女性がつよく独立していく。問題提起は十分されている。すばらしい。最後の終わり方が安直すぎるという人もいるみたいだけど、主人公の彼女がひとりで解決できる問題じゃないと思う。問題提起をしたというところで、一歩を踏み出しているとおもう。とりあえず希望のある展開であることがいい。
女たちの避難所 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:女たちの避難所 (新潮文庫)より
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No.10:
(5pt)

垣屋さんの本はどれも面白い

避難所の現実、この本を読まなければ避難所の事など全く知らなかったし、知ろうともしなかったです。災害が起こるたびにこの本の内容を思い出し、関心を持ってニュースを聞いています。
女たちの避難所 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:女たちの避難所 (新潮文庫)より
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No.9:
(2pt)

物足りなさが全体に漂います。

避難所でプライバシーを確保する仕切りがない、女性が襲われそうになる、補償金が世帯主に渡されるシステムが別居者や二世帯居住者にとって不利であること、生き残った者の苦悩などは比較的良く描けています。しかし、故郷を離れ東京に移住してほぼ解決するオチは安易過ぎます。話の性質上仕方無いのかもしれませんが、「えっ、これで終わり?」と思わざるを得ませんでした。素材の着眼点は良かったのですが、それぞれの切り口が浅いので、物足りなさが全体に漂います。せっかく色々な文献を読んだり参考にしているのに、活かされていない。所詮、作者は遠くから震災を見た人なんだなぁ。
女たちの避難所 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:女たちの避難所 (新潮文庫)より
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No.8:
(5pt)

ぜひ読んでほしい作品

垣谷さんの作品を読むのはこれで7~8冊目です。

東日本大震災での避難所が話の舞台で、
3人の被災した女性を取り巻く人間模様が描かれています。

東京生まれ・東京育ちの私にとっては、東北の昔ながらの
男性主導の価値観は衝撃的でした。(男尊女卑とも言いますでしょうか)
この人・この価値観ありえない…!と何度も思いました。
その中で強く生き抜く女性達。

現実にはありえない設定(七十歳死亡法案~~、結婚相手は抽選で、リセット、後悔病棟など)の著作も面白かったのですが
こちらも夢中で読みました。

よく取材されて書かれていると感じました。
ニュースでは伝わらない被災された方のよりリアルな心情が表現されていると思います。
東北の復興はまだまだ途上です。現地に行くとそう感じます。
ぜひ読んでほしい作品です。
避難所Amazon書評・レビュー:避難所より
4103333723
No.7:
(5pt)

311を題材にした

311を題材にした小説を初めて読みました。避難所というタイトルが表す通り、地震や津波の被害の凄さより、生き延びた人達の避難所での生活を通した人間模様を描いた非常に興味深い作品です。ノンフィクションでしょうが、リアリティがあるように感じました。
避難所Amazon書評・レビュー:避難所より
4103333723

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