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エミリの小さな包丁
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エミリの小さな包丁の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全99件 81~99 5/5ページ
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エミリとじいちゃんの掛け合いがなんとも素敵です。じいちゃんの魚料理食べてみたいなぁ(^^) | ||||
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この物語は、人間関係で心身を崩した主人公エミリが都会を離れて、漁村の田舎町にすむ疎遠だった祖父の元へ転がり込むところから始まる。傷心した主人公は、祖父と暮らし愛情を感じながら困難を乗り越え、成長していく。 内容も量もちょうど良く、一気に読了した。食べ物にまつわる話が好きなので、料理の描写がリアルなのも良かった。 ※以下物語の内容に触れながらの感想になります。 この物語での注目は、祖父の愛情の示し方だと思う。 祖父は一見、無口で無骨な見た目で近寄りがたい印章を受ける。しかし、何も聞かずにただ主人公を受け入れてくれる懐の深さ、古いけれど掃除の行き届いた清潔な部屋、一手間かける手料理などのエピソードから、言葉ではなく態度で示してくれる頼れる優しいおじいちゃんであることが伺える。 特に手料理は細かくかつリアルに描写されており、祖父の深い愛情として強調されている。中でも初日に主人公が祖父の手料理によって思わず涙が溢れたシーンでは、愛情に飢えていた主人公が真心籠った手料理から無償の愛を噛み締めた重要なシーンである。 また、主人公の心情を情景でさりげなく表現している点は粋だと思った。 例えば、舞台が漁村ということもあり、サーフィンの描写がよく出てくる。これは主人公が密かに想いを寄せるサーファーであることも理由だが、これは主人公が困難を乗り越えて自分を見出していく様子をサーフィンに擬えている、とも取れるのである。このように物語の邪魔にならないスマートな演出が随所に散りばめられている。そのせいか、染み込むように主人公の心情が伝わってきて、感極まった箇所が何度もあった。 (さらに驚くのが作者が中年男性であるところ。女性の心理描写がリアル。やっぱり小説家ってすごい。) 久しぶりに心(と胃袋)を掴まれた作品に出会えた。他の作品も読みたい。 | ||||
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があるけど、それよりなんとも言えないさわやかな読良感 すばらしい! | ||||
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泣きました。森沢さんの本は何故、こんなに人生に大切な事を思い出させる事が出来るのでしょうか。主人公が等身大の人達の中で自分を取り戻していく姿。その過程での心に響く言葉に付箋を貼りました。 | ||||
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風景がとても美しい、言葉1つ1つが心に沁みました。さりげない心遣いに感動していました。人を想うという気持ちを、私も大切にしたいと思います。 | ||||
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主人公がある事件をキッカケに都会から田舎の海に近いおじいちゃんの家にお世話になるところから始まります。田舎町のゆったりとした雰囲気が読んでいて心地よく、登場人物も一人一人色がはっきりしていて面白かったです。物語の中で海産物を使った料理が沢山出てくるのですが、どれも想像に容易い美味しそうな料理ばかりで醍醐味でした | ||||
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何気なく読んだ本でしたが、何気ない会話の中にある、心に響く言葉が多くとてもよかったです。 | ||||
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おじいちゃんとエミリの関係がいいです。 また、美味しそうな料理がたくさんでてくるので、食べたくなります。 最初と最後のつながりがステキです。 | ||||
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まさに、今、読みなさい! といったタイミングでこの本を目にしました。 食の大切さやお爺ちゃんの数少ない言葉の一つ一つが 暖かく優しい気持ちになりました。 海の近くの田舎で暮らしてみたいという気持ちがあったので この本を読みながら色んなことを想像できて楽しかったです。 | ||||
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森沢さんの作品は「癒やし小説」などと呼ばれたりします。心がほっこりするからなのかな、とおもっていたのですが、ちがいますね。 普通の人の日常にある、魂の癒やし、魂の成長をさりげなく描いている。 この作品「エミリの小さな包丁」も、まさにそれです。 | ||||
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発売当初にすぐに読みました。森沢明夫さんの切なく語る言葉に癒されました。都会に疲れて田舎でおじいちゃんと作る料理にはレシピを知りたい❗️と感動のシーン。今回は友人にプレゼントするために購入しました。ぜひオススメします。 | ||||
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あたたかくてずうっと読んでいたいお話でした。 私の毒も少しだけ抜けたような気がします。また | ||||
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エミリのおじいちゃんが傷ついたエミリに美味しい料理で癒していく。 ほっこりします。 | ||||
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読みたいと思ったきっかけが、チェロ奏者、柏木広樹さんのアルバム「VOICE」収録の「エミリの小さな包丁」のテーマ曲を聴いたからだ。映画化と言うわけでもなさそうなのに、なぜこの小説のテーマ曲が創られたのか?プロの音楽家の創作欲を突き動かす、どんなものがあったのか知りたくなった。正直、それまでは、癒し系とか、料理や食べ物を題材にした小説は興味なかった。だが、読んでみると、それだけではない再生の物語でもある。人として生きていく大事な事が、食を通して、田舎の良さを通して教えてくれる。映像が観え、音が聴こえる。 | ||||
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それぞれ心に傷なり陰なりを持つ人々が、出会いを通じて癒やされていく。ご都合主義とも言えるが、安心感とも言える。心が疲れている人、寂しい人、人が信じられなくなっている人、お勧めです。 | ||||
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キラキラとした風景が拡がります | ||||
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森沢明夫ワールドに大満足でした。他人のことを気遣えない知人、母を嫌っていた主人公、口数少ないお祖父ちゃんの言葉に隠された思い。みんなそれぞれの人生で辛いことや悲しいことにも遭いながら前向きに生きてるんだなぁと思いました。自分の思い込みのフレームだけで他人を嫌ったり好いたりするけど、知らなかったエピソードを聞いたり自ら気づいたりしたら、これまで見えていた印象とは180度変わることもある。小説だけど、人生教訓になる温かい森沢さんのお話が大好きです。 | ||||
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作者の森沢さんを調べると高倉健さんの「あなたへ」や「ふしぎな岬の物語」の原作や小説化を された作家さんであることを知りました。 初読と思っていましたがどこかで別の本を読んでいたり、このように映画で見ていたりしたのですね。 この物語にも出てくる田舎の穏やかで「なんにもない」漁師町の雰囲気や本のロケーション感は共通 のBGMのように流れていて、懐かしくもゆったりとしたいい気持ちになります。 この物語には東京で不倫と職場関係に疲弊したエミリという女性が彼女の15年間交流のなかった おじいちゃんと、お互いに感情表現が不器用ながら、徐々に心を通わせあい、きちんと日々をおくり、 ゆっくりとながら自分と向き合っていく様子を書いてゆきます。 田舎の漁港で風鈴を手作りしながら独り暮らしをしているおじいちゃんですが、意外に、釣り下手な作家や お調子モノの漁師、いい波が来るとサーフィンに出てしまう喫茶店の主人など、いい関係の友人も多く、 自分で釣ってきた魚を調理する腕前は料亭の板前さんなみで空腹時に読み始めると思わず居酒屋か 魚屋さんに走り出たくなってしまうくらいの危険性を持っています。 口数少なく、でも気持ちがあったかくて、料理も上手いし、実は読書家で教養もある。 なんてステキなおじいちゃんなのでしょう。。。 イナカの古い家の感じ、とか自分で採って作る料理の感じとかジブリのトトロや思い出ぽろぽろみたい だなあ。と感じてアニメキャラを当てはめて読んでいましたが、作者が健さんの映画の本を書いたと 知ってからはこの方の役は「あなたへ」の健さんに決まりです。あの白髪の感じとかたたづまい 朴訥にしゃべるせりふとか仕草など。。。。ああピッタリすぎる。 文章の中で健さんに会いたいファンの方、お勧めですよ。 | ||||
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ゆっくり何日かに分けて読むつもりが、寝る前に読み始めたら夜中まで一気に読了してしまった。 大好きな作家 森沢明夫さんの最新作 【エミリの小さな包丁】 都会で傷ついて、お金も仕事も行き場所も無くし、長く会っていなかった 海の近くの おじいちゃんの家に「お邪魔する」25才のエミリ。 「この作品が、一番好きかもしれない」と最新作が出る度に思ってしまう森沢さんの作品。 でも、どれも大好きだから一番なんて本当は選べない。 温かみのある素敵な表紙の絵。2人の人物の後ろ姿。 読了した後、もう一度このエミリとおじいちゃんの背中を見て、あることを確認したら、ゆらゆらと涙で滲んだ。 これも又、抱きしめたくなる一冊。 終始、お腹がグーグー鳴るような美味しそうなお魚料理の数々。 心を込めて食事の支度をする 無口なおじいちゃん。 その愛情表現に、多くの言葉はいらない。 1人で料理する時でさえ、丁寧にすることは、自らへの大切な愛だと改めて気付かされる。 風鈴が「凛」と鳴るたびに、今までの森沢さんの本の登場人物達が 微笑んでいるように感じる。 小さな青いビー玉が、心の中で「凛」と光る。 優しくて、魅力的な登場人物がまた増えた。 あえて書かないけれども、胸に響く名言がたくさん出てくる。 大人になる度に、深く詮索しないことの優しさが身に染みるようになる。 それは、たくさん心が傷付いてきたからだけど、痛みを乗り越えてきた心こそが、キラキラとした未来への大切な宝物だと思える作品。 早速重版が決定したそうですね!! おめでとうございます♪♪ *\(^o^)/* | ||||
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