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【この小説が収録されている参考書籍】
風
風 (河出文庫)

の評価: 3.38/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.38pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

20世紀前後の英仏作家の劣化版

文体の読みやすさには好感が持てるが、幼稚さが目立つ。比喩が文章から浮いているのも気になった。

「ちゅるんと生卵を飲みこむくらいの間があった」
「実加は膝にエアガンを撃ち込まれたかのように椅子から崩れ落ち」

見方によってはユーモアがあるとか、際立っていて良いと評価されるだろうが、読んでいて恥ずかしくなった。意図的にやっているならいやらしいし、そうでないなら子どもじみている。

文章にあわせてか、内容も小児的な印象だ。人物をデフォルメしすぎているので、どれもサラッと読み流すだけの作品に収まっている。一読の価値があるかと言われれば、無いと思う。小説を読みたい気分なので現役作家でなにか手頃なものを、と言われたら薦める程度だ。青山七恵にはお茶目なところがあるが、そこに媚びや甘えを感じる人は苛々するにちがいない。
風 (河出文庫)Amazon書評・レビュー:風 (河出文庫)より
4309415245
No.1:
(3pt)

タイトルと表紙のイメージ通り

人生という名の風がぴゅーと吹いて転がる女たち。

3つの短編が収録。(表紙裏含めると4つ?)

ダンス 踊れない女の話。

二人の場合 友人同士の女性二人の半生が同時視点で進行していく。

風 50代の姉妹二人が保険外交員のすすめでマーチングバンドに挑戦するが・・・・・・

それぞれ話の最後がしっかりしていて、読み終わったあとのモヤモヤ感が少なく、さくっと読めた。
特に風のラストは思わず声を出して笑ってしまった。

著者の作風が好きな人は後悔しないと思う。
風Amazon書評・レビュー:より
4309022936

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