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【斜線堂有紀】
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回樹の評価:
3.33/5点 レビュー 3件。 C ランク
Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点3.33pt
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。 未読の方はご注意ください
表題作「回樹」とその続編「回祭」が面白い
愛の痛みを描いた表題作の切ない味わいは、やはり素晴らしかったです。
る。女性作家だからこそ描ける心象風景は、特に女性の共感を呼び強く支持されるものと思う。
また、SF的アイディアとしてユニークな形態と不思議な能力を持った「回樹」が登場する。が決
してメインとしてではなく、主人公・律の心の道標(みちしるべ)としての役割を担っている。
本書ではSFガジェットのユニークさやセンスオブワンダーに力点を置いているのではなく、あく
までも脇役に留めています。著者は人間の心象風景に力を注ぐことにより、愛も憎しみも悲しみも
そして矜持も・・・人間の隠された心のひだを浚うように活写。それだけに読む者の心は揺さぶら
れ、読後の余韻はいつまでも響きます。
回樹の続編である回祭。そのラストでは蓮華の血を吐くような絶叫に限りない悲しみを覚えまし
た。