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PD 検察の犬たち
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PD 検察の犬たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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朝日新聞社の記者であった荒木氏が、その経験を踏まえて書かれた新聞記者ミステリーの大冊です。 「PD」とは「PROSECUTOR‘S DOG」(プロセキューターズ ドッグ)の略。 新聞記者の性(さが)といえる特ダネをつかむため、「飼い主」である検察官に気に入られようとして、涙ぐましい努力を重ねる地方検察庁担当記者を「犬」にたとえています。 東日新聞社に空前のスキャンダルが発覚。 現実の新聞業界に実在していたであろう神様のような特ダネ記者であった同新聞社の折原宗夫をキーパーソンとして、物語が展開していきます。 476ページにも及ぶ大作ですが、数多い登場人物の性格や思考・行動を丹念に描くなど、練りに練って書かれたと推察され、冗長さや退屈を感じることなく、ストーリーの結末を予想しながら読み進めました。 新聞業界を題材にした数少なく、おもしろいこの本をお薦めします。 新聞などの報道機関は、立法・行政・司法の3つの権力を監視する「第四の権力」とされています。 反戦・平和の精神がないがしろにされているような、昨今のきな臭い情勢の中、国民の安心・安全・健康・平和な暮らしを実現するため、反権力の精神を大いに発揮・奮闘していただきたいと願っています。 この本の中では、東日新聞のデジタル版の契約が飛躍的に伸びる一方で、宅配される新聞紙の購読の解約が空前の数字に達した、そして、「脱・紙宣言」が8年間で全国すべての輪転機を止めるまでの詳細な工程表とともに正式決定された、とあります。 インターネットなどでニュースを視る機会が増えた今、実際に、デジタル化は大きな流れではあるのでしょう。 しかしながら、スマホやパソコンの日々の操作とは別に、毎朝届けられる新聞紙の、政治・経済・社会・文化・スポーツ・投稿欄などの紙面を1枚ずつめくっていき、好奇心を満たす行為は、しみじみとかけがえのないものであり、紙の新聞を残してほしいと思うのです。 | ||||
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いつも読むスピードが遅くて最後まで読み終えることが出来ない私ですが、約500頁という長編を一気に読み終えるほど面白い本でした | ||||
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80ページあたりから、まったく想像しなかったストーリーにどんどん展開して行った! 想像しては裏切られ、また想像しては、もっとその上を行くストーリーが待っていた! こんなワクワクするスリルある展開って、荒木源さん、天才かも? キーパーソンのどうしようもない折原を、不覚にも、私は好きになってしまった! あんな魅力的な人間が本当にいたら、どんなに恐ろしいだろう! でも、好き!! 登場人物が多いので、名前、職業などを書き留めながら読み進めることをおすすめします。 | ||||
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最初は状況把握だがストーリーが展開していくと、どんどん進んでいくのでとまらなくなる。 | ||||
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後期高齢者の夫とその母親、中年の長男との4人家族。3度の食事、洗濯、病院通いなどに明け暮れる中、朝夕のわずかな時間でも毎日ページをめくり続け、結末に辿り着いたら、また最初から読み返したくなった! この面白さは、何と表現したら良いのか? 第1部は「時を経て繰り返される」現在と過去の事件について、交互に語りながら、検察回りの新聞記者(PD=検察の犬たち)と、彼らがそこから情報を引き出そうと躍起になる、飼い主たる検事たち、そして一大ニュースとして紙面を飾ることになる「特捜事件」の関係者たちを、それぞれを取り巻く上下関係も含めて丁寧に描いいてゆく。その構成に慣れるまでに、少々時間がかかったが、読み進めるうちにページをめくるスピードは加速し、第2部と第3部は、それぞれ一気に読破した。 こんなに読み応えのある本に出会わせてくれた友人に、この場を借りて感謝を伝えたい。 | ||||
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高校の後輩から本が出版されたとFacebookでお知らせがあって、すぐに電子版で購入。実書店で紙の本を買うとなると、何日先になったことか。 で、一気読みして読了。 〈検察の犬〉すなわち新聞記者と新聞社の話だけれど、紙版と電子版の話も出てくるから、Kindleで読んでよかったと思いました。 しかし、年はとりたくないもので、人の名前が覚えられません。登場人物の簡単な紹介があれば、いちいちそこに戻って確認できたのですが、なにしろ500頁を超える大部の本なので、余裕がなかったのでしょうね。でも、とてもおもしろい本でした。 | ||||
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