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ボニン浄土の評価:
4.31/5点 レビュー 13件。 B ランク
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平均点4.31pt
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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小笠原諸島の歴史背景が面白い
見知らぬ土地への憧憬
漂着した江戸時代の日本人、現代の思春期の少年、自分のルーツを探るバツイチ中年男といった3人の男性にまつわるバラバラのエピソードが次第に一本の歴史に繋がっていく様子は謎解きにも似て、お話自体は飽きさせない。だが、終盤の視覚的クライマックスの描写がクリスチャン・ラッセンの絵みたいでコテコテだった点、ラストの種明かしエピソードが余韻を削ぐ点で、星は2つ削った。小笠原の自然を背景に孤独な少年と中年男の再生が描かれるという、いかにも最近の日本映画が好きそうなお話なのだが、今の邦画では小笠原で長期ロケをやる予算は作れないだろう。
私と同年代の作家なのだが、コツコツとエピソードを連ねていくスタイルは、最近の若い作家にはない落ち着いた読み心地で、この地道なリズムは少し懐かしくも感じた。勿論、誉め言葉である。